Netflix韓国ドラマ「終末のフール」4月26日配信開始、メインキャスト3人の新ポスター公開

04月22日17時00分ドラマ
etflix シリーズ「 終末フール」2024年4月26日独占配信開始

2023年の期待作から問題作へ…薬物使用の疑いをかけられた俳優ユ・アインの論争と共に公開スケジュールを立てられずに苦労した韓国ドラマ「終末のフール」(全12話)が約1年ぶりとなる4月26日に、いよいよNetflixより独占配信される。

アン・ウンジン、チョン・ソンウ、キム・ユネ3人の新ポスターが公開され、YouTubeにて日本語字幕付き予告も先行公開中だ。

【「Netflix」で独占配信の韓国ドラマ】



「終末のフール」は、小惑星の衝突による滅亡まで残り 200日"D-200”となった混沌とした地球を舞台に、残された日々を生きる人々の物語を描いたドラマ。中学校の家庭科教師だったセギョンは、小惑星のニュースが流れた後ボランティアとして子どもたちを守るために奮闘する。原作は伊坂幸太郎の同名小説。

「人間レッスン」「マイネーム: 偽りと復讐」などを通じて繊細で熟練した演出力を示したキム・ジンミン監督と、「風の便りに聞きましたけど!?」などで現実に対する辛辣な描写と堅実な筆力を示したチョン・ソンジュ作家がタッグを組んだ。チョン作家は江國香織のベストセラー小説『東京タワー』を原案にした「密会」の脚本も手掛けている。

「恋人~あの日聞いた花の咲く音~」のアン・ウンジン、「密会」でタッグを組んだユ・アイン、「熱血司祭」のチョン・ソンウ、「流れ星」のキム・ユンヘの4人が名キャストで公開前から注目された。

撮影期間は2022年1月16日~8月31日で、当初2023年配信を予定していた。しかしメインキャストの1人であるユ・アインの薬物スキャンダルが勃発し、難局に直面した。ユ・アインは劇中で主要な役を担い、編集が困難な状況にあった。しかい、苦悩の末26日に公開されることになった。

公開日確定後、予告編やポスターなどでユ・アインを徹底的に削除したNetflixと「終末のフール」チームは、先日の制作発表会で直接「ユ・アインの出演時間を調整し、不快感を最小限に抑えた」と説明している(以下、『韓国経済』4/19既報ニュースより)。

当時、キム・ジンミン監督は「この作品が公開されないとは思わなかった。その理由はない。この作品が公開されなければおかしいと思ったでしょう。俳優一人の問題ではなく、十分に一生懸命作った。皆さんが見れば石を投げられる作品ではない。恥ずかしくないように作った。この作品の所有者は、全ての俳優と制作陣、視聴者のものだ。一緒にする運命を受け入れることになった」と述べた。

また、ユ・アインの出演時間については「私が3部程度編集したときにその問題が出た。最初は複雑な状況ではなく通り過ぎるだろうと思ったが、問題が私の思い通りに流れなかった」と「視聴者の不快感を最小限にする義務だったし、私の時間と力は奪われるかもしれないが、そういった部分に編集した。出演時間も変更した。4人の友人が大きな軸だからこの人物を除いては話が進められなかったので、多く、全てを明らかにすることはできなかった点で、ご理解をお願いしたい」と説明した。

Netflixと「終末のフール」は。意図したかどうかはわからないが、ユ・アインの復帰作品として、試練の舞台に共に上がることとなった。

監督の言葉通り、作品は一人のものとは言えないが、2023年の期待作から問題作となったのは間違いない。日本でもこうした俳優の不祥事による放映中止や公開中止は余儀なくされてきただけに、今回のNetflixでの配信がそのような結果になるのか、業界内外でも注目が集まっている。

色々な意味でも話題になっている「終末のフール」は今週末4月26日よりNetflixにて独占配信される。

■キャスト
チン・セギョン役:アン・ウンジン
ハ・ユンサン役:ユ・アイン
ウ・ソンジェ役:チョン・ソンウ
カン・イナ役:キム・ユネ
 その他

原題:종말의 바보

終末のフール | オフィシャル予告編 | Netflix【日本語字幕 CC】

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