NHK「上陽賦~運命の王妃~」第30話あらすじと場面写真:“蕭キ”ジョウ・イーウェイに隠し子!?狩場での陰謀|43話版
蕭キが頻繁に通っていた屋敷で暮らす母子の正体は?ついに皇太后と皇帝が蕭キ暗殺計画を決行NHKBSプレミアム(日曜よる9時から)で3月26日放送の「上陽賦~運命の王妃~」(全43話)第30話のネタバレあらすじと見どころ、豆知識を紹介、本作はDVD-BOも好評発売・レンタル中でDVD公式サイトで予告動画など視聴できる。
「上陽賦~運命の王妃~」は、帝位を巡る陰謀と策略のなかで、気高く生きる王妃の波乱に満ちた人生を描く壮大な歴史大作。【「上陽賦」を2倍楽しむ】では、架空の国・成(王朝)を時代設定や、押さえておくべき人物と俳優の紹介、放送にあわせて各話のあらすじと見どころ、豆知識をまとめて紹介する。
※以下、全68話版を視聴してあらすじ紹介をしているために、あらすじや見どころが前後したり、カットした部分の紹介などあることご理解ください。また本作は架空の時代設定、豆知識などは古代、漢、南北朝時代などを参考にしています。
■キャスト
⇒押さえておくべき5人
⇒比べてみた!“宋懐恩”vs“胡光烈”
王儇(以下、王ケン)/阿嫵/豫章王妃役:チャン・ツィイー(章子怡)/声:魏涼子
蕭綦(以下、蕭キ)/豫章王役:ジョウ・イーウェイ(周一囲)/声:阪口周平
馬子澹(したん)役:トニー・ヤン(楊祐寧)/声:庄司然
賀蘭箴(がらんしん)役:ユアン・ホン(袁弘)/声:伊東一人
馬子隆(ばしりゅう)役:グオ・ジアミン(郭家铭)/声:島津耕介
馬子律(なしりつ)役:プ・バージャ(浦巴甲)/声:竹内想
王藺(おうりん)役:ユー・ホーウェイ(于和偉)/声:志村貴博
ほか
■第30話:蕭キに隠し子!?狩場での陰謀
皇都を守る胡光烈は、和睦通りに忽蘭に攻め入る動きはないと報告するが、蕭キは手を抜かずに継続して忽蘭を見張るように指示する。寧朔に帰りたがる胡光烈に、もう少し朝廷が落ち着いたらみんなで帰ろうと声をかける。
一方、龐癸(ほうき)は、蕭キがある屋敷に女性を頻繁に訪ねて女の子を抱き上げる姿を目撃し、徐女官に報告する。そんな中、王ケン(おうけん)の屋敷に、宋懐恩(そうかいおん)の子を懐妊した玉岫(ぎょくしゅう)が訪れる。徐女官は王ケンを心中を慮って玉岫にそっけない態度で接する。
皇后、謝宛如(しゃえんじょ)が仕組んだ不吉な占いのせいで蕭キ(しょうき)を警戒するようになった皇帝、馬子隆(ばしりゅう)に、皇太后は「皇帝と大臣たちとで狩りをするときに、皇帝が刺客に襲われたら蕭キは身を挺して皇帝を守るはず」と、蕭キの忠義心を利用した暗殺計画を授ける。
そんな中、江南の王夙に文が届く。たった一文字「夙」と書かれた文が、父、王藺からの連絡だと察する。幼少期、父は「夙」という字の正しい書き方を教えてくれた時の筆致だった。
龐癸(ほうき)は、蕭キが平伏姿で竇(とう)夫人の屋敷を頻繁に訪ね、女の子を抱き上げる姿を目撃したと、徐女官に伝える。報告を受けた王ケンは、徐女官と一緒に竇夫人に会いに行く。実は、夫人の夫と蕭キは軍の同期で意気投合して義兄弟となった。そんな彼が亡くなり、蕭キは彼の子供の養育をいていたのだった。王ケンは、また隠し事をしたと拗ねて見せるも、蕭キの行動を理解する。
蕭キは、江南の宋懐恩から依頼のあった資金と食糧を一刻も早く届けるよう指示した後、朝廷での政務を辞任して寧朔(ねいさく)の地に帰りたいと皇帝、子隆に申し出る。だが蕭キを疑い始めた子隆は、すぐには許可を出せない。
一方、竇夫人の屋敷で子どもとの楽しいひと時を過ごした王ケンは申太医を呼び、命を懸けても子を持ちたいので、何か方法はないかと相談する。太医からの言葉で病状が相当深刻と悟った王ケンは、危険を冒しても構わないと言い、太医は子供が産めて命も守る方法を探すと約束する。
その頃、鄭乳母が妓楼の索拉(そら)を訪ね、皇后、謝宛如の言葉「皇太后と皇帝が動き出した。一発で仕留めろ」と伝える。その後、鄭乳母は宮廷には戻らず馬子澹の手の者に手紙を渡す。実は、子澹の母・謝貴妃に仕えていた鄭乳母は子澹と通じていたのだった。
皇后が産んだ皇子、静(せい)は相変わらず不調で顔色も悪い。昭陽殿にやってきた子隆はそんな静を心配する。そして蕭キが辞職を願い出たと伝え、そうなれば彼を暗殺する必要はないと話すが、宛如は考えが甘いと納得しない。その後も静は、なぜか昼も夜も泣いてばかり。子隆の足もどんどん遠のき今夜も側室の容妃の元へ行くと知り、宛如のイライラは募るばかり。
江南での工事は、顧采微のお陰で数千人が集まり順調に進んでいた。采微が差し入れを持ってやって来て二人は楽しく食事をしながら語らう。夙はお互い庶民の生まれならもっと自由に生きられただろうにと言うと、士族にも庶民にもそれぞれ悩みはあり、思い通りにはいかない。でも、不幸に直面したとき、その対処法だけは自分で選べると話す。夙は含蓄のある彼女言葉に感じ入り、2人はますます打ち解ける。
狩場への出発の日、蕭キは、皇帝から辞任の許可が下りたので、狩り場から戻ったら寧朔に帰ろうと王ケンに言い、王ケンはそれまでに荷物をまとめて帰りを待っていると笑顔で答える。
その夜、皇后は不安で落ち着かない。王ケンが宮殿に入ってきたと知ると、夫が死んだと聞くと必ず復讐するだろうから、皇帝が戻るまで足止めするよう指示する。王ケンは密かに辛い火鍼治療を受けていた。その頃、皇帝陵ではついに子澹が動く。兵を動かして、朝廷がつけたお目付け役と見張りの兵士たちを夜襲させる。
王ケンが宮殿入りしている間に皇后が誕生日を迎え、挨拶に出向く。だが王ケンの席は用意されおらず、皇后は自分の傍の特等席に座らせる。イラつく宛如は、蕭キについて北の辺境の寧朔に行くという王ケンに嫌味を言う。すると王ケンは「豫章王(蕭キ)は全てを捨てるほどの価値がある男です」と反論。女だけのにぎやかな宴の中で孤独を感じる王ケンだった。
宴の後、王ケンは馬静への贈り物を届けるために昭陽殿へ。宛如と2人になった王ケンは「ずっと姉さま(宛如)が恋しかったです」と言うと、「お互いの立場が逆転してしまった」と宛如。そこに静の泣き声が聞こえ、王ケンが抱き上げると大泣きしていた静が泣き止み、宛如が喜ぶ。
■見どころ
竇夫人の屋敷。すぐに誤解が解けた後、少女、沁之(しんし)が、蕭キを「おじさん」、王ケンを「王妃おねえさん」と呼ぶのに苦情を言う蕭キの大人げなさが可愛い。またまた早とちりした徐女官。そろそろ蕭キに全幅の信頼を置いてもいいのでは?
寧朔に帰れることになったと王ケンに話す蕭キ。皇都での暮らしに未練のない王ケンに「将来は二人であちこち旅をしながら暮らしていこう」と夢を話す。果たしてこの夢はかなうのか?蕭キが戦場に行っても不安がらない王ケンが不吉なことが怒りそうだと不安がったり、いつもはおとなしい白馬が興奮していたり…。「行ってくる」という蕭キに「抱きしめないの」と甘える王ケン。ハグを帰ってきたときのお預けにした王ケンだが…。
蕭キだけでなく、王ケンさえ排除しようと考えながらも、今なお王ケンのことを愛して止まない皇太后。それでも蕭キ暗殺計画を止めない皇太后がもはや哀れでもある。
かつて姉妹のように過ごした宛如と王ケン。皇太后に呼ばれて静を王ケンに託したとき、宛如から久々に「阿嫵」と呼びかけられて喜ぶ王ケンの顔をお見逃しなく。
■商品仕様
2021年/中国/1~23話収録(全68話)/6枚組/1035分+特典映像/16:9/音声:1.オリジナル中国語 ドルビーデジタル2chステレオ 2.日本語 ドルビーデジタル2chステレオ/字幕 1.日本語字幕 2.吹替用字幕/片面2層/全3BOX
特典映像:メイキングを盛り込んだインタビュー
封入特典:ブックレット
発売元:「上陽賦~運命の王妃~」日本語版製作委員会
販売元:TCエンタテインメント
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