「転職の魔王様」渡邊圭祐の仮面の下には“投げ出さない責任感”が!第3話ネタバレと第4話予告

2023年08月01日11時18分ドラマ
(C)カンテレ、フジテレビ

成田凌主演のカンテレ・フジテレビ系新月10ドラマ「転職の魔王様」第3話が7月31日(月)22時より放送された。先人の教え“とりあえず三年”はもはや死語?ネタバレと見どころを紹介しよう。8月7日に第4話が放送される。予告動画は番組公式サイトで公開されている。


「転職の魔王様」は、“転職の魔王様”の異名を持つ毒舌敏腕キャリアアドバイザーが、求職者の仕事や生き方への悩みを辛辣な言葉で一刀両断しながらも、働く自信と希望を取り戻させる痛快転職エンターテインメント。

7月31日に放送された第3話では、厳しい就職戦線を勝ち抜き、営業マンの鏡ともいえるほど明るく前向きな笹川直哉が役で渡邊圭祐がゲスト出演。好感度の高い笑顔で登場した笹川だったが、その後、来栖によって自分の置かれた状況を認識するたび徐々に“仮面”を剥がれていく様子を熱演。同時に彼が「何も成し遂げていない」焦りを感じていただけで、本当は「投げ出さない責任感」を培ってきたことが丁寧に描かれ、ドラマ終盤には、笹川の本当の笑顔を見ることができた。

合わない仕事場からは即離脱すべき、“とりあえず3年”は続けるべき、のどちらが正しいのか?同期がみな離職してしまい、自分だけが会社に残っていることを自負する笹川に、来栖は「とりあえず3年はもはや死語です」とバッサリ。とりあえずではなく、その3年の間に何をしたかが重要だというのだ。理屈はわかるが、そうといっても新入社員がすぐに功績をだせるはずもなく…。来栖が語る転職の現実は回を追うごとに厳しくなっているような気がする。笹川は自分に取柄がないと思い悩むように…。

その後、自分を正当に評価してくれる会社に転職したいという希望を持ち、転職先の面接を控えていた笹川は、その土壇場で自分の転職よりも今共に働いている仲間との仕事を優先させた。彼が培ってきた責任感と、仲間からの信頼がここで実証される。彼は上司から正当な評価を受けていなかったが、やるべき仕事はきちんとこなし、いつも笑顔を絶やさず、そのうえ周囲に気を配れる優秀な人間だったのだ。「投げ出さない責任感」という取柄を自覚した笹川が、転職先で生き生きと働く姿も見てみたかった。

ドラマラストに、来栖の元恋人だという剣崎莉子(岡崎紗絵)が突然「シェパードキャリア」に現れた。次週8月7日に放送される第4話では、莉子が同棲中の漫画家の恋人・綾野周介(曽田陵介)のために、自分が好条件の会社に転職し支えたいと転職を希望してくる。しかし、今の会社に誇りと愛情をもって仕事をしていた莉子を知る来栖は納得できず、キャリアアドバイザーとして痛烈な一言を言い放つ!

■前回:第3話 ネタバレあらすじ
大手食品会社の健康食品部門の営業職を務める入社4年目の笹川直哉(渡邊圭祐)が転職を希望。自らの仕事にやりがいを感じ、会社の利益につながる働きをしていると自負していたが、会社は自分の仕事ぶりを正当に評価してくれないのが悩みだという。来栖(成田凌)とともに笹川と面談した千晴(小芝風花)は、営業の鏡ともいえるほどに明るく前向きな笹川に好印象を抱き、企業がほしがる人材だと確信する。

しかし、来栖は「その仮面いつまでつけ続けるおつもりですか?」と笹川に告げる。どんな状態でも笑顔を絶やさず、周囲を気遣う笹川を上司のウケを狙うクセがついていると分析したのだ。

再び、美味しくないナポリタンを出す喫茶店で面談をした笹川は、転職先候補の会社をネットの評判が良くなかったと二の足を踏む。「自分が評価されないことに不満がなるのなら、自分の価値観で(就職先も)評価すべきでは」と来栖はつげ、笹川に自分の仕事の成果の何処を評価してほしいのかと問う。

そこへ元同期の高木(見津賢)が居合わせ、笹川に挨拶をする。笹川は自分の同期は、みな長続きせず全員辞めてしまったと話す。翌日。笹川は上司の西田(新納慎也)から接待場を盛り上げるのがお前の仕事だと言われ、上がってきたばかりのチラシのデザインに修正を入れてすぐさまデザイン変更するよう指示される。威圧的な西田からの指示に笑顔で応え、販売部に頭を下げてデザイン変更をお願いする。

そこへ元同期から同期会をやるという連絡が入る。飲み会の場に顔を出すと、それは来栖が千晴に手配させたものだった。かつての同期たちはそれぞれ会社を退社後自分たちの居場所をみつけそれぞれ実績を摘んでいた。高木はeスポーツ、岩橋(齊藤友暁)は二回転職した後、現在はプロジェクトを任されるリーダー。三田(佐久間祥朗)はスマホアプリの会社を立ち上げていた。来栖が同期会を手配したのは、元同期たちは会社から逃げたのではなく、自分の居場所を探し、やりたい仕事をみつけていることを知らせたかったからだった。

「3年の間、あなたは何をしていたのですか?」と問う。千晴は打ちひしがられる笹川に声をかけ、清川夫婦が営むキッチンカーに誘う。笹川はこの3年間で自分が何も得ていないと嘆くが、北斗(井上翔太)に「笑顔が素敵な人に悪い人はいない」と励まされる。

しかし、接待の場で取引先に提案書を差し出した笹川は、上司の西田から「お前の提案なんか誰も求めていない」と叱責されてしまう。自信を失った笹川は転職を白紙にすると来栖に告げた。すると来栖は、自分もかつて仮面をつけていたと話し出す。

来栖は仕事に夢中だったが、事故に遭って思うように仕事ができなくなり、それでも必死に笑顔で耐えていたが、結局疲れ切って心が壊れてしまったと。来栖は笹川に、まだ間に合うと言い、社員を多角的に評価し社員を育てる社長で知られている中小企業「クックエナジー」を紹介。笹川は面接を受けることを承諾する。

2人の話しを聴いていた千晴は、洋子(石田ゆり子)に、来栖のことを何もわかっていなかったと告げる。洋子は来栖が求職者に厳しく接するのは「合わない仕事は人を殺す。だから見過ごせない」という信念をもっていることを語り、だから来栖を信頼していると話す。

面接の日。チラシの発売日が訂正されていなかったことが発覚。西田が笹川に伝え忘れていたことによるミスなのだが、西田は笹川を非難、すぐに印刷し直しし、明日配布予定のグッズにチラシを挟み直すことが要求された。

笹川は迷った末に面接を辞退し、販売部の社員たちと一緒に徹夜で作業をする。周囲の社員たちも今回のミスが笹川ではないことは承知しており、いつも笑顔で「投げ出さない責任感」を持っている笹川のために働いたと言ってくれた。西田が再び接待していた宴会の場には、笹川から取引先の好みの酒が用意されており、自分の失敗を取り戻そうとする意欲ある態度に取引先の上役たちも感銘する。

笹川は自分には「投げ出さない責任感」があることに気づく。徹夜明けでボロボロになった笹川の元に、来栖と千晴が現れ、今日朝いちばんに面接できるようにセッティングしたと伝えに来る。自分はボロボロだという笹川に、「丁度いい。“投げ出さない責任感”。今なら仮面もはがれている。あなたがすごした三年間は無駄ではなかった」と背中を押した。

「人を大事にする上司の元で働きたい」笹川は自分の転職理由をはっきりと自覚。笹川は無事、転職先が決まり、西田に退職願を提出した。

自分の強みには気づきなくい。だからこそ、自分と向き合うことは大切だと来栖は千晴に話す。「求職者に寄り添い、自分のことのように考えられる。それは君の強みです」とはじめて千晴の行動を褒めた。

■次回:第4話 あらすじ
来栖の元恋人・剣崎莉子(岡崎紗絵)が、突然「シェパードキャリア」にやって来た。かつて恋人同士だった2人は、再会を懐かしむどころか、お互いにとトゲのある言葉を連発し険悪なムードに…。翌日。莉子から正式に面談の申し込みがはいる。莉子が勤める会社は、オンラインの教育系コンテンツ制作・配信のパイオニアと知られているが業績は悪化していた。プライベートでは、漫画家の恋人・綾野周介(曽田陵介)と同棲中。なかなか芽が出ない周介のために、自分が好条件の会社に転職し支えたいと考えたのだが…。

カンテレ・フジテレビ系 月10ドラマ「転職の魔王様」は7月17日22時スタート。/原作:『転職の魔王様』『転職の魔王様2.0』額賀澪 (PHP研究所)/主題歌:Milet「Living My Life」/オープニング曲:LIL LEAGUE「Monster」/出演:成田凌、小芝風花、山口紗弥加、藤原大祐、おいでやす小田、前田公輝、井上翔太、井本彩花、石田ゆり子 ほか。番組公式Twitterアカウントは「@tenshokumao 」。公式Instagramアカウントは「@tenshokumao」。PR動画は番組公式サイトにて公開中。

「転職の魔王様」番組公式サイト

【2023年夏ドラマ紹介】【関連記事・各話あらすじ】