【最終回ネタバレ】「ばらかもん」杉野遥亮は五島で書道教室を続けながら、書道家としても生きる決意を固めた!
清舟(杉野遥亮)はなる(宮崎莉里沙)たち島の人たちに応援されて久しぶりに書道家としての手応えを感じた!島で書道教室の先生と書道家としての二刀流を実現させてゆく!フジテレビ、毎週木曜22時放送の「ばらかもん」最新話はTVer、全話はFODで配信されている。
五島列島を舞台に、都会育ちの青年書道家・半田清舟(杉野遥亮)が五島列島で出会った琴石なる(宮崎莉里沙)ら島民たちとの交流を通じ、書道家として、そして人間としても成長していくハートフル“島”コメディー「ばらかもん」の最終回・第11話が9月20日に放送された。ビデオリサーチ社調べの世帯視聴率は初回から5.9%、5.3%、5.3%、5.0%、4.7%、4.3%、4.8%、5.1%、4.3%、4.7%と推移し、最終回は5.1%となった。同時間帯の「こっちむいてよ向井くん」と数字を取り合う形となり、視聴率は低迷してしまった。
主演の杉野遥亮の書道についても話題となった。最初に筆を持った時はひたすらぐるぐるとマルを書くところからスタートして、なかなか興味を持てなかったというが、タイトルバックの「ばらかもん」を書いたことで一気に興味を持ったという。ドラマ内での「成長」を聞かれた際、「字はうまくなったかも」と話していた。ちなみに、NHK大河ドラマ「どうする家康」でも字の得意な榊原康政役を演じていることも話題となった。
特に大きな事件もなく、恋愛ネタもないドラマで、悪い人はでてこない、家族全員でみてもほのぼのとできるまさに「ハートフル“島”コメディー」だった。ドラマの結末は半田清舟(杉野遥亮)がなる(宮崎莉里沙)たちに書道を教えながら、一人の書道家としても生きてゆく決意を固めたところで幕を閉じた。
©フジテレビGP帯初主演となった杉野遥亮はクランクアップに際して「作品を作っていくためには子どもたちに厳しく接しなければいけないところもあって。今日子どもたちが無事にクランクアップして、お父さんのような先生のような気持ちになりました。自分にとってすごくかけがえのないものになったなと思います」とコメントを残している。その姿はまさに“半田先生”のようだったという。コメント全文は番組公式サイトに掲載されている。
■最終回・第11話あらすじ
半田清舟(杉野遥亮)が立ち上げた書道教室も少しずつ軌道に乗ってきていた。そんなある日、琴石なる(宮崎莉里沙)は、父親の優一郎(岡田義徳)から送られてきたスマートフォンを見つめていた。なるは優一郎に電話をかけたいのだが、かけられないでいた。山村美和(豊嶋花)と新井珠子(近藤華)はなるの様子が気になり、親子関係に踏み込んでいいのか悩んでいた。
美和の父親が優一郎と同じ船にのる仕事につくことがわかった。酒屋を閉めて家族のために船にのることは理解しているが、ずっといなくなるのは理解できていなかった美和。優一郎に話しをきいてみたくて、なるにスマホを貸してくれと頼む。しかし、なるはだめだという。そんななるに美和は一歩踏み込んで話を聞いてみる。すると、「お父さん」と呼びたいのだが、呼べないでいることを知る。美和が優一郎に電話をかけると、優一郎は「なるに会うために仕事を頑張れる」と話した。それをきいて、美和はなるに電話を渡す。するとなるは「お父さん」と声に出した。
一方、書道教室での練習中、なるは清舟に「先生はもう、字を書かないのか?」と尋ねる。清舟は教室で書くことがすべてだというが、なるたちはさみしさを感じてしまう。
そんな折、七ツ岳郷に売り出し中の若手アイドルゆな(椛島光)と、カメラマンのアキオ(今井悠貴)がやってくる。ゆなたちは「突撃!田舎生活!」という企画の取材でやってきていた。田舎の温かさをテーマにした撮影で、泊めてくれる村人を探していた二人は偶然通りかかった清舟に家に泊めて欲しいと頼みこんだ。最初は拒んでいた清舟だったが、村の人も誰もが拒否すると聞いて、泊めることにした。そこでゆなは「たからものは何ですか?」と清舟に聞く。清舟が有名な書道家でありながら、田舎暮らしをしていることに興味を持ったのだ。清舟は「みんなからの一言」という。なかなかなじめなかった清舟に村の人は声をかけてくれたといい、それが会話になっていった。今では自分からも声をかけるようにしていると話す。ゆなはそれに感動していた。
清明(遠藤憲一)は作品を完成させた。川藤(中尾明慶)からその映像をもらうと清舟は素直に感動する。川藤は「清舟をやる気にさせるのは清明しかいない」というが、清明は自分をやる気にさせるのも清舟しかいないと答える。
ある日、家に戻ると玄関に1枚のちらしが入っていた。それは「いちねんせいかんげいかい」と書かれている。しかし、今年、島の小学校には1年生は入学していない。半信半疑ながら学校につくと、なるたちに特等席に座らさせられる。一年生がいないから、一年生先生を歓迎する会にして、清舟が主賓なのだ。楽器の演奏などが終わると、なるは清舟に目隠しをして、別の教室に連れて行った。そこには大きな半紙と筆、墨汁が用意されていた。なるたちが「先生の字を書いてほしい」と手配したものだった。
久しぶりに自分の書をかけると清舟はなるたちに手伝ってもらいながら「楽」という大きな書を完成させた。川藤にも連絡し「これからも書を楽しみながら続ける」と連絡する。川藤は「たくさん仕事をいれてやる」と答えた。
なると清舟は防波堤の上に座り、夕日が沈んでゆくのを見つめていた。
フジテレビ 2023年7月12日スタート。毎週水曜日22時放送「ばらかもん」。出演:杉野遥亮、宮崎莉里沙、綱啓永、豊嶋花、近藤華、山口香緖里、飯尾和樹(ずん)、田中みな実、田中泯、荒木飛羽、中尾明慶、遠藤憲一ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@barakamon_drama」。
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