「コッソンビ 二花院の秘密」第14話 大義前夜、ついにリョウンとシン・イェウンが結ばれる!あらすじ、感想、視聴率など
サンが本物のイ・ソルとして左議政シン・ウォノが対面し、チャン判官がウォノ計画の全てを知った「コッソンビ熱愛史(コッソンビ 二花院(イファウォン)の秘密)」5月2日(火)韓国SBSで放送された第14話のネタバレあらすじと見どころ、感想などを紹介しよう。ニールセンコリアによる全国の視聴率は4.1%、首都圏4.2%と共に前回から微増した。
※この記事は、Prime Videoでの「コッソンビ熱愛史」独占配信に合わせて紹介したものです。
「コッソンビ二花院の秘密」は、すべての固定観念を打破した下宿“客主 二花院”の主人ユン・ダノと、秘密を抱える下宿生コッソンビ3人組が描く爽やかで大胆なミステリー密着恋愛話だ。各話のネタバレあらすじと見どころ、視聴率、豆知識、時代背景などは【「コッソンビ」を2倍楽しむ】で紹介している。
■キャスト
⇒押さえておくべきキャスト紹介
⇒シン・イェウン、リョウン、カン・フン、チョン・ゴンジュ徹底紹介
ユン・ダノ(タノ)役:シン・イェウン
カン・サン役:リョウン
キム・シヨル役:カン・フン
チョン・ユハ役:チョン・ゴンジュ
ほか
第14話ネタバレあらすじ
シヨル(カン・フン)の告白を聞いたホンジュ(チョ・ヘジュ)は、「目の前の姿が偽りでも構わない。お互い過去は忘れよう」と言う。そして「一つだけは約束して下さい。何があっても私を置いていかないでください」と願う。その夜、チャン判官(オ・マンソク)は、部下のキム・ムヒョン(キム・ヒョンシク)と共に二花院に忍び込み、ホンジュが生きていることを確認し、墓地を用意しておくように命じる。
翌朝、シヨルから会合場での一件がファリョン(ハン・チェア)の仕業と聞いて驚くサン(リョウン)。ユハ(チョン・ゴンジュ)は二度とこのようなことはさせないと約束する。サンは「信じられないが、志を同じくする者同士として手を組もう」とユハに告げる。サンはこのことをノ尚膳(イ・ジュンヒョク)に伝えるが、尚膳は「相変わらず純粋だ。自らの手を兄弟の血で染めるのを恐れているのではないか」と一笑に付す。素直にそれを認めるサンは、「恐れを超えて俺が新たな世を開く姿を見てほしい」と話す。ところが2人が密会しているところを内禁衛の従事官が見て、内禁衛将キム・ファン(チュ・ソクテ)に報告する。内禁衛将は、グナム(チェ・テファン)にサンを見張るよう指示する。
ノ尚膳が左議政シン・ウォノ(アン・ネサン)と密通していることを知るパク恵嬪(キル・ウネ)は、これを王に報告しようとするが、尚膳が気づいて阻止する。
王が内禁衛将だけをお供にお忍びで行く祈祷。首尾よくサンもお供を命じられ、この日に王イ・チャン(ヒョヌ)を殺すつもりのサンだったが、タイミングがつかめず断念。3日後に打圍が行われることになり、サンはこの日に王を殺し大義を成すと決める。王は祈祷の後、厄払いにと二花院を訪ねる。突然の王の来訪に驚くダノだが、王が“イ・ソル”を恐れていると感じ取る。
※打圍(タウィ):王がする王様がする囲い込み狩り。
このことでサンへの信頼をさらに強めたダノは、「(サンが)大義を成すと信じているので、どうぞ王座に就いてください」と言う。そして「王座に就いた後、何をするのか」と聞かれたサンは、答えに詰まる。これから考えるようにと言うダノに、サンは「俺が王になったら何をしたいか」と問い返す。
画像出典:SBS番組サイトよりユハは計画から降りることを報告するために左議政シン・ウォノの屋敷を訪ねる。今さらと怒るウォノに「大妃に許しを請いたい」と願うが、ウォノはこれを許さず、まずは本物のイ・ソルに会ってから決断を下すと言う。部屋を出たユハをファリョンが待っていた。ファリョンが生母だと知ったユハは、先日の暴言を謝り「志を捨てても“イ・ギョム”である自分の傍にいては危険だから、今後は私に関わるな」と告げ、納得しないファリョンに背中を向けて、「私は、行首(ファリョン)まで失いたくない」と涙を流す。
ユハから木人会の後ろ盾が左議政と聞いたサンは、彼に会うために次の会合に参加することに。サンが王になることはシヨルにとっても、番人が自由の身になれる唯一の道。シヨルも同行する。会合でユハの演説を聞いたサンは、彼が王になった後の未来図を描いていたことに驚き、「王を倒すことだけを目標にしてきた」わが身を振り返り、改めてダノに言われた言葉を思い出す。
サンは“イ・ソル”としてシン・ウォノと向き合う。ウォノは「私の主はこの国。国を救うために世孫の名を借りた」と計画が忠義からしたものだと言い訳する。言い訳をするために呼んだのかと聞くサンに、「世孫の志は王を斬ることですか」と問い返すウォノ。それには答えず、「引き続き木人会を支えてくれ。私は私の志を叶える」と話す。
その後、3士人が揃って歩き、シヨルが2人より4歳上と判明。サンとユハのどちらが兄かともめているところをダノに聞かれてしまい、シヨルが番人だということ以外の全てをダノも知ることに。
左議政は王イ・チャンに拝謁し、今月半ばに木人会の会合があり、その日にイ・ソルが現れるはずと報告する。イ・ソルに怯えるイ・チャンは、今月中にイ・ソルが死ななかったときには、シン・ウォノの首を差し出す約束を取り付ける。
一方、パンヤ(ファン・ボルムビョル)が「ファリョンが昨夜、左議政の屋敷を訪ねた」とチャン判官に報告する。その夜、チャン判官の部下キム・ムヨンがこのことをシン・ウォノに密告。ところが、チャン判官はムヨンの裏切りに気づいていた。ムヨンを拷問にかけ、木人会の後ろ盾が左議政でイ・ソルを王座に就かせる計画と、それに尚膳とファリョンも手を貸していることまで吐かせる。
大義決行を翌日に控え、サンは二花院の皆のために用意させた家にダノを案内する。サンの意図を察したダノは、「(大義を成功させて)必ず暗くなるまでに戻って来て」とお願いする。そしてサンから聞かれた「何をしたいか」について「遠くに行きたい」答える。実は、大切な二花院、そして家族はダノにとって重荷でもあった。ダノは、自分の老婆心が姉ホンジュを病ませていたことを、シヨルによって気づかされたのだ。「息を殺して生きるのは生きていることではなかった」と悔やむダノ。サンは「そのお陰で無事でいられ、シヨルとも出会えた」と慰める。ダノは「どこでもいいから遠くに行きたい」と言う願いを、「サンが傍にいるならここでもいい」と笑顔で訂正する。その夜、二人は一夜を共にする。
翌朝、眠るダノに手紙を残し「無事に帰るよ」と囁いて部屋を出ていくサン。ダノの閉じた目から一筋の涙が流れる。サンは王の狩りに随行する一員として鷹峰山へ向かう。ところがそこにチャン判官が王に直接の報告があると駆けつけ、シン・ウォノの計画を全て明かす。2人の会話が気になるウォノが近づくと、王は「今月中に廃世孫を殺せなければ首を差し出す」と言った約束を確認する。
その頃、シヨルは急に決まった大義決行のために、一緒に街に出る約束をしていたホンジュに、急用ができたと伝えに行く。手をつなぎ門まで歩く2人の前に大勢の刺客が現れる。
一方、馬を走らせる王の前には黒ずくめのサンが立ちふさがる。対峙した2人は相手にめがけて弓を引く。
見どころ、感想など
第14話はロマンス、政争などの秘密がどんどん明らかになっていく中で、サンの気づきも描かれた。
ロマンスではシヨルとホンジュの関係がどんどん深まっていくが、ナジュ宅とユクホにバレてしまう。「よりにもよって職もなし遊んでばかりの…」とシヨルを「ろくでなし」呼ばわりするナジュ宅に、ホンジュが言い返そうと「イケメンだし…それにイケメンだし」とほかに理由が見当たらないのが笑える。それでも「閉ざされた生活の中で、シヨルのお陰でやっと息ができるようになった」という本心の吐露には、今回後半の「自分の老婆心が姉を病ませた」と言うダノの後悔と重なり、姉妹のこれまでの辛い人生に胸が痛む。結局、科挙合格で親代わりのユクホとナジュ宅の了解を取り付けるが、万年科挙落第のユクホがこの条件を出すとは、これも滑稽だ。
一方、前回の花靴のプレゼントでダノへの恋心にも終止符を打ったと思ったユハが、「王座に就いた後、ダノはどうするのか」と反撃に出た。サンは宮廷に迎え入れるつもりだったが、ダノは果たして宮廷暮らしを望んでいるか?さらに、会合場でのユハが国の未来を語るのを聞いて、自分が国の未来図を描いていなかったことに気づかされたサン。大義を成した後、サンはどんな選択をするのか?
ちなみに今回、3士人でやり取りがあった年齢問題。シヨルが4歳年上で、同い年のサンとユハは生まれ月でサンは兄となったが、演じた彼らの実年齢は順番に次の通り。
カン・フン(1991年5月23日生、31歳)
リョウン(1998年8月26日生、24歳)
チョン・ゴンジュン(1995年5月26日生、27歳)。
次回は、ついにサンと王イ・チャンが直接対決し、シヨルの正体もホンジュが知るところになる。気になる第15話は5月13日に放送、配信。予告動画は以下のYouTubeで視聴できる。
◇Youtube「15話予告動画」
◇韓国SBS「꽃선비 열애사」サイト
【作品詳細】【「コッソンビ」を2倍楽しむ】