「薯童謠 ソドンヨ」(全74話)第17-20話:イ・ボヨンとチョ・ヒョンジェが駆け落ち?手にした秘伝書~命を賭けたのろし(ネタバレ)

02月22日17時00分ドラマ
©SBS

BS日テレ「韓国時代劇の巨匠イ・ビョンフン監督作品「薯童謠-ソドンヨ-」からの第17話~第20話までのネタバレあらすじと、天の峠(ハヌルチェ)の発明など見どころを紹介する。YouTubeにて第1話の無料配信をしている。



「薯童謠-ソドンヨ-(以下、薯童謠)」は、古くから伝わる説話をモチーフに、百済の王子・武王(チョ・ヒョンジェ扮)の波乱の人生と、敵国である新羅の姫・善花公主(イ・ボヨン扮)との運命の恋描いた歴史ロマン大作。【「薯童謠」を2倍楽しむ】では時代背景やキャスト・実在人物の紹介、各話のあらすじと見どころをまとめている。

■キャスト【相関図】
チャン/ソドン(薯童)/のちの30代王・武王役:チョ・ヒョンジェ
ソンファ(善花)姫/チン・ガギョン役:イ・ボヨン
サテッキル/キム・ドハム役:リュ・ジン
モンナス博士役:イ・チャンフン
阿佐太子役:チョン・ジェゴン
百済27代王・威徳王役:チョン・ウク
プヨソン/のちの百済29代王・法王役:キム・ヨンホ
新羅26代王・真平王役:チェ・ドンジュン
新羅の貴族キム・サフム役:ナ・ソンギュン
 ほか

■第17話「手にした秘伝書」
そんな中、サテッキルはついに『百済神技』と記された書を見つけて持ち出しに成功する。その頃、チャンはモンナスと工房にいたが、ソンファが気になって落ち着かない。何が起きているかを知らないチャンは、学舎のウンジン(ク・ヘソン)たちが偵察のために潜入している真覚寺へと向かうが、ポムノからモジンが気づいていると教えられ会わずに戻れ戻される。

その頃サテッキルは秘密裏に学舎をつぶす指令を出していた。しかし持ち出したのは偽者だと気づき、指令を取り消す。サテッキルは盗んだ偽書をチャンの小屋に置く。小屋に戻ったチャンは見慣れない書を手に取る。その時、モンナスとモジンがやって来て、チャンが持っている書が偽の書だと気づく。偽書は密偵を見つけ出すためにモンナスが仕組んだ罠で、触ると手が黒くなる仕掛けをしていた。チャンだけでなくサテッキルの手が黒いのを確認したモンナスは、2人に真実を話せと迫る。

サテッキルは口実を作って言い訳し、チャンもまた小屋にあっただけと説明するが、さらモンナスの追及は続く。2人ともにアリバイを証明する人物がいない。そこにポムノが飛び込んできてチャンのアリバイを証言するが、真覚寺に行ったことは言えずにアリバイ証明のつじつまが合わず、真覚寺に行ったことが知られてしまう。

ソンファの置手紙がサテッキルの部屋で見つかるが、サテッキルとソンファとの関係は知られていないだけに決定的な証拠とならない。そんな中、ソンファがチャンを救うために学舎に忍び込み、サテッキルと見つける。彼が花郎キム・ドハムで新羅の密偵だと知り驚くソンファ。そして新羅の公主がなぜここに来たのかと問い、答えないソンファに「新羅か?百済か?そして私か?チャンか?」の究極の選択を迫る。



■第18話「姫として女性として」
薯童謠©SBS寺に戻ったソンファは新羅の姫としてチャンが犯人と示す証拠を残して姿を消す。サテッキルはソンファが残した手紙がモジンの手に渡ったのを知り、これを利用してチャンに罪を擦り付ける。結局チャンが『百済神技』を盗んだ犯人だと誤解される。一方のサテッキルは、これでソンファが手に入ると満足気だった。

学舎ではチャンを殺す役を決めるためのくじ引きを行うが、なかなか決まらない。サテッキルは役目を買って出るが、チャンがいたはずの小屋はもぬけの殻となっていた。学舎の者たちはサテッキルがチャンを逃がしたのだろうと考えて、心なしか安心する。しかし、ソンファは女性としてチャンを助けようとしたが、モンナスに見つかってしまった。ソンファは身分は名乗らず、チャンが一時期自分の護衛をしていたことを話し、身分違い新羅の女である自分がチャンを忘れられずに、チャンが学舎の留まれないようにして一緒に逃げるつもりだと偽った。モンナスは自分とヨンガモとの悲恋を2人に照らし、その愛を叶えてやろうと見逃したのだった。チャンは『百済神技』騒ぎをこれで終結させた。

その頃、逃げたチャンとソンファは、サテッキルが指示した兵に追われる。ソンファは学舎に戻ろうとするチャンに、新羅の姫の身分を捨てるからチャンにも天の峠を捨ててほしいと縋り、口づけする。兵に取り囲まれたチャンは、結局2人で逃げる道を選ぶのだった。

百済宮に新羅軍が全義城に向かっているという知らせが届く。阿佐太子(チョン・ジェゴン)は高句麗に援軍を頼むことにする。だがプヨソン(キム・ヨンホ)は消極的な太子の態度に反意を唱える。威徳王(チョン・ウク)は外交に頼る太子の意見に賛成する。

太子は高句麗の使臣に新羅軍を分割してくれれば突くことも斬ることもできる刀を渡すと交渉する。しかし使臣は明光鎧も作って欲しいという。仕方なく見たこともない明光鎧を太学舎に作らせることに。しかし、モンナスのいない今の太学舎ではこれを造ることができない。そこでモンナスに状況を伝えることに。



■第19話「ささやかな幸せ」
薯童謠©SBS明光鎧とは光を受けるとまぶしいほど輝き、錆びることもなく、外注もよらずに腹を下さない。これを隋が使っているが、百済から仕入れたという。モンナスは明光鎧の開発に取り掛かる。しかし、開発は進まず、プヨソンは高句麗に頼らず出陣する。

一方、チャンたちは百済との国境近くの町まで来ていた。ソンファは慣れない作業をしながら平民の暮らしに耐えようとする。だが、チャンはソンファを帰そうとして敢えて厳しく接していた。やっと作り上げた籠を市場で売っても、租が払えずゴロツキに絡まれるお年寄りに、ソンファは売上金をあげてしまう。しかりつけるチャンだが、必死に平民として生きていこうとする姿に心を動かされたチャンは、一緒に暮らしていくことを決意する。そんなチャンにソンファは「木から始めましょう」と木で作った結婚指輪を贈る。チャンは「私は、私自身を贈ります」と五色夜明珠を渡し、「木になれと言うなら木になり、山になれと言うなら山に、海になれと言うなら海になります」と愛を伝えた。

ところが、新羅に戻ったソンファの侍女チョギ(ノ・ユン)が2人が百済との国境近くにいることを話してしまったことで、サテッキル率いる新羅の兵がやって来る。チャンはソンファを守り必死で戦うが、観念したソンファは、「必ず生きて愛を成就させると誓い」命懸けでチャンを逃がし、五色夜明珠をチャンに返して新羅宮に戻る。

新羅ではソンファが父である真平王から、ドハム=サテッキルとの結婚話を聞かされ驚く。



■第20話「命を賭けたのろし」
薯童謠©SBS
なんとか百済のプヨソンの軍営に逃げ込んだチャンだが、拷問を受けて投獄されてしまう。このまま罪人として殺されそうになるが、ソンファ姫との再会を誓ったチャンは何としても生きようとする。

一方、新羅との戦争で劣勢になったプヨソンは、チャンを含めた罪人5人を戦場へ送ることに。そこでチャンたちが命じられたのは、新羅軍に掌握された烽火台に火をつけるという危険な任務だった。成功すれば赦免し報奨金をくれるという。チャンたちはこの危険な任務を引き受けることに。チャンたちは死に物狂いで新羅兵と戦い、烽火(のろし)をあげることに成功する。

『新羅に包囲された』を意味する烽火を確認した阿佐太子軍は、急ぎ出陣する。一方で新羅軍は援軍に来るまでに全義城を陥落させようと激しい戦闘を繰り広げる。しかし次々と脱落者が現れ新羅軍は退却する。

烽火台には生き残ったチャンとソンパル(ソン・ナッキョン)、そして大将ヨン・ギョンフ(キム・ヒョンイル)の3人。プヨソンは命を落とした者も軍営に運び、チャンたち約束通り赦免と褒美を渡す。チャンはソンファのために生き残ったことを新羅の空にむかって報告し、「公主を守れない無力のままでは会いたくない。そんな奴のままでは…」と心に誓う。

プヨソンは士気が上がっている今こそ、兵士と罪人を集めて陣地取りに行くことに。そこでチャンたち3人を兵士たちの前で「百済を救った英雄」と呼び、チャンたちの了解も得ぬまま兵士として先陣にたたせることにする。「約束が違う。できません」と訴えるチャンたちに「なら死ぬまでだ」とプヨソン。いっそ殺せと言うチャンたちを再び投獄する。


BS日テレ「薯童謠」番組サイト
 2024年10月18日スタート 月~金13:00-14:00
 2024年2月13日-4月4日 月~金17:00-18:58(2話連続)終了
YouTube第1話無料配信中

kandoratop【作品詳細】【「薯童謠」を2倍楽しむ】