Netflix「ヒーローではないけれど」実在した超能力にチョン・ウヒ仰天も、チャン・ギヨンとのキスエンドで視聴率急上昇|第3-4話
現在放送中のJTBC土日ドラマ「ヒーローではないけれど」第3話では、ポク・ギジュ(チャン・ギヨン)がト・ダヘ(チョン・ウヒ)に関心を寄せ始める姿が描かれた。しかし第4話でギジュはダヘに嘘をつかれていたことを知ると同時に、彼女が1人で抱えていた孤独に触れ、心を揺らがせた。
なお、二―ルセンコリアによるとこの回の視聴率は、11日放送の第3話が全国平均3.2%で首都圏3.2%。12日放送の第4話は全国4.1%、首都圏4.8%と共に最高視聴率を記録した。
Netflixでも独占配信中の第3話と4話のあらすじと見どころを紹介する。
●【「Netflix」で独占配信の韓国ドラマ】
「ヒーローではないけれど」は、誰も救えなかった超能力を持つポク・ギジュ(チャン・ギヨン)が、ついに運命からト・ダヘ(チョン・ウヒ)を救うファンタジーロマンス。うつ病、不眠症など世の中の現代人の慢性疾患で超能力を失ったポク家と偶然のように運命のように絡み合う女性の物語が、心地よい笑いの中に温かい感動を与えてくれる。⇒【関連記事・各話のあらすじ】
■キャスト
⇒【相関図】
⇒キャスト、人物詳細
ポク・ギジュ[グィジュ]役:チャン・ギヨン
ト・ダヘ役:チョン・ウヒ
ポク・マヌム役:コ・ドゥシム
ポク・ドンヒ[ドンフィ]役:スヒョン(キム・スヒョン)
ポク・イナ役:パク・ソイ
オム・スング役:オ・マンソク
ペク・イルホン役:キム・グムスン
グレース[グレイス]役:リュ・アベル
ほか
■第3話あらすじ
画像:JTBC「히어로는 아닙니다만」HPより 「ヒーローではないけれどNetflixで独占配信中
能力が戻った事に驚きながらも、セヨンに会うために再び能力を使うギジュ。しかし、何度戻ってもダヘがいる過去にしか戻れず、自分に変化をもたらしたのはダヘだと認めざるを得なくなる同時に、ダヘのことがやたらと気になるようになる。
そんなギジュの脳裏にはイナが生まれた日の記憶が過ぎる。幸せの絶頂で何度でも戻ってくるとセヨンに誓ったこの日。しかし、同日起こった火災事故で多くの子供の命と、隊長の命が失われてしまう。彼らを救うため、何度もこの日に戻るも上手くいかないギジュは、過去に囚われた廃人になりかけていた。
見かねたセヨンはそんな彼とイナを連れて出かけ、「絶対に過去に戻らないで」と釘を刺されるも気付くとギジュはまたあの日に戻っていた。これをまた何度も繰り返した先に待っていた未来は、事故でセヨンを失う悲劇だったのだ。
一方、ダヘがギジュ達との同居を開始した頃、ドンヒの元には家が売りに出されるという知らせが届く。これに怒り心頭となったダヘはマヌムに猛抗議するも、マヌムは聞く耳を持たない。そんな親子喧嘩をダヘはこっそりと録音していた。
そんなダヘはイナと心の距離を近づけようと、彼女が眼鏡を外していた隙を見て、抵抗されるも言葉巧みに眉を整える。この様子を微笑ましそうに見つめていたギジュに気付いたダヘは、心の中でほくそ笑む。するとイナから突然「私が500億ウォンのビルの鍵なんですか?」と問われ、心を読んだかのようなその言葉に硬直するのだった。
後日、ギジュは料理中の不注意でダヘが火事を起こしかけた現場に居合わせ、速やかに消火を行う。その時彼女に火のトラウマがあることを知り、尚更誰も囲まない食卓の食事を作らなくても良い、と言うギジュ。この言葉を遮るようにやって来たイナは料理をリクエストした事を告げ、ポク家の食卓には3人がつくことになる。
食後、ダヘにゴミ出しを頼まれたギジュは不意にダヘが自分から貰ったと主張していた花束を売る花屋と出会う。これがきっかけでダヘがいる過去に戻ったギジュはダヘを遠ざけるために彼女の元に向かうが、その時バイクが猛スピードで走ってくる。これからダヘを守ったギジュは、ダヘが言っていたように彼女を抱き寄せてしまうのだった。
その頃、実家に戻って来たドンヒにマヌムに睡眠薬を盛っていたことがバレそうになったダヘ。自ら睡眠薬入りのお茶を飲んだ事でダヘは猛烈な睡魔に襲われるも、必死に平静を装う。一方のドンヒはダヘの目を盗んで実家から金目の物を盗み出そうとしていた。これに気付いたダヘは、ドンヒの犯行を録画していたところ、彼女が能力を使うところを見てしまい、驚いて腰を抜かす。
思わずその場からかけだしたダヘは、睡眠薬が効いていたこともあり階段から落ちそうになってしまう。この危機をギジュに救われるも、ダヘに待ち受けていたのは更なる衝撃だった。なんと2人を映しているはずの鏡には、何故かギジュの姿だけが映っていなかったのだ。
■第3話見どころ
今回明かされたギジュの複雑に絡まったトラウマ。幸せな過去に戻れるのは良い能力だと思っていたが、その裏に悲劇があればそれはまさに表裏一体だ。現在よりも過去を生き、家族との時間、自分が本来生きる人生を犠牲にした果てに待っていた最愛の妻の死。ギジュはどれほど自分を責め、自分を憎み、自分を嫌っただろう。ギジュが心を病んでしまった理由が、ゆっくりと点と点が繋がるように分かっていった。
また、イナが心を読める能力を持っていること、これをひた隠しにしていることも明らかになった。自ら心を閉ざしていたイナが、半ば強制的だったとはいえ、ダヘがきっかけで少し心を開くことができるようになった。
イナは今後ビルのみならず、物語全体の大きな鍵となりそうだ。
■第4話あらすじ
画像:JTBC「히어로는 아닙니다만」HPより 「ヒーローではないけれどNetflixで独占配信中
過去に戻ってダヘを救えたことに感動するギジュ。そんなギジュが突然現れたのを目撃したスングは彼に能力が戻ったことを悟る。その後、ギジュに運命の相手に出会うと能力は絶大な力となるという、先祖代々の言い伝えを話すスング。「ダヘがギジュにとっての運命の存在だ」と嬉しそうに語るスングと反対に、過去を思いだしギジュは不安そうな表情を浮かべる。
ダヘはドンヒとギジュの信じられない光景から逃げたところで、今の時間軸のギジュと会った驚きで失神し、そのまま眠ってしまう。この隙にダヘが怪しい行動をしていることを家族に訴えるドンヒだが、マヌムもスングも気にもとめず、ギジュに真剣な表情で「信じて」と話すのだった。
一方、ダヘに関する不吉な夢を見て飛び起きたマヌム。翌朝、そのことを聞いたダヘは彼女が“宮殿サウナ”を言い当てたことに大きく動揺する。その後、イナから「逃げるなら今」と言われたダヘは、マヌムの夢が気に掛かりつつも母のいる宮殿サウナに向かうのだった。
そこで「ポク家は超能力一家だ」と訴え、ターゲットを変えたいと語るも、母は一切聞き入れず、計画を進めろと言うばかり。この母の様子を見て、彼女の養子になった日を思い出したダヘは、表情を更に曇らせてため息をつく。
そんな中、宮殿サウナにやって来ていたギジュ。店員の妨害を躱して見つけ出したダヘは母親と一緒にいて、彼女が嘘をついていたことを悟る。この窮地を脱しようとした店員はダヘの母の合図で火災報知器を鳴らすが、ダヘはこれがきっかけでパニックを起こしてしまう。そんなダヘに付き添って建物を出ようとするも、ギジュはダヘとともに足を滑らせて倒れてしまう。その結果マヌムの予知夢は的中し、ギジュは難を逃れたものの、ダヘは救急車で運ばれることになるのだった。
ダヘが運ばれた先の病院で、ダヘの母と話をしたギジュは、彼女の過去と抱える孤独の大きさを知る。
一方、意識を取り戻すや否や「婚姻届を持ってくれば私からもポク家からも解放される」と母に告げられたダヘ。帰路に着く車中、嘘がバレたと開き直っていると、ギジュからは心配していたと、思いがけない言葉を聞く。更に能力が戻っていたという事実も打ち明けられ、その原因が自分にあることに混乱するのだった。
その後、マヌムからダヘに秘密を打ち明けた事を咎められるギジュ。そんなギジュはセヨンを失い悲しんでいた時にマヌムから、セヨンが不倫をしていた事実ともに彼女に関する予知夢を見たことがない、と告げられたことを思い出し、嫌味めいた言葉を返す。続けて、能力を取り戻した事を機に、能力を人のために使うよう諭すのだった。
ダヘはポク家に適応すべく、家族達の分析を開始する。その最中マヌムが、秘密を知った自分を疑い始めている事を知り、焦っていた。そんな時、過去から戻って来たギジュを見たダヘはある策を思いつく。そして、未来のギジュから婚姻届をプレゼントされた、と新しい嘘をつき、ギジュに婚姻届を差し出すも一度は怪しまれてしまう。そこで母から聞かされていたギジュの先輩が亡くなった火災の情報を利用し、13年間に自分を救ったのはギジュだと思うと嘘を重ねる。そんなダヘの言葉を怪しむギジュは「その未来に至るには愛が必要」と語り、自分達が恋に落ちるのかを確かめてみようと、彼女にキスをするのだった。
■第4話見どころ
今回明らかにされたダヘの過去。ギジュとは異なる絶望と悲しみを抱える彼女は、歪んだ道を走り続けることで自分の心を保っているようにも見え始めた。間違っていると分かりきっていることを行う事は、ダヘにまだ良心が残っているとしたら自傷行為ともいえるのではないだろうか。
ギジュが嘘をついた自分を受け入れてくれた時、ダヘには母の搾取から離れるためにギジュに協力して欲しいと頼むことも出来た。しかし、ダヘが選んだのはギジュも自分も傷つく嘘をつくという方法だった。きっと無意識に自分も傷つく未来を選んでいるダヘ。
そんなダヘが今回の目的を果たし、ポク家からも母からも解放された先の未来が想像できず怖くなった。
※第5話の予告は以下のYouTubeでも視聴できる。
◇YouTube「히어로는 아닙니다만」EP.5予告(日本語字幕なし)
2024年5月4日よりスタートしたJTBC土日ドラマ「ヒーローではないけれど」は、毎週土日22:30から放送、その後Netflixで独占配信される。
◇Netflixオフィシャル予告編
◇JTBC「히어로는 아닙니다만」HP
【作品詳細】【関連・各話のあらすじ】