【最終回前話】Netflix「魅惑の人」第15話:チョ・ジョンソクが伯父を断罪、シン・セギョンは王大妃に女人だとバレ…
3月2日に韓国で放送、Netflixでも独占配信開始したtvN土日ドラマ「魅惑の人(原題:セジャク、魅惑の者たち)」では、ついに王イ・イン(チョ・ジョンソク)が伯父パク・ジョンファン(イ・ギュフェ)を処断したが、王大妃(チャン・ヨンナム)に棋待令(シン・セギョン)が女だと知られてしまった。
●【「Netflix」で独占配信の韓国ドラマ】
「魅惑の人」は、王権と政治的権力をめぐる争いに直面した王イ・インと、復讐という秘めた目的のために王を惑わそうとするも逆に魅了されてしまう女カン・ヒスとの複雑に絡み合う二人の運命を描く、ファクト(事実)とフィクション(創作)を組み合わせたフュージョン時代劇。【「魅惑の人」を2倍楽しむ】では、各話のネタバレあらすじと見どころ、視聴率、時代背景や実在人物、視聴率や韓国での評判などもまとめている。
■キャスト⇒キャスト・登場人物紹介、相関図
イ・イン/チナン大君役:チョ・ジョンソク
カン・ヒス/カン・モンウ役:シン・セギョン
キム・ミョンハ役:イ・シニョン
イ・ソン役:チェ・テフン
パク・ジョンファン役:イ・ギュヒ
ユ・ヒョンボ役:ヤン・ギョンウォン
キム・ジョンベ役:チョ・ジョンハ
カン・ハンスン役:ソン・ヒョンジュン
ほか
■第15話ネタバレあらすじ
トン尚宮、服毒死
パク・ジョンファン(イ・ギュフェ)から王イ・イン(チョ・ジョンソク)の毒殺を命じられたトン尚宮(パク・イェヨン)は、毒入りの紅をつけた唇をインに寄せた。しかし彼女を抱けばまた利用していしまうことになると考え、拒否した。トン尚宮はインがそうすると知ったうえで、自ら毒を飲んでいた。血を吐きながら「一生の望みは王様の寵愛を受けること。それより望んでいたのは命が尽きるまで王様を守ることでした」と想いを告げ、「王様にこれ以上望むことはございません」と続けたが、毒殺を命じた人物の名は明かさないまま、インの腕の中で息を引き取った。
苦悩する王イ・イン
インは母、大王大妃パク氏(チャン・ヨンナム)を訪ね、「伯父パク・ジョンファンが、清と通じて、3年前に兄イ・ソン(チェ・デフン)を殺したように、トン尚宮に私の毒殺を命じたのか」と追及。「私を信じなさい。伯父を尋問するなら、母はこの場で舌をかみ切って死ぬ」と怒鳴る王大妃を残して、インはその場を後にした。
自分がトン尚宮を追い詰め自殺させたと苦しむイン。駆け付けたヒスに「ジョンファンがキム・ミョンハ(イ・シニョン)が謀反を提案したと聞いた時、すぐに捕えて尋問すべきだった」と自責の念の涙を流し、「唯一、余の罪を知る彼女に温かい一言もかけてやらなかった」と嘆くイン。ヒスは「トン尚宮は王が許すと知っていたからこそ自殺したのです。王様の秘密を知る自分が死んでこそ王様を守れると考えたのです」とインを慰める。ジョンファンを許せない理由がまた一つ増えたと決意するイン。
トン尚宮のおかげで、今回の毒が先王を殺害した毒と同じだと分かった。これでジョンファンの罪を確信したインだが、証人がいない。護衛のサンファ(カン・ホンソク)もジョンファンの使用人がムンソン大君(チョ・ヨンチャン)の世子冊封の誥命(※)を持ってくるチョン・ジェピョ(チョ・ジェリョン)に接触しそうだと懸念を伝える。
※誥命(コミョン):朝鮮は清(中国)と“君臣関係”を結んでいたために、王や世子などの冊封には明の皇帝からの誥命が必要だった。
名分のない尋問で問う罪
ジョンファンは唯一の証人のトン尚宮が死亡し、王には自分を尋問にかける名分がないと高を括っていた。さらには「キム・ミョンハが謀反を告発したら…」と不安がるユ・ヒョンボ(ヤン・ギョンウォン)には「お前がキム・ミョンハと共謀して私に謀反を提案した」と脅した。
ついに尋問の日。インは罪人としてパク・ジョンファンを召喚した。官服のまま裁きの場に出てきたジョンファンは、「天に誓って清と内通したこともないし、先王の毒殺を企てたこともない。ましてや王様を害しようという意志を抱いたこともない」と無実を主張した。しかしそこに証人としてヒョンボが登場して、一緒に謀反を企んだことを自白した。
実は、ジョンファンから脅されたヒョンボはその夜のうちに財産をもって清に逃げ込もうとした。ところが王の護衛たちに行く手を阻まれ、ミョンハから「ジョンファンが謀反を企てたことを告白しなければ、3年前の偽証を王様に告げる」と脅されたのだった。
ミョンハはインが自分を生かして傍に置いたり、ムンソン大君を世子にしたりする王を不審に思っていた。そしてジョンファンが謀反を提案したことで、「王様が、先王の遺言である大君を世子にするためだった」と気づいたのだった。
官服を脱がせて拷問にかけてもジョンファンは無実を訴え続けた。インはジョンファンと2人きりになって、「逆徒の力で王座に就いた自分に王の資格があるのかと悩み続けたが、やっとわかった」と告げ、「伯父の罪を罰すこととこそが王である余の務めであり、権限だと悟った」と続けた。
罪の確定
インは、チュ・ダラ(ナ・ヒョヌ)には間者を告発し大逆罪を明らかにしたことで減刑し、杖刑30打と重労働3年の刑を科した。謀反を共謀したヒョンボを告発で謀反を未然に防いだ功で遠方への流刑にとどめた。
だが唯一の肉親であるジョンファンの刑をどうするか悩んだインは、公平な裁きとして死罪を確定した。そして、謀反の言葉に心が揺らいだと自らの罪を告白したミョンハに、ジョンファンに賜薬(毒殺刑)を渡す役を務めさせることで、その罪を償わせた。そして二度と揺らぐなと警告した。
清が送り込む新たな間者
パク・ジョンファンの刑は執行されたが、問題はジョンファンが事前に清に送っただろう密書だ。これによって清が3年前と同じく攻め入る可能性もある。だがインはどんな清の圧迫にも立ち向か王を決意を固めた。
そん折、使臣チョン・ジェピョ(チョ・ジェリョン)が世子冊封の誥命を持って到着した。ほっと胸をなでおろしてジェピョを出迎えたインに、ジェピョは「何度もジョンファンが密書を送ってきたが、睿(えい)親王は朝鮮のことは朝鮮が決めるべきだとおっしゃった」と伝え、ジョンファンからの密書をインに渡した。そこには「私が清と通じていることを気づかれ、私を断罪するつもりです」とあり、「清の内政干渉を防ぐのは目的だから王を清に呼んで警告すべき」とインを廃して世子を王に就けようとするジョンファンの次なる野望が認めてあった。
ところが清は、チョン・ジェピョが朝鮮に戻りたがっているので、相当の官職を用意するよう要求してきた。つまり今度はチョン・ジェピョを間者として堂々と送り込んできたのだ。あきれながらもインはこれを受け入れた。ところがもう一つ、受け入れがたい要求があった。それは「皇帝が棋待令と碁を打ちたい」とヒスを清に送るよう申し入れてきた。インはヒスを清に送りたくなかったが、ミン・サンヒョ(キム・ソハ)からこれを聞いたヒスは、父のいる清に行くことを検討する。
王大妃の反撃
「唯一の肉親であるジョンファンの刑をせめて流刑にしてほしい」との王大妃の涙の懇願をインに聞き入れてもらえなかったことで床に臥せっていた王大妃。そんな王大妃が「棋待令カン・モンウ(ヒス)が女人だ」と知り立ち上がった。ヒスを呼びつ「改めて見れば、誰が見ても女人だ。どうして気づかなかったのだろう。中宮殿で初めて挨拶を受けたときから、目に留まっていたのに。お前は私の嫁になりたかったようだね」と言いながら、ヒスの服を脱がそうとしたのだ。
そこにインが駆け込んできて「これはいったいどういうことですか」と抗議すると、王大妃は「お早うございます。王様」と不敵な笑みを浮かべた。
■第15話見どころと第16話(最終回)予告
最終回前話の視聴率は全国平均5.6%、首都圏平均6.0%だった(ニールセンコリアより)。
ついに今回で処刑されたパク・ジョンファン。王役のジョ・ジョンソクと1対1で向き合うシーンでは緊張感あふれる演技で、最期の毒殺刑に処せられるシーンで圧巻の演技で視聴者を引き込んだ。
ところが最終回1話を残したラストでは、新たな問題が勃発。清の皇帝がヒスを清に送れと言ってきて、さらには王大妃にはヒスが女人だと知られてしまった。チャン・ヨンナム扮する王大妃の不気味な笑みに背筋が凍る。いったい、王大妃は何をしようとしているのか?
最終回の予告では、心強い味方となったキム・ジェナム(イ・ユンヒ)が「棋待令を清に送って、新たな王妃をお迎えください」というインにとっては、一番聞きたくない進言している。清でどんな待遇を受けるかもわからない場所に、インは愛するヒスを送るしかないのか?「今度もまたお前を守れぬのか?」と言うインの嘆き、ヒスの「必ず無事に戻り、王様に雪辱の機会を与える」と言う約束が、叶うことをただただ願いたい。
気になる最終回の予告は、以下のYouTubeでも公開中だ。
tvNドラマ『세작, 魅惑された者たち』は毎週土曜日と日曜日の21時20分に放送。第16話は3月3日放送、その後Netflixで独占配信する。
◇YouTube|YouTubetvN「세작, 매혹된 자들(セジャク)」第16話予告
Netflixシリーズ「魅惑の人」は独占配信中だ。毎週土・日(21:20より)韓国tvNにて放送後、配信される。
◇公式予告(日本語版)
◇tvN「세작, 매혹된 자들」HP
【作品詳細】【「魅惑の人」を2倍楽しむ】