「合理的にあり得ない」癒しのヒール役 石黒賢&浅野和之のプルプル毒演技が話題に!第6話ネタバレと第7話予告

2023年05月23日10時43分ドラマ
(C)カンテレ、フジテレビ

5月22日にカンテレ・フジテレビ系 月10ドラマ「合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~」第6話が放送され“貴山”松下洸平の父の無実が明らかになったのだが…。次回第7話では少女誘拐事件×ホームパーティーに潜入“計画的にありえない”事件の真相とは?予告動画は番組公式サイトで公開されている。



「合理的にあり得ない 上水流涼子の解明」は、明晰な頭脳とずば抜けた行動力、そして時に大胆な変装さえも武器にする女探偵・上水流涼子(天海祐希)が、IQ140の相棒・貴山伸彦(松下洸平)とタッグを組み、様々な依頼を、超大胆な方法で解決していく極上痛快エンターテインメント。

5月22日の第6話では、貴山の家族に起こった悲しい過去が明かされた。6年前、アメリカで暮らしていた貴山のもとに届いた母と妹の死の知らせ。2人は就寝中、家に火をつけられ殺害された。警察によると、犯人は当時外務省の官僚だった父の可能性があるという。しかし、自らも火事に巻き込まれた勇作は、事件以来、放火殺人の容疑をかけられたまま植物状態になっていたのだ。貴山は、いつ意識が戻るか分からない父の看病を続けながらある強い思いを胸に秘めていた…。

そんな中、現職副大臣・増本と建設会社社長・八雲の黒い関係が絡んだ殺人事件の依頼が舞い込む。依頼者の夫はいつか社長に殺されると怯えていたという。調べが進むうちに、依頼者の夫と貴山の父がODAがらみの不正を暴くために動いていたことが分かり、増本と八雲がそれを阻止するため殺害を指示していたことが判明した。

母と妹を殺害した犯人だと思っていた父が、実は被害者だったことを知った貴山は、自分が父のことを恐れるあまり何も知ろうとしなかったことを後悔する。Twitterには「辛すぎる…」「涙が止まらない」と貴山への同情が寄せられた。また、ドラマラストに貴山が涼子へ向けた複雑な視線に、エレキ演奏まで出来てしまう天才貴山が、日本へ帰ってきたから6年間何をしていたのか、涼子へ何か思うところがあるのかといった、新たな“過去の謎”についての考察もあがり始めている。

今回真っ黒なヒール役を務めた浅野和之&石黒賢コンビには「やってること相当極悪なのに、なんか笑えるとこもあって、さすが」「浅野和之さんと石黒さんの毒演技が面白くて、凶悪味が薄れる」といったコメントが寄せられ、2人の毒キノコプルブルの名演技には大爆笑。とても善人な役での登場も観てみたいといった感想の寄せられた。

次回5月29日に放送される第7話では、上水流エージェンシーに誘拐事件を解決してほしいという依頼が入る。7歳で一人娘の星名が誘拐されという依頼主は、有名なインテリアコーディネーターの石原歩美(酒井若菜)と、夫で経営コンサルタントの啓士(山崎樹範)のセレブ夫妻。

そんな中、啓士のスマホに犯人から「イマスグ、ホームパーティーヲシロ」という指令が!?わけが分からないまま、犯人の指示に従い石原家に集められたのは、啓士の秘書や歩美の仕事仲間の建築家、さらに、啓士が通う歯科の女性歯科医・白鳥薫(水沢エレナ)に行きつけのスナックのママ、歩美が通うジムのトレーナーなど、性別も年齢もバラバラのメンバーで、さらに全員、この日が初対面だという。犯人の目的を知るため、自らもパーティーに潜入した涼子は、出席者たちに接触。すると、ある人物の行動から、思わぬ事実に気がつき…。

■前回:第6話 ネタバレあらすじ
6年前、アメリカで暮らしていた貴山伸彦(松下洸平)は、自身が作ったアルゴリズムのシステムが評価され、現地の企業と契約を進めていた。そこに、日本の警視庁から母と妹が亡くなったと連絡がはいる。

慌てて帰国した貴山に、警察は2人は就寝中に火災で亡くなり、当時外務省の官僚だった父・勇作(小林隆)に放火の容疑がかかっていると告げた。しかし、犯人の疑いがかけられている勇作は一命をとりとめ、火災時の一酸化炭素中毒で大脳に支障をきたして植物状態。疎遠だった父が、何を考え母と妹を殺そうとしたのかわからず、貴山は父から事情を聞くべく、長年入院費を払い続けていた。そんな中、勇作が意識を取り戻しそうになり、貴山は激しく取り乱したのだった。上水流涼子(天海祐希)は丹波(丸山智己)から、貴山の過去を知らされた。

涼子が貴山の心情を慮りながら事務所に戻ると、貴山が久実(白石聖)の学園祭の練習に付き合い、ヘビメタバンドの演奏をしていた。エレキまで完璧に弾ける貴山に驚く涼子。どうやま貴山も落ち着きを取り戻したらしい。

そんなある日、線路に転落し亡くなった夫の死の真相を調べてほしいという女性・野崎多香子(野村麻純)が上水流エージェンシーにやって来た。八雲建設に勤務していた夫は、死の直前「いつか俺は社長に殺されるかもしれない」と怯えていたが、警察はこの証言を取り合わず、なぜか捜査も打ち切りになったのだという。涼子を紹介したのは相談員の丹波だった。多香子は真実がわからないままでは、娘に父親が死んだと伝えられないと嘆き、夫にもらった200万円相当のアクセサリーを依頼金として調査を頼んだ。

夫が勤めていた建設会社社長・八雲治(浅野和之)は、アジアの途上国へ多額の寄付をするなど、慈善家として知られる人物。一方、美食家としても有名で、慈善家とは思えない贅沢三昧の日々を送っている。そんな八雲に涼子や貴山は嫌悪感を抱く。八雲のハイヤーを見つけた涼子たちは、運転手・田辺(酒井敏也)にすきをつくって盗聴器を車内に仕掛けたが、八雲のグルメ話ばかりが続きイライラする。

やっと、八雲が現職の国会議員で外務副大臣の増本幸次郎(石黒賢)と料亭・山屋で会食することを突き止めた涼子たち。宴の席に芸者として潜入した涼子は、2人が癒着関係にあると知る。近々行われる選挙も八雲は会社ぐるみで増本を応援しており、秘策があると話していることも耳にする。

増本陣営にボランティアスタッフとして潜入した貴山と涼子。スタッフたちに配布される高級弁当に驚いた貴山が、常連スタッフに聞くと、増本の選挙活動はいつも高級弁当が出るから楽しみなのだと明かされた。増本は選挙資金を八雲から融通してもらっているに違いない。貴山と涼子が打ち合わせをしていると、増本が現れ、涼子があのときの芸者だとバレてしまい、2人はクビになる。

貴山が勇作の病室を訪ねるが、前回の乱暴から面会は認めてもらえなくなってしまった。貴山がオフィスに戻ると、激辛麻婆豆腐を作っていた久実が、涼子がすごい怖い顔をして出て行ったと告げた。

涼子は依頼者の多香子に、夫の野崎について話を聞きに行っていた。野崎はカンボジアに学校を建てることが夢だったという、ここ数年は家族を守るほうが大事だと話すようになったという。さらに、事件前、急に子供部屋の壁紙を張り替えたと聞いた涼子は、その壁紙を剥がす。すると、そこには八雲が行った不正の証拠の書類が隠されていた。去年、八雲が増本から請け負ったODAの計画書で、カンボジアに病院を12億で建設する予定になっているが、実は6億もかかっておらず、残りが増本の選挙資金になったというものだった。

涼子が書類に気づいたのは、ハイヤーに付けた盗聴器から「見つかりましたか、例の書類?」という会話を聴いたからだった。八雲の会話相手は増本で、さらに「だから6年前にも言ったでしょう。火事見せかけて火をつける前に必ず書類のありかを聞き出せって」と続いていた。

6年前、外務省の官僚だったに勇作は、政府側の担当者として野崎とともにそのプロジェクトに関わっていた。しかし勇作が、子供が生まれたばかりの野崎を慮り、野崎と八雲への告発を自分1人でやると決断。もし自分に何かあったら野崎に後を託すことにしていたらしい。不正を暴こうとしていた勇作と野崎に危害を加えたのは、増本議員と八雲社長だったのだ。

涼子は貴山に真相を話し、何故いつも猫カフェ行くと言って嘘をついていたのか問いただした。貴山は、不仲だった父親を放火殺人犯と疑い、回復したら殺そうとしていたと打ち明ける。真相を知った貴山は自分も思い違いを後悔する。

事務所にやってきた丹波が、病院にいる勇作の警護が解けたと話す。意識を取り戻すかもしれない勇作から警護が解けるのはおかしい。勇作の身に危険が及ぶと察した貴山と涼子が病室に駆けつけると、医師になりすました増本の選挙スタッフの大迫(入江甚儀)が、勇作のチューブをはずそうとしていた。涼子に捕らえられた大迫は、これが増本からの指示だと白状する。

涼子は“あるモノ”を浩次とその仲間たちに探させ、増本と八雲に互いの名前で、“選挙の前祝いとしてホワイトトリュフを味わおう”と招待状を送る。2人は機嫌よく指定のレストランにやってきた。

久実と浩次が給仕した料理を食べると、2人の手は震え様子がおかしくなってくる。そこに涼子と貴山が現れ、料理に入っていたのは、ホワイトトリュフではなく、殺しの天使と呼ばれるドクツルタケと語る。解毒剤を呑まないと、大脳に支障をきたし植物状態になると脅し、不正と殺人について正直に白状したほうにだけ解毒剤をあげると告げた。

増本と八雲は互いに罪をなすりつけあいながら、ODAから金を引き出し山分けしよう計画したこと、野崎を突き落としたのは増本の秘書で、書類が見つからないなら家に火をつけろと八雲が発言し、そして増本の秘書が貴山の母と娘に目撃されたため実行したのだ白状する。

貴山は増本の胸ぐらをつかみ「存在的にあり得ない!」と怒りをぶつけ、拳をふるいあげるが、同じところに落ちてはダメだと涼子に説得される。増本と八雲の震えはいつのまにか止まっていた。実は2人が食べたのは毒キノコなどではなく、精力剤になる天然のレイシだった。

事件解決の報告をききに多香子が事務所にやってきた。涼子は預かっていたアクセサリーを多香子に返し、子供部屋の壁紙を剥がしちゃったからと笑った。

父に面会に行った貴山は「子供の頃から父さんのことが怖かった。僕はうまく人となじめないでしょ。今もそうだけど。それを叱られるのが嫌で、逃げるようにアメリカに行って…。もっと話せばよかったね。母さんのこととか、佳純のこととか、いろんなこと…」と語りかけると、勇作の瞼が開いた。貴山は涼子に父が一瞬意識を取り戻したことを報告。まだ後遺症があり、しばらくは入院すると伝えると、たくさん稼がなくちゃねと涼子は笑った。

■次回:第7話 あらすじ
久実が作った上水流エージェンシーのアカウント宛てに、「誘拐事件を解決してほしい」とメールが届く。依頼主は、有名なインテリアコーディネーターの石原歩美(酒井若菜)と、夫で経営コンサルタントの啓士(山崎樹範)。一人娘の星名が誘拐され、身代金の要求はないが、警察に通報したら殺すと脅迫されているという。動物病院のスタッフに扮した涼子と貴山は、早速、愛犬を診察するフリをして石原家に潜入。そんな中、啓士のスマホに犯人からのメールが届き、「イマスグ、ホームパーティーヲシロ」という指令が。わけが分からないまま、犯人の指示に従い石原家に集められたのは、性別も年齢もバラバラでこの日が初対面だというメンバー。犯人の目的を知るため、自らもパーティーに潜入した涼子は、出席者たちに接触。すると、ある人物の行動から、思わぬ事実に気がつき…。

カンテレ・フジテレビ系 月10ドラマ「合理的にあり得ない ~探偵・上水流涼子の解明~」は4月17日よる10時スタート。/原作:柚月裕子『合理的にあり得ない 上水流涼子の解明』(講談社文庫)/主題歌:ざきのすけ「彼は誰どき」/ 出演:天海祐希 松下洸平 白石聖 中川大輔 丸山智己 仲村トオル 各話ゲスト出演:高嶋政伸、高橋克実、水野美紀、戸田菜穂、早見あかり、猪塚健太 ほか。番組公式Twitterアカウントは「@arienai_g 」。PR動画は番組公式サイトにて公開中。

「合理的にあり得ない ~探偵・上水流涼子の解明~」番組公式サイト
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