パク・フン、イ・ソンギュンに土下座謝罪!「ペイバック~金と権力~(法銭)」第10話 離間の計!視聴率9.9%

2023年02月05日12時50分ドラマ
画像出典:SBS『법쩐(法銭)』HPより Prime Videoにて独占配信中

2月4日(土)韓国SBSで放送した「法銭」(金・土夜10時)第10話のネタバレあらすじと見どころを紹介しよう。本作はPrime Videoにて邦題「ペイバック~金と権力~」として独占配信中だ。
※第10話の3話続いて2桁が続いた視聴率は全国9.5%、首都圏共に9.91%(ニールセンコリア)にとどまった。

Prime Video(韓国ドラマ・独占配信)



韓国ドラマ「ペイバック~金と権力~」は、“法”と結託した“お金”のカルテルに立ち向かって戦うウン・ヨンとジュンギョンの痛快な復讐活劇。【「ペイバック(法銭)」を2倍楽しむ】では、ドラマの見どころ、各話のネタバレあらすじと見どころ、視聴率、キャスト紹介、制作発表会レポートなどまとめて紹介している。

■キャスト
ウン・ヨン役:イ・ソンギュン
パク・ジュンギョン役:ムン・チェウォン
※Prime Videoではパク・ユンギョンと訳されている。
チャン・テチュン役:カン・ユソク
ファン・ギソク役:パク・フン
ミョン・インジュ役:キム・ホンパ
 ほか

■第10話
ジュンギョンは国会議員の候補者に選出されたソン・スンジン長官(チョ・ヨンジン)の選挙事務所を訪ねた。母の無実を晴らす証拠のUSBを取り戻したと報告し、正当な手順ではまた隠蔽されるので、母の汚名だけでなく元凶を断つためにもUSBを公表すると話す。

その頃、ヨンはミョン・セヒ(ソン・ウンソ)を呼び出し秘密裏に取引を持ちかける。父が夫の罪を実証するUSBをヨンに売ったと聞き驚く。ヨンは、自分の目的はファン・ギソクやセヒではなく、USBを公表してミョン会長と不正にかかわった奴らを一掃することだと説明する。

ジュンギョンの仲立ちでヨンに会ったソン長官は、選挙資金の支援を買って出た理由を聞く。「勇敢に正義を貫いているから。そして当選したら力を借りたい」と話すヨンに、「信念があるから不正は容認しない。金と引き換えの取引なら断る」と毅然とした態度。だが、その目的が亡きユン社長の会社の再建で、「復讐してもユン社長は生き返らないが、社長の会社は引きつぎたい。それが自分にとっての最高の金の使い道」という言葉で、ヨンが気に入る。

検察側に見捨てられたファンの前にミョン会長が現れ、「政治家など目指さず、自分の下で金を学べ」と告げる。「イ・スドン弁護士の後釜にしようと言うのか」と怒るファンを、「まだわからないのか!」と一喝し、「全盛期のお前を一撃で倒したように、金こそが真の権力、権力は金で操れる」と諭す。結局ミョンの下で働くことにしたという夫を見て、ヨンと手を組む決心をしたセヒ。

さっそくヨンから預かった「シンガポール企業の取引記録」を使って監察部長ナム・ジェウクに罠を仕掛ける。ナム監察部長を食事に招待したセヒは、彼が書類を盗み見するように仕向ける。書類を見たナムはミョン会長がシンガポール企業を使ってパウファンドの株を空売りして一人ぼろ儲けしたと思い込む。

欲深い監察部長は怒ってミョン会長を出国禁止にする。ミョンは隠し財産などないと説明するが、監察部長は信じない。そこでミョンは監察部長の弱点を見つけるようファンに指示する。

ファンはミョンの出国禁止の解除とナム監察部長の弱点となる資料を受け取るために、特捜のイ・ヨンジン(パク・ジョンピョ)部長検事に連絡するがなかなかつながらない。やっと電話がつながったファンは、いつものように上司面で怒鳴りつける。するとイ部長はそっけない態度で、ミョンが匿っているだろうスドンについて調べるよう一方的に話して電話を切る。イ部長は検察内でファンの右腕と知られているだけに居心地の悪かった。ところが傍でファンとの電話を聞いていた監察部長から、「ファンの後を継がせてやる」と言われ、ファンとの縁を早急に切ることに。

帰宅したセヒはいつもと様子の違う夫ファンに、父よりヨンと組むことを勧める。妻の口出しに一度は気分を害するファンだが、ミョンや部下だったイ部長からも見下出され自尊心が粉々になり、ある決心を固める。

ヨンはユン社長の会社ブルーネット再建のために開発者だった若き責任者チャ博士の説得をジュンギョンに任せる。だが彼らが開発していた技術はすでにアメリカが標準必須特許(SEP)を届け出ており、当時、ユン社長の自殺で退職金もなく突然解雇されたことを恨む博士は説得に応じない。ジュンギョンはユン社長が獄中で作った最後の事業計画を渡して辞する。

ジュンギョンはヨンに、説得に難航していると報告するが、ヨンは復讐以外のことに夢中になっているジュンギョンの姿に目を細める。その頃、チャ博士はユン社長の最後の事業計画に目を通していた。

一方、イ部長からの賄賂を断り、テチュンとパウファンドの不正取引の特別捜査をすることにしたナム係長。2人は仁川のハム・ジン部長検事(チェ・ジョンイン)の協力を得て、イ・スドンの愛人のもとに乗り込み、スドンとの緊急用のメールアドレスを手に入れる。その後、スドンから連絡が入る。スドンの要求は、「ヨンに頼んで国外逃亡させてくれれば、全て証言する」というもの。テチュンたちは、偽ルートを用意し、証言している間に逮捕する計画を決行することに。

だが待ち合わせの場所にスドンは現れない。そこに、ナム係長から検察の不正を野党が公表する会見を開くと聞く。さらに助手のユンジュがスドンの情報をヨンにリークし、一家でオーストラリアに移民したと聞き、ヨンに先回りされたと愕然とする。

そんな中、ヨンのもとにファンが訪ねてくる。跪いて謝罪し協力するから復活させてほしいと頼む。ヨンは自分の犬になるなら失ったすべてを取り戻してやると約束する。

ついに記者会見が始まる。ソン長官の紹介で壇上に立ったジュンギョンは10年前のブルーネットの書類捏造の証拠として、記者たちにUSBをみせる。そして当時、ジュンギョンに捏造を命じた人物としてファンが登場する。自宅でテレビをみていたミョンは憤怒し、テチュンたちも大いに驚く。

ファンは記者たちの前で跪いて謝罪する。そこにビデオで重要証人としてイ・スドン弁護士が登場し、ネットに流れた写真は「ファン検事は呼ばれて酒席に就いただけで、重要な話は彼が退室後に行われた。その場にはパウファンドのミョン会長とナム・ジェウク監察部長たちがいた」と証言。ファンと自分の写真をバラまいたのは、ファン検事を陥れるためだろうと説明し、「信頼できる検事はファン・ギソク検事だけ。彼が担当なら出頭する」と締めくくった。この一言で犯罪者から内部告白者となったファンは、立ち上がって「今この時から過去を謝罪し、家族、上司と関係なく、誰にも平等で妥協なく捜査する。そして検察の名誉のために最後まで戦う」と宣言し、ソン長官と手を取りあう。

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会見を観たテチュンは、ヨンのマンションに駆け付け、「ファンと手を組むのか?」と問い詰める。「最後まで戦える奴が必要だと言ったはずだ」と答えるヨンは、「正攻法で戦っている」と訴えるテチュンに、「イ・スドンすら確保できなかったお前に何ができる。賢くない正義は役に立たない。俺はファン・ギソクを使って悪を全滅させる」と言い据えてる。

■見どころ
この回は、長年の強い人脈があるミョン会長失脚のためにヨンが考えた“離間の計”がテンポよく描かれた。つまり、外から攻撃しても結束は強まると考え、仲間割れさせようとしたのだ。腐れ縁のミョン会長とナム監察部長を引き離し、さらには一度はミョン会長のもとに戻ろうとしたファン・ギソクも引き離した。同時にファンの2番手でいたいと公言していたイ・ヨンジンもファンと仲間割れ。ファンの説得には妻セヒも一肌脱いだが、韓国ドラマでは結局は身内をかばうことが多い。だがセヒに限っては最初から父ミョン会長とは距離を取っていた。金の亡者の父と権力に憧れる娘…望む者が違う親子の末路が気になる。

ミョンがファンを“第二のイ・スドン弁護士”にすべくばらまいた写真。ところがヨンがこの写真を使って見事に反撃。そんなヨンはラストで愛する甥テチュンを「知性のない正義」と罵倒したが、9話ラストで「この戦いを終わらせるのはテチュンだろう」というヨンの言葉を思うと、この罵倒にも何か深い意味があるように思える。

いよいよ残り2話。ユン社長のための復讐から始まったヨンたちの戦いは、検察内部にはびこる悪を断つことができるのか?

「ペイバック~金と権力~」は、Prime videoにて2023年1月6日(金)午後11時30分より、毎週金土に各1話ずつ独占配信中だ。第11話は2月10日、予告動画はSBS番組サイトで公開中だ。

SBS「법쩐(法銭)」HP
Youtube予告動画(オリジナル版)
第9話予告動画

kandoratop【作品詳細】【「ペイバック(法銭)」を2倍楽しむ】