3月1日と2日韓国で放送したMBC金土ドラマ「ワンダフルワールド」では、愛するわが子を失ったスヒョン（キム・ナムジュ）は犯人ジウン（オ・マンソク）が無罪判決を言い渡されたことに納得ができず自らの手で葬る選択をする。７年の刑務所生活を終えすべてを失ったスヒョンはゴヌ（イ・ジュン）の墓を訪れるとそこで謎の青年ソンニュル（チャウヌ）と出会う。、Ｄｉｓｎｅｙ Ｐｌｕｓのスターでも独占配信開始した第1話と第2話のネタバレあらすじと見どころ、感想などを紹介する。
●【「Disney Plus」で独占配信の韓国ドラマ】



「ワンダフルワールド」は、愛する息子を失った女教授と、過去に傷を負った謎の青年の、同じような痛みを抱える二人が繰り広げるヒューマン・サスペンスだ。⇒【各話のあらすじ】

■キャスト
ウン・スヒョン役：キム・ナムジュ
クォン・ソンニュル役：チャウヌ（ASTRO）
カン・スホ役：キム・ガンウ
ハン・ユリ役：イム・セミ
ほか

■第1話あらすじ
人気作家として順風満帆な生活を送るスヒョン（キム・ナムジュ）は突如行方不明になった息子ゴヌ（イ・ジュン）を必死に探すも意識不明の重体で発見される。緊急搬送され手術を受けるが医師からは助からない可能性が高いと言われ自分のせいだと自責するスヒョン。重い足取りで病室を訪れると目を覚まさないゴヌの爪を切りながら痛ましい姿のわが子を見て涙を流す。そしてスヒョンの目の前でゴヌは息を引き取ってしまう。

後日、ゴヌを轢いた加害者ジウン（オ・マンソク）との裁判が開かれるとジウンは証拠不十分で無罪を言い渡される。無罪判決を受けるとジウンはその場にいたマスコミの前で跪き深く謝罪する姿を見せる。一方納得がいかないスホ（キム・ガンウ）は血相を変えてジウンに掴みかかろうとし取り押さえられてしまう事態に。同じく判決が受け入れられないスヒョンはただ一人その場から動けずにいた。

裁判所を後にするジウンは何者かに連絡すると、おかげで無罪判決が出たと報告し礼を伝える。電話相手の男性はジウンからの連絡を受けると店を出て、待っていた数人のボディーガードを引き連れ車に乗り込む。電話を終えたジウンはケーキを持ちながら軽い足取りで自宅に帰ろうと歩いていると、そこへゴヌの遺影を持ったスヒョンが突然現れる。驚くジウンに対しスヒョンは必死に死んだゴヌへ謝罪するよう要求すると、ジウンは金で解決しようと自分の名刺だけを渡し去っていく。

そんなジウンの姿を見たスヒョンは立っているのもままならない様子で車に乗り込むと、何か覚悟を決めたような表情で車のエンジンをかける。すると、猛スピードで発進し前を歩いていたジウンに思いっきり突進する。



■見どころ・感想・視聴率など
視聴率全国5.3%を記録（ニールセンコリア調べ）し、好調なスタートを切った第1話では、完璧な日常を送っていたスヒョンが不可解な死を遂げた息子ゴヌの恨みを果たすべく自らの手で犯人ジウンを轢き殺すエンディングで幕を閉じた。

母親として愛するわが子を失い生きる意欲を失ったスヒョンは、裁判で無罪判決を言い渡される犯人を目の当たりにする。しかし犯人のジウンは事件当日、何者かに呼び出され現場へ向かっていたシーンがあったことから真犯人は別にいる様子。スヒョンが空港から急いで自宅へ帰ってきたときに玄関先で出会った女性も少し怪しいが、果たして真犯人は誰か気になるところだ。

また、第一話ではスヒョンとソンニュルが出会うシーンはまだ登場しなかったが、先日行われたオンライン会見では、スヒョン役を演じるキム・ナムジュとソンニュル役を演じるチャ・ウヌは互いに２人のケミストリーに対する自信をのぞかせた。約６年ぶりのドラマ復帰となったキム・ナムジュはチャ・ウヌと歳の差のあるW主演に対し「相性１１０点」と発言していたこともあり、今後の２人の姿がどう描かれていくのか期待が高まる。

MBC金土ドラマ「ワンダフルワールド」公式サイトより
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■第2話あらすじ
殺人者となったスヒョンは懲役７年の判決を下され刑務所へ入ることに。生きる意欲を失ったスヒョンは刑務所内で裁縫作業をやっていると、偶然ゴヌが着ていた服と同じデザインの布を見つける。すると、ゴヌを思い出してしまい泣き出すスヒョン。しばらくして近くにいた受刑者がスヒョンを見ると、スヒョンは作動するミシンに手を突っ込んだまま微動だにせず血が噴きだしているのに気づく。

一方、スホは事件の真相を暴くためジウンや裁判長を極秘で調べ始める。すると事故当日、ジウンがいたバーの監視カメラの映像にはキム・ジュン（パク・ヒョクギョン）の姿が。後日スホはジュンの元を訪れ真相を暴こうとすると、ジュンはスホの自宅玄関近くにあった監視カメラの映像を見せながら玄関が確実に閉まっていた事実を伝え脅迫する。

刑務所生活を送るスヒョンは一人で黙々と作業をこなしていると、同じ受刑者であるヒョンジャ（カン・エシム）は怪我で片手が不自由なスヒョンを手伝う。ヒョンジャのやさしさに触れ少しずつ心を開いていくスヒョン。しかしある日、ヒョンジャは持病のせいで余命宣告を受けてしまう。すると、ヒョンジャはいつも持ち歩いていたノートをスヒョンに渡し、自分が起こした火災事故の記事を見せる。火災事故から唯一助かった男の子がいると伝えると、ヒョンジャは自分の代わりに探してほしいとスヒョンに頼み生涯を終える。

７年の懲役を終え刑務所を出たスヒョンはすぐさまゴヌが眠る墓を訪れる。久しぶりに見るわが子の写真を見て涙を流しながら墓石を抱きしめるスヒョン。しばらくの間その場で眠ってしまったスヒョンは雨が降ってきたことに気づき目を覚ますと、そこには傘を差したソンニュル（チャ・ウヌ）が立っていた。



■見どころ・感想・視聴率など
全国6.1％(ニールセンコリア調べ)を記録した第2話では、刑務所で出会ったヒョンジャの最期の頼みを引き受け、7年の月日を経て刑務所を出るスヒョン。スヒョンはゴヌが眠る墓を訪れ悲しみに打ちひしがれていると、そこで謎の青年ソンニュルと出会う展開が描かれた。

第２話では新たにソンニュルのミステリアスな一面が明らかになった点に注目だ。ソンニュルは普段、車の解体業を行うごく普通の物静かな青年だが、ジュンと裏で繋がりがあるようで依頼を受けると証拠品を盗み出すスパイのような行動を見せる。無表情で口数も少なく、かなりミステリアスな存在だが最後、スヒョンがゴヌの墓を訪れるシーンではソンニュルも近くで墓参りをする様子が映されていた。どうやらソンニュルも大切な人を失った過去を持っていることから、これがのちに２人の関係を大きく左右するのではないだろうか。

また、事件の真相を暴くためジュンの元を訪れたスホは事件当日、玄関は確実に閉まっていた事実を再確認する。玄関が閉まっていなかったせいでゴヌが家を飛び出してしまったのではないかと疑惑を持たれていたが、完全な間違いだったことに気づき驚きを隠せないスホ。しかしこの事実をスヒョンが知ると精神崩壊してしまうのを恐れ、ジュンの脅迫に逆らえずにいた。何者かが故意的にドアを開けゴヌを誘拐したと予測できそうだが、それに伴い身近な人物の犯行とも考えられるため、今後登場する人物たちの行動に注目したい。

MBC金土ドラマ「ワンダフルワールド」は韓国で3月1日21時50分より放送がスタートし、その後ディズニープラスにて独占配信される。

◇YouTube｜「ワンダフルワールド」ティーザー予告（日本語字幕なし）




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