Netflix「魅惑の人」第14話シン・セギョンついに王の側に、チョ・ジョンソクは伯父に最後通告…視聴率初の7%台に
25日に韓国で放送、Netflixでも独占配信開始したtvN土日ドラマ「魅惑の人(原題:セジャク、魅惑の者たち)」は、王イ・イン(チョ・ジョンソク)が先王(チェ・デファン)の遺言を破り、王の座に就いたことをカン・モンウことヒス(シン・セギョン)に告白し、伯父パク・ジョンファン(イ・ギュフェ)に最後の通告を送った。第14話のネタバレあらすじと見どころを紹介する。
●【「Netflix」で独占配信の韓国ドラマ】
この回の視聴率は全国平均6.7%、最高8.5%、首都圏平均7.1%の自己最高を更新し、最高8.9%を記録し、独自の最高視聴率を更新、ケーブルと総合を含む同時間帯1位を占めた。(ニールセンコリアより)
「魅惑の人」は、王権と政治的権力をめぐる争いに直面した王イ・インと、復讐という秘めた目的のために王を惑わそうとするも逆に魅了されてしまう女カン・ヒスとの複雑に絡み合う二人の運命を描く、ファクト(事実)とフィクション(創作)を組み合わせたフュージョン時代劇。【「魅惑の人」を2倍楽しむ】では、各話のネタバレあらすじと見どころ、視聴率、時代背景や実在人物、視聴率や韓国での評判などもまとめている。
■キャスト⇒キャスト・登場人物紹介、相関図
イ・イン/チナン大君役:チョ・ジョンソク
カン・ヒス/カン・モンウ役:シン・セギョン
キム・ミョンハ役:イ・シニョン
イ・ソン役:チェ・テフン
パク・ジョンファン役:イ・ギュヒ
ユ・ヒョンボ役:ヤン・ギョンウォン
キム・ジョンベ役:チョ・ジョンハ
カン・ハンスン役:ソン・ヒョンジュン
ほか
■第14話あらすじ
王イ・インの「清と通じた間者を捜し出して罰する」と言う言葉に、パク・ジョンファン(イ・ギュヒ)は、「清の間者を罰するための尋問だと睿(えい)親王が知れば激怒し、両国関係に亀裂が生じかねない」とあの時の件に下手に触れると王が危うくなると警告する。「内政干渉だ」というインに、「崩れ行く辺境の城壁も清に気兼ねして手つかずのまま」と朝鮮の弱い立場を口にする。だがインは「それでは備辺司を廃せねば…」と怯まない。
※備辺司(ピビョンサ):外敵から攻撃など非常事態に備えるために文官と武官が臨時に合同会議をする機関。
次にキム・ジェナム(イ・ウニ)と都承旨(チョン・ウィウク)を呼び寄せたインは、「尋問の担当者を選ぶ際に備辺司たちを外し、3年前の間者騒ぎの記録と辺境の書状を調べなおせ。キム・ミョンハもこの件に絡んでいるので外せ」と指示する。インの態度から間者がパク・ジョンファンだろ気づいたキム・ジェナムは、朝廷の強い反対に遭うことを懸念する。インは密かに先王を毒殺した毒についても御医に調査させているが、毒は着衣についていたために手間取っていると報告を受ける。
一方、ジョンファンは尋問でチュ・ダラ(ナ・ヒョヌ)が3年前の清と通じた間者の名前を明らかすると、王は関係者を全て処断するはず。なんとしても尋問を事前に防ぐべきと考える。
予想通り朝廷から尋問について大反対を受けたインは「国と民のためと振る舞いながら、保身と私利私欲だけを追求している本心を余が知らないと思うか?むしろ命がけで間者を告げたダラの方が忠臣だ」と怒りを言葉にする。そしてこれ以上反対すれば大役罪で厳しく処断すると警告した。
キム・ミョンハ(イ・シニョン)は、今回の尋問が「3年前のチナン大君=インが睿親王の間者だとする汚名をそそぐため」と考える。ミョンハの父キム・ジョンベ(チョ・ソンハ)は、まさにインが間者と信じて行動を起こし、インにより斬り殺されたのだ。ミョンハは父にそれを吹き込んだユ・ヒョンボ(ヤン・ギョンウォン)を探し「お前のために父が死んだ」と首を絞め、「ダラと共に尋問を受けさせてやる」と警告する。
王大妃(チャン・ヨンナム)に会ったパク・ジョンファンは、自分のおかげで王位に就けたインが、自分を切り捨てようとしていると不快感を露わにする。そして「インが間者だと清に密告したのは私だ」と明かし、気づかなかった振りをする王大妃を嘲笑い、「当時インが窮地に立った時に清の兵が義州に侵入したことや先王の急死も、すべて偶然だと考えているのか?」と問い詰める。そして自分を討てばイン自身の身が危うくなる、と警告する。
今回のインの判断が王の立場も危うくする諸刃の刃と知るヒスはすぐに映翠亭に向かう。体を気遣うインに自分の罪を直接裁いて欲しいと頼む。だから先手を打ったというインに「私が女人だからですか?」とヒス。「余の女人だからだ」とインは恋情を示すと同時に、「今回の尋問が3年前に清と通じた間者を捕えるもの、それが余が長い間望んだことで、必ず成し遂げなければならない」と明かした。これまでのインの行動からその間者が領府事パク・ジョンファンだと察したヒスは、「信じていた者に裏切られる苦しみと屈辱を同じく味わわせてやると復讐を誓ったが、惑わされていたのは私の方でした」とインと向き合わなかったことを悔やみ、「なぜ自分の立場も危うくなるのに、ジョンファンを討とするのか」と真意を尋ねる。するとインは「恥ずかしいから…兄である先王の遺言を操作して王になった」と告白し、「お前の前に立っている余は、玉座を奪った罪人だ」と懺悔の涙を見せた。ヒスはインを抱きしめ、「王様は、大君と公主を守るため自ら罪人になることを選んだのです」と慰めながら、「私が王様のそばにいて、一緒に耐え、力になります」とインの味方になると告白した。
ヒスを見かけたミョンハは、何処にいたのかと訊ね、答えないヒスに「私に謀反を唆しておきながら…」と怒り、「王が自分たちの計画を知ったのか?」と問い詰める。ヒスは自分のせいでダラが暗殺に失敗したと話し、「尋問が世子となった大君をまもるため」と伝えるが、ミョンハはヒスが王の味方になったと確信する。
その後、ダラに会ったヒスは、3年前、清軍にダラの行方を教えたのが、パク・ジョンファンの使用人マクトン(パク・チャヌ)だと知る。ヒスからこれを聞いたインは、すぐにマクトンを呼び寄せるよう命じたが、ジョンファンがマクトンを殺害する。ますます度を過ぎたジョンファンの悪行に怒るインは、「罪を告白し罰を受ければ尋問はしない」と言い、しらを切るジョンファンに「清と通じたことを隠せると思うのか!尋問ではマクトン殺害から先王毒殺まで暴く」と恫喝するも、「私の罪を民は王の謀反の口実」と捉えると抗弁。インは自分のこれまでの行動が民のそうした噂になることを認め、「権力を振りかざす外戚を処断することほど民の心を動かすことはなかろう」とジョンファンに最後通告をし、1日の猶予を与える。
しかし、ジョンファンはヒョンボを使ってミョンハを抱き込み、「世子を王にする」反乱の陰謀を巡らす。そしてインに対して「私には告白する罪がありません」と述べ、インの命令にも従わなかった。ジョンファンの態度に怒り心頭のインは、都承旨に明日、罪人を召喚して尋問を行う準備を指示し、キム・ジェナムには「最後に使うつもりの証拠と証人がある」と伝えた。
ジョンファンはトン尚宮(パク・イェヨン)に毒薬を混ぜた紅を渡し、インを毒殺しなければ「インのために先王を毒殺した」とバラすと脅す。「王は決してお前を許さない。仮に許せば、王は天の道理に背いた暴君となる」とも。
その夜、トン尚宮を呼んだインは、「お前は兄王を殺した証拠であり、パク・ジョンファンが清と内通した間者であると知る証人だ。お前とジョンファンの罪を告発すれば、罪を罰するが、これまでの功を認め命は助ける」と告げる。観念したトン尚宮は「最後のお願いです」と言いながらインに近づき、長く慕ってきたインに唇を重ねようとし、インはそれに応じるように肩を抱き寄せ…。
■第14話見どころと第15話予告
はたしてこのままインはトン尚宮の最後の願いとして唇を重ねるのか?特にこの回はインを演じるチョン・ジョンソクの力強い演技とキャラクターたちの見事な共演が爆発し、インvsジョンファンの戦いがどうなるのか注目を集めた。またジョンファンから脅されて涙するトン尚宮を見かけて優しく声をかけたヒスの好意を、「男でも女でもない姿で、王様のご寵愛が続くわけがない」と踏みにじったトン尚宮。ヒスへのジェラシーが毒の口紅を差させたのか。今後、ヒスとトン尚宮の関係がどうなるかも興味がわく。
残り2話。気になる15話の予告は、YouTubeで視聴できる。
tvNドラマ『세작, 魅惑された者たち』は毎週土曜日と日曜日の21時20分に放送。第15話は3月2日放送。
◇YouTube|YouTubetvN「세작, 매혹된 자들(セジャク)」第15話予告
Netflixシリーズ「魅惑の人」は独占配信中だ。毎週土・日(21:20より)韓国tvNにて放送後、配信される。
◇公式予告(日本語版)
◇tvN「세작, 매혹된 자들」HP
【作品詳細】【「魅惑の人」を2倍楽しむ】