テレ東「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」(全30話)第23-24話:血で染まっていくタル(ナ・イヌ)が壊れていく

03月25日08時00分ドラマ
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王宮に来てから気持ちがすれ違うピョンガン(キム・ソヒョン)とタル(ナ・イヌ)、一方で二番手カップルのコン(イ・ジフン)とモヨン(チェ・ユファ)のロマンスも動きだすが…テレ東にて3月26日から放送の「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」(全30話)第23話と第24話のネタバレあらすじと見どころを紹介する。YouTubeにて予告動画が視聴できる。



「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」は、三国時代の高句麗(コグリョ)を舞台に、国を守るために戦う王女と純朴な青年の真実の愛の物語。時代背景やドラマの5つの見どころ、各話のあらすじ(ネタバレあり、なし)と見どころ、豆知識などは【「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」を2倍楽しむ】でまとめている。

※以下、全22話版で紹介したあらすじと見どころをリライトしたものです。この回の完全ネタバレは全22話版の17話後半~18話中盤まで。

■キャスト
【相関図】メインキャスト徹底紹介脇役紹介
ピョンガン/ヨム・ガジン[カジン]:キム・ソヒョン
オン・ダル[タル]:ナ・イヌ
コ・ゴン[コン]:イ・ジフン
へ・モヨン:チェ・ユファ
オン・ヒョプ:カン・ハヌル<特別出演>
 ほか

※カジンをピョンガン、または王女と表記。

■第23話
ピョンガンはチンの意思を尊重し、突厥(とっけつ)の平原へ帰ることを許可し、サンを失くして辛いジン(チン)を気遣うことをしなかったと謝る。

やっとタルに心を開いたウォン太子は、恋敵のコン師匠を憎まないで欲しいと頼む。そんな2人の様子を見つめる王と娘。ピョンガンは桂婁部が悪だくみを企てていると忠告する。だが王も側近の宦官テガム(ソン・ドッキ)がウォンピョの手下だと気づいており、ウォンピョを捕える囮にするつもりでいた。

そこに黄州城主ヤンチェク(チェ・グァンジェ)挙兵の知らせが届く。部族長会議にも知らせが届き、ウォンピョはこれば謀反ではなく、王と王女の悪を正すための戦いで、討伐隊の長となるナム将軍とも戦わない約束ができているとチン・ピル(チャ・グァンス)とへ・ジウォル(チョン・インギョム)を安心させる。そしてほかの地方官たちが動いた時、桂婁部も兵を動かし王宮に攻め込むつもりだと。ところが、タルが討伐隊を率いると想定外の知らせが入る。

コンはモヨンの素性を知ったコ・サンチョルを殺害させ、ウォンピョにはピョンガンに買収されていた疑いがあったと報告する。討伐隊を率いるタルは黄州軍を制圧し、城主ヤンチェク捕獲に成功。かつて桂婁部が順奴部族を皆殺しにしたが、今度はタルが多くの民を斬り殺した。遅れて到着したピョンガンは、黒幕がウォンピョンの桂婁部だと証言させるために家族を一人ずつ処刑すると脅す。驚くタルに「ウォンピョを殺すためなら自分がウォンピョになってもいい」とピョンガン。その言葉を聞いたタルは、剣を抜いてヤンチェクを一太刀で斬り殺した。

許可なく証人を殺害したタルに怒るピョンガン。タルにとっては国ではなく、夫婦の問題なのだ。ピョンガンはタルに都城に戻るよう命じるが、そこに各地の地方官挙兵の知らせが入る。討伐に向かう準備をするピョンガンに、タルは謝罪して引き続き自分が討伐するので、ピョンガンには王宮に戻ってコ親子の悪事を食い止めるよう、夫ではなく武将として進言する。タルの心を心配しながらもピョンガンは平壌城に戻る。

黄州軍が討伐隊に敗れ、ウォンピョはいよいよ桂婁部の兵を動かす判断を下したとき、ピョンガンはコ親子打倒計画を進めていた。まず、王が国境強化のためにコンに国境行きを命じ、不在になる近衛隊長にピョンガンを任命。驚くコンだが、王の側近テガムから王が久々に薬を求めていつもより強い薬を渡したと聞いたコンは、王は数日正気をなくすと判断。タル不在の今がチャンスだと最終計画を決行することに。

寺で挙兵のうわさを耳にしたチン王妃も都へ戻り、王子の命だけは守ってほしいとウォンピョに頼む。ピョンガンはそんなチン王妃に、「勝てる側につけ」と説得して味方につけようとする。

■見どころ
自分が鬼になると決意して反乱軍を倒し、血に染まっていくタル。家族を皆殺しにしようとしたり、チン王妃を利用したり、妻が“鬼”になっていくのが耐えられないタルは、自分が鬼になる決心をしたのだ。血を浴びたタルの鬼の形相、一方でプンゲの前でのいつも違う様子のタル。心が壊れていく心優しきタルの姿に胸が痛む。ラストで夜空を見上げるピョンガンが「月が見えない…」と呟く。反乱計画の行く末と共に、今後のタルとピョンガン夫婦の関係に注視したい。



■第24話
サ・ウナム(イ・ヘヨン)は返還された領土から大規模な銀山が発見されたと、ヘ・ジウォルに嘘をつく。欲深いジウォルにが身を乗り出したところでチン・ピルがやって来て、ジウォルが寝返ったと王妃に知らせる。

ついに謀反決行日。謀反計画を知るピョンガンの策略により罠にはまったコ・ウォンピョは逆賊として捕らえられる。ウォンピョ逮捕の知らせにコンはチン・ピルの灌奴部とヘ・ジウォンの消奴部へ武装を指示し桂婁部の私兵を率いて王宮へ向かい、門の前でピョンガン率いる官軍と対峙する。しかし遅れて到着した灌奴部の私兵が官軍に着いたことで王妃が裏切ったと知る。そこへ討伐を終えたタルが戻ってきてコンをねじ伏せ、コ父子は共に投獄へ。桂婁部を残すため降伏したと言う父に、コンはあきらめない姿勢を示す。

モヨンははコンを助けるために新羅の真興王に高句麗内乱を報告し、養父ヘ・ジウォルを新羅へ逃がす。真興王は高句麗への挙兵を命じ、へ・ジウォルには新羅での経済を任せ、高句麗が滅びれば財と共に故郷に返してやると約束する。王族の血筋である桂婁部の扱いに王は頭を痛める。

※阿旦山城:新羅王が高句麗への挙兵の名分として名前を出す山。対高句麗防衛の為に百済が作ったとも推定されており、三国時代は、百済、高句麗、新羅と主が代わっていった。詳しくは22話版の18話で詳しく紹介している。

不吉な夢が続き、タルを心配した養母サ氏夫人がちびっ子ウォル(オ・アリン)と都にやって来る。再会したタルはこらえきれず涙を流して養母を抱きしめる。サ氏夫人は王様に拝謁した折、タルを山に帰してほしいと願う。タルは怒るが、サ氏夫人の病を察したピョンガンは、都で暮らさないかと提案する。

都を離れるチンを天誅房が連れ去る。頭のトゥ・ジュンソは今夜、王を殺害すると教え、天誅房を継ぐよう言うが、チンはこれを断る。

■見どころ
王とサ・ウナムに芝居をさせ、消奴部を裏切ると思わせて王妃の実家である灌奴部を寝返らせたピョンガンの見事な作戦勝ちだ。だが、戻ってきたタルの顔つきが完全に変わっている。タルの心が壊れ始めていることに気づいたピョンガンの表情も暗い。血の匂いが染みついたタルを入浴させるシーンで、血まみれの体に触れさせないタルが悲しく、自分のせいだと苦しむピョンガンを見るのが辛い。

そんなタルに、ウォン太子が100人以上の逆徒を殺害した気分を聞く。ここでタルの心がまた悲鳴を上げる。その瞬間、タルはどうするのか?そして皮肉にも、ここでタルが示した“人を殺害する心構え”のおかげで、ウォン太子が父王を救うことができる。

テレ東「王女ピョンガン」番組サイト
 2024年2月23日スタート 月~金8:15~9:11
Youtube予告動画

【作品詳細】【「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」を2倍楽しむ】
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