ドラマ「コッソンビ 二花院の秘密」第9話 想像の斜め上を行く怒涛の展開!なんと世孫が2人?番人は?
後半になって物語が大きく動き出した!なんと世孫に兄弟が・・・?!韓国ドラマ「コッソンビ熱愛史(コッソンビ 二花院(イファウォン)の秘密)」4月17日SBSで放送された第9話のネタバレあらすじと見どころを紹介しよう。
視聴率はニールセンコリア全国3.7%、首都圏共に4.0%だった。
※この記事は、Prime Videoでの「コッソンビ熱愛史」独占配信に合わせて紹介したものです。
「コッソンビ二花院の秘密」は、すべての固定観念を打破した下宿“客主 二花院”の主人ユン・ダノと、秘密を抱える下宿生コッソンビ3人組が描く爽やかで大胆なミステリー密着恋愛話だ。各話のネタバレあらすじと見どころ、視聴率、時代背景などは【「コッソンビ」を2倍楽しむ】で紹介している。
■キャスト
⇒押さえておくべきキャスト紹介
⇒シン・イェウン、リョウン、カン・フン、チョン・ゴンジュ徹底紹介
ユン・ダノ(タノ)役:シン・イェウン
カン・サン役:リョウン
キム・シヨル役:カン・フン
チョン・ユハ役:チョン・ゴンジュ
ほか
■第9話
サン(リョウン)自らの告白で彼が廃世孫イ・ソルだと知ったダノ(シン・イェウン)。世子の形見の輪図の蓋を置いたのもサンだった。サンの傷の手当てをしながら、10数年もの間追われて暮らした厳しさに耐えてきたサンを抱きしめ、無理に二花院に連れてきたことを涙を流して謝る。だが酒幕で会ったのは偶然ではなかった。サンはダノ恋しさに会いに来たのだった。内禁衛に入ったサンから、自らの手で王を断罪するつもりだと聞いたダノは、正体が知られれば命はないと、止めるが、聞く耳を持たないサンを見て、遠くへ逃がそうと清へ行く船を手配しようとする。それを見ていたパンヤ(ファン・ボルムビョル)はチャン判官(オ・ナンソク)に報告する。チャン判官は、パンヤが廃世孫イ・ソルを見つければ免賤してやると約束する。
世孫を守る番人をサン自身も知らなかった。自分が世孫だと知ったダノに番人が危害を加えないかと心配するサンは、元世子翊衛司で開城の松坊商人キム・チウン(ペ・ヒョンギョン)に番人を捜してほしいと頼むが、番人の正体は捜しようがないと言われる。
※翊衛司(イグィサ):日本の防衛省にあたる“兵曹”所属の世子や世孫専属の護衛。
そんな中、シヨル(カン・フン)の説得に心が揺れたホンジュ(チョ・ヘジュ)は男装して寺から戻ってくる。シヨルは大喜びし、ダノとナジュ宅(イ・ミド)もホンジュを歓待しその夜は3人で枕を並べて眠る。
王イ・チャン(ヒョヌ)は、宮廷の拡張のため農繁期に農民を動員した上、費用捻出ために還穀の利息を上げようとしていた。大司憲は宮廷の拡張を辞めるべきと王に諫言するが、イ・チャンは『三韓秘記』になぞらえ、「そなたも木人会の一員だな」と大司憲を大逆罪で連行させる。
※還穀:国の貯蔵穀や軍糧を春の端境期に貸し出し,秋の収穫期に無利子か利子付きで返還させる制度。制度化は高麗初期(10世紀)にから始まり,朝鮮時代15世紀に社倉、常平倉の設置で全国的に完成した。当初は凶年のみの臨時措置で,常設化されたのは1626年の常平・賑恤(しんじゆつ)庁設置から。
チャン判官はユクホ(イン・ギョジン)を呼び出し、ダノが世孫イ・ソルを守って共に清に逃げればユン家は全員打ち首にする。イ・ソルが誰なのかを教えればユクホに官職を買い与えると約束する。
内禁衛に配属されたのはサンとユン・グナム(チェ・テファン)の2人。王イ・チャンはサンの目が気に入ったと気安く声をかけ、見覚えがあるとも言う。その後、チャン判官から世子の遺品である輪図を受け取ったイ・チャンは、二花院のダノが十数年前にイ・ソルをかくまった礼としてがもらったと知る。その日はユン・ウォンの葬儀の日であり、イ・チャンが王になった日でもあった。
画像出典:SBS番組サイトよりユハ(チョン・ゴンジュン)がファリョン(ハン・チェア)から受け取った遺書は『イ・ピョンから息子への願い』の書き出しで、ユハが世子の隠し子ギョムだと証明するものだった。世子と懇意だった錦零大君の奴婢だったユハは少年の頃、チョン家へ養子に出され両班の庶子になった。ユハはその日に世子に会っていたのだ。世子はユハを抱きしめ悲しそうな目で「これからは自分で自分を守れ」と言った。その後少しして謀反が起き、錦零大君の一家が滅びたのだった。奴婢、庶子、世子の隠し子と移ろう自分が一体何者なのかわからなくなったと涙を浮かべる。せめて母が誰なのか教えてほしいと頼むユハに、「卑しい身分だ」としか答えないファリョン。
結局ユハは左議政シン・ウォノからの提案を受け入れて王座に就くことを決心し、遺品である髷止めを渡す。ところがシン・ウォノは、隠し子のユハでは従う勢力がないため、“イ・ソル”と名乗って王位に就くようにと言う。「木人会や民をだますことになる」と一度は断るユハだが、十数年探してもイ・ソルが見つからず、イ・チャンの暴政を止めるには他に方法はないと説得される。
温陽行宮で大妃は元内官のノ・ソンギルと密会する。番人の資金運び役だったユン尚宮が王に殺害され、後任に世孫を裏切ったソンギルなら誰も怪しまないだろうと考えたのだ。ソンギルは「世孫が遠からず王位を取り戻しに宮廷にやって来る」と大妃を驚かせる。ところがそんな2人の密会をパク恵嬪が送った女官が見ていた。
※温陽行宮:王室の温泉療養所のようなところ。ソウルから南に100㎞程離れた温陽(現在の牙山市:アサン市)にある。
ソンギルはさっそく資金を番人のアジトに届け、世孫の番人が誰なのか聞き出そうとするが、番人同士も誰が誰の番人なのか知らない。唯一の手掛かりは「番人はいつも主君のそばにいる」ということだけ…。その頃、サンとグナムは富営閣で内禁衛の手荒い歓迎会「新参礼」を受け、そろって酔っぱらっていた。そこでサンは賭博をしに来たというシヨルと出くわす。酔いつぶれて仮眠をとるサンのポソン(靴下)を脱がしてやろうとしたパンヤは、サンの足首に赤い斑点があるのに気づく。
ホンジュが戻って来てご機嫌のシヨル。「ダノの力になりたいのに方法がわからない」というホンジュに「一緒に探そう」と励ます。なぜ親切にしてくれるのかと問うホンジュに、どこか似ているからと答えるシヨルは「僕も自由に生きたことがない」と力なく呟く。
サンから禁書を取り上げたユハは、その中に「少年と少女と犬小屋」の絵を見つけ、ダノとサンが急速に親しくなったことが気になる。そして「僕がどこで何をしていても借金を言い訳にすれば会ってくれるか?ごくたまにでいいから」とダノに言う。
その後、ユハは左議政シン・ウォノの仲立ちでソンギルと顔合わせ。シン・ウォノは、唯一イ・ソルの顔を知るソンギルに“偽者イ・ソル”の擁立への協力を頼んだのだった。ソンギルはユハを「世孫」と呼ぶ一方で、頭の中では1つの王座をめぐる本当のイ・ソル、偽のイ・ソル、現王のイ・チャンの顔を見比べていた。
そんな中、ダノに入宮せよとの王命が下る。内禁衛の一人として王に仕えるサンは、ダノが現れたことに驚く。王イ・チャンはダノに輪図を渡し、怯えて輪図を落したダノに「お前が世孫を助けたのか」と首を絞める。
■見どころ
科挙の文科の試験を受けたユハは余裕のようだが、シヨルは白紙提出!その理由は?第7話は今後起きる台風の目となりそうなユハに注目しよう。なんとユハは亡き世子の隠し子…つまりサンとは異母兄弟。そんな二人がダノをめぐる恋のライバルとなってしまった。
既にサンとダノは相思相愛。「ダノ恋しさに会いに来た」「ダノは振り返っても苦しくない思い出の切れ端だ」とサンは熱烈告白をし、新参礼で酔っぱらったサンを支えようとするパンヤの手をダノに義理立てするように払いのけ、くすねたダノの好物を両手で大切に持ち帰ろうと…サンの恋のボルテージは上がりっぱなしだ。
そんなサンに恋では遅れを取ったユハだが“世孫の座”に一歩先んじた。この後、ユハはサンが正体を明かしたときどうするのか?素直に引き下がるのか、それとも…。今回ユハが「生母を教えてほしい」とファリョンに頼んだが、答えを濁すファリョンも気になる。
みんながその存在を知りたがる番人。二花院の3士人のうち、サンが世孫イ・ソル、ユハが世孫の異母兄弟ギョン、するとシヨルこそが番人?いつもサンの傍にいて「自由に生きたことがない」…条件にぴったりだ。
ところでサンと一緒に内禁衛配属になったユン・グナムは、殿試で同じ組になってサンを助けてくれた人物。演じたのは「夜を歩く士(ソンビ)」や「御史(オサ)とジョイ」などで時代劇経験もあるチェ・テファンが演じている。
第10話は4月18日(火)放送、配信予定だ。次回予告は以下のYouTubeにて確認できる。
◇Youtube「10話予告動画」
◇韓国SBS「꽃선비 열애사」サイト
【作品詳細】【「コッソンビ」を2倍楽しむ】