24日「こころの時代 シリーズ宮沢賢治 久遠の宇宙に生きる」最終回。#1~#5も一挙再放送

2023年09月19日13時18分暮らしと文化
【「雨ニモマケズ」手帳】

9月24日放送予定の「こころの時代」(Eテレ午前5時~6時)では、没後90年宮沢賢治の知られざる宗教観に迫るシリーズ最終第6回が9月24日放送される。合わせて第1回~第5回も一挙再放送。番組サイトで予告動画が公開中だ。



本番組では、今月21日に没後90年を迎える宮沢賢治の知られざる宗教観に迫ってきた。最終回は「雨ニモマケズ」を軸に、宮沢賢治の最晩年から死に至る道程を追う。

宮沢ⓒ林風舎 / ⓒRyo Kase Office今では宮沢賢治の代表作といわれる「雨ニモマケズ」は宮沢賢治の死後、愛用のトランクの内ポケットに入っていた手帳の中から発見され、知られるようになりました。手帳には病身の自分への戒めの言葉や、心のよりどころとした「法華経」の言葉がぎっしり記されていた。「雨ニモマケズ」はそれらの思いが結実した詩だったのです。宮沢賢治、最晩年の信仰と思想、未来に託された思いを描く。

【シリーズ通じて朗読した俳優・加瀬亮のコメント】
「朗読に関しては、文章の意味をできる限り理解した上で、心を開いて「ただ読む」ことが出来ればといつも願っていました。自室で一人彼の詩を読んでいる時、その一行を理解するのに何日も考え込んでしまったりと、自身の勉強の足りなさを痛感することも多々ありましたが、そのぶん彼の残した珠玉のような言葉たちへ接し得たことの喜びも一際大きかったように思います。宮沢賢治の生き方や言葉は、この先ずっと私たちの暮らすこの世界に残っていくことと思いますし、自分もまた、そこから学び続けたいと思っています」

NHK「こころの時代〜宗教・人生」番組サイト