「魅惑の人」チョ・ジョンソク‘歳月まで演技する俳優’と賞賛の嵐!韓国での評判、インタビュー内容紹介

03月05日12時05分ドラマ
tvN「魅惑の人」公式HP

韓国で放送、Netflixでも独占配信中のtvN土日ドラマ「魅惑の人(原題:セジャク、魅惑の者たち)」が3月3日に最終回を迎え、視聴率は首都圏平均7.9%、全国平均7.8%を記録し、ケーブルと総合を含んだ同時間帯1位で有終の美を飾った(ニールセンコリアより)。今回は、放送終了後の韓国での評判や、チョ・ジョンソクのインタビュー内容などを抜粋してご紹介したい。

【「Netflix」で独占配信の韓国ドラマ】



「魅惑の人」は、王権と政治的権力をめぐる争いに直面した王イ・インと、復讐という秘めた目的のために王を惑わそうとするも逆に魅了されてしまう女カン・ヒスとの複雑に絡み合う二人の運命を描く、ファクト(事実)とフィクション(創作)を組み合わせたフュージョン時代劇。【「魅惑の人」を2倍楽しむ】では、各話のネタバレあらすじと見どころ、視聴率、時代背景や実在人物、視聴率や韓国での評判などもまとめている。


3月3日に無事最終回を迎え、視聴率は首都圏平均7.9%、全国平均7.8%を記録し、ケーブルと総合を含んだ同時間帯1位で有終の美を飾った(ニールセンコリアより)。放送終了後、視聴者らは余韻に浸りながら「ときめいて幸せな2ヶ月間だった」「また見たい、恋しくなる作品だ」といった感想が次々と番組公式チャットルームをはじめ各種SNSに寄せられた。また「ドラマ終了後に俳優達のインタビューを見たら、皆親しみやすくて、もっと長い期間ドラマを見たかったという気になった。また1話から見直すぞ」といったように、俳優達の素の姿を見て更にドラマの魅力を感じたという視聴者も。

主演のチョ・ジョンソク、シン・セギョンの二人は、常にお互いを疑い憎みながら尖った雰囲気の中で恋に落ちていく何とも難しい演技をこなし、制作発表会でも二人で「感情の葛藤が多く、演技に苦労した」と明かしていた。しかし視聴者からは「視聴率強者の二人だからこそできた」などと賞賛が相次いだ。今回ヒロインを演じたシン・セギョンに対しては「美しいのは勿論のこと、クールで落ち着いている姿と品性が演技にも反映されて、それを見る自分も落ち着いてくる。同じ女性としてとても魅力的だった」といった声が、またチョ・ジョンソクに対しては「今後もずっと、少しでも長く演技を続けて下さい。眼差しだけで感情がひしひしと伝わってきて、そんな経験は滅多にないから、本当に感謝して、愛してる」といったファンからの熱心なラブコールが届いた。

チョ・ジョンソクまた劇中多様な顔を見せ、ドラマの没入度を高めてくれたチョ・ジョンソク。放送終了にあたって公開されたインタビューにて素直な気持ちを打ち明けており、ご紹介したい。

まず無事に放送終了した所感として、「初めて台本を見たときから私を魅惑した作品なだけに、今後も私にとって特別な作品として長いこと記憶に残るだろう。ドラマを撮影しながら四季が過ぎ去っていったが、寒さや暑さの中でも孤軍奮闘した多くのスタッフや俳優の方々に改めて感謝の意を伝えたい」と語っている。

それだけ思い入れの強い作品だったからだろうか、大君から王イ・インになる際、キャラクターの雰囲気が確かに変わっていき「チョ・ジョンソクは歳月まで演技する」と言われるほどだった。どのような点に気を使って演技したのか?という質問に対して「大君から王になる時は、心的変化も大きく時間上の流れもあったため、見た目からはっきりとした違いを見せたくて、髭をつけた。また鎭安大君は宿命に背いて自身を取り巻く渦の外へ出ようとしたなら、王のイ・インは宿命を受け入れ、渦の中心へ直接入り込もうとする人物。そのため心構えから違うと考え、変化を加えて表現した。」と語っており、普段ユーモラスな姿を見せることが多いが、演技に対しては人一倍真摯に向き合っている彼の本来の姿が垣間見得るようだった。

また、今回他の俳優たちとの対立シーンが多く、「演技の借力(ちゃくりき)ショー」と呼ばれ大きな反応を受けた本作品(「借力(ちゃくりき)」とは韓国で古くから伝わるという武術の鍛錬法)。それを聞いたチョ・ジョンソクはその表現がおもしろいと笑いながらも「今回のドラマでは多くの俳優たちと対立するシーンが多く、感情的に難しく大変だったが、素晴らしい先輩方や同僚、後輩たちと呼吸を合わせ、大きなエナジーを受けた。撮影しながらとても幸せだった」と共演俳優達に感謝の意を伝えた。

しかし、やはり共に主演を務めたシン・セギョンに対しては特別な思いがあったようだ。「言うまでもなく最高あった。カン・ヒスは相手を敵視しているが、次第に恋慕する気持ちが大きくなる複雑な感情を持った女性だが、彼女は素晴らしく表現してくれた。キャラクターだけでなく本当に魅力的な女優で、共に呼吸を合わせられて幸せだった」と労った。

このように、本作品で多くのファン達を魅了したチョ・ジョンソク。今後の活動としては、今月22日より公演のミュージカル「ヘドウィグ」に8年ぶりに出演予定。チケットは軒並みソールドアウトで、彼の人気の高さを証明している。「久々の舞台でワクワク、期待してる。また撮影した映画があるため映画館でも皆さんに挨拶できるだろう。今年は様々な方面で皆さんにご挨拶できる1年になるのではと思っており、期待してほしい」と本人も語るとおり、ファンにとっては嬉しいニュースが次々聞けそうだ。今後もチョ・ジョンソクの活躍に期待したい。

■スタッフ
演出:チョ・ナムグク 「王になった男」など
脚本:キム・ソンドク「模範刑事」「アンタッチャブル」など
原題:세작, 매혹된 자들

■キャストキャスト・登場人物紹介相関図
イ・イン/チナン大君役:チョ・ジョンソク
カン・ヒス/カン・モンウ役:シン・セギョン
キム・ミョンハ役:イ・シニョン
イ・ソン役:チェ・テフン
パク・ジョンファン役:イ・ギュヒ/ギュフェ
ユ・ヒョンボ役:ヤン・ギョンウォン
キム・ジョンベ役:チョ・ジョンハ
カン・ハンスン役:ソン・ヒョンジュン
 ほか

公式予告(日本語版)

tvN「세작, 매혹된 자들」HP

【作品詳細】【「魅惑の人」を2倍楽しむ】
kandoratop