Netflix「魅惑の人」第2幕スタート:第5話シン・セギョン、チョ・ジョンソクの前に現れる
3日(土)、Netflixで独占配信した「魅惑の人」(tvN土日ドラマ「セジャク、魅惑の者たち」)第5話では、前回から3年後、カン・ヒス(シン・セギョン)が復讐のためにイ・イン(チョ・ジョンソク)の前に姿を現し棋待令になるまでが描かれた。
●【「Netflix」で独占配信の韓国ドラマ】
「魅惑の人」は、王権と政治的権力をめぐる争いに直面した王イ・インと、復讐という秘めた目的のために王を惑わそうとするも逆に魅了されてしまう女カン・ヒスとの複雑に絡み合う二人の運命を描く、ファクト(事実)とフィクション(創作)を組み合わせたフュージョン時代劇。【「魅惑の人」を2倍楽しむ】では、時代背景や実在人物、視聴率や韓国での評判などもまとめて紹介する。
■キャスト⇒キャスト・登場人物紹介、相関図
イ・イン/チナン大君役:チョ・ジョンソク
カン・ヒス/カン・モンウ役:シン・セギョン
キム・ミョンハ役:イ・シニョン
イ・ソン役:チェ・テフン
パク・ジョンファン役:イ・ギュヒ
ユ・ヒョンボ役:ヤン・ギョンウォン
キム・ジョンベ役:チョ・ジョンハ
カン・ハンスン役:ソン・ヒョンジュン
ほか
■第5話あらすじ
生き延びたヒスが王イ・インへの復讐計画を始める
即位して3年、王イ・インは王妃や側室たちを寄せ付けず、先王のお付きだったトン尚宮を寵愛していた。母である王大妃パク氏(チャン・ヨンナム)にも距離を置き、政務のないときは映翠亭にこもってトンソン君相手に碁を打っていた。
※大妃:先代王の正妃。王大妃:先々代の正妃。
生き延びたヒスは、父カン・ハンス(ソン・ヒョジュ)とホンジャン(ハン・ドンヒ)、そして自分を見捨てたインに復讐するために動いていた。そんなヒスのためにキム・ボユン(ブンヨン役)は女官として宮廷に潜入し、王に関する情報を収集していた。3年前の拷問で片目を奪われたチュ・ダラ(ナ・ヒョヌ)や草岩キム・ジェナムもヒスを支えていた。そしてキム・ジェナムのつてでついにトンソン君の棋客になれる道が開ける。
キム・ミョンハの朝廷復帰
トンソン君はさらにインの関心を得ようとインと対局させるための棋客を集めていた。そんな中トンソン君が殺害されてしまう。インは、これがトンソン君を警戒する3ファンの仕業と気づく。
※3ファン:インの即位を後押しした伯父で領府事パク・ジョンファン(イ・ギュフェ)、王妃の父府院君オ・ウクファン(オム・ヒョソプ)、ジョンファンの右腕で兵曹判書に昇進したミン・ジファン(ペク・ソックァン)の3人。
3ファンたちがもう一人警戒するのはキム・ジョンベ(チョ・ソンハ)の息子キム・ミョンハ(イ・シニョン)だ。清との国境を守る義州に追いやったミョンハが清の要求に応じないことを理由に、義州判官免職を願いでる。インはミョンハの職を解くが同副承旨に昇進させる。但しその業務は枯れた先王の桃の木を生き返らせること。それができなかった際には職を解いて厳罰に処すと告げる。そして碁の相手を亡くしたために、「棋待令」(王の碁の師匠)選抜会を開催すると発表する。そしてジョンファンには、「むやみに映翠亭に人を入れるな」という言葉でトクソン君殺害について言及し「次は我慢しない」と警告する。
※同副承旨(トンブスンジ):王命の伝達や報告等を行った官職。王付きの秘書官のような存在。最高位が正三品堂上官都承旨で、左右承旨、左右副承旨、同副承旨と続く。
『身分、年齢は問わない。但し国に仕える者は応試の資格はない』という条件で「棋待令」選抜が公示される。
カン・モンウ=ヒス、棋待令に
トクソン君の死亡でインに近づく術を失くしたヒス。3年前の拷問で片目を失くしたダラは自分がインを暗殺するというが、「それでは父やホンジャンの敵討ちにはならない」ヒスが止め、「棋待令」に応募することに。ヒスを止められないと観念したグンニョンが「天が助けてくれる」と言うと、ヒスは「天の助けはいらない。私がやる。私が罰を与える」と決意を新たにする。
ヒスはインからもらった名前“濛雨”を使って“カン・モンウ”として応募。ヒスは対局で実力を発揮するが、3年前にヒスと対局したミン・サンヒョ(キム・ソハ)がヒスを覚えていて、ミョンハも知ることに。3ファンたちは棋待令後ろだてとなるために名人棋士を応募させていた。勝ち抜いた棋士の名簿に“カン・モンウ”という名を見つけたインは、同名異人だと思い込もうとし、確かめに行く。
次の対局でヒスの相手がおらずに困っていると、インが未だに辞令が下りていないミンファを対局させる。結果はヒスの勝利。イン自ら地の計算※をしながら勝敗の解説をすると、ヒスはその解説に異を唱える。面目を潰されたインは「お前の舌を引き抜く」と言い、ヒスは「対局中2人は石でのみ対話をするもの。それでも私を重罪人扱いするならば、棋待令になる者は王の傀儡」と言い放つ。インは無礼なヒスを気に入り、「罪を逃れるには必ず棋待令なれ」と告げる。
※地の計算:囲碁は碁石を使って陣地を取り合うゲーム。最終的に相手より多く陣地(「地」と呼ぶ)を作った方の勝ち。この計算をすること。
ヒスは勝ち抜き棋待令になり王に謁見する。インは「3年前に死んだと聞いたが…」と切り出す。「九死に一生を得たものの逃げおおせることができないと考え、王のそばで生きる術を探そうとした」と答えるヒス。インは「お前は仕返しするために来たのだろう。余を殺すつもりでは?」とヒスの本心を耳元でささやく。
■第5話見どころと第6話予告
第5話では、間者(セジャク)仲間のセドンたちに助けられたヒスが、3年間、王イ・インへの復讐計画を練りついに動き出す、第2幕がスタートした。だが、tvNで放送されたこの回の視聴率は全国平均3.9%と前回(6.0%)から大きく数字を落してしまった。
トクソン君が清の皇帝の後継問題で「兄弟ではなく子が後を継ぐのが筋だ」と言ったことで明らかに気分を題したことや、先代王イ・ソンの桃の木を生き返らせることに執着することなどから、偽りの顧命で王位に就いたことが今もなお、インの心の澱になっていることが見て取れる。そんなインが、なぜ今になってミョンハを呼び寄せたのか?
エンディングで、ヒスの本心を見抜いたインが「生不如死」の言葉でヒスを恫喝するチョ・ジョンソクの表情の演技が緊張感を煽る。そんなインにヒスはどう対峙していくのか?次回予告では王大妃が「後ろ盾になってやる」と言ったり、インが「お前を守ってやる」と言ったり。またヒスがミョンハに手を組むことを提案する場面もあり、次の展開が気になる。
第6話の放送、配信は2月4日(日)。予告は以下のYouTubeにて視聴できる。
◇YouTube|YouTubetvN「세작, 매혹된 자들(セジャク)」第6話予告
Netflixシリーズ「魅惑の人」は独占配信中だ。毎週土・日(21:20より)韓国tvNにて放送後、配信される。
◇公式予告(日本語版)
◇tvN「세작, 매혹된 자들」HP
【作品詳細】【「魅惑の人」を2倍楽しむ】