号泣注意「良くも、悪くも、だって母親」第13-14話(最終回):長年の目的を果たし幸せを手に入れたイ・ドヒョンと天国に旅立っていく母ラ・ミラン

2023年06月11日14時56分ドラマ
Netflix シリーズ「良くも、悪くも、だって母親」独占配信中!
画像出典:番組公式サイト

ラ・ミランとイ・ドヒョンW主演の新韓国ドラマ「良くも、悪くも、だって母親」が、5月10日、11日JTBCにて放送、Netflixでも独占配信。第13-14話では父の死の真相を暴き長年の目的を果たして再び幸せを取り戻したイ・ドヒョンと、末期の胃がんに苦しみながらも幸せに包まれて天国に旅立っていくラ・ミランの様子が描かれ、感動的な最終回を迎えた。気になるあらすじと見どころを見ていこう。

【Netflixシリーズ韓国ドラマ】【2023年配信ドラマ映画、他】

「良くも、悪くも、だって母親」は、子供のために悪い母になるしかなかった母親のヨンスンと、予期せぬ事故で子供になってしまった息子のガンホが、失った幸せを追い求めていく感動的なヒーリングコメディだ。【「良くも、悪くも、だって母親」を2倍楽しむ】では、各話のネタバレあらすじや見どころなどドラマを深掘り紹介している。



■第13話あらすじ
港町を訪れたガンホ(イ・ドヒョン)。かつてのアルバイト先の店長の口から、大統領候補オ・テス(チョン・ウンイン)の愛人スヒョン(キ・ウンセ)の密航が失敗に終わり、追っ手に襲われた彼女は自ら夜の海に身を投げた真実が明かされた。同じ頃、病院に潜入したミジュ(アン・ウンジン)とサムシク(ユ・インス)はテスの娘ハヨン(ホン・ビラ)が軟禁されている病室を発見していた。

殺人の容疑で警察が家に押しかけてきてピンチに陥ったヨンスン(ラ・ミラン)だが、留学生アンドレアの協力で難を逃れ、警察を追い返す。ヨンスンはある夜、サムシク母(ソ・イスク)やミジュ母(カン・マルグム)に花札を教えてもらって楽しいひとときを過ごすが、ある発言がきっかけで口論が始まり険悪なムードに。「死ぬ」というキーワードに過敏に反応したミジュ母に対して腹を立てるサムシク母だが、ヨンスンの余命があまり残っていない事を知ると号泣しながらヨンスンを励まし、これ以降、ガンホの不在中は村の人々がヨンスンの家に集まって彼女を見守るようになった。

カウンセラーに扮して病室に潜入したミジュはハヨンを説得。拒むハヨンだったが、ミジュの強い説得に改心。一同の作戦は成功してハヨンは病院から脱走するものの、サムシクのおっちょこちょいなミスのせいで身元がバレてしまい、向かったのは借金取り(イ・ギュヒ / 特別出演)が根城にするモーテルだった。ガンホは過去の悪事を見逃す代わりにサムシクへの法外な取り立てを帳消しにし、ハヨンらを護衛させる約束を取り付ける。復讐のために利用した事を詫びて和解したガンホとハヨン。再び飛び出していくガンホを追いかけたミジュはすべて終わったらずっと一緒に暮らせと遠回しなプロポーズ。二人は口づけを交わして気持ちを確かめ合った。

ソン会長(チェ・ムソン)からガンホの始末を命じられたソ室長(ソ・ジソク)とチャ代理(チャ・スンオン)は困惑しながらも村に戻るが、ソン会長が自分たちを始末しようとしている事に気づくと村で培った知識をフル活用して追手を撃退・検挙に成功した。

一方、最終作戦に出たガンホが向かった先にいたのは、水族館でのイベントを終え、マスコミや支援者に笑顔を振りまくオ・テスだった…。

BadMother画像出典:番組公式サイト■第14話(最終回)あらすじ
ソン会長の悪事を暴く証言をするようオ・テスに取引を持ちかけたガンホ。警察や検察にもソン会長の息がかかっていて、令状を出すのは難しい現状にぶち当たってしまう。一方、出国を控えたソン会長のもとに現れたのはソ室長だった。自分たちを殺そうとした事を非難するが、ソン会長の会話をすべて録音していた。これに憤慨したソン会長がソ室長を殺そうとしたところでガンホが現れ緊急逮捕。全てはソ室長から連絡を受けたガンホが現行犯としてソン会長を捕まえるための作戦だった。

村では、ガンホとのエピソードをもとに書いた歌が思わぬヒットを生み出し歌番組に出演したフナ(ペク・ヒョンジン)の晴れ舞台を観ながら宴が行われていた。そこにソン会長逮捕のニュースと共にマスコミのインタビューに応じるガンホの姿が映し出され、ヨンスンは感慨深そうに画面に映る息子を見つめ、村人たちは以前の姿を取り戻したガンホに驚愕。

ソン会長の裁判が行われる当日、ヨンスンや村の人々はガンホの勇姿を見ようとソウルへと上京。ソ室長殺人未遂の罪から過去に殺してきた側近や被害者に話が及ぶと、証人としてオ・テスが現れた。自らの愛人・隠し子騒動もソン会長に押し付けるオ・テスに憤慨したソン会長。そこに現れたのはハヨンだった。ガンホに睡眠薬を飲ませた事を自白し、父テスの罪を暴こうとするが、娘の精神鑑定書を武器に事実を認めないテスだが、ガンホが呼んだ証人に言葉を失う。

ガンホが呼んだのは死んだと思われていた隠し子だった。スヒョンは海に身を投げる前に赤ん坊を船に隠していた。35年前の父の死についても二人の関与が明らかになり、テスは緊急逮捕された。途中、傍聴席で激しい痛みに襲われながらも「まだ連れて行かないで」と祈っていたヨンスンは父の敵を取った息子を見て涙で万歳を叫び、村人もそれに続いた。

村ではガンホの勝利とヨンスンの誕生日を祝う宴が行われ、かつての温かい表情と明るさを取り戻したガンホ。主役のヨンスンは35年前に村にやって来た日の思い出を振り返り、自分はこれまで幸せに生きて来られたと村の人たちに感謝し、願い事をした後、ケーキのろうそくを吹き消した。そして再び結ばれたガンホとミジュに指輪を託し、夫とのエピソードを語った。

その夜、一緒に寝ると甘えるガンホに子守唄をリクエストしたヨンスンは、幸せだと囁くとそっと息を引き取った。

葬式では遺影を前に悲しむガンホだが、ヨンスンの携帯からは彼女がいつも聴いていた「僕は幸せです」が流れ始めると、ヨンスンを弔うように村人たちが踊り始めた。

ヨンスンが旅立った後の村ではミジュ母はフナと密かにセカンド・ラブを楽しみ、ミジュとガンホの関係にショックを受けていたサムシクは母の衣類をくすねては服役中のハヨンのもとに通い詰めていた。ソ室長とチャ代理は完全にサンチュ農家に転身。正体不明だった里長夫人(パク・ボギョン)は噂通り日本の暴力団の娘だった。突然日本に帰ると言い出した妻に困惑する里長(キム・ウォネ)だが、突然つわりに襲われた夫人は村に留まる事に。

ガンホとミジュの仲は村公認になり、イェジンは一目惚れした相手が父親だったという事実を納得できずにいたが、新しく村に越してきた男の子に一目惚れ。

養豚場を綺麗に改装してヨンスンとの思い出が詰まった写真を飾ったミジュ。写真の裏から手紙を発見したガンホ。手紙はヨンスンが亡くなる直前にしたためたものだった。手紙にはガンホへの愛情と、誕生ケーキにかけた願い事が綴られていた。もう一度だけガンホの母親として生まれてきたいと綴られた手紙には、もしも願いが叶うなら今度こそは良い母親として幼いガンホに優しく接したいと書かれていた。手紙を見て涙するガンホ。

白いドレスに着替えてやってきたミジュにプロポーズするガンホ。その幼稚な演出に呆れながらもプロポーズを受け入れるミジュ。ガンホはかつて父がしたように子豚にリボンを巻いてミジュに贈り、一生を共にする事を誓った…。

■見どころ
最終週ではこれまでも物語で語られた伏線が見事に回収され、ガンホや幼馴染の活躍で復讐作戦や裁判はオ・テスやハヨンを巻き込んだ目を見張るやり取りの末に痛快に解決。村人たちのほとばしる個性もこれが最後だと言わんばかりに炸裂し、事件やヨンスンの病気というシリアスなあらすじのところどころに笑いを散りばめた。

今回も号泣必至のシーンがいくつか登場した。まずは第13話でヨンスンがサムシク母やミジュ母と花札に興じるシーンだ。迫力のある剣幕で口論を繰り広げて飛び出したソ・イスクがヨンスンの余命を知って、ヨンスンを呼び出して泣き崩れるシーンは涙腺崩壊要注意の名場面だ。

最終回でも裁判でヨンスンが苦しみながらもガンホのためにぐっと堪え、「まだ連れて行かないで」と祈るシーン、誕生日の宴での村人への感謝のメッセージなど涙を誘うシーンが続き、ヨンスンがガンホの子守唄を聴きながら安らかに眠りにつくシーンは再び涙腺を刺激される。葬式以降のシーンではコミカルな展開が続くが、ガンホが発見した手紙に書かれていた内容も幼い息子を厳しくしつけてきた母の後悔が詰まっていて号泣必至だ。

終盤シーンでは、物語に登場した個性豊かすぎる村人たちのその後も誰も置いてきぼりにする事なくまんべんなく描かれた。里長と遂に美容マスクを剥ぎ取った夫人の日本語でのやりとりやミジュ母とフナの秘密の関係、サムシクとハヨンのラブラインなど予想外の展開も含め、笑えて心温まる結末で最後まで視聴者を楽しませてくれた。満足度の高さは視聴率にも現れ、初回放送3.58%から始まって以来、回を重ねる毎に数字を上げ、最終回は放送開始以来最大となる12.0%(いずれもニールセンコリアによる全国視聴率)を記録した。

サスペンス、親子の絆、ヨンスンの病気、ガンホの記憶喪失、村人のエピソードなど多彩過ぎる要素を綺麗にまとめ上げ、要所要所で人生の道標になるような名言も教えてくれた名作「よくも、悪くも、だって母親」は韓国JTBCにて2023年4月26日~6月8日まで全14話で放送。Netflxiでも全話独占配信中だ。

■スタッフ
監督:シム・ナヨン
脚本:ペ・セヨン
原題:나쁜엄마(ナップンオンマ=悪い母親)

■キャスト
チン・ヨンスン役:ラ・ミラン
チェ・ガンホ役:イ・ドヒョン
イ・ミジュ役:アン・ウンジン
パン・サムシク役:ユ・インス

※チョウ里の人々
イ・ジャン役:キム・ウォネ
チョンさん役:カン・マルグム
パクさん役:ソ・イスク
青年会長役:チャン・ウォニョン
トロット・ペク役:ペク・ヒョンジン
ヤンさん役:イ・サンフン
パク・ボギョン、キム・ジウン
ミジュの双子の弟妹(子役):キ・ソユ、パク・ダオン

ウビョクG会長ソン・ウビョク役:チェ・ムソン
国会議員オ・テス役:チョン・ウンイン
オ・テスの娘オ・ハヨン役:ホン・ビラ
 ほか

YouTube日本版予告動画

Netflix

kandoratop【作品詳細】【「良くも、悪くも、だって母親」を2倍楽しむ】