3日目結果「世界フィギュアスケート選手権2023」坂本花織が2連覇!涙涙のキス&クライ!三原舞依は5位、渡辺倫果は10位

2023年03月24日21時28分スポーツ
©フジテレビ

世界最高峰の戦い「世界フィギュアスケート選手権2023」の3日目が3月24日に開催され、女子シングルで坂本花織が2連覇を成し遂げた。また、アイスダンスで出場した「かなだい」こと村元哉中&高橋大輔組は11位となり25日のフリーで10位以内を目指す!関連動画がフジテレビ、全日本フィギュア特設サイトに公開されている。



2022-23シーズンのフィギュア界をしめくくる大会「世界フィギュアスケート選手権2023」の3日目はアイスダンスのリズムダンスでスタートした。日本はアイスダンスは1枠しか保持していないため、出場したのは村元哉中&高橋大輔組一組となった。高橋大輔のシングル時代に評判の高かった「オペラ座の怪人」を二人で滑った。会場を大いに盛り上げる滑りだったが、途中、二人で並んで滑るツイズルで高橋がカウントをミスしてしまうということがあった。その後は落ち着いて演技に臨み、72.92点をマークした。リズムダンスでは11位となり、明日のフリーダンスに進んだ。アメリカのマディソン・チョック&エヴァン・ベイツ組が91.94点でトップに立っている。

女子は坂本花織が2連覇という偉業を成し遂げた。追われる立場の苦しさでシーズン序盤は苦しんだが、日本人女性で初めての2連覇に会場もスタンディングオベーションで祝福した。2位には韓国のイ・ヘイン、3位にベルギーのルナ・ヘンドリックスが入った。三原舞依はジャンプのミスが響き、5位と表彰台を逃した。渡辺倫果はフリーで挽回し10位に入った。

坂本花織はひとつのジャンプが1回転になってしまったものの、冒頭の2回転半などは最高ともいえる加点をもらった。スピン、ステップはすべてレベル4をとり、演技構成点も高い評価をもらった。本人的には完璧な滑りとならなかったため、滑り終わると涙があぶれ、優勝が決まると喜びの涙となった。フリーで145.30、総合224.61点で2連覇を達成した。

三原舞依は、ジャンプのミスによりジャンプ種類の重複が一つあり規定により点数をもらえなかった。スピン、ステップはすべてレベル4、加点も大きくもらったもののフリーで132.24点、総合で205.70点となってしまった。残念ながら表彰台を逃した。ショート15位からフリーでの挽回にかける渡辺倫果はフリーでも果敢に3回転アクセルに挑戦した。残念ながら転倒してしまったものの以外のミスを極力抑え、フリーで131.91点、総合で192.81点として順位を10位とした。

抜群の表現力をもつベルギーのルナ・ヘンドリックスは一つのジャンプで転倒があったものの以外の要素は大きく加点をもらい、最後のステップは会場を巻き込む演技となり、フリーで138.48点、総合で210.42点となった。去年の世界ジュニアチャンピオンのアメリカのイザボー・レヴィトだが、朝の公式練習を休んだことで体調面の不安があったのかと心配された。冒頭の難しいジャンプで転倒してしまったが、リカバリーを見せフリーで134.62点、総合で207.65点となり、4位になった。

最終グループの6人を残した状態でトップにたっていたのは韓国の16歳、キム・チェヨンだ。11歳からフィギュアを始めて5年で世界選手権にたどり着くという偉業を成し遂げている。フリーで139.45点、総合で203.51点をたたき出した。韓国のイ・ヘインはノーミスの演技で、四大陸に続く、堂々をした滑りを披露した。フリーで147.32点、総合220.94点の自己ベスト更新となり、銀メダルを獲得した。韓国の若きエースが2人とも活躍した。

■世界フィギュアスケート選手権2023 フジテレビ地上波放送スケジュール
3月25日(土) よる6時30分~男子フリー(LIVE)&フリーダンス
3月26日(日) 深夜0時30分~エキシビション
3月28日(火) 深夜3時10分~ペア、アイスダンス

■世界フィギュアスケート選手権2023 FOD配信スケジュール
3月25日(土) 午後0時30分~アイスダンスフリー(LIVE)、午後5時20分~男子フリー(LIVE)
3月26日(日) 午後3時~エキシビション(LIVE)

フジテレビ「世界フィギュアスケート選手権2023」特設サイト