“どもまり”に流れる時間に安堵感!「科捜研の女Season23」沢口靖子と小池徹平も最強バディ!第3話ネタバレと4話予告
息子の罪を隠すために犯人隠匿の罪を犯してしまった先輩刑事・郡司武士(長谷川初範)の妻へ土門(内藤剛志)がやさしい言葉をかける!テレビ朝日 2022年9月6日(水)よる9時から「科捜研の女Season23」第4話を放送する。松下由樹がゲスト出演!予告動画は番組公式サイトで公開されている。
沢口靖子が京都府警科学捜査研究所の研究員として活躍する「科捜研の女」の23シーズン目の第3話が8月30日に放送された。「科捜研の女」はドラマの2/3まで“怪しい”と思われている人物がいても科学で証拠が見付からず、最後に“思いも寄らない”人が犯人というのを科学が証明するのが定番だが、第3話はそのいつもの定番を裏切った展開となった。ドラマ冒頭から“怪しさ満点”で登場している容疑者のカフェ経営者・栗城明良(玉城裕規)が実際に犯人だった。
そんな怪しさ満点の犯人役を演じた玉城裕規は舞台を中心として活躍している俳優で、2023年内に主演する映画『NOT BEER』の公開も控えている。いつもの雰囲気とは色の違うドラマにする特別な存在感があった。また、玉城裕規演じる栗城に翻弄される刑事の郡司を演じた長谷川初範との二人のシーンには不思議な緊張感があったという感想も出ていた。
9月6日に放送される第4話にゲスト出演するのは松下由樹だ。「科捜研の女2022」の第6話に成果を上げるためには平気で規律違反ギリギリの行動を取る刑事として登場していた。そして、第4話では科捜研の物理担当研究員・君嶋直樹(小池徹平)とともに事件解決のためにタッグを組む。
■前回:第3話ネタバレあらすじ
住宅街の公園で、背中を刃物で切りつけられた若い女性の遺体が見つかり、榊マリコ(沢口靖子)たちは臨場する。捜査をはじめた土門薫(内藤剛志)は、6年前から断続的に起きている4件の通り魔傷害事件と手口が酷似していることに気がつく。その4件すべてで任意聴取を受けていたのが、カフェ経営者・栗城明良(玉城裕規)。だが4件とも犯人は証拠を残しておらず、逮捕に至らなかった。
そして栗城を毎回、聴取していたのが、定年を目前に控えた土門の先輩刑事・郡司武士(長谷川初範)だった。土門は今回の事件の捜査にも協力してほしいと頼むが、郡司は栗城の犯行を直感しながらも逮捕できなかった自分は刑事失格だといい、首を縦に振らない。郡司の妻は病気を患い余命も宣告されている。そんな妻は数年前に事故で亡くなった息子の写真をいつも見ている。郡司とバディを組む部下・木立麻美(三戸なつめ)は、そんな郡司の姿に歯がゆさを感じていた。麻美によると、郡司が手がけた事件の中で解決していないのは栗城が容疑者となっている事件だけなのだという。
その頃、科捜研ではマリコが“地理的プロファイリング”で過去の事件を検証する。すると確かに過去の事件の被害者と栗城は関係があった。マリコと土門は栗城が今勤めているカフェに向かう。被害者の胃の内容物も栗城のカフェで出している食事と一致していた。店の防犯カメラにも被害者が映っていた。栗城に任意で事情を聞くが、事件のことを否定し、郡司のことを「あのしつこい刑事さんも可哀想。6年も無意味な芝居に付き合わされたんだから」という。
被害者の着衣についていた被害者のものと違う血液は栗城と一致しなかった。物理担当の君嶋直樹(小池徹平)が新たな音声技術・音声マイニングで栗城の供述を分析しようと試みていたが、特に問題はない。麻美が郡司がこれまでに事情聴取した録音データも持ってきた。そこでみなで音声マイニングをする。最初の聴取では郡司が圧倒的に栗城を攻めていた。しかし、回を重ねる毎にそのトーンがダウンしていき、栗城が強くでていることもわかる。さらに、聴取の最後の方になると、一定時間録音が途絶えている時間がある。
マリコはその直前の言葉を拾い出した。するとそこには栗城が「家族」「息子」などのワードを頻発していた。そして録音が再開するとすぐに郡司は聴取をやめている。マリコはその時に郡司が放った「萎えたので辞める」という言葉が気になっていた。
一方、最初の犯罪の被害者に再度話を聞きに行った土門は被害者が栗城よりも背が高い人に襲われた気がすると郡司に話したという。しかし、それは調書に残っていなかった。
マリコと土門は郡司に会いにゆく。第1の事件の犯人が郡司の息子と仮定すると、すべて納得ができるという。郡司も話し始める。最初の事件は郡司の息子が起こしてしまった。その時、偶然、栗城にぶつかってしまい、血のついたナイフや戦利品として持ち帰ろうとしていた被害者のハンカチ、学生証を落としてしまった。栗城はそれを拾った。栗城は郡司から事情聴取されたときに、犯人の父親であることに気がつき、息子のためにだまるようにいったのだ。そして、第2、第3、第4の事件を重ねる。郡司の事情聴取の際、録音ボタンを切って「家族がどうなってもいいのか?」「息子の罪がばれる」と脅したのだった。
土門たちは栗城を捕まえた。郡司は懲戒免職になった。郡司は自分の罪、息子の罪を余命短い妻に伝えることが出来ずにいた。土門とマリコは妻を訪ね、郡司が介護のために警察の職を辞したと伝えた。
■第4話あらすじ
高架橋の下で後頭部を殴打されているイベント会社社長・矢田部誠治(越村友一)の遺体が見つかり、榊マリコ(沢口靖子)ら科捜研メンバーは臨場する。胃の内容物からは“鰻”、“すっぽん”、“鱧”など25品目もの高級食材が検出される。
そんな中、捜査三課刑事・篠宮小菊(松下由樹)が久しぶりに科捜研に現れる。小菊は窃盗常習犯・根津吉次(吉岡睦雄)が所持していたバッグを調べてほしいという。偶然一緒に根津を追った科捜研の物理担当研究員・君嶋直樹(小池徹平)と小菊は根津が持っていた本に血痕が付着していて、それが谷田部のものと一致したという。根津が犯人なのか?
調べを進めたところ、矢田部は京料理を集めたフードイベントを開催するべく、有名割烹などと交渉を進めていたとわかる。25品目を網羅する食事を提供する店を探すため、科捜研のメンバーが割烹を訪れる。一方、小菊は単独で根津の行方を追っていたが、君嶋は聞き込みに同行させてくれと言いだして…!?
テレビ朝日 2023年8月16日スタート。毎週水曜日21時放送、「科捜研の女Season23」。出演:沢口靖子、内藤剛志、小池徹平、若村麻由美、風間トオル、金田明夫、斉藤暁、西田健、山本ひかる、石井一彰/第3話ゲスト出演:松下由樹、吉岡睦雄ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@kasouken_women」。
◇テレビ朝日「科捜研の女Season23」番組公式サイト
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