初回視聴率4%台で好発進「マエストラ」イ・ヨンエ、拳銃を持って登場、破格の変身に視聴者を魅了|第1話あらすじ

2023年12月10日12時50分ドラマ
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9日(土)、tvNで初回放送した新土日ドラマ「マエストラ」初回視聴率は首都圏の世帯基準で平均4.5%、最高6.0%を記録し、全国の世帯基準で平均4.2%、最高5.3%を記録し、首都圏と全国の両方でケーブルおよび専門チャンネルで同時刻1位を獲得した(数字はニールセンコリア調べ)。

ディズニープラス「スター」でも独占配信された第1話のあらすじと見どころを紹介しよう。<ネタバレあり>
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「マエストラ」は、世界中でたった5%しかいない女性指揮者(マエストラ)の中で、天才と呼ばれるチャ・セウム(イ・ヨンエ)が秘密を抱えながらも、オーケストラの中で起きる事件の真相に迫りながら、自身をめぐる真実を探る中で生じる葛藤と成長を描いたスタジオドラゴン企画のヒューマン・ミステリー・ドラマ。



■第1話あらすじ
チャ・セウム(イ・ヨンエ)は酔っ払ったオーケストラのメンバーを見つけるために酒場に赴き、酔っ払っている団員に「来ないとここで死んでしまう」と拳銃を向けて警告した。無事オーケストラの演奏は無事に終わり、拳銃を向けられた団員は「さよなら。二度と会うことはないだろう」と言い、セウムは「あなたの葬式には必ず行くからね」と皮肉なあいさつで別れた。

こうして世界各国の「解体寸前のオーケストラ」を「最高のオーケストラ」にしてきた世界的な指揮者チャ・セウムは20年ぶりに韓国に戻ってきた。

セウムがハンガン・フィルハーモニー・オーケストラの常任指揮者として帰国するニュースがマスコミをにぎわした。昇進約束を取り付けていた副指揮者オ・ヒョンソク(イ・ビョンジュン)は怒り、団員達も一方的な決定に反発する。これに対してハンガン・フィル代表チョン・サンド(パク・ホサン)は、現在のハンガン・フィル解体の危機を訴え、「チャ・セウムが来るというだけでこれだけ話題になるのに、どうやって防ぐのか」と説得した。

セウムは韓国に到着するやいなや、フィルの団員たちに会い来た。「嬉しい。もちろん違う方々もいらっしゃるだろうが」と前置きし、微妙な雰囲気の団員たちに「親交より実力、努力より何より実力」と話す。これに対し団員たちは映画『ミッション:インポッシブル』のテーマ曲を演奏しながら新指揮者に対する拒否感を示す。しかし、セウムは団員たちの結束よりも、未熟な演奏スキルに興味を持ち、演奏者たちの問題を一つ一つ指摘し、自ら指揮をして進化したハーモニーを生み出した。

セウムはオーケストラを一変させるためにハンガン・フィルに大ナタを振るった。自身のバイオリンの師であり、定年まであと1年のコンサートマスター(コンマス)のパク・ジェマン(イ・ジョンヨル)の指に問題があることに気づいたセウムは、新入りのバイオリニスト、イ・ルナ(ファン・ボルムビョル)をコンマスに任命した。

ティンパニー担当のマ・ヨソプ(ヤン・ジュンモ)が「無礼も度が過ぎます。指揮者は去ってもオーケストラは残ります」と反発し、他の多くの団員たちも同調し練習室を出ていき、状況はますます悪化する。

チョン・サンドもセウムの行き過ぎを指摘するが、事前にイ・ルナの演奏を聞いていたセウムは「イ・ルナが最も能力があり、ハン・フィルは変化が必要だ」として「反発があるということは改革が正しい方向に進んでいるということ」と気にしない。そして「1年以内に最高に上げる。だめなら私が退く」と自信を示した。サンドは「それでは3ヶ月以内に有料観客占有率50%以上に上げてほしい」と条件を出すと、「95%にする」と余裕の笑みを浮かべるセウム。そして「明日までに来なければ辞職とみなし、新しい団員を選ばなければならないから」と、ボイコットする団員達へ伝えるように頼む。

翌日ボイコットしていた団員たちは1時間も前から練習室に集まっていた。だが指揮台に立っていたのは副指揮者オ・ヒョンソク。練習室は施錠されており慌てるチョン・サンド。そこに現れたセウムは消火器でドアガラスを壊して入る。笑みを浮かべて「お疲れ様でした」と壇上から降りるよう促す。オ・ヒョンソクは「団員たちはあなたと進むことを望まない。ここにあなたの席がない」と言い返す。

するとセウムは、自身の信念である実力を優先することを明らかにし、衰退するオーケストラの現状を口にする。「私が来たからには最高のものにする。覚悟ができていない人は今からでも出ていけ」と辛辣な発言をする。じっとしている団員に、「これが団員たちの総意」とオ・ヒョンソクに示し、「私と戦いたければ音楽でやれ!」と団員たちに檄を飛ばした。壊れたドアと凍りついた練習室の雰囲気の中で、セウムが指揮する全員での交響曲だけが流れる。

そこにUCファイナンシャル会長のユ・ジョンジェ(イ・ムセン)が姿を現し…。

■見どころ、感想など
まるで犯罪ドラマのようなオープニングに思わず目を引かれた本作だが、本作のために1年間準備をしたというだけあって、イ・ヨンエがタクトを振る姿は強く美しく、初回から視聴者を引き込んだ(11/29navicon既報)。

初回は舞台を韓国に移し、ハンガン・フィルハーモニ-・オーケストラの常任指揮者になったセウムの独断的なやり方でさっそく団員たちの怒りを買ってしまう。一歩も引かない団員に向かって「私と戦いたいなら音楽でやりなさい」と微笑み返しし、完璧な天才指揮者セウムになりきった。

気になるのはラストに姿を見せたユ・ジョンジェとセウムが過去の関係。そしてセウムの秘密の過去にも注目が集まった。20年前、ハンガン・フィルの公演を前に失踪した出来事を含む、思い出したくない記憶が長くセウムを苦しめていたことがわかった。何よりも久しぶりに自分の部屋に入ったセウムが恐怖と不安を感じる様子は、彼女に何らかのトラウマがある可能性があることを示唆した。

「マエストラ」は一触即発の連続と驚きの転機で初回を力強く飾った「マエストラ」は、魅力的なストーリーと没入感を高める演出はもちろん、イ・ヨンエの大胆な変身を含む俳優陣の見事な共演が調和よく結びついて最初から最後まで没入感を高めた。

特に「マエストラ」だけで聴けるクラシック音楽が楽しい聴きどころを提供し、次回放送への期待感を高めた。

■キャスト
チャ・セウム役:イ・ヨンエ
ユ・ジョンジェ役:イ・ムセン
キム・ピル役:キム・ヨンジェ
イ・ルナ役:ファン・ボルムビョル
チョン・サンド役:パク・ホサン
マ・ヨンソプ役:ヤン・ジュンモ
 ほか

原題:마에스트라

日本語版予告編
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