「悪霊狩猟団:カウンターパンチ」第9-10話:力を失ったソ・ムンの救出とジュソクの覚醒

2023年08月28日23時00分ドラマ
Netflix シリーズ「悪霊狩猟団:カウンターパンチ」独占配信中!
画像出典:番組公式サイト

7月29日(土)からOCNで土日ドラマとして放送・Netflixで独占配信開始した「悪霊狩猟団:カウンターパンチ」。第9-10話では能力を失い昏睡状態に陥ったムンの救出劇と、一度は改心しかけたジュソクが遂に最強の悪鬼として覚醒する様子が描かれた。気になるネタバレあらすじと見どころをチェックしてみよう。

「悪霊狩猟団」シリーズは、悪霊を捕まえるカウンター達が地上の悪霊を追いかける手に汗握る痛快ヒーロードラマ。シーズン1はOCN歴代最高となる全国視聴率約11%を記録し話題となった作品だ。
【「悪霊狩猟団」シリーズを2倍楽しむ】では、各話のあらすじ、見どころ、バレあらすじと見どころ、シーズン1「カウンターズ」振り返りなどまとめている。



■第9話あらすじ
ゲーリー(キム・ヒオラ)の能力で記憶を消され力を失ったムン(チョ・ビョンギュ)。ムンの持つ力を手に入れられなくなり激昂したピルグァン(カン・ギヨン)の暴走と、機関銃を装備したジャンムル(アン・ソクファン)の登場でどうにかその場を脱出することに成功するが、ムンは昏睡状態に陥り、窿ではウィゲン(ムン・スク)がホワイトグラウンドと呼ばれる隔離された世界に閉じ込められ消滅の危機に瀕していた。ムンがもとに戻るために残された道はホワイトグラウンドからムンを連れ出し、ウィゲンと再び契約を結ばせるしかない。

しかし、ムンは昏睡状態に陥っていたのではなく、周りを守らなければいけないというプレッシャーや、その後、仲間が全員殺されてしまったと思い込んで、自責の念から自分の心の内面に閉じこもっていたのだった。意識の中に入り込んで必死に説得するハナ(キム・セジョン)だが、ムンは頑なに拒絶。

メオク(ヨム・ヘラン)は悪鬼に襲われたジェヨル(チョン・テクヒョン)を探し、自宅を訪ねると、ジェヨルは彼女がかつて自分を救ってくれた恩人だということを思い出すが、人生やり直せると説得するメオクに詐欺の首謀者チュンジェ(キム・ヒョンジュン)が今夜高飛びするという情報を伝えて姿を消してしまった。

高飛びの現場を押さえれば、悪人の逮捕と詐欺の被害総額1200億ウォン、そしてゲーリーを召喚するチャンス。ムンがいない中、慎重に行動したほうがいいという意見に対して、これからはムンを守れる存在にならなければならないというモタク(ユ・ジュンサン)の鼓舞で一同は現場に急行。

ジェヨルはメオクを守ろうとして銃弾に倒れるが一命を取り留め、チュンジェは逮捕された。ハナは戦略通り、自分とゲーリーをコンテナの中に閉じ込めさせると、感覚だけを頼りにゲーリーを攻撃。遂にゲーリーに取り憑いていた悪鬼を召喚した。それでも怒りの収まらないピルグァンは移送中の警察車両を襲い、記憶を失ったゲーリーを殺して魂を吸い取った。

その頃、ジュソク(チン・ソンギュ)はピルグァンの狙いがムンの力だったと知りタッグを解消。ムンの祖母を通じてジャンムルに接近するとアジトの場所を読み取ってしまった。アジトの場所が知られてしまった一同。ハナはもう一度ムンを説得しようと意識の中に向かった。意識の中で仲間を守れなかった責任感に潰されかけていたムンはハナを拒絶し自ら死を選ぼうとするが、自ら危険を冒したハナを見捨てることができず、目を覚ますことに同意。凄まじい地の力とともにムンが再び能力を取り戻した瞬間だった…。

■第10話あらすじ
ムンが目を覚まし、喜ぶ一同。しかしムンはウィゲンと再び契約を結んだわけではないという。目を覚ました瞬間に現れた地の力を通じて、ピルグァンとジュソクが争っている光景を目の当たりにしたハナ。ジュソクが祖母に近づいたと聞いて祖母に会ったムンはジュソクにまだ人間としての良心が残っていることを察する。

詐欺の犯人が捕まり納骨堂にやってきたジュソクの母。ジュソクはチュンジェを乗せた護送車を乗っ取り、納骨堂に乗り付けると車を操ってチュンジェもろとも自爆しようと試みるが止めに入った母を悪鬼が殺そうとしたことに抗い、ムンと戦闘に突入した後にその場から逃走した。この闘いで一同はジュソクがカウンター同様に、地の力でパワーアップすることに気づいた。

目を覚ましたジュソクの母はかつて児童養護施設にやってきたジュソクとミンジのことを語り始めた。その頃、モタクはチュンジェから詐欺事件の本当の黒幕はピルグァンだったという証拠を受け取る。

ムンは地の力を呼び出すと、それを通じてジュソクに改心するよう呼びかけ、ジュソクは家に潜む悪鬼のコントロールを自力で脱してムンのもとへ向かおうとするが、チュンジェを襲ったピルグァンが放送局にチュンジェの首を持って現れ、放送を通じてジュソクに自分が妻ミンジを殺した真犯人だったと明かした。再び復讐心に支配されたジュソクは放送局に現れると人々の前でピルグァンを殺して魂を急襲。しかし、それこそがピルグァンの本当の狙いだった。内に潜んだ悪鬼を殺したピルグァンは完全にジュソクの意識を支配、最強の悪鬼が誕生した瞬間だった…。

■見どころ
いよいよ後半戦に突入した第9-10話では、ムンが誰にも言えずに抱えていたエースとしての責任感やプレッシャーが明かされ、それまではムンに頼りすぎていた他のカウンターたちの意識を変えるきっかけを作り、ムンがトラウマを克服するまでの一部始終に焦点が当てられた。ここで気になるのがウィゲンが語った一言だ。ムンが能力を取り戻したのはウィゲンと再び契約を交わしたからではないという。カウンターは何らかの事件や事故で昏睡状態に陥った人間から選ばれ、窿に暮らす人々と契約を結ぶことで昏睡から回復し、超人的な能力を手に入れるというのがシーズン1からの設定なのだが、ムンが契約をせずに能力を取り戻したというのはどういうことなのか?ムンの能力にはこれまでの設定を覆す何らかの秘密が隠されているのかもしれない。

一方、悪役サイドも大激震。ムンの力を無効化したゲーリーはピルグァンの怒りを買い、完全に対立し、ジュソクもまた、ピルグァンの本当の狙いがムンの力だと知り袖を分かち、それぞれが孤立する状態に。

第9話では詐欺事件の主犯であるチュンジェが逮捕され、ゲーリーもハナによって退治・召喚され、第10話ではジュソクがピルグァンよりも強い力を持っていて、更にカウンター同様に地の力でパワーアップすることが明かされた。最強クラスの力を持つジュソクがムンの説得に応じて自ら悪鬼を排除しようとしたことで、カウンターに勝機が見えてきたかと思いきや…ピルグァンがチュンジェを殺害してジュソクに真実を告げて挑発。なんと自らを殺害させることでジュソクと一体化し最強の悪鬼となってしまった。

ジュソクの内面に吸収されたピルグァンは、それまでジュソクを操っていた強力な悪鬼を殺し、ジュソクを操り始めるのだが、ここで気になるのは、最初にジュソクを操っていた悪鬼だ。カウンターへの恨みを抱き、カウンターや地の力に対する知識も豊富だっただけに、視聴者をあっと言わせる意外なバックグラウンドがありそうな匂わせ方をさせつつも、ピルグァンに倒されてしまい現時点では悪鬼の正体は分かっていない。

改心に成功する目前でジュソクを完全に悪鬼に奪われてしまったカウンターたちにはこの先どんな闘いが待っているのだろうか。次週いよいよクライマックスを迎える。

「悪霊狩猟団:カウンターパンチ」は7月29日(土)からOCNで土日ドラマとして放送、同日よりNetflixでも独占配信を開始した。

■キャスト
ソ・ムン役:チョ・ビョンギュ
ガ・モタク役:ユ・ジュンサン
ド・ハナ役:キム・セジョン
チュ・メオク役:ヨム・ヘラン
チェ・ジャンムル役:アン・ソクファン
ナ・ジョクボン役:ユ・インス
マ・ジュソク役:チン・ソンギュ
ファン・ピルグァン役:カン・ギヨン
ゲーリー役:キム・ヒオラ
ウォン・リーチャン役:キム・ヒョヌク


■スタッフ
演出:ユ・ソンドン
脚本:キム・セボム

Netflix

【「悪霊狩猟団:カウンターズ」シリーズを2倍楽しむ】
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