Netflix「魅惑の人」“斬られたのが私でよかった…”第1話からチョ・ジョンソクにときめくシン・セギョン
Netflixにて21日第1話と第2話を独占配信開始した。第1話では戦乱の中でも権力闘争を展開する朝廷と、チナン大君イ・イン(チョ・ジョンソク)とカン・ヒス(シン・セギョン)の初対面がテンポよく描かれた。この回の詳しいあらすじと見どころを紹介しよう。<ネタバレ>第2話のあらすじは後ほど紹介する。
●【「Netflix」で独占配信の韓国ドラマ】
「魅惑の人」は、王権と政治的権力をめぐる争いに直面した王イ・インと、復讐という秘めた目的のために王を惑わそうとするも逆に魅了されてしまう女カン・ヒス)との複雑に絡み合う二人の運命を描く。ファクト(事実)とフィクション(創作)を組み合わせたフュージョン時代劇。ファクトの部分は、朝鮮第16代王・仁祖の時代の丙子の乱を舞台としている。【「魅惑の人」を2倍楽しむ】では、時代背景や実在人物、視聴率や韓国での評判などもまとめて紹介する。
■キャスト⇒キャスト・登場人物紹介、相関図
イ・イン/チナン大君役:チョ・ジョンソク
カン・ヒス/カン・モンウ役:シン・セギョン
キム・ミョンハ役:イ・シニョン
イ・ソン役:チェ・テフン
パク・ジョンファン役:イ・ギュヒ
ユ・ヒョンボ役:ヤン・ギョンウォン
キム・ジョンベ役:チョ・ジョンハ
カン・ハンスン役:ソン・ヒョンジュン
ほか
■第1話
清に攻め込まれてから2か月。清は明と断交し、清と環審を結ぶよう要求していた。そんな中、チナン大君イ・インは各地で義兵を募り、彼らと共に戦っていた。ところがそこに「義兵を募るのを辞めて戻るように」という王命が届き、朝鮮の降伏を知る。
戦争と派閥争いで兄弟の関係に亀裂が入る
清からは、明と断交して清の暦を使い、王の弟イ・インを人質として出すよう要求してきた。さらには、「もし、王イ・ソンに不測の事態が起きた際にはイ・インに王位を継承させる」とあった。王イ・ソン(チェ・デフン)は人質になるインに謝り、殿下と呼ぶインに「兄と呼べ。必ず生きて帰ってこい」と兄としての愛情を示す。インは兄の言葉に感激し、捕虜たちと共に清の瀋陽へ向かう。
戦乱で多くの民が犠牲になるのを目の当たりにしたインは、人質になることへの恐怖より、小国だった清がどのように力をつけたのかを知ることへの期待の方が大きかった。
インは囲碁の天才と言われた人物で、人質生活でこれが大いに役立った。瀋陽に到着したインは清の皇帝の弟、礼親王と碁を通じて懇意になり、捕虜の放免についても話し合い、釈放金を据え置く約束を取り付ける。インは人質となっても朝鮮のために働き、その情報を師であるカン・ハンスンに知らせた。そんな中、王に息子が誕生。インはこれを喜び、生後間もないムンソン大君の代わりに戦場にも出た。こうした努力が報われインは捕虜と共に帰国を許される。
王妃キム氏&キム・ジョンベ VS 大妃パク氏&パク・ジョンファン
インの帰国で朝廷内の派閥争いが激化する。ムンソン大君はまだ幼く、次の王がインになると大妃パク氏の兄、英中枢府使パク・ジョンファン(イ・ギュフェ)に権力が集中する。王妃キム氏の兄、兵曹判書キム・ジョンベ(チョ・ソンハ)はこれを阻止すべく、幼いムンソン大君の世子冊封を王に申しでたが叶わなかった。だが王も清の皇帝と親密になったインに恐れを抱いていた。やっと王との謁見が許されたインが「兄上」と呼んで帰国の挨拶をすると、「黙れ。余は兄である前にこの国の王だ!」と怒鳴りつけ「お前の顔を見ると虫唾が走る」と宮中の出入りを禁じる。
キム・ジョンベと王妃キム氏(アン・シハ)は中立の立場にある領議政カン・ハンスンの抱き込みを始める。息子キム・ミョンハ(イ・シニョン)とハンスンの娘カン・ヒス(シン・セギョン)の婚礼を持ち出す。一方、大妃パク氏(チャン・ヨンナム)とパク・ジョンファンはインを呼んで、キム・ジョンベが「イ・インが王座を狙い、礼親王の間者をしていた」という、デマを巷に流したと教える。さらにジョンベはユ・ヒョンボ(ヤン・ギョンウォン)にインの行動を探らせ、始末するよう命じていた。
イ・イン、碁の勝負師と出会う
政争を嫌うインは道楽者の真似をして日々無為に過ごしていた。そんなある日、両班相手に碁を打つ若者(シン・セギョン)に出会う。完勝した若者は高価な碁盤と碁石を戦利品として持ち帰ろうとすると、両班が再戦を申し込む。朝鮮にチナン大君=イン以外に自分に勝てる者はいないと断り、「いつか大君と対局したい」と夢を語る若者。すると両班たちは「チナン大君が清の間者で、王座を狙う謀反者」とインを罵倒する。若者は「くそったれ!」と憤り「やむなく人質となり苦労した大君を“清の間者”呼ばわりするな」と、インを擁護して立ち去る。インは若者の後を追い「お前の夢を叶えてやろう」と声をかける。その時インたちは、ヒョンボが妓生ホンジャン(ハン・ドンヒ)に暴行する現場に遭遇する。若者がホンジャンをかばい、インがヒョンボを制する。この過程で若者はインが憧れのチナン大君だと知る。
妓楼で対局しようと準備していたインは、若者が帰ったと聞きがっかり。暴行を受けていたホンジャンがヒョンボの妹で、高官の娘だったが、清の捕虜となり若者に助けられて帰国して妓生になったと知る。ホンジャンは若者が、戦利品の碁盤をおカネに変えて捕虜の釈放金にしていたと話すが、名前は明かさなかった。その若者こそは男装したハン・ハンスンの娘ヒスだった。
走りだしたロマンス
かねてよりヒスに好意を寄せていたミョンハは、彼女の父ハンスンの前でヒスに婚姻を申し込む。だがヒスは「碁で自分に勝てない男性には嫁がない」とそっけない。それでもミョンハはヒスへの恋情を隠さない。この日も妓楼で男装するヒス。妓生ホンジャンからインが連日妓楼に来ていると聞くが、憧れの人の前で「くそったれ!」を連呼しただけに会わせる顔がない。そんなヒスが妓楼を出ると、ヒョンボの手下が襲いかかろうとする。その時、インが現れ、ヒスをかばって腕を斬られる。心配で涙を浮かべるヒスを見て、<b>「思ったより臆病だな。幸いだ、お前でなく私が斬られて…」というインの言葉にときめくヒス。
前作時代劇「緑豆の花」では義賊として戦ったチョ・ジョンソクが、本作では大君(王子)として義賊を募る場面から始まるのが心憎い。また前作で控えめだったロマンスも初回から全開。イ・シニョンも恋心を隠さないだけにロマンスがどう動くのか期待したい。一方、初の男装を披露したシン・セギョンも終盤、本人の気付かない恋心を柔らかい表情と眼差しで見せる演技にも要注目だ。
Netflixシリーズ「魅惑の人」は独占配信中だ。毎週土・日(21:20より)韓国tvNにて放送後、配信される。
◇公式予告(日本語版)
◇YouTubet|vN「세작, 매혹된 자들(セジャク)」第1・2話予告
◇YouTube|YouTubetvN「세작, 매혹된 자들(セジャク)」第3話予告
【作品詳細】【「魅惑の人」を2倍楽しむ】