「ブギウギ」空襲警報がなる中、結核に倒れた水上恒司を看病する趣里!第12週ネタバレと第13週予告
戦争の状況はますます悪化する!地方巡業に忙しいスズ子(趣里)は愛する愛助(水上恒司)との交際を愛助の母(小雪)から反対されてしまう!NHK朝ドラ「ブギウギ」の第12週「今がいっちゃん幸せや」(12月25日~12月28日)のあらすじとみどころを紹介!予告動画は番組公式サイトに公開されている。
戦後の大スター・笠置シヅ子をモデルとした「ブギウギ」の第12週は12月18日から放送された。やっと愛助(水上恒司)と付き合い始めることが出来たスズ子(趣里)だが、周りの理解はそこまで進んでいない。スズ子側はなんとかなるものの、愛助の母・トミ(小雪)は大反対だ。夫を早くになくし、子どもは愛助しか残っていない。どうしても愛助には自分が望む相手と結婚してほしいと思っている母心は10歳年上のスズ子との恋愛には賛成できない。
村山興業の女社長であり、愛助の母・トミ役で小雪が登場した。凜としたたたずまいで、坂口(黒田有)の前に出てきたときには視聴者も“ピン”と背筋をのばさなくてはいけないような迫力があった。そんなトミを前にしたスズ子も思わず背筋が伸びていたが、スズ子に直接的な言葉をかけることなく「別れろ」と示唆する迫力も満点であった。
12月25日から放送となる第13週、愛助が喀血してしまったのは結核だとわかる。実は愛助は昔から結核で、完治しておらず、戦時中で栄養などもとれなくなり、再発したのだ。今でも結核は長引くと大変な病気だが、当時の日本では特効薬はまだない。愛助が入院するとスズ子は献身的な看病を行う。
ただ、地方巡業と看病、さらには戦況は悪化し日本本土も連合軍の空襲が襲う。食料もなく、たとえ村山興業の御曹司といえども空襲や食糧難から逃れることはできない。スズ子たちはどうやって戦時中をしのいでゆくのか?さらに中国に渡っている羽鳥善一(草彅剛)は軍からなにかを頼まれるようなのだが、戦争に意見を持っている羽鳥はどうするのか?
なお、NHK朝ドラ「ブギウギ」は年内の通常放送は12月28日(木)までとなり、2024年1月は4日から通常放送となる。12月29日にはこれまでの総集編が8時から1時間25分放送され、2024年1月3日は新春スペシャルが15分で放送される。
【第12週(2023/12/18-12/22)あらすじ】
愛助(水上恒司)と坂口(黒田有)の話を聞いたスズ子(趣里)は、耐えきれずに部屋に押し入る。ここで話をつけようと言う坂口に対して怒るスズ子だったが、愛助がまずは二人で話をすると言うことでとりなす。二人になったスズ子と愛助は、お互いの思いを伝え合う。やっとスズ子も愛助の告白と受ける気になったのだが、時代は戦時中。学徒動員が始まり、検査に合格した同級生たちは戦地にむかうことになっている。愛助は体が弱く同級生と同じように戦地にいけないことに引け目を感じており、このような状況の中で恋愛をしていいのか悩んでいると伝える。スズ子もその悩みを聞いて、愛助の気持ち次第ということにして結論を先延ばしにする。
稽古をしていると坂口がやってきて、愛助の母親にも噂がばれたという。噂だけで付き合っていないと主張するスズ子だったが、坂口は金で解決しようとする。スズ子は頑としてその金は受け取らなかった。
スズ子と愛助の仲はすぐに噂で広まり、羽鳥善一(草彅剛)や麻里(市川実和子)にも噂について追求される。しかし、スズ子は返事を待つ身で、相手のことはどうしようもない状況で、思い悩むばかりだと伝え相談する。
一方の愛助は、母・トミ(小雪)から手紙をもらったことがきっかけで、スズ子との関係のことである決心をする。トミからの手紙は学徒出陣にいけない愛助を思って、自分に自信をもっていいと書いてあった。愛助は自分の身体が弱いことを悪いことと思わずにスズ子との日々も手に入れようと思ったのだ。そうしたある日、スズ子たちの楽団事務所に愛助が訪ねてくる。愛助はストレートに交際してほしいと頼む。スズ子は愛助からの告白を受け、二人は交際を始めることとなった。スズ子は巡業先でも愛助に手紙を書き、二人の仲はますます深まるばかりだ。
一方、楽団の地方巡業はスズ子の歌う「アイレ可愛や」で好評だったが、ギャラがちゃんと支払われなかったり、警察からの規制などもあったりして、収支は厳しい状況だった。そんな中、マネージャーの五木(村上新悟)は坂口とひそかに会って話をしていた。坂口は手切れ金を渡すからなんとかスズ子を説得するように言う。五木はスズ子を説得しようとするが、スズ子は首を縦に振らない。
長野に巡業に来たスズ子たちのもとに、スズ子の大ファンだという子連れの女性が楽屋を訪ねてくる。その子どもはマネージャーの五木のことを「お父ちゃん」と呼ぶのだった。スズ子は五木に、この女性のことや馴れ初めを聞き、五木の覚悟を知る。そして、スズ子は五木にボーナスを支払うという話をするが五木は断る。しかし、公演後、五木の姿はどこにも見当たらなくなっていた。五木は坂口からもらったお金の一部と楽団のお金をもって逃げてしまった。わびる手紙はあったものの楽団員達は途方にくれてしまう。
五木がいなくなり営業をしてくれる人もいない。愛助にそのことを話すと、自分に協力させてほしいといい新しいマネージャーを紹介するという。それは愛助のことを昔からよく知る山下(近藤芳正)だった。山下と愛助はとても仲がよく、2人でことある毎に笑い合っていた。
愛助は母・トミ(小雪)に呼び出される。トミからは、スズ子に会うのはやめるように言われ、さらに山下がスズ子の楽団のマネージャーになることも認めないと言われてしまう。反論する愛助だったが、聞き入れられることはなく、スズ子に会わせるようにと言われるだけだった。そうして、スズ子は初めてトミと会うことになった。緊張するスズ子にトミは大阪時代に苦労したことなどを知っていて、分別のある人だと話し、あとは2人で決めるようにという。愛助は「認めてくれたのか?」と単純に受け取るが、スズ子はトミの話から「別れるように」と示唆していることを感じ取った。
一方、羽鳥善一は陸軍の報道班員として日本を離れ上海に行くことになる。向こうでの音楽を楽しみにしているようにも見えた。
戦争は激化し東京も襲撃され、空襲警報がなる日々が訪れた。そんな中、愛助とスズ子は互いを思う気持ちを確かめるが、その後、愛助は喀血してしまう。
【第13週(2023/12/25-12/28)あらすじ】
■第61話(月)
喀血(かっけつ)した愛助(水上恒司)を見たスズ子(趣里)は医者を呼びに行く。診断は結核だった。なかなか診断を受け入れられないスズ子だったが、愛助は昔から結核で、治ったと思っていたのが再発したのだという。そして、医者からは特効薬もなく手の施しようがないと言われてしまう。入院した愛助を、スズ子は、つきっきりで看病する。そんな二人のもとに、坂口(黒田有)が訪ねてくる。
■第62話(火)
結核が再発した愛助(水上恒司)の看病を、三鷹の家で続けることになったスズ子(趣里)は、日々愛助のために身を尽くしていた。そのおかげか愛助の病状は少しずつ快方へ向かっていた。しかし、看病を続けるスズ子は長らくステージから遠ざかっており、マネージャーがいなくなった楽団も全く活動ができな状況が続いていた。一方、上海にいる羽鳥善一(草彅剛)は、中国の音楽家たちと交流し、新たな音楽を模索していた。
■第63話(水)
トミ(小雪)の許しが出て、山下(近藤芳正)が正式に楽団のマネージャーとして加わることになった。スズ子(趣里)は、日本各地を慰問でまわり、東京に戻ると愛助(水上恒司)の看病を続けるという忙しい日々を過ごす。やがて、愛助も回復し、二人はささやかな幸せな生活を送っていた。しかし、東京都心でも空襲が起こるようになっていた。一方、上海では羽鳥善一(草彅剛)が軍からある依頼を受けることになる。
■第64話(木)
東京に戻ったスズ子(趣里)は、空襲で一面が瓦礫(がれき)になっている惨状を目の当たりにする。スズ子が三鷹の家に戻ると、幸いなことに家の付近は空襲はなく、愛助(水上恒司)とも無事再会する。坂口(黒田有)からは、トミ(小雪)も無事だと聞くが、東京や大阪の多くの知り合いの安否はわからないままだった。空襲警報が当たり前の日常となる中、スズ子は慰問で地方に行き、愛助と離れることを不安に思うようになっていた。
■スタッフ他
脚本:足立紳、櫻井剛
音楽:服部隆之
主題歌:「ハッピー・ブギ」
語り:高瀬耕造アナウンサー
出演:趣里,水上恒司,小雪、近藤芳正、草彅剛,市川実和子,水川あさみ,ふせえり,坂田聡,陰山泰,黒田有,えなりかずき,富田望生,他
<総合>(月~土)午前8時~8時15分/午後0時45分~1時[再]
<BSプレミアム>(月~土)午前7時30分~7時45分/午後11時00分~11時30分[再]、(土)午前9時45分~11時[1週間分]
◇NHK朝ドラ「ブギウギ」番組公式サイト
◇ NHK朝ドラ「ブギウギ」番組公式Twitter @asadora_bk_nhk
◇ NHK朝ドラ「ブギウギ」NHK-PRサイト
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