「愛だと言って」第11・12話:「ここに居てはいけない。でも体が動かない、傍にいたくて…」イ・ソンギョンの告白にキム・ヨングァンが口づけ、そして…

2023年03月30日10時20分ドラマ
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ディズニープラス スターにて、2月22日(水)より独占配信開始

3月29日にDisney Plusで配信された韓国ドラマ「愛だと言って」第11話と第12話で、ウジュ(イ・ソンギョン)とドンジン(キム・ヨングァン)はついに結ばれるが、ある人物によってウジュの秘密がソヌ(チョン・ソクホ)に知られてしまう!ネタバレあらすじと見どころを紹介しよう。

「愛だと言って」は、復讐劇で結ばれた2人の男女が互いを理解しながら変化する姿に、感動とときめきを抱かせるロマンチックメロドラマだ。毎週水曜に2話ずつ追加され、全16話で構成される。
「愛だと言って」会見レポート&写真



■キャスト
ハン・ドンジン:キム・ヨングァン
シム・ウジュ :イ・ソンギョン
ユン・ジュン :ソンジュン
カン・ミニョン :アン・ヒヨン
シム・ヘソン :キム・イェウォン
 ほか

■第11話
長年暮らした家をヒジャ(ナム・ギエ)に奪われ、さらにはジグ(チャン・ソンボム)が公務員試験を諦めて歌手を目指すと聞きショックを隠し切れないヒョンジュ(オム・ヒジョン)。それでも翌日ウジュの誕生日には、わかめスープで子供たちとジュンの朝食を整えてやる。

その日、ウジュは休暇を取って母ヒョンジュと過ごし、延喜洞(ヨニドン)の家でヒジャが暮らしていると、重い口を開く。父の葬儀をぶち壊して復讐しようと派手な格好で乗り込んだが、その後「なぜあんな女の顔を見に行ってしまったのか」と、後悔の念で胸に重石を抱いたようにつらかったと涙する。

ジュンは、ヘソンを大丈夫だと慰め抱きしめた後に、「抱きしめてくれてときめいた」とヘソンから突然告白され、戸惑っていた。

ドンジンは仕事帰りにウジュの誕生ケーキを買って、ジグが働くカラオケ店へ届ける。そこにウジュと母ヒョンジュがやって来る。慌てるジグだが、結局ヒョンジュとドンジンは顔を合わせることになり楽しく会話を交わす。ドンジンからにじみ出る誠実な人柄が気に入ったヒョンジュは「長身のウジュとお似合いよ」と言って2人きりにさせてやる。ドンジンも気さくなヒョンジュとの会話が楽しかったようで、ウジュのどこが好きなのかと訊ねられたと話す。「不愛想ではあるけど三姉弟で一番情が深い。警戒心は強いが親しくなれば愛嬌を見せることもある」とウジュを評するヒョンジュに、「優しすぎないところが好きです…僕が先に好きになりました」と答えたと、2人で乾杯をする。

夜遅く、チャ課長が酒を持ってチェソン展覧にやってくる。チャ課長は昼間、チェソンの求人サイトに図々しく応募してきて、ソヌ(チョン・ソクホ)は「チェソン展覧は永遠に貴下の応募を受け付けません」とケンモホロロに返信させていた。追い返そうとするが、チャ課長はウジュを受け入れたのだから、自分も受け入れてほしいと土下座して頼む。そしてウジュが自分を助け、何か目的があってチェソンにやってきたはずと打ち明ける。

翌朝、マンションのエレベーターにドンジンと乗り合わせたミニョン(アン・ヒヨン)は、引っ越すと伝える。すると「ウジュさんが好きだ。きちんと付き合いたい」というドンジンの言葉に動揺する。その時、ドンジンの母ヒジャから電話が入る。

ヘソンからキッパリ別れを告げられたスホ(ソ・イソ)は、銀行の警備を辞めた。1人でランチをするのが嫌なヘソンはジュンの薬局へ。母親からの再三の結婚を迫る電話に辟易していたジュンは、自分にときめいたというヘソンに八つ当たり。親友の姉で一緒に暮らしているヘソンと恋愛なんて「気持ち悪い」と厳しく拒絶。だが、「被害者ぶっている」とスホがヘソンに言った言葉に腹を立て、結局はヘソンのランチに付き合ってやる。

チャ課長の言葉が気になるソヌは、ウジュを屋上に呼び出し、真相を確かめる。ウジュはチャ課長を助けたことを認めるも、詳しい事情は話さない。

退社後、ウジュはジグの荷物を取りにドンジンと一緒に彼のマンションへ。手料理をごちそうになり、彼の生い立ちを聞く。キャンプ場のユン・デウンは、ドンジンが唯一「父さん」と呼んだヒジャの結婚相手だった。3年後にヒジャはまた別の人と再婚し、デウンは会社を辞めて全国のキャンプ場を放浪。ドンジンはそれ以降一度も居場所を見つけることがなかった。「母が僕の“弱点”で、知られたくない存在だった。だから、いい子に見せようと努力した。母のせいで嫌な目にもあった」と打ち明け、「もう失敗したくないから全て吐き出した」と言うドンジンは…。

愛だと言って

■第12話
「泊まっていく?」というドンジンの言葉に、後悔すると知りながらも頷くウジュ。部屋も冷蔵庫も空っぽな理由をドンジンは、成り行きで起業したが、どうにもならなくなったら逃げようと思ったからと、まことしやかに話す。仕事人間のドンジンを知っているウジュは、スマホもオフにできないくせにと言い返す。

アーチェリー以外にやりたいことを聞かれたウジュは、ある僧侶からの言葉として「第二子が一家の大黒柱になる」と父親から何度も聞かされ、いつしか自分もそうなろうとした。改めて夢を聞かれても姉がいい人と結婚し、弟が安定した職に就いてほしい位しか思いつかない、と答え「情けない?」と聞く。そんなウジュに「立派だよ」とドンジン。ウジュは「立派なら今ここに居てはいけない。頭ではわかっていて、ビールを買いに行った間に帰ることもできたけど、体が動かない。傍にいたくて…私、ドンジンさんをとても好き。世界中の人がいなくなって二人きりになれたらいいのに」と告白する。ドンジンはそっとウジュに口づけし、その夜二人は結ばれる。

翌朝早く起きだし一人マンションを後にするウジュ。目覚めたドンジンはウジュが作ってくれた朝食を食べながら幸福感に浸る。その頃ウジュはソヌに会っていた。この会社に入った理由や、自分が何者で何をしたかを話すには、ヒジャのことを話さなければならない。「僕の弱点は母で、知られたくない存在」と言ったドンジンの気持ちを考えると、ソヌに打ち明けることができない。自分の口でドンジンに話すので、少し待ってほしいと頼む。ソヌはキャンプフェアーの後、ウジュの契約が切れたときに決着をつけようと妥協する。

母の剣幕にとうとう見合いをすることにしたジュンだが、相手の話に合わせていると息が詰まりそうで早々に切り上げ、相手を怒らせてしまう。その頃、ヘソンは1人ランチに挑戦していた。自己嫌悪のジュンは、親友ウジュを呼び出す気にもなれず、結局、薬局の前を通りかかったヘソン相手に見合いをした話をする。実はジュンは気まずいのに耐えられないのだ。薬剤師仲間は狭い薬局に一日中いるのが辛いと言うが、ジュンにとっては薬局が一番落ち着く。その次がヘソン、ジグ、ウジュといる空間だった。だからヘソンから告白され、気まずくなるのが嫌で腹が立ったのだと弁明し、謝る。ヘソンは「今後はときめかないように努力する」とおどけて話す。

ヒジャの新恋人カン・ナムイン(イ・ジュニョク)は仲間との賭博の借金返済に苦慮していた。ヒョンジュに近づき「3000万ウォンをくれたら家を取り返す方法を教えてやる」と持ち掛けるが、断られた。そこでヒジャの宝石類を盗み出ていこうとする。その場をヒジャに見つかり警察に通報するという彼女に、「亡くなった夫の遺言書を隠していることをバラすぞ」と、脅して出ていく。

ヒョンジュはナムインが訪ねてきたことで家を奪われた裏に何かあると考える。そもそも家を買った時、子供たちの父親チョルミン(アン・ネサン)は庭に木を植え「この家を子供たちに均等に分けてやる」と言っていた。そんな彼が、いくら女に溺れていても絶対に家をヒジャに渡さないはず。このことを子だもたちに話し、ジグを連れてかつてのチョルミンの妹に会いに行く決意を固める。事によってはヒジャにも会いに行くとも。

ミニョンの部屋に内見したいという夫婦がやって来るが、ドンジンを訪ねてきたヒジャと出くわしてしまう。ミニョンがドンジンと寄りを戻したと勘違いするヒジャは、内見客に目もくれず言いたい放題。たまりかねたミニョンは内見客に帰ってもらう。そして、かつて別の人と結婚するとドンジンをこっぴどく振ったことを打ち明け、罰が当たってその人とも別れ、復縁したいとドンジンの向かいの部屋に戻ってきた。きっとドンジンなら許してくれると。でもやっとあきらめがついた。しつこくお金をせびられたり、あれこり無心されなければこんなことにはならなかった。こうなったのはヒジャのせいだと、これまでの不満をぶちまけた。ちょうど部屋にいたドンジンがこれを聞き、騒ぐヒジャを部屋に入れる。

ヒジャは電話に出ないドンジンに文句を言い、一緒に暮らしていた男に宝石を持ち逃げされたと愚痴る。母の話を無視し、ミニョンに借りた金額を聞くドンジン。答えないどころか、ミニョンから慰謝料をもらいたいくらいだと言い出す始末。ドンジンはミニョンに確かめようとするが、ミニョンから後日にしてほしいと断わられる。

出社したドンジンはちょうど出社するウジュと一緒になり、契約延長を勧める。ウジュの考えが変わらないと聞き「いなくなると寂しくなる」と話す。

ヒョンジュはジグを連れて美容室を開いているかつての義妹を訪ねる。そして延喜洞の家とヒジャが同居している男について教えてほしいと頼む。すると義妹は、ウジュが、ヒジャの通報で警察に連行され、その後ウジュがヒジャの息子と会ったと伝える。憤慨したヒョンジュは延喜洞の家に向かう。ジグから連絡を受けたウジュは会社を抜け出して駆けつける。

3人はジグのカラオケ店に場所を移す。ウジュは、ヒジャが家を売った金で息子の会社に融資をしたと聞いていたが、実際には息子は何も関与しておらず、「会って謝罪したい」とウジュたちを捜していた。そして実際に会って、私たちが父のせいで苦しんだように、彼も母親の生で苦しんでいる姿を見て、真摯に謝罪する彼の謝罪を受け入れたとごまかす。そして事前に伝えなかったことを謝る。

ヒョンジュは統営に戻る前夜に、ジグの歌が聞きたいとリクエストし、家族とジュンとでカラオケボックスに集まることに。その時ちょうどドンジンが通りかかり、彼も参加する。ドンジンが気に入っているヒョンジュは彼を歓待し、ジグのワンマンショーが始まり…。

■見どころ
今回配信された2話は幸せと不幸のふり幅が怖ろしく広い。11話では人をからかう余裕もでき、社員より早く帰るドンジンに、人並みの余裕が出たと喜び、ウジュに感謝するソヌが、12話ではウジュがチェソン展覧を裏切ったチャ課長に手を貸していたことを知る。

3姉弟の名前が、ヘソン=彗星、ジグ=地球そしてウジュ=宇宙を意味していることもわかった。ヒョンジュは「彗星も地球も宇宙の中に漂っている」と名前を使って、一家の大黒柱として重い肩の荷を背負ってきたウジュを労う。

また、11話ラストから12話冒頭に掛けてついにウジュとドンジンが結ばれるが、ヒョンジュにヒジャの息子に会ったと知られてしまった。もちろんそれがドンジンだとは知らないが、娘が愛した人が夫と家を奪ったヒジャの息子だと知ったとき、母ヒョンジュはどうするのか?

さらに、いつも3姉弟たちを見守ってきた面倒見のいいジュンもまた、心に不安を抱えていたことに驚いた。

そしてこの回もまたドンジンとウジュの微妙な距離感で歩くシーンがある。そんな距離を一気に縮めてくれるのはぶつかりそうな自転車。3話ではウジュがドンジンを助けたが、今回はドンジンがウジュを引き寄せ、そのまま手つなぎ。ぐんと距離が縮まった二人がドンジンの部屋の窓際を背に並んで座る。ちょうど部屋のドア枠が映り込むシーンはスマホで撮った縦型動画を見せられているようで、リアル感が増す。また、ウジュとドンジンが一夜を過ごした翌日の朝食をドンジンがスマホで撮る。きっとドンジンはこんなことをするのは始めてなのだろう。そのぎこちなさに幸せがあふれている。ドンジンの笑顔が見られ始めた今週。全てを知ったときドンジンはどうするのか?

切なくも心温まる男女の愛の物語「愛だと言って(原題:사랑이라 말해요)」は、毎週水曜日午後5時頃より2話連続で「Disney+ (ディズニープラス)」のコンテンツブランド「スター」にて独占配信中だ。第13話、第14話は4月5日配信される。

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