15日NHK Eテレ放送の「ニュー試」にゲスト解答者として出演したジャニーズJr.の本髙克樹が、韓国・ソウル大学の入試問題に挑戦し、見事合格判定を受けた。

本番組は、世界の大学入試にゲスト解答者がガチで挑戦し、その国の入試のプロが厳しく採点して、合格か、不合格の判定をする知的エンターテインメント番組だ。



今回注目した大学入試は韓国。冒頭では、MCの古舘伊知郎がまるでスポーツ実況のようなしゃべりで韓国の熾烈な受験戦争を語った。それによると、韓国の進学率は73.3％で超学歴社会。厳しい受験戦争を描いたドラマ「SKYキャッスル」は最高視聴率23.8％を記録して空前の大ヒットとなった。ドラマのタイトル“SKY”には韓国最難関のソウル大学（S）、高麗(コリョ)大学（K）、延世(ヨンセ)大学（Y）の頭文字を合わせた造語だ。

この日のゲスト解答者は芸人の千原ジュニアと福田麻貴、本髙克樹（7 MEN 侍）の3人。本髙は早稲田大学大学院 創造理工学研究科を卒業したジャニーズJr.の頭脳派。彼らが挑戦するのは韓国のトップオブトップのソウル大学の入試問題だ。解答者に合否の判定を下すのは、ソウル大学元入試担当のチン・ドンソプ氏。チャレンジする問題は次の通り。

Q1：あなたは次の3人の失業者から誰を雇うか？
・ディヌ：もっとも貧しい
・ビジャンノ：最近、経済的に没落した
・ロギニ：慢性疾患の持病を持つ

Q2：同じ選択を国が行う場合、起こりうる問題点は？

Q1では、解答者は3人とも「ロギニ」を選んだが、福田が出題者の追加質問にきちんと答えられなかった点、千原は解答が主観的になり過ぎた点で2人とも不合格のC判定となった。いっぽう本髙は、問題の意図を完全に把握し、論理的根拠を持って解答したという点が評価されA+の判定を受けた。出題者は「ソウル大学の志望学生と比べてもまったくそん色ない」と太鼓判を押した。

そんな本髙にはもう1問出題された。

最終問題：状況が変わって、10日間毎日1人を雇用することになった。日によって人をかえて雇うこともできる場合、以下の3者の合計を最大化する10日間の雇用案を示せ。
・ディヌ：所得
・ビジャンノ：幸福感
・ロギニ：暮らしの質

これには本髙は、自らフリップの裏にグラフを書いて説明。スタジオは大学の講義のようになって本髙の説明に聞き入った。一度は最適な回答を導き出すも、そこに優しさを加味した神解答に、思わず千原は「雇用されたい」と呟いた。

バランスの取れた本髙の解答に出題者も大満足！本髙の頭上に満開の桜を咲かせ、文句なしの合格判定を出した。

本髙がどんな解答を出したのか気になる方は、NHK＋にて7月22日（土）22：00まで見逃し配信されるので、本編で確認しよう。

◇NHK＋「ニュー試　韓国・ソウル大学」見逃し配信