「涙の女王」は<愛の不時着>超えなるか?キム・スヒョン、キム・ジウォンらが登壇した7日制作発表会動画公開|レポート

03月07日23時51分ドラマ
YouTube「涙の女王」の制作発表会よりキャプチャー

本日(7日)、tvN新土日ドラマ「涙の女王」の制作発表会がソウル・ラマダソウルシンドリムホテルにて行われ、チャン・ヨンウ監督とキム・ヒウォン監督をはじめ、キム・スヒョン、キム・ジウォン、パク・ソンフン、クァク・ドンヨン、イ・ジュビンが登壇した。会見の模様がYouTubeでも動画公開された。

【「Netflix」で独占配信の韓国ドラマ】



「涙の女王」は、財閥クイーンズグループの3代目で、“デパート業界の女王”ホン・ヘインと、“スーパーマーケットの王子”ペク・ヒョヌとの結婚3周年の夫婦の悲しみの危機と奇跡のように再び始まる愛の物語。「星から来たあなた」を手掛けた脚本家のパク・ジウンと、「不可殺-永遠を生きる者」のチャン・ヨンウ監督、「ヴィンチェンツォ」を手掛けたキム・ヒウォン監督がタッグを組んだ作品だ。

キム・スヒョンは2021年のCoupang Playドラマ「ある日~真実のベール」以降、約3年ぶり、テレビドラマとしては2020年の「サイコだけど大丈夫」以来約4年ぶりとあって注目が集まった。キム・ジウォンも2022年に韓国で放送されたJTBC「私の解放日誌」以降、約2年ぶりのドラマに出演だ。そんな2人が3年目の夫婦として共演するだけに、2人がどんなロマンスシナジー(相乗効果)で、あの「愛の不時着」を超えるかと、関心が集まっている。

涙の女王

制作発表会では、フォトタムに続いてキャスト陣がそれぞれ演じる役を次のように紹介した。

キム・スヒョンは「ペク・ヒョヌはヨンドゥ里という田舎のスーパーの息子として生まれて、なんとクイーンズ百貨店の社長ホン・ヘインと恋に落ちて結婚して成功し、3年目になるんですが、離婚を決心すします。そしてその後もう一度愛することになるんですが、どのように愛が復活するのか大いに期待してください」

キム・ジウォンは「ホン・ヘインは、クイーンズ財閥3世でクイーンズ百貨店のCEOです。絶対的な支配者で利己的で、ヨンドゥ里スーパーマーケットの王子ヒョヌと出会って恋に落ち、一生懸命愛したが、難しい結婚生活をしている間に変化する人物です」と紹介。

パク・ソンフンは「ユン・ウンソンはウォール街のアナリスト出身のM&A専門家です。優しくてスマートに見えますが、その裏に何か謎を抱えているベールに包まれた人物です。クイーンズグループと仕事をしながら、2人の夫婦の間に微妙な緊張感を呼び起こす人物です」と説明。

クォク・ドンヨンは「ホン・スチョルという人物はヘインの弟で、能力のある姉からのプレッシャーで自信喪失、被害者意識、疎外感を抱えながらも、それに打ち勝とうと一生懸命クイーンズマートの社長として学んでいる人物。姉とは違う人と出会いたいと思い、運命のようにダエと出会って1歳の息子がいます。家族を自分なりに温かく愛しながら暮らしたいと素朴な夢をもっている人物です」。司会からそういえばキム・ジウォンとクァク・ドンヨンと似ているといわれると、一族皆にていると笑いを取った。

そんな愛され妻を演じるイ・ジュビンは「姉(ヘイン)とは正反対のタイプで学舎の家庭で育って静かに穏やかな性質で、時には姉のように時には妹のように夫を見ながら支えて応援する“夫バカ”な妻。家の大人たちに愛されている役で、家族に対しても格別な愛情を持っている人物です」と紹介。司会から夫バカぶりを見せてと言われると、クァク・ドンヨンの肩に手を置いて「ほんとうにハンサムね」とおのろけぶりで会場を沸かせた。

質問タイムではキム・スヒョンは「3年間の空白(うち、1年は撮影)を取った理由と、本作を選んだ理由」について聞かれると、「軍隊に行ったかのように、2年間(撮影期間1年を除く)の空白期を持つつもりではなかったです。一生懸命に作品を探していて、そのような状況で『涙の女王』に出会った」とし「夫婦役は今回が初めてで、ペク・ヒョヌ風、そしてキム・スヒョン風の妻の実家での生活を経験してみて、表現したいと思いました。キャラクターが持つ多様な魅力があるが、繊細さとかスマートさとか、その中のダメな姿を面白く組み合わせて、視聴者たちを泣かせて笑わせたかった」と、本作を選んだ理由を明かした。



一方、ドラマ「相続者たち」から約11年ぶりに財閥家のキャラクターを務めるキム・ジウォンは、ユ・ラヘルと今作のホン・ヘインの違いとして「結婚」と言及し、「なんといっても、ユ・ラヘルというキャラクターを演じる時は私が今より若かったし、(ユ・ラヘルは)高校生でした。せっかちで、常に愛を求めていた人物でした」とし「今回はその時より年上で、結婚生活もして、その時よりも抱えるものが多いキャラクターで、もう少し成熟して余裕があるキャリアウーマンの素敵な姿をたくさんお見せすることができると思います」と語った。

また、本作では初対面から初々しい愛を育んでいく恋人関係ではなく、最初から3年目の夫婦として共演をするが、これについてキム・スヒョンは「最初は難しかったです。3年目の夫婦であるにもかかわらず、火花やときめきがまだ残っている状態だ。そのような部分を表現するのが大変でした」とし、「3年目夫婦のすでに盛り上がった感じと、ときめきを同時にアピールできるポイントを、監督が一緒にたくさん悩んでくださった」と説明した。

キム・ジウォンも「私も同じことを悩んでいました。これまでだと知らない状態で出会って、徐々に親しくなり、ときめきを感じて、葛藤を段階を踏んで関係を築いてきましたが、今回は初対面で3年も暮らした恋愛とは違う感情でペク・ヒョヌと向き合わなければならなかった。結婚生活のわだかまりの感情や葛藤を持って、冷たい雰囲気を演技するのが難しかったです。このような部分を上手に表現するため、スヒョンさんや監督とたくさん話し合いました」と苦労を明かした。

また、キム・スヒョンは再タッグを組むパク・ジウン作家にの作品について「特にパク・ジウン作家が書いてくれたキャラクターには、その色がたくさん感じられます。私はより魅力的な人物になれるかもしれないと思っており、2014年以来の時間を振り返ったときには満足して良い生活をしているように思います。『星から来たあなた』『プロデューサー』に続き、『涙の女王』でも一緒に息を合わせたヨ・ナンヒ先輩が会食の場で『スヒョン、君はすごく明るくなったね!』と言ってくださった。内向的で消極的な私が明るく変わったのも、おそらくパク・ジウン作家の作品の影響ではないかと思います。これからもよろしくお願いします」と述べ、感謝の気持ちを表明した。

チャン・ヨンウン監督は、「作家が企画したのはかなり前の作品で、長い準備をしました。作家の台本には感動的な部分や面白さもありますが、自分自身を再び考えさせるポイントもあります。例えばおカネでは買えない時間や記憶や幸せなど。その部分において多くの準備をし、実際に撮影する人もその感情を一緒に感じました。このドラマを見て、世界中の視聴者が一緒に幸福を感じてくれれば嬉しいです」と述べ、期待を寄せた。

最後にイ・ジュビンは「長くお待たせした以上の楽しさと感動のあるドラマ」、クァク・ドンヨンは「幅広い年齢層の肩がそれぞれ楽しみを見つけることではできるドラマ」、パク・ソンフンは「愛と家族についての物語」とそれぞれドラマをPRし、キム・ジウォンは「1年かけて一生懸命撮影した作品なので、たくさんの関心と期待をお願いします」、キム・スヒョンは「ドラマに登場するクイーンズとヨンドゥの2つの家族の温度差も観て頂ければ楽しめると思います。そしてタイトル通りたくさん泣かせます」と見どころを紹介した。

目標視聴率に関してはキム・ヒウォン監督が「大きな数字を言いたいのですが、個人的には作家とはtvNで一緒に「愛の不時着」したので(その)最終回より少し高く出れば、ここにいらっしゃる5人を迎えてお辞儀(큰절=クンチョル)チャレンジをするビデオを撮ってアップロードします」と約束し、週末という大切な時間に放送するドラマとして「責任感をもって全俳優とスタッフとで作った作品なので、たくさんご覧ください」とコメント。そして「長くかけた作品でその努力が視聴者にうまく伝わるといいなと思っています」のチャン・ヨンウ監督の言葉で会見を締めくくった。

涙の女王


YouTube「涙の女王」制作発表会動画

「涙の女王」は韓国で3月9日21時10分より韓国で放送がスタートし、Netflixでも配信される。

kandoratop【作品詳細】【「涙の女王」を2倍楽しむ】