【最終回ネタバレ】アン・ボヒョン、今度は僕が捜しに行く!「生まれ変わってもよろしく」第12話 シン・ヘソンが唱えた4文字は?
人気ウェブ漫画を原作としたtvN土日ドラマ「生まれ変わってもよろしく」が7月23日に最終回となる第12話「運命の糸を解くのは自分」を放送し、ニールセンコリアによる視聴率が全国4.5%、首都圏5.0%で幕を閉じた。Netflixでも同日配信開始した最終回のネタバレあらすじと見どころ、韓国での評判などをご紹介しよう。
「生まれ変わってもよろしく」は、前世の記憶を持ったまま生まれ変わりを繰り返す女性バン・ジウム(シン・ヘソン)と、彼女と出会うことを運命づけられている男性ムン・ソハ(アン・ボヒョン)とのラブストーリー。
【「生まれ変わってもよろしく」を2倍楽しむ】では、制作発表会レポートや、配信にあわせて各話のネタバレあらすじと見どころ、感想、視聴率など紹介していく。
■第12話(最終回)
画像:tvN番組サイトより前世の記憶を消す方法
1000年前、ミンギへ言い放った恨みの言葉が、ジウムが握る巫鈴に「転生を覚える呪い」として込められたことを知ったジウムは、全て自分のせいだったと自責の念に駆られ涙する。そして見守ってくれたソハに「あなたはずっといい人でした」と感謝の口づけする。
ミンギに会いに行ったジウムは、「私の姉を殺し、私を死なせたのはあなた」と告げる。そして23回の人生を復讐されると覚悟し苦しんできた彼に「許すことはできないがすべては過去のこと、今では関係ない」と肩の荷を下ろしてやり「今生は愛する人と最後まで幸せに、平凡に生きて見せる」と決意を伝える。ミンギは謝罪し、前世の記憶を消す方法「軽やかな心と、4文字の言葉」を教える。だが、そうすることで前世に関係した人たちの記憶も全て消えると知ったジウォンは悩む。
呪いを解いたハンナ(イ・ハンナ)は、ソハの母だった前世の記憶を失くしジウムとすれ違っても気が付かず、友人たちと青春を謳歌している。だが、ジウムにとってそれは何より辛いこと。
画像:tvN番組サイトよりチョウォンとドユンの恋
その頃、「チョウォンがハ秘書を本当に諦めたとき、ハ秘書はチョウォンを放せなくなるはず」というジウォンの言葉が頭から離れないドユンは、これまでチョウォンを傷つけてきたことを悔やみ会いに行く。ドユンへの別れのメッセージを誤送信して慌てる彼女に、初めて出会った時のように傘を渡してやる。チョウォンも花束を渡して「好きでいてくれてありがとう」と別れの言葉を告げ立ち去ろうとする。ドユンは彼女の腕をつかんで「手放したくない」と告白し、「人々の話のタネにされても、10倍にして返してやる」というチョウォンを優しく抱きしめる。
ソハとドユンの赦し
一方、ソハは収監されている叔父サンヒョクの面会に行く。叔父の間違った選択を口にし、「僕は不幸ではない。幸せになろうと努力している」というソハの前向きな言葉に笑みを浮かべるサンヒョク。ソハに続いてサンヒョクのせいで父を亡くしたドユンも面会する。やわらかい表情で出てきたドユンに、来年からはジュウォンとドユンの父の法事を一緒にしようと提案するソハ。
前世を忘れる4文字の呪文
エギョンの手術の日。病室にはソハ、チョウォン、ドユンがいた。みんなを見て笑みを浮かべるジウムだが、エギョンはジウムが悩んでいることを見抜いていた。そして「おじさん(ジウム)のためになる道を選んで」と愛情と勇気を与えてやる。大切な友人であり妹のチョウォン、たった一人の姪で今世の母エギョン、時間を超えて愛で結ばれたソハ…「忘れたくない」と落ち込むジウム。
ミンギからジウムの怖れを聞いたソハは、ジウムの手を取って走りだす。そして「ユン・ジュウォンがソハを見つけたように、今度は僕が捜しに行く」と怖れを取り除いてやる。「見逃したら」と心配するジウムに「僕のような男を見逃すはずがない」と、ペアリングを指にはめてやり、自分自身を信じるように励ます。
チョウォンの家を訪ねたジウムは、前世の母の手料理をごちそうになる。そしてジュウォンの部屋で母を抱きしめる。覚悟ができたジウムは、巫鈴を持って思い出の橋へ。1000年前の自分に「今、幸せです」と伝え、ミンギが教えてくれた軽い心で4文字の呪文「もういい(이제 됐어=イジェテッソ)」を口にした。
ソハの再会プロジェクト始動!
前世の記憶を全て失くしたジウムは自動運転の研究をするエンジニアに戻っていた。一方ソハはジウムとの再会プロジェクトを始動する。まずはチョウォンが偶然を装ってジウムに接触、名刺交換、キムチチゲの美味しい店を紹介。そばにはドユンがいた。店を訪ねたジウムの後ろの席にはソハ。「また会おう」というソハに驚くジウム。美味しい料理に舌鼓を打つジウムの前に現れた店主は健康を取り戻したエギョン。
ジウムとの縁を結んだソハは彼女をホテルへスカウト。ミーティングにやってきたジウムはプールの前にいた。ジウムに近づくソハは、自分がジウムをスカウトしたホテルの代表だと自己紹介。そしてかつてのジウムのようにいきなり「僕と付き合いましょう」と告白。仰天するジウムに「今日から3回告白します。全て拒否されたら潔く諦めます。僕と付き合いませんか?」と最初の告白をした。
■見どころ、感想、視聴率
昨年のtvN土日ドラマがほとんど2桁を記録したのに対して、今年は第1弾の17%を叩き出した「イルタスキャンダル~恋は特訓コースで~」以外は視聴率が伸び悩んだ。本作も全国4.5%、首都圏5.0%と、自己最高を記録した第4話(5.7%、6.4%)を超えることなかった。
Netflix シリーズ「生まれ変わってもよろしく」独占配信中それでも懐かしい過去回がたくさん描かれ、ジウォンの愛する人たちが抱えていた問題は全て解決され、すっきりと終わった。ミンギが考古学科の教授だったことも分かり、1000年前も今生も変わらずジウォンを守ろうとするソハの変わらぬ愛で、ジウォンは再び愛する人たちとの縁を結ぶことができた。何より、ジウォンが告白したときの上の写真と本記事冒頭の写真が示すように、ソハがかつてジウォンがしたことをそのままなぞる「再会プロジェクト」が素敵だった。
韓国の視聴者からは「ストーリーがとても素晴らしいですね。 梅雨の終わりの爽やかな日差しのような爽快さを感じました。」や「はあ...もう2話くらい後日談をもっと続けてくれればいいのに...楽しく幸せに生活する姿が見たいな...。」という感動の声が聞かれた。その一方で、「今生の記憶まで全部忘れるのはやりすぎの設定のよう」「11話まで本当に一生懸命見てきましたが、最後がちょっと物足りなかった...」「家族を救うとして国の宝を他国(※)に持って逃げようとして捕まったのに...それがなくなることで殺される人々がどれだけ多いことか...不当である」と、決着の付け方への不満や、原作とは異なる結末に「原作通りにしてほしかった」という声も散見された。
だが俳優陣の演技には満足したようす。特にジウムを演じたシン・ヘソンに関しては「彼女でなければだめなのを実感した」「(シン・ヘソン)の演技に見惚れた」と演技を絶賛する声で溢れた。
過去の因縁に捕らわれずに前向きに生きること、周りの人を愛することの大切さを教えてくれた「生まれ変わってもよろしく」はNetflixで全話配信中だ。
※1000年前は高麗時代。ジウムが巫鈴を持っていこうとした徐羅伐(ソラボル)は前王朝新羅の古い国号、または韓国慶州市の古い呼び名。「ソラボル」が「都(京):みやこ」を意味する語で、「ソウル」の語源になったとも伝わっている。新羅はすでに滅んでいるが、ここでは視聴者が感じたように他国の王都と考えるといいだろう。
◇最終回予告
■スタッフ
監督:イ・ナジョン 脚本:チェ・ヨンリム
英題:See You In My 19th Life
■キャスト
バン・ジウム役: シン・ヘソン
ムン・ソハ役:アン・ボヒョン
ハ・ドユン役:アン・ドング
ユン・チョウォン役:ハ・ユンギョン
他
●Netflix シリーズ「See You In My 19th Life (英題)」2023年6月17日〜独占配信中
◇Netflix
【「生まれ変わってもよろしく」を2倍楽しむ】
【作品詳細】