No.1になれなくても、歌も踊りも好き!趣里の真摯な気持ちが皆の心を動かした!「ブギウギ」第3週ネタバレと第4週予告
全員でラインダンスを披露したいと団員の心が一つになったところに、賃金削減と人員削減という厳しい現実が!礼子(蒼井優)、スズ子(趣里)たちは労働者の権利のために立ち上がる!NHK朝ドラ「ブギウギ」の第4週「ワテ、香川に行くで」(10月23日~27日)のあらすじとみどころを紹介!予告動画は番組公式サイトに公開されている。
戦後の大スター・笠置シヅ子をモデルとした「ブギウギ」の第3週は10月16日から放送された。福来スズ子役は趣里、リリー役は清水くるみ、和希役は片山友希、後輩の秋山美月役として伊原六花が加わり、梅丸少女歌劇団を彩っている。また、スズ子の親友のタイ子役で藤間爽子が登場した。芸者見習いをしているという設定だが、藤間爽子は紫派藤間流の家元を務めている。小学生時代のタイ子は踊りは得意という設定ではなかったが、今後、芸者になったタイ子が踊りを披露することがあれば、藤間爽子の見事な踊りが堪能できる。
歌劇団の娘役のトップは大和礼子(蒼井優)、男役のトップは橘アオイ(翼和希)、リリーは娘役の、美月は男役の次期スターとして輝いている。しかし、スズ子や和希は役をもらうために必死だ。特に後輩の美月を競わなくてはいけない和希に厳しい現実が訪れる。おまけに不況も重なり、賃金まで下がってしまう。そこで礼子たちが立ち上がり、会社と交渉を始めるのだが、全世界的な不況の中、歌劇という「娯楽」要素が一番に切り詰められるところであるだけに、交渉はうまくいかない。23日から放送となる第4週は、会社との交渉が決裂してしまった劇団員たちが山寺にこもって会社に抗議する「桃色争議」を行う。交渉はうまくいくものの、スズ子たちはさらに厳しい現実を突きつけられる。
第2週では礼子やアオイたちのレビューが話題となり、番組公式サイトでは「胡蝶の舞」「四季の宴」のステージの模様をフルバージョンで公開している。今後も華やかなレビューや歌が動画として公開されるのが待たれる。
【第3週(2023/10/16-10/20)あらすじ】
昭和8年。デビューから6年がたち、スズ子(趣里)は脇役ながら劇団の中心メンバーとして活躍し、新人の教育係にもなっていた。幸子(清水くるみ)は芸名をリリー白川、辰美(片山友希)は桜庭和希として劇団に残っている。リリーは娘役の№2としてスポットライトがあたる場所にいる。後輩には、花咲歌劇団から移籍してきた秋山美月(伊原六花)が入り、№2の男役として人気となっている。後輩に抜かれたスズ子は、自分自身の売りはいったい何だろうかと悩んでいた。そんなスズ子に大和礼子(蒼井優)は焦らず続けることが大切だと教えてくれた。
そんな中、次回公演の内容が告げられる。大トップの大和礼子が演出に挑み、新しい取り組みをするというのだ。礼子は劇団を一段上に上げたいと考えていた。礼子が演出の公演に向けた厳しい稽古が始まった。スズ子はなんとか良い役をつかもうと必死に稽古に取り組んでいた。
ある日、同期の桜庭和希は後輩の秋山美月と比べてダメだと言われ、落ち込んでしまう。スズ子はおせっかいと思いつつ、和希に一緒に残って稽古をしようと誘ったり、自分の家でお風呂に入ろうと誘うが、和希は「あんたになんかわからない」といって、ついには稽古を休んでしまう。
さらには、美月の厳しい指導を受けた新人たち全員が、やめたいと言い出してしまう。スズ子はなんとか劇団をまとめようとする。美月に話を聞くと、「努力する才能」がない人間は要らないという。そしてこれまで通り、厳しくやって行くという。
失恋したリリーは「落ち込まない才能」を発揮して、前の恋は忘れようとしている。父・梅吉(柳葉敏郎)は売れない脚本を書き続けている。何を言われても「続けるのば一番」という。そんな父をみて、みなもがいているのだとスズ子は思う。
大和礼子は演出のメインとして「ラインダンス」を考案する。劇団員が一糸乱れぬ踊りをすることで、一致団結する象徴として絶対にやりたいと稽古を始める。しかし、桜庭和希は相変わらず稽古を休んだままだった。何とかしたいスズ子は、ツヤ(水川あさみ)と梅吉、そしてはな湯の常連客に相談するのだが、なかなか答えが見つからない。そんなある日、和希が劇団をやめると言い出す。辞めてほしくないスズ子だが、梅吉が才能がなくても辞めたくても辞められないと苦悩を話すと、「辞めるのも自由」だという。和希から「なんで一番になれなくても続けられるか」と聞かれたスズ子は「好きだから」と答える。和希も歌と踊りが好きなのは同じだ。アオイや礼子たちも一緒になって、全員でラインダンスを披露できるようにと心を一つにした。
やっと団員の心が一つになったところだったが、不況の波には勝てない。梅丸少女歌劇団にも賃金削減と人員削減が告げられる。一部の楽団員と新人の劇団員は解雇されてしまった。そして、給料が下がったことで、桜庭和希は劇団を続けられなくなり、やめざるをえなくなってしまう。楽団員も大勢辞めされられた。そんな現実を前に大和礼子と橘アオイは会社と話し合いをするために嘆願書を提出する。しかし、会社はその意見を受け入れてはくれない。個別に会社の人間が来て、多額の報酬を提示し、礼子たちから引き剥がそうとする。スズ子のところにも来たが、スズ子はそれを拒絶する。
礼子はストライキをするしかないと言い出す。一方、橘アオイは、お客様が大切だと言い、また、礼子が二度と舞台に立てなくなるのではないかと心配してストライキに反対する。礼子は、ストライキをするかどうかをかけて、会社と最後の話し合いを行うことにする。その日、稽古は休んで、各自どういう思いかを考えてほしいという。
スズ子はどうすればいいのか迷っていた。そして、礼子とともに社長に訴えにゆくと、アオイが先に社長に考えを変えてくれるように頼んでいた。途中で耐えられなくなり、直訴してしまう。礼子はストライキを結構するといい、スズ子もそれに従う。劇団は演技ができなくなってしまうが、礼子やスズ子は山寺にこもってストライキを実施する。
【第4週(2023/10/23-10/27)あらすじ】
■第16話(月)
会社との交渉が決裂した大和礼子(蒼井優)を始め、スズ子(趣里)たちは、山寺に立てこもりストライキを始めた。スズ子たちは山寺でも、いつも通り稽古を行っていた。記者たちは「桃色争議」を新聞で伝え、世論は劇団員たちに味方し始めていた。ある日、ツヤ(水川あさみ)や梅吉(柳葉敏郎)を始め、劇団員たちの親たちが山寺にやって来て…。一方、社長の大熊(升毅)は礼子たちの処遇に思いを巡らせていた。
■第17話(火)
山寺でのストライキが続く中で、大和礼子(蒼井優)はスズ子(趣里)に自分の過去の話をする。両親に反対されて、縁を切ってまでも踊りを続けられたのは、梅丸の社長の大熊(升毅)に拾ってもらったからなのだと言う。しかしその頃、大熊はUSKの処遇について大きな決断をしていた…。そして、礼子に思いを寄せているピアニストの股野(森永悠希)もまた大きな決断をして、礼子たちがいる山寺へ向かうのだった。
■第18話(水)
山寺でのストライキは団員たちの要求が全面的に受け入れられ幕を閉じる。山を降り、ようやくいつも通りの練習を始めようとしたスズ子(趣里)たちだったが、その矢先、大和礼子(蒼井優)と橘アオイ(翼和希)が責任を取ってUSKをやめることになったと伝えられる。スズ子たちはその決定に抗議をするものの…。礼子がUSKに残した思いを乗せて、強く、逞しく、泥臭く、そして、艶やかに――。魂の「ラインダンス」!
■第19話(木)
USKが新しい代に変わった頃、一人の青年・羽鳥善一(草彅剛)は、夢を抱いて大阪から東京に向かっていた――。桃色争議から1年。ツヤ(水川あさみ)の実家の香川から手紙が届く。スズ子(趣里)に法事に出てほしいというのだが、ツヤと梅吉(柳葉敏郎)はその内容に戸惑いを隠せないでいた。一方、六郎(黒崎煌代)は近頃ある疑問を持っていた。スズ子と六郎が、実は本当の兄弟ではないのではないかというのだ。
■第20話(金)
スズ子(趣里)と六郎(黒崎煌代)のふたりは、梅吉(柳葉敏郎)とツヤ(水川あさみ)の故郷である香川を訪れる。スズ子が小学生の時に訪れて以来の訪問だ。ツヤの実家では、祖母の大西トシ(三林京子)ら親戚たちから、梅吉とツヤの昔話を聞いたりするのだが、六郎はスズ子と自分が本当の兄弟かどうか香川で確かめようとしていた。翌日、スズ子と六郎たちは法事に出るために、次郎丸和一(石倉三郎)の家を訪れる。
■スタッフ他
脚本:足立紳、櫻井剛
音楽:服部隆之
主題歌:「ハッピー・ブギ」
語り:高瀬耕造アナウンサー
出演:趣里,草彅剛,蒼井優,水川あさみ,柳葉敏郎,三林京子,升毅,橋本じゅん,翼和希,清水くるみ,伊原六花,石倉三郎,森永悠希,片山友希,山下桐里,澤井梨丘,琴海沙羅,唯城ありす,白山豊,佐原悠誠,土方兄弟あにやん,土方兄弟ヒロキ,他
<総合>(月~土)午前8時~8時15分/午後0時45分~1時[再]
<BSプレミアム>(月~土)午前7時30分~7時45分/午後11時00分~11時30分[再]、(土)午前9時45分~11時[1週間分]
◇NHK朝ドラ「ブギウギ」番組公式サイト
◇ NHK朝ドラ「ブギウギ」番組公式Twitter @asadora_bk_nhk
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