犬のおまわりさん!犬並みの聴覚の持ち主・水谷豊が事件の謎を解いた!「相棒22」第4話ネタバレと第5話予告

2023年11月09日10時08分ドラマ
©テレビ朝日

レイプされそうになった正当防衛なのか?綿密に計画された殺人なのか?クラシック好きの右京(水谷豊)の耳はごまかせない!残響の違いから事件を解いた!テレビ朝日、2023年11月15日(水)21時から「相棒SEASON22」の第5話「冷血」を放送。予告動画は番組公式サイトで公開されている。



「相棒SEASON22」の第4話が11月8日に放送された。特命係が歩けば事件にあたる……。と、杉下右京(水谷豊)と亀山薫(寺脇康文)クラシックコンサートに向かっている途中で、血まみれの久保崎美怜(藤井美菜)が助けを求めてきた。右京以外誰もが美怜の正当防衛だと思っている。さらに正当防衛を証明する「盗聴データ」まで送られてきた。卑劣な手段でレイプしようとした舞台演出家が正当防衛の末に死んだと思われた時、右京の耳が違和感を感じ取った。レイプされそうになっている時の音声の後ろに感じるリバーブ(残響)と、演出家の死を知って叫んでいる時のリバーブが違う。つまり、部屋の広さが違うということだ。舞台演出家は卑劣な男で、美怜の妹もレイプしていた。美怜は計画を練って復讐を図っていた。

趣味がクラシックという右京の趣味とこだわりが事件を解決に導いた。リバーブの違いを見つけるというストーリーは、同じテレビ朝日のシリーズものの「科捜研の女」にでてきそうな展開だったが、気がつくのが人間の耳というところに「相棒」らしさがでていた。

11月15日に放送される第5話は久しぶりに首席監察官の大河内役の神保悟志が登場する。剣道場での姿に、二代目相棒の神戸尊(及川光博)を思い出す人も多い。大河内は神戸とは良好な関係だった。今回、その大河内の相手をするのは角田(山西惇)が課長を務める薬物銃器対策課に所轄から異動してきた桐生(小林亮太)という若手刑事だ。どうやら特殊詐欺の摘発日時を誰かにばらしている人物として疑われる。本当に熱血の新人刑事が犯人なのか?

■第4話ネタバレあらすじ
杉下右京(水谷豊)と亀山薫薫(寺脇康文)が歩いていたところ、血まみれの久保崎美怜(藤井美菜)という女優に遭遇する。部屋をあらためると、ナイフが胸に突き刺さった男性の遺体があった。

男性は数日前、美玲が受けたオーディションで審査員を務めていた舞台演出家だ。美怜は、男性にしつこくつきまとわれた上、突然マンションに押し掛けられ、乱暴されそうになり、無我夢中で抵抗するうちにナイフが刺さってしまったという。部屋にはいろいろなものが散乱していた。

薫は正当防衛だと直感するが、右京は状況に違和感を覚え、彼女が“女優”であることに引っ掛かっていた。美怜が主宰する劇団を尋ねると、そこは活動休止状態で、金銭的に困窮していたことがわかる。さらにアルバイト先を尋ねると美怜が才能について悩んでいたことが判明する。美怜はバイト先から給料の前借りをして劇団の賃貸料を払うなどしていた。

一方、殺された演出家の工藤は実際にはオーディションの審査員ではなく勝手にあの場に来ていたことがわかる。実際は在米コーディネーターで、女グセが悪いとの評判があり、かつて美玲のいた劇団の女優と何かトラブルがあったことが判明する。美怜は工藤とはオーディションが初対面だといっていたが嘘だったことがわかる。右京が問い詰めるが、10年も前の話だし、そのころ工藤は演出家だったが、美怜は下っ端の俳優だったので接点はなかったに近かったから初対面だと言ったという。

そんな時、警察にあるデータが送られてきた。美怜の部屋を盗聴していたものだ。そこには美怜の証言通り、工藤が襲いかかって応戦する美怜の様子、さらに生死を確認する声が入っていた。右京以外はますます正当防衛という線で納得してきた。

右京は美怜の部屋から電卓が消えているコトに気がついた。電卓の中に盗聴器をしかけたのはバイト先の店長だった。盗聴がばれるとまずいので電卓を回収したのだ。そして、そこに録音されていた内容を聞いて、こっそりと警察に送った。

その温泉を何度も右京は聞くと、かすかな違和感を覚えた。盗聴の前半と後半でリバーブ(残響)に違いがあるのだ。右京と薫は美怜の身辺をもう一度洗った。

稽古場にいる美怜のもとへ右京と薫が向かう。右京は調べてきた内容を話す。美怜の妹は同じ劇団にいた頃に工藤にレイプされ、それを苦にして自殺していた。工藤に復讐するために、工藤の台本に書かれているレイプシーンの相手役になってもらって練習をしてそれを録音した。その後、実際に工藤を殺し、工藤の生死を確かめるような音声を録音したのだと指摘する。美怜は芝居の神様のジャッジを受けたかったといいだす。盗聴機に録音されたものを聞いても店主が届け出るかはわからない。神様が自分に向いていてくれればデータが警察に届くと思ったという。右京は妹さんがみたかったのはそんなあなたの姿ではないでしょうという。

■第5話あらすじ
角田(山西惇)が課長を務める薬物銃器対策課に、所轄から桐生(小林亮太)という若手刑事が異動してきた。腕利きと評判で、首席監察官の大河内(神保悟志)も一目置くほどの人物だという。

いっぽう右京(水谷豊)と薫(寺脇康文)は、とある路地のアパートで不審な部屋を発見し、調べ始める。その結果、犯罪グループのアジトを割り出すことに成功し、角田たちと協力して急襲を掛ける。

しかし、現場に居たのは闇バイトの若者だけで、指示役の姿はなかった。摘発の情報が漏れていたのでは…!? そんな疑惑が浮上する中、大河内がなぜか、特命係に桐生の素行調査を依頼してきた。

テレビ朝日 2023年10月スタート。毎週水曜日21時放送「相棒SEASON22」。出演:水谷豊、寺脇康文、鈴木砂羽、森口瑤子、川原和久、山中崇史、篠原ゆき子、山西惇、神保悟志、小野了、片桐竜次、杉本哲太、仲間由紀恵、石坂浩二ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@AibouNow」。

テレビ朝日「相棒SEASON22」番組公式サイト

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