WOWOW「太宗イ・バンウォン~龍の国~」第5-8話:父の苦悩~権力のせめぎ合い
民からの不満の高まりと、息子たちの争う姿を見たイ・ソンゲ(キム・ヨンチョル)は、夢を捨てて開京(ケギョン)を離れる決心をする!さらに彼の世直し改革の両輪が外れてしまい…チュ・サンウク主演の韓国時代劇「太宗(テジョン)イ・バンウォン~龍の国~」(全32話)、WOWOWプライムおよびオンデマンドにて放送・配信する次週5月12日(金)と19日(金)放送の第5話~第8話のあらすじと見どころを紹介しよう。
「太宗(テジョン)イ・バンウォン~龍の国~」は、朝鮮王朝の礎を築いた第3代王“太宗”となるイ・バンウォンの生涯を新たな視点で描く本格時代劇。【「太宗イ・バンウォン」を2倍楽しむ】では、ドラマの舞台背景や、押さえておくべき人物、各話のネタバレあらすじと見どころなどまとめて紹介している。
■キャスト⇒イ家の家族・俳優紹介
イ・バンウォン(太宗)役:チュ・サンウク
イ・ソンゲ(太祖)役:キム・ヨンチョル
元敬王后ミン氏役:パク・ジニ
神徳王后カン氏:イェ・ジウォン
ほか
【第5話:父の苦悩】⇒5話ネタバレ
大業を志した自分のせいで息子たちが争うことを嘆いたイ・ソンゲは、開京を離れて東北面に帰ることを決める。知らせを受けたバンウとバンウォンは父親の前で土下座して謝るが、父親の決意を変えることはできなかった。イ・ソンゲが都を離れた噂が広まるとチョンチャン君は胸をなで下ろすが、王大妃はイ・ソンゲが必ず帰ってきて、さらに強い力で王家を揺さぶるだろうと告げる。東北面に向かう途中、腹心のチョ・ヨンムはイ・ソンゲに王になってほしいと話す。
前回ラストで夢を諦めて帰郷する決心をしたイ・ソンゲが部下の一言でもう一度立ち上がる決心した。なかなか言い出せないチョ・ヨンムに何度も何が言いたいのかと促すイ・ソンゲ。「王になってください」の言葉を待っていたのかもしれない。今回もバンウォンの妻ミン氏が大活躍。「男は、婚礼の前は母が育て、婚礼の後は妻が育てる」妻ミン氏の台詞だ。夫を大物に育てようと決意した彼女は実家総出でバンウォンを後継者にすべく後押しする。チョン・ドジョンの後を追うように忠言したのもミン氏。相変わらず先見の明がある。ところがチョン・ドジョンが言うバンウォンが見落としているものとは何か?
※この回の詳しいあらすじと見どころ、豆知識などは5話ネタバレで。
【第6話:忠臣の覚悟】⇒6話ネタバレ
高麗を守ろうとするチョン・モンジュとその勢力は王につき、イ・ソンゲとの真っ向勝負に出る。チョン・モンジュが敵になったことを知ったイ・ソンゲは落胆するが、絶対に手を下してはならないと釘を刺す。投獄されている罪人たちから証言を得るため急いで清州に向かったチョン・ドジョンとバンウォン。しかしチョン・モンジュがひと足早く到着して、罪人を釈放してしまう。そしてチョン・モンジュはチョン・ドジョンを倒す準備に取りかかる。
保守派のチョン・モンジュと革新派のチョン・ドジョン。イ・ソンゲは2人の友を両輪にし、腐敗した高麗を正すために改革を決意した。だが一人は敵となってもう一人を排除…。それでもチョン・モンジュへの未練を捨てないイ・ソンゲ。彼にとってチョン・モンジュは友であり人生の師であり、命のように大切にしている人物なのだ。イ・ソンゲのチョン・モンジュへの思いとその大物ぶりを知っているからこそチョン・ドジョンは焦ったのだが…。
※この回の詳しいあらすじと見どころ、豆知識などは6話ネタバレで。
【第7話:師匠と弟子】⇒7話ネタバレ
母親の弔問に来たチョン・モンジュと語り合うバンウォン。しかしチョン・モンジュが先に眠ると、バンウォンは近くにあった刃物でチョン・モンジュを殺そうとして思い留まる。一方、イ・ソンゲは明から戻る世子を迎えに黄州へ行き、そこで落馬して意識不明になってしまう。知らせを聞いたチョン・モンジュは、イ・ソンゲ側の大臣を一斉に失脚させ流刑にさせてしまう。父親のもとに駆け付けたバンウォンは意識不明のイ・ソンゲを強引に開京へ連れ戻す。
前回ラストで短刀を振り上げたバンウォン。歴史に詳しい時代劇ファンならチョン・モンジュがここで死ぬはずはないと察したはず。その見立て通りに始まった第7話は、残虐になっていくチョン・モンジュに対して、イ・ソンゲは相変わらず彼を守ろうとする。これまで一枚岩だった嫁ミン氏と姑カン氏の間にわだかまりができはじめるのもこの回。第一夫人亡きあと、イ・ソンゲが王位に就けば王妃になるカン氏。一方、父ミン・ジェ(キム・ギュチョル)から、イ・ソンゲはバンウォンを世子にするつもりだろうから、くれぐれも父に逆らうことのないようにと釘を刺されていたミン氏。嫁姑共に願いはイ・ソンゲを王にすることだが、その先にある夢の“世子の席”に座らせたいのは違うようだ。
※この回の詳しいあらすじと見どころ、豆知識などは7話ネタバレで。
【第8話:権力のせめぎ合い】⇒8話ネタバレ
イ・ソンゲが床についている間、チョン・モンジュは失脚させた大臣たちを処刑しようと躍起になるが、イ・ソンゲを恐れた王は保身に走る。一族が窮地に追い込まれるのを見かねたバンウォンは父親の命令に背き、ついにチョン・モンジュの殺害を決心する。そしてイ・ソンゲを見舞った後、自宅に向かうチョン・モンジュを殺害する。バンウォンの計画が成功すると一族は胸をなで下ろすが、イ・ソンゲは烈火のごとく怒りバンウォンを追い出してしまう。
私兵たちとチョン・モンジュの市中の細い道を馬で激走するシーンはなかなかの見ごたえだ。一方で、チョン・モンジュの死が意外とあっさりと描かれており、スポットは残されたイ・ソンゲの嘆きに当てられたことで、カン氏の企みが際立った。イ・ソンゲを王にするために強引なチョン・ドジョンに対して、カン氏のやり方は実に巧妙。我が子を使って夫を癒し、「どんな決心でも従います」と殊勝な言葉と「宿命」の言葉で夫の消えかけた夢に火をつける。果たしてバンウォンが義母の裏切りに気づくのはいつか?
※この回の詳しいあらすじと見どころ、豆知識などは8話ネタバレで。
◇WOWOW「太宗イ・バンウォン」番組サイト
2023年4月28日スタート 金19:00-21:30 2話連続
【作品詳細】【「太宗イ・バンウォン」を2倍楽しむ】