【最終回】「unknown」“吸血鬼は害虫”町田啓太の豹変に視聴者騒然!第8話ネタバレと第9話予告

2023年06月07日11時00分ドラマ
ⓒテレビ朝日

テレビ朝日 火曜9時ドラマ「unknown(アンノウン)」第8話が6月6日に放送され、被害者が全員“吸血鬼”だったという衝撃の事実が明かされた。次回第9話でついに、物語が完結、こころ(高畑充希)と虎松(田中圭)の運命は!?予告動画は番組公式サイトで公開されている。

「unknown(アンノウン)」は、誰にも言えない秘密(unknown)を抱えて生きる主人公2人の究極の愛を描く本格ラブ・サスペンス。


6月6日に放送された第8話で、これまでの連続殺人事件の被害者がすべて吸血鬼だったことが判明。結婚式当日狙われていたのは、こころだけでなく、こころの家族4人だったことも犯人だと名乗りを上げた、加賀美の口から明かされた。

妻のこころ、父親代わりの世々塚、そしてまつりと大五郎までもが、吸血鬼だったことを考えると、春陽町には数多くの吸血鬼が住んでいることが想像できた。漣がまつりに一目ぼれしたのも、世々塚が伊織にゾッコンだったのも、同族に惹かれた結果かもしれない。

加賀美は連続殺人の理由を「吸血鬼は人間にとって害虫と同じ」と弾じるが、サステナブルに生きている現代の吸血鬼が、直接人間に害を与えていないことを考えると、ただの偏見としか思えない。ここで、「吸血鬼」というありえない設定が、自分とは違う思考や出生の人々に対しての差別や偏見のメタファーとしての効果を発揮。視聴者は「人と違う」というだけで攻撃を受けてしまう人々の苦悩に気づくことに。

加賀美がこころにキスしたのは、こころが飲んでいたのが「血」ということを確かめるためだった。こころの正体を知った後、やたらと虎松に親し気になり、「寅さんを守ります!」と宣言していたのも、そういうわけなのかと、これまで奇妙に思えていた加賀美の行動の理由も明かされた。

ただ、なぜここまで加賀美が「吸血鬼」狩りに執着したのかはまだ謎のままだ。さらに、ドラマ終盤で伊織を梅ばあが襲い、彼女も自分が犯人だと名乗り出ている事、そして、何故加賀美が毒を盛られなければならなかったのかも明らかになっていない。

次週6月13日に放送される最終回の第9話では、2人が拘束されているにもかかわらず、新たな吸血鬼のイラストと日付が記された殺害予告が…。そして、こころに「今から、殺しに行っていい?」と1本の電話がかかってくる。

物語はついに完結。愛しているからこそ、人は間違った道を選ぶことがある。“血を抜かれた連続殺人事件”に張り巡らされた伏線と、明かされる衝撃の真相、秘められた悲しき過去とは…?果たして、こころと虎松の運命は?

■前回:第8話 ネタバレあらすじ
突然、屋上から落ちてきたのは、虎松(田中圭)の父親代わりの先輩警察官・世々塚幸雄(小手伸也)だった。ビルの屋上には、吸血鬼のイラストと今日の日付を示す殺害予告が描き残されていた。慟哭する虎松とこころ(高畑充希)に、世々塚は“謎の言葉”を残したまま息絶える。「犯人は、吸血鬼を狙ってる」

現場に警視庁捜査一課未解決事件捜査班・暁凛(MEGUMI)と刑事たちが駆けつけ、こころを確保しようとせまりくる。なんとか刑事をまいたこころの前に現れたのは、相棒の加賀美圭介(町田啓太)だった。こころは加賀美に実家へと送ってもらう。虎松は署に来るようこころに連絡するが、「ごめん、私行かなきゃいけないところがあって」という言葉を残し、虎松の前から姿を消してしまう。

一方、虎松が闇原漣(井上祐貴)とともに、世々塚の自宅へ向かうと、そこには虎松に宛てた手紙が残されていた。「お前がこの手紙を読んでいるということは、俺は今厳しい状況に置かれているのかもしれない…」と始まる手紙は、虎松への父としての想いが綴られ、さらに今まで明かせなかった秘密が書かれていた。「実は俺、吸血鬼なんだ」

驚いた漣が室内を探すと、血のタブレットや血食品が見つかった。
「俺は、こころちゃんが吸血鬼だということも前から気づいていた。だからお前たちが結婚するって聞いた時は心の底から嬉しかったよ。こころちゃんの全部を受け止めたお前を見たら、俺も受け入れてもらえた気がしたんだ。俺はお前の父親代わりとか偉そうなことを言っておきながら、吸血鬼だってことをなかなか言い出せなかった。ずるいよな。ほんとにごめんな。あと少しで犯人にたどり着けそうだ。結婚式の日に俺が見たレインコートを着た人物だ。だが、まだ確証はない」と手紙は続いていた。虎松は世々塚が吸血鬼でも人間でもどっちでもよかった言い涙を流す。

加賀美に自宅に送ってもらったこころは、少し待ってくれるよう頼み、カバンを車に残したまま家に入る。元報道記者でもあるこころの伊織(麻生久美子)は、家族に密かに事件を調べていたことを発表し、これまでの被害者が全員吸血鬼だったという衝撃の事実を告げる。

伊織はタコパのときに世々塚とまつり(ファーストサマーウイカ)が吸血鬼だということを知ったのだ。そして先日、世々塚から連絡を受け、吸血鬼が狙われているかもしれないことを聞かされた。その後ツテを頼って最初の事件から4件目までの被害者が「血」を購入していたことを調べ、全員が吸血鬼だったことが判明。結婚式の日に世々塚がレインコートを着た犯人らしき人物を見たことも伝え聞いていた。

すると怒りが抑えきれなくなった海造(吉田鋼太郎)は、自分が囮になって犯人をおびき出すと言い出し、マントを着て飛び出していった。

被害者が全員吸血鬼だった可能性に気づいた漣。過去4件の事件でも、被害者家族は自宅内を見せてくれなかったことを思い出したのだ。そして、まつりの息子である大五郎も危険であることに気づき、クリーニング店を訪れる。
大五郎と漣は「吸血鬼あるある」で意気投合。虎松は大五郎にくれぐれもきをつけるようにと言いつけた。

何か思い至ったこころは、加賀美の車にもどってくる。車で待たされていた加賀美は梅ばあに連絡して「コロッケ」を届けてもらっていた。そこへ警察官が複数やってきたため、2人は慌てて車で逃げ出した。

こころは「人がいないところ」へ連れて行ってと加賀美に伝える。加賀美が連れて行ったのは、加賀美が育った「児童養護施設まほろば太陽園」だった。すでに閉鎖され人気はない。

そんな中、伊織に加賀美はこころを吸血鬼だと知っているのではと告げられた虎松は一抹の不安を覚える。

こころは「血」が足りずに貧血を起こしそうになっていた。慌てて車に戻って血液タブレットを探すが見つからない。施設内に戻ると、タブレットは加賀美が手にしていた。加賀美はこころに自分が連続殺人犯だったと告げる。「吸血鬼は殺さないといけないよね。だって人間にとって害だから…」

結婚式の日。こころと家族全員を殺そうと思っていた加賀美は、突然現れた一条(井浦新)に邪魔をされ、何の罪もない人間を殺してしまったと嘆く。「寅さんに悪いことしたな…」加賀美の豹変に「本気で言ってるの?」と泣きながら訊ねるこころ。「大丈夫、今度はうまくやるから」と加賀美はアイスピックを取り出した。

そこへ虎松が駆けつけこころを救う。「俺は、寅さんを守ろうとしただけですよ」「ふざけんな!」「世々さんもお前が殺したのか?」「だってあの人、吸血鬼ですよ」飄々と答える加賀美に激怒する虎松。しかし、虎松が砂を投げつけられてひるんだすきに、こころにアイスピックをふるいあげた加賀美は、突然血を吐きながら倒れてしまう…。

囮作戦で大人気になった海造は、何の成果もあげられずに自宅に戻ってくる。すると、その直後、伊織が何者かに背後から棒のようなもので殴られてしまう。伊織の悲鳴をきいて駆けつけた海造がレインコートの人物を捕まえると、なんと梅ばあだった。

■次回:第8話 あらすじ
なにが本当で、なにが嘘なのか…。血を吐いたまま緊急搬送された加賀美の目は覚めず、警察で取り調べを受ける梅の証言にもどこか一貫性がない。未だ隠された“秘密”を解き明かそうと、こころと虎松は加賀美の自宅を訪れ、手がかりを探すことに。そこに、未解決事件捜査班の刑事かつ虎松の元嫁でもある暁凛(MEGUMI)が現れ…。

そんな中、街には新たな吸血鬼のイラストと日付が記された殺害予告が!?そして、こころに1本の電話がかかってくる。「…今から、殺しに行っていい?」

テレビ朝日「unknown(アンノウン)」は4月18日夜9時スタート。/高畑充希、田中圭、町田啓太、麻生久美子、吉田鋼太郎、小手伸也、井上祐貴、 新納慎也、ファーストサマーウイカ、曽田陵介、長田成哉、石川禅、酒向芳、木野花、 井浦新 ほか。番組公式Twitterアカウントは「@unknown_ex2023 」。番組公式Instagramアカウントは「unknown_ex2023 」。PR動画は番組公式サイトにて公開中。

テレビ朝日「unknown(アンノウン)」番組公式サイト

【2023春ドラマ】
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