“お前は余が嫌いか?余はお前を好きだ”「魅惑の人」第7話、チョ・ジョンソクがシン・セギョンに告白
tvN土日ドラマ「魅惑の人(原題:セジャク、魅惑の者たち)」第7話は、旧正月の連休にあわせて9日(金)に放送し、王イ・イン(チョ・ジョンソク)がカン・モンウ/ヒス(シン・セギョン)とキム・ミョンハ(イ・シンヨン)の関係を疑念し、エンディングでは濛雨に告白し視聴者をドキドキさせた。Netflixでも独占配信開始した7話のネタバレあらすじと見どこと、8話予告を紹介する。
●【「Netflix」で独占配信の韓国ドラマ】
「魅惑の人」は、王権と政治的権力をめぐる争いに直面した王イ・インと、復讐という秘めた目的のために王を惑わそうとするも逆に魅了されてしまう女カン・ヒスとの複雑に絡み合う二人の運命を描く、ファクト(事実)とフィクション(創作)を組み合わせたフュージョン時代劇。【「魅惑の人」を2倍楽しむ】では、時代背景や実在人物、視聴率や韓国での評判などもまとめている。
■キャスト⇒キャスト・登場人物紹介、相関図
イ・イン/チナン大君役:チョ・ジョンソク
カン・ヒス/カン・モンウ役:シン・セギョン
キム・ミョンハ役:イ・シニョン
イ・ソン役:チェ・テフン
パク・ジョンファン役:イ・ギュヒ
ユ・ヒョンボ役:ヤン・ギョンウォン
キム・ジョンベ役:チョ・ジョンハ
カン・ハンスン役:ソン・ヒョンジュン
ほか
■第7話あらすじ
ヒスとミョンハの関係を疑う王イン
王イ・インは散歩中にカン・モンウ/ヒスとキム・ミョンハが抱擁しているのを見て「何をしているんだ」と怒る。ミョンハは「棋待令に碁盤を渡しに来て、予期せずムンソン大君(チョ・ヨンチャン)とチャンリョン公主(アン・セウン)に会い、嬉しさのあまりに棋待令に無礼を働き、さらには殿下にもその様子を見せてしまいました」と謝る。「モンウに対する無礼は、モンウが決めることだ。どうするつもりだ」とヒスに顔を向ける。ヒスは「見逃すつもりです」と答え「本当に寛大だな。結局は見なかったことにしてくれ、そういう意味だろう。もう二度とこのような軽率な騒ぎを起こすな」と忠告する。
インはヒスと碁を打ちながら「キム・ミョンハと仲良くしているのか」と尋ねる。ヒスは「知人でしたが疎遠になった」と答えるが、インは「嘘だ」とし「お前がそうでもキム・ミョンハは違う」と言う。ヒスは「申し訳ありませんが、相手の胸中は測りかねるゆえ、本人に尋ねてください」と取り合わない。「疑われるくらいならば、むしろ殺してくれと言っていた勢いはどこに行ったのか」と皮肉るインに、「毎回命を賭けては碁盤の前に座ることはできないでしょう」と動じない。これには何も言い返せず、インは碁を終わらせムンソン大君の碁の素質を確かめ、必要なものがあれば言えと告げる。ヒスは大君が学べる棋譜が欲しいと願う。ヒスが立ち去った後、チュ・サンファ(カン・ホンソク)は2人を危険視するが、インは「一度モンウを殺した。生きて戻ったモンウを今度は必ず守る」と告げる。
棋待令になったのが3年前の賭碁師だと知ったユ・ヒョンボ(ヤン・ギョンウォン)はヒスに会いに行く。「生きていたのか」と言い「王が罪人に役職を与えるはずはない」と続ける。ヒスは「戦の知らせを聞いて逃げ出した上に、妹を虐げて死なせた者でも官職に就けるのに、私が官職に就けない理由はない」と言い返す。怒ったヒョンボは「この野郎」と手を振り上げたとき、インが現れる。ヒョンボはヒスが賭碁師だと訴えるが、インは「お前は余が狂ったように見えるのか」と取り合わず追い払い、今後ヒスをサンファの部下に守らせることにする。
ムンソン大君のお願い
王インは頼まれた棋譜をムンソン大君に渡す。だがそれが大君の父である亡き先王とインの対局を記したものと気づいた大君は「もったいない」と辞退しようとするが、インは受け取れと言う。すると大君は「腕を上げたら対局してくれますか?碁を打ちながら父上の話を伺いたい」と願う。インは大君が棋待令位の腕前になれば相手をしてやると約束。さらに大君は、父の3年喪の最後の祭祀で子の務めを果たしたいので御陵(墓)への行幸について行きたいと願う。
ヒョンボは棋待令の正体を王の叔父パク・ジョンファン(イ・ギュフェ)に報告に行く。しかしキム・ジョンベ(チョ・ソンハ)を裏切ったヒョンボを信用しないジョンファンは相手にしないと前置きしたうえで、棋待令の正体を聞く。
インは朝議で行幸に関して経費を抑えるために随行する者を半数にしてムンソン大君を加え、その世話を棋待令にさせると発表する。これを知ったミョンハは危険だとヒスに伝えるが、ヒスは王は2人の関係を疑っており、ミョンハの“カン・ヒス”への気持ちを捨てなければ、それこそ危険だと忠告。後日ミョンハは忘れるには時間が欲しいと伝える。
一方、ミン・サンヒョ(キム・ソハ)から先王の祭祀が近づくと王インが苛立ち、些細な失態にも激怒すると教える。そうかと思えば何日も食事を抜いたり王直属の別軍職だけを従えて外出したりすると忠告する。
先王の祭祀と濛雨の中の告白
初めて王宮の外に出た大君は兵たちの修練に目を輝かせる。激しい訓練をする兵が挑戦者を募集し、ヒョンボの差し金で背中を押されたヒスが輪の中に。木刀を渡されたヒスは、自分を師匠と呼んで慕う大君のために挑むことに。チュ・ダラ(ナ・ヒョヌ)から鍛えられたヒスは兵に勝利し大君を喜ばせる。次の兵がヒスに剣を振り下ろしたとき、インはその木刀を払って割って入り、代わりに相手する。インは簡単に相手をねじ伏せ「修練とは余と仲間を守るため。仲間を大事にしてこそ戦で生き延び、勝利できる。仲間を見下しむやみに傷つける者は軍律に背いたとみなして厳罰に処す」と言い渡す。
ところがヒスは近づくインの胸に倒れ込んでしまう。怪我をしたヒスを治療するために王の寝所について行くが、ヒスは古傷の悪化だと伝えて御医の治療を断る。それでも御医に治療を命じて祭祀の準備に行く。実は御医チ・ナムギュは草岩キム・ジェナムからヒスを守るよう頼まれていた。そこでナムギュはインに無事治療は終わったと嘘をつく。
無事祭祀が執り行われ、王インに続いて大君も亡き父に礼をすることができた。夜が明け、インは1人御陵にむかって「兄上、私は長きにわたる苦痛を振り払い来るべき日に備えます。いかなる恐れも屈辱も私を阻めません。最後まで見届けてください」と報告する。
朝陽のなか降り出した小雨の中にヒスが立っていると、御陵からインが戻って来る。「久々の濛雨(小雨)だ」と言い、雨に濡れぬようにとヒスを抱きよせたとき、ヒスは思わずインを払いのける。「お前は余が嫌いなのだ」と言うインの言葉を否定するヒスに「ならば好きか?」、答えないヒスに「余は好きだ。余は…モンウ、お前を好いておる」と続ける。
■第7話見どころと第8話予告
物語が大きく動いた第7話の視聴率は、全国4.2%、首都圏4.6%だった(ニールセンコリア調べ)。この回は気になることも多かった。まずミョンハの「(ヒスの父)領議政(ソン・ヒョンジュ)は必ず生きている」という言葉、これには同感する視聴者も多いのでは?また行幸先でサンファたちと出かけたインは一人の男から手紙を受け取る。インは男に「“失った物は探し出すゆえ、案ずるな”と伝えよ」告げる。果たして手紙は誰から出なんと書かれていたのか?さらには祭祀が終わった後、インが亡き兄に向かって「来るべき日に備えます」と伝えているが、いったいインは何をしようとしているのか?
今回ラストでヒスに告白したイン。次回予告では「誰かが余の前で”王は男色だ”と笑おうともともに笑う自信がある」とヒスへの思いを隠そうとせず、トン尚宮と王が正式に床入りすることに憂鬱な表情を見せ、いなくなったヒスを必死に捜す様子も描かれている。そして「初めからお前だけを欲していた」と言うインの言葉も。さあ、インがヒスが女性だといつ気付くのか?
韓国では旧正月特別編成で第8話は10日(土)、第9話と第10話は11日(日)、12日(月)に放送となる。
第7話の予告動画は以下のYouTubeにて視聴できる。
◇YouTube|YouTubetvN「세작, 매혹된 자들(セジャク)」第8話予告
Netflixシリーズ「魅惑の人」は独占配信中だ。毎週土・日(21:20より)韓国tvNにて放送後、配信される。
◇公式予告(日本語版)
◇tvN「세작, 매혹된 자들」HP
【作品詳細】【「魅惑の人」を2倍楽しむ】