NHK「舟を編む〜私、辞書つくります~」に柴田恭兵、矢本悠馬ら“実力派”追加キャスト 役柄紹介とコメント到着

2023年11月30日07時00分ドラマ

NHK BS・NHK BS プレミアム4Kにて2024年2月18日(日)よりスタートする池田エライザ×野田洋次郎「舟を編む 〜私、辞書つくります~」(全10話)に柴田恭兵、矢本悠馬、美村里江、岩松了、渡辺真起子、前田旺志郎らが集結することが分かった。

本作は三浦しをん原作の大ベストセラー『舟を編む』を原作の主人公・馬締光也(野田洋次郎)ではなく、新入社員・池辺みどり(池田エライザ)の視点で描く全く新しいストーリー。⇒作品紹介



今回発表されたのはいずれも実力派俳優。それぞれ演じる役とコメントが到着したのでご紹介。なお、原作ファンにとって、「舟を編む」を語る上でかかせない存在、西岡正志役も12月に発表予定となっている。

【松本朋佑(ともすけ)役・柴田恭兵 役柄紹介とコメント】
柴田(役柄)
日本語学者。玄武書房初の中型辞書「大渡海」の発起人であり、監修者。常に用例採集カードを持ち歩き、耳慣れない言葉を聞くと、すぐに記録する。穏やかな佇まいながら、“辞書の鬼”と呼ばれるほど言葉への探求心が強い。
(柴田恭兵コメント)
『言葉』で思い出すのは、「舟を編む」の訓覇 P とは、「ハゲタカ」というドラマの時、撮影中、僕が肺がんになってしまって、「申し訳ないけど、続けることはできないかもしれない、代役を立ててもらえないか」と言ったら、「待ちます!」と言われたんです。その時の「待ちます」って言葉が強烈で、現場に戻ってきた時の「お帰りなさい」って皆が拍手で迎え入れてくれた時の温かさにすごく感激しました。そんな事があって、訓覇 P も居て、企画の高 P からも熱烈なラブレターを頂いて、1話の脚本を読んで、これはやろうと決めました。セリフって言葉のキャッチボールだから、今回初めての人ばかりなので、どんな球を投げてくれるんだろうって、ほんとに楽しみで、撮影して、とても素敵な、素直な方々で嬉しかったし、僕も素直なボールを投げ返せたらいいなと思ってやっています。松本先生は、温かくて優しくて、信念をしっかり持っていて、どこかチャーミング。台本が素晴らしいので、1 話 1 話本当に胸を打つ。役者とスタッフが頑張ってこのドラマの舟を編んだら、きっと見て下さった人の心にちゃんとこのドラマの舟は届くと思うし、届いたらいいなと思います。

【宮本慎一郎役・矢本悠馬 役柄紹介とコメント】
矢本(役柄)
製紙会社・あけぼの製紙の営業担当。中型辞書「大渡海」用の紙の開発に取り組んでいる。馬締の要望に苦労しながら、より良い紙の開発を目指す。みどりと“究極の紙”を作るため切磋琢磨するうち、恋心が…。
(矢本悠馬コメント)
今回、台本を開いてみて、こんな世界があるのだと驚きました。辞書を作る方々の言葉に対する拘りや魅力、読みながら初めて知ることばかりで、どんどんページをめくる手が進んだのを覚えています。そうだよなー、辞書は勝手にずっとそこにあったわけじゃなくて誰かが生み出して、そして言葉が進化する度に辞書も進化する。辞書それぞれにも作り手の個性がある。少し想像すれば分かるはずなのに、辞書という絶対的な安心感に甘えていた気がします。自分は辞書の紙を担当する役柄なのですが、言葉もおもしろいですが、紙もなかなか深い世界です。早くこの作品の面白さを視聴者の方と分かち合いたい!そんな気持ちで撮影しております。

【馬締 香具矢役・美村里江 役柄紹介とコメント】
三村(役柄)
馬締の配偶者。旧姓、林。神楽坂で「月の裏」という小料理店を営む板前。馬締が下宿していた大家の孫娘。馬締が生まれて初めて“一目ぼれ”を経験し、長文の恋文を送った相手。みどりの良き理解者にもなっていく。
(美村里江コメント)
三浦しをんさんの小説が大好きで、連載中の挿絵からコミカライズなど担当された雲田はるこさんの画集まで持っている原作ファンです。映画もあったのにドラマ化? どんな風になるのかなと思っていたら、想像の遥か上を行く素晴らしい台本が次々と……。原作のエッセンスに「今」の時代性と映像の羽がプラスされた脚本家蛭田さんの玉稿。初読は最早新刊を待つただのファンになっており、役者業に限らず純粋に読書として楽しみ、言葉を綴る執筆業を営む目線でも幸せな時間を過ごしております。野田さん演じる“みっちゃん“の妻・香具矢として、またみどりちゃんはじめ辞書編集部の皆さんが寛げる割烹料理「月の裏」店主として、腕を振いたいと思います。



【荒木公平役・岩松了 役柄紹介とコメント】
岩村(役柄)
馬締を辞書編集部へ引き入れた、元・玄武書房辞書編集部員。定年退職後は、社外編集者として、松本と企画した中型辞書「大渡海」を完成させるため、馬締たちと作業を続ける執念の男。根っからの辞書好き。
(岩松了コメント)
『舟を編む』は、社会派とか恋愛ものとか、ジャンルではくくれない良さがあると思います。辞書の中に入ってゆく人たちという独自の世界を描いてあって、このワンタッチで言葉もその意味も照合できる今の時代に、ひとつの言葉を、ああでもないこうでもないと言い合ってる人たちの姿は、シリアスなのかコミカルなのかも判然としない面白さがあります。と同時に、この効率優先の現代社会に、奥ゆかしくも静かに闘いを挑んでいるような趣きもあって、一出演者としては、その闘いに参加しているんだなと、身を引き締めている次第です。

【佐々木薫役・渡辺真起子 役柄紹介とコメント】
渡辺(役柄)
辞書編集部の事務員として雇われている契約社員。長年、辞書編集部のありとあらゆる事務作業をそつなく取りまとめており、辞書作り以外、身の回りのことがおろそかになりがちな馬締の面倒も見ている。
(渡辺真起子コメント)
このたびは、とても素敵な皆様とご一緒させていただき大変光栄です。「言葉」への興味が果てしなくあります。言葉は私と他者を結ぶとても大切なものです。上手に使うことはできていないし、学びきれていないことだらけですが、「舟を編む」この物語のように、コツコツと学んでいきたいと思っています。主人公のみどりさんの私の見つけ方を楽しみに、皆さんにご迷惑をかけないよう精一杯役割に努めさせていただきます。

【天童充役・前田旺志郎 役柄紹介とコメント】
前田(役柄)
玄武書房・辞書編集部のアルバイトリーダー。体育会系のノリでチームをけん引する。大学生で、日本語学を専攻。辞書を引くのが、達人レベルで早い。無愛想で、異動してきた新参者の社員・みどりとよく衝突する。
(前田旺志郎コメント)
自分の生活の中で言葉の意味を調べる時って知らない言葉が出てきたり聞いたりした時だけでした。しかし今回の作品に天童役として出させていただく事が決まり、普段から辞書と触れ合うように習慣づけるようになりました。その過程の中で知っている言葉の意味が辞書ではどのように説明されているのかを調べるのが楽しくなりました。作品の中でも沢山の言葉の説明が主人公たちの変化に繋がっていきます。言葉の意味には魅力がいっぱいで、その言葉を大切に扱う辞書作りに携わっている方を演じる事が出来る日々を楽しんでおります。作品を見て普段自分が扱っている言葉、言語を見つめ直し、発見や生きる上でのヒントと出会える方がいたらいいなと思います。その魅力を伝えられるように最後まで丁寧に天童を演じさせていただきます。



■あらすじ
大人気ファッション誌の編集部員・岸辺みどり。雑誌の廃刊が決まり、突如異動になった先は辞書編集部!そこは、ぼさぼさ頭で超がつくほどの生真面目上司・馬締光也を筆頭に、くせ者ぞろい。みどりは、彼らに翻弄されながらも、一冊の辞書を作るために十数年間に及ぶ時間と手間をかける根気と熱意に触発され、次第に自らも言葉の魅力を発見、辞書編さんの仕事にのめり込んでいく。辞書「大渡海」を完成させるまでの、辞書編集部員たちの奮闘物語。

プレミアムドラマ 「舟を編む 〜私、辞書つくります~」
【放送予 定】2024年2月18日(日)スタート〈全 10 回〉
毎週日曜22時~22時49分(NHK BS・NHK BS プレミアム4K)
【原 作】三浦しをん 『舟を編む』
【脚 本】蛭田直美
【音 楽】Face 2 fake
【演 出】塚本連平 麻生学 ほか
【出 演】池田エライザ 野田洋次郎 矢本悠馬 美村里江 渡辺真起子 前田旺志郎/岩松了 柴田恭兵 ほか
【制作統 括】高明希(AX-ON) 訓覇圭(NHK)
【プ ロ デ ュ ー サ ー】岡宅真由美(アバンズゲート) 西紀州(AX-ON)

NHKドラマ関連サイト