「どうする家康」“忠世”小手伸也が家臣団を説得、別れのシーンに涙!第37話ネタバレと第38話予告

2023年10月02日08時47分ドラマ
©NHK

NHK大河ドラマ「どうする家康」(総合20時~、BSP、BS4K18時~)10月1日(日)に放送された第37話「さらば三河家臣団」で国替えを命じられた家康(松本潤/嵐)だが、理不尽な運命と前向きに向き合う家臣団の絆の強さに視聴者が涙!10月8日(日)放送の第38話「唐入り」で秀吉(ムロツヨシ)が朝鮮出兵へ!NHK公式サイトでは予告動画が公開中だ。



10月1日放送の第37話では、天下統一を目前に、秀吉(ムロツヨシ)が北条攻めを決定。勝てば北条の領地を約束された家康だったが、それは同時に故郷・三河を離れることを意味していた。家康(松本潤)がなかなか家臣団に打ち明けられないまま、家臣団と共に戦へ向かう・・・という展開の中、北条に勝利した後、徳川家臣団が集まった際、三河を離れる決意を語り合うシーンが感動を集めた。

国替えともなれば、家臣たちの反発を予想していた家康だったが、本多正信(松山ケンイチ)から事情を聞かされていた大久保忠世(小手伸也)が事前に家臣団を説得していたことが判明。家臣団からは「とっくに覚悟ができております」と前向きな答えと共に、「忠世兄に言い聞かされちゃ従うほかねぇわ」という声も上がる中、家康は“こんなことになって申し訳ない”と頭を下げた。家康と家臣団、その絆の強さが証明された場面に、視聴者から「本当に素晴らしい家臣に恵まれている」「家康と三河家臣団の絆がアツかった!」「徳川家臣団、最高かよ」と感動コメントが寄せられた。

一方、家康率いる三河家臣団解散の裏では、秀吉の初子・鶴松が病滅。豊臣家中が悲しみに暮れる中、10月8日放送の第38話では、“欲望の怪物”となった秀吉が、標的を国内から国外へ向け、朝鮮出兵に向け動き出す。沼地である江戸を整備し、新しい町作りに生き生きする家康。そんな中、予告では茶々(北川景子)が家康の手を取り「お慕いしてもようございますか」と迫る場面に「ちょっとどうゆうこと?」「茶々が色仕掛け?」と視聴者がどよめき、毒気たっぷりの茶々の動向にも注目が集まっている。

■小手伸也、大久保忠世の魅力は“ブレない美学”
三河家臣団が解散となった第37話で、国替えに反発する家臣団を陰ながら説得した大久保忠世の尽力があったことが明かされ、視聴者の感動を誘った。今や家康の右腕となった本多正信からも、かつて三河を追放されていた際、正信の妻子を陰ながら助けていたのが大久保忠世だったこと正信本人の口から語られ、陰の功労者として注目を集めた。

忠世と言えば、「自称三河一の色男」や「薄毛を気にしているおじさんキャラ」であり、戦で武功を上げるというより、家康が留守の間、国を守ってくることが多いイメージ。しかし、国替えという大事な局面で、家臣団の心を気遣い、まとめあげた忠世。演じた小手は、忠世の魅力を「忠義にせよ美意識にせよ決してブレないその実直さにあるのではと思っていた」と分析。「“どんな時でも本人はいたって真面目”というのは軸にしようと考えていました」と役へ取り組みを語っている。

その魅力が画面から溢れた第37話では、視聴者から「大久保忠世の回」「真の色男じゃん!」「中間管理職みたいな立場で社内の平和をいつも気に掛けていたんだろうな」など称賛の声が集まっている。さて、家康がいよいよ江戸に着任し、家臣たちは城持ち大名への出世を果たし、物語も佳境へと突入してくる。悲しい別れを経て、活躍するチーム・家康の今後の展開に期待したい。

■前回(第37話)ネタバレあらすじ
天正17年(1589年)5月、秀吉の側室となった茶々は鶴松を出産。生涯初の我が子を抱き、喜びの絶頂にある秀吉は、その勢いのまま関東北条攻めを決定した。和平を主張する家康に秀吉は先陣を命じ、勝てば北条領を全て与えると言う。しかし、それは故郷・三河を離れることを意味していた。そのことを家臣団に言い出せないまま、天正18年(1590年)2月、家康は駿府を出発。3月には秀吉も本軍を従え出陣し、総勢20万人の軍勢が小田原城を包囲する。

家康は北条氏政(駿河太郎)の降伏を促すが、全く応じようとせず頑なに籠城を続けた。3か月が経とうとする頃、小田原城からも見える笠懸山に突如として城が現れ、それを見た北条勢は戦意を喪失。秀吉は密かに城を作らせ、出来上がったところで周囲の木々を切り、まるで一夜にして城が現れたように見せかけたのだった。

秀吉は北条の土地を家康に与え、その代わり旧領である三河、遠江、駿河、甲斐、信濃を召し上げ、さらに家康には武蔵の江戸を与えた。そして戦が終わり次第そのまま江戸に向かうよう言い、家臣たちに所領を与え城持ち大名に取り立てるよう命じた。本多正信は、秀吉は家康を江戸に送ることで、徳川家の財力を奪い、徳川の強みである家中を散り散りにすることで結束力を欠く狙いがあると踏んでいた。

そして一夜城が現れてから僅か9日後、北条当初氏直が降伏。家康は小田原城に入城し、切腹が決まった氏政と対面を果たした。誰も侵さず、侵されずに穏やかに暮らすことを望んでいただけに、秀吉の関東侵攻に抗いたかった氏政。だが、それも叶わなくなり、家康に関東を託し、別れを告げた。小田原城を落としても、国替えに納得していなかった家康だったが、石田三成(中村七之助)から同じく国替えを命じられた織田信雄(浜野謙太)が異を唱え改易、つまり大名として家を断絶させられてしまったことを聞き、驚がくする。

その晩、家臣団を集めた家康は、非難を浴びることを覚悟で国替えになったことを告げると、意外にも前向きな言葉が返ってきた。本多忠勝(山田裕貴)は「関東もよいところに相違ござらん」と言い、榊原康政(杉野遥亮)も「我らがとっくに覚悟が出来ており申す」と続き、井伊直政(板垣李光人)は「新たな領国を治めるのも、また大いにやりがいのあること。腕が鳴りまする。」と意気込んで見せた。動揺する家康だったが、聞けば、国を立つ前に大久保忠世が正信に「国替えは避けられぬであろうから皆にうまく伝えてくれ」と頼まれ、皆を説得していたのだった。

家康は「皆、悔しかろう。無念であろう・・・このようなことになりすまなかった」と手をついて頭を下げた。しかし家臣たちは、今川も武田も滅び、織田も力を失った今、乱世を生き延びてこられたのは家康のおかげだと感謝。家康は「こんなわしにようついてきてくれた。よう支えてくれた。皆のおかげじゃ」と感極まった。それから家康は、領地の配分をそれぞれに伝え、自分は江戸に行くことを告げた。天正12年(1592年)正月、江戸に移り住んだ家康は、側室・阿茶局(松本若菜)、正信と共に江戸で新たな町づくりを始める。そんな中、家康の元に秀吉から唐攻めの書状が届くのだった。

■第38話「唐入り」あらすじ
天下統一を果たした秀吉は、次の狙いを国外に求め、家康はじめ諸大名を肥前名護屋城に集めると唐入りを命じる。挑戦に渡った加藤清正たちから連戦連勝という知らせが届き、秀吉はご満悦だが、家康は苦戦を強いられていると裏情報をつかむ。海を渡ろうとする秀吉を、家康は石田三成と共に止めようとするが、そんな時、家康の前に茶々が現れ・・・。

NHK大河ドラマ「どうする家康」第38話は10月8日(日)総合午後8時より、BSプレミアム、BS4K午後6時より放送。脚本:古沢良太、出演:松本潤、ムロツヨシ、大森南朋、山田裕貴、杉野遥亮、板垣李光人、小手伸也、音尾琢真、松山ケンイチほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@nhk_ieyasu」。第38話予告動画が番組公式サイトで公開されている。

NHK大河ドラマ「どうする家康」番組公式サイト
NHKオンライン・NHK_PR

【大河ドラマ】【「どうする家康」関連記事】

【2023年秋ドラマ紹介】