【最終回】「科捜研の女Season23」沢口靖子と若村麻由美の丁寧な鑑定で真犯人が判明!第7話ネタバレと第8話予告

2023年09月28日10時45分ドラマ
©テレビ朝日

ベジタリアンの胃の中に牛肉が?マリコ(沢口靖子)は被害者の気持ちに寄り添って風丘(若村麻由美)とその謎を解く!テレビ朝日 2022年10月4日(水)よる9時から「科捜研の女Season23」最終回・第8話を放送する。マリコ、絶体絶命のピンチに落ちる!予告動画は番組公式サイトで公開されている。



沢口靖子が京都府警科学捜査研究所の研究員として活躍する「科捜研の女」の23シーズン目の第7話が9月27日に放送された。第7話にゲスト出演した野波麻帆は1996年に東宝シンデレラオーディションに輝いた経歴を持つ。主演の沢口靖子は1984年の第1回東宝シンデレラであり、「シンデレラ共演」と話題になった。

野波麻帆が演じたのはベジタリアン向けレストランの店主・伊東暁代。そして殺された香取孝史郎(吉田ウーロン太)を以前付き合っていた。しかし、香取が調子のいい「ウソ」を付くのがいやになって別れたという。香取は暁代に合わせてベジタリアンになろうとしていたのだが、暁代は無理をしてほしくないと思っていた。自分の前ではベジタリアンになるというのに焼き肉屋にいっていたのだ。しかし、香取は香取で、努力していた。なんとかもう一度暁代とつきあいたいと思い、自分を律し、ベジタリアンになるのだが、不幸はそこにあった。ベジタリアン用の食事を注文したのに、時間にあせる店員が普通の肉を出してしまった。そのことが原因でもめて香取は亡くなってしまった。

営業のためや、恋人によく思ってもらうために「ウソ」を重ねた被害者が、大豆による“培養肉”を研究開発するベンチャー企業を訪問していたり、人工イクラという「偽物」を食べていることなど「本当のこと」を考えさせられる回となっていた。

10月4日に放送される第8話をもって最終回となる。テレビ朝日は、水曜21のドラマ枠は4月期の「特捜9」「刑事7人」、「科捜研の女Season23」の3本を半年で放送している。間にスペシャルや特番などを挟まない方法でより多くのドラマを放送した。2010年代後半からは春ドラマとして「特捜9」、夏ドラマに「刑事7人」、下期半年は「相棒」と放送してきた。ジャニーズ事務所の社長に東山紀之が就任し、本人は芸能界を引退することから「刑事7人」の放送は今後はないと思われる。その枠にどんなドラマが入るのか?来年からも「科捜研の女」になるのかも気になるところだ。

■前回:第7話ネタバレあらすじ
遊歩道脇の斜面下でプリンターメーカー営業員・香取孝史郎(吉田ウーロン太)の遺体が見つかり、榊マリコ(沢口靖子)ら科捜研メンバーは臨場する。斜面の途中には自転車が転がっており、一見、事故と思われたが、マリコは遺体の状況から洛北医大で解剖してもらうことにした。

遺体と対面した解剖医・風丘早月(若村麻由美)は驚く。なんと香取は3日前、「自分が死んだら解剖して下さい」と風丘に唐突に奇妙な依頼をしてきた人物だったのだ。もしや香取には何者かに殺される予感があったのだろうか!? また、香取のポケットから“粘性のある白い物体”が見つかったのも謎だった。

解剖の結果、香取の死因は硬膜外血腫と判明。自転車で転倒する前に何者かに突き飛ばされ頭部を強打し、その衝撃で硬膜外血腫ができ、脳がじわじわと圧迫され死に至ったとわかる。生前に香取が話していた「身体の中に証拠を残しておきます」という言葉からくまなく遺体を診るが、胃の中の未消化のトマト、牛肉、パン、レタス以外には何も見付からなかった。また、ポケットの粉末は酒粕だった。

そんな中、香取の仕事は再生医療分野で使われるバイオ3Dプリンターの営業担当で、事件当日は機器のメンテナンスのため、“培養肉”を研究開発するベンチャー企業を訪れていたとわかる。さらにその後、靴についていた物質から人工イクラを踏みつけたとわかり、人工イクラを使っているベジタリアン向けレストランに立ち寄っていたことも判明した。その店主・伊東暁代(野波麻帆)は、最初は香取のことを知らないというが、実は昔付き合っていたし、店にもよく来ていた。

暁代に話を聞くと、香取は調子のいいウソを付くことが多いので、付き合うのをやめたのだという。それでも香取は店に来ることが多いといい、「ベジタリアンになる」と話していた。しかし、遺体の胃の中に牛肉があったことを聞き「やっぱりウソつきだ」と冷たく言い放った。現場に残っていた血痕と暁代の血液は一致しなかった。

ポケットに入っていた酒粕を作った酒造がわかると、どこに販売しているかをたどる。また、亜美(山本ひかる)が行動を追うと、カフェに香取が立ち寄ったことがわかった。そこでハンバーガーをテイクアウトしたと従業員が話す。やはりベジタリアンになるというのはウソで、牛肉を食べていたのか?そして、酒粕を販売していた先にその店もあることがわかった。店主に話しを聞くと、香取に酒粕を分けていたことと話す。酒粕は大豆ミートから臭みをとるのに使うという。その店でもベジタリアン向けの食事を出していた。そして、酒粕をわける予定の日が香取が亡くなった日だったこともわかった。

マリコと風丘は香取の血液をもう一度鑑定する。そして、最近、血液の成分がずいぶん改善されていたことがわかった。このことを風丘に託していたのだとマリコは思った。

香取がウソをついていないのなら、誰かがウソをついている。それはカフェの従業員だった。その日、推しのコンサートがあるため、時間通りに店を閉めようとしていた。そこに香取が酒粕を受け取りに来た。さらにベジタリアン向けのハンバーガーのテイクアウトを頼まれた。ベジタリアン向けの調理は時間がかかるため、簡単にできるハンバーガーを提供してしまった。

外で肉の入ったハンバーガーを食べて、「肉」だと気がついた香取は、コンサートに急ぐ従業員を見つけて文句を言った。そこで二人はもめてしまった。香取は頭を打ち付けた。従業員は救急車を呼ぶでも、病院に連れて行くでも亡く、香取をそのまま放置してコンサートに行ってしまった。

その事実をマリコから聞いた暁代は「ごめんね、信じてあげられなくって」と手を合わせた。

■第8話あらすじ
京都市内の川で強盗殺人事件の被疑者・葛木陽一の遺体が浮いているのが発見され、榊マリコ(沢口靖子)ら科捜研メンバーは現場に駆けつける。

葛木は1週間前、滋賀県大津市で高齢女性の家に押し入った末、家主を殺害した疑いで滋賀県警刑事・八木下大輔(須賀健太)に追われていた。

京都府警と滋賀県警は、すぐに合同捜査を開始する。葛木の足取りを追うため、セキュリティー企業エンジニア・板東亮太(金井勇太)の協力を得て、大津市から遺体発見現場まで防犯カメラによるリレー捜査に乗り出す。

マリコたちは遺体の傷や着衣などの鑑定を進めるが、そこへ強盗殺人の鑑定資料を持って滋賀県警の科捜研法医担当・芦名瑞希(羽瀬川なぎ)が訪ねてきた。彼女は高校生の頃からマリコに憧れ、母・真知子(中田喜子)の反対を押し切って科捜研への就職し、マリコのように危険を顧みずに事件を解決する鑑定がしたいと夢を語り、マリコたちの鑑定にも参加する。

ところがその直後、マリコをがく然とさせる、新たな事件が発生してしまう。大ショックを受けるマリコに非難の声が浴びせられ、深く打ちのめされることに…!?

テレビ朝日 2023年8月16日スタート。毎週水曜日21時放送、「科捜研の女Season23」。出演:沢口靖子、内藤剛志、小池徹平、若村麻由美、風間トオル、金田明夫、斉藤暁、西田健、山本ひかる、石井一彰/第8話ゲスト出演:須賀健太、羽瀬川なぎ、中田喜子ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@kasouken_women」。

テレビ朝日「科捜研の女Season23」番組公式サイト

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