「世子が消えた」第13・14話:EXOスホ×ホン・イェジ、涙のキスで“朝鮮版ロミオとジュリエット”と話題に!(ネタバレ)

05月28日16時50分ドラマ
YouTube(MBN Entertainment)よりキャプチャー

EXOスホが時代劇初挑戦のMBN新ドラマ「世子が消えた」が毎週土日に放送中。今回は、5月25日・26日に放送された第13話と第14話のネタバレあらすじや見どころ、視聴率を紹介する。予告動画はYouTubeで公開中だ。



「世子が消えた」(原題)は、EXOのスホが時代劇初挑戦する話題作!世子が世子嬪にポッサム※された⁉自らの人生を歩むため奮闘する男女2人の愛と成長を描くロマンス時代劇だ。「ポッサム~愛と運命を盗んだ男~」脚本家のキム・ジス&パク・チョルによるスピンオフ作品として注目を集めている。
(※ポッサムとは再婚が法的に禁じられていた朝鮮時代に、寡婦を布で包み(包む=ポッサム)連れ去るよう偽装することで再婚を可能にした当時の風習。詳しくはこちら
【「世子が消えた」を2倍楽しむ】では時代背景や各話のネタバレ(あり、なし)あらすじと見どころ、視聴率などまとめている。

■キャスト
世子イ・ゴン役:スホ/EXO(キム・ジュンミョン)
 子役:チョン・ヒョンジュン
世子嬪候補チェ・ミョンユン役:ホン・イェジ
異母兄弟トソン大君役:キム・ミンギュ
 子役:ヤン・フィウォン
大妃ミン・スリョン役:ミョン・セビン
王医(ミョンユンの父)チェ・サンノク役:キム・ジュホン
 ほか

■第13話あらすじ
王妃がキミ尚宮を殺した事実を知ったトソン大君(キム・ミンギュ)はイ・ゴン(スホ)を訪ねて自分が殺したと言うも、イ・ゴンはそんなトソン大君を抱きしめ、寧ろ自身が殺したと嘘の告白をする。その後イ・ゴンは臣下らの前で改めて「キミ尚宮を自分が殺した」と嘘の自白をし、騒がしくなる。しかしそこで左議政ユン・イギョム(チャ・グァンス)はもっと大事なことがあると、イ・ゴンとトソン大君のどちらが世子の座に上がるのか早く決めなければならないと言い騒ぎを制する。

倒れた大妃だったが実はサンノクが毒ではなく睡眠薬を用意していたため、眠ってしまっただけであった。サンノクは自分一人だけ毒を飲んで死のうとしていたのだった。目を覚ました大妃はその事実を知り、私一人でどうやって生きていくのかと怒りながら涙を見せた。

ミョンユンはイ・ゴンを助けるため、父サンノクがイ・ゴンを殺そうとした理由をカプソクに問う。しかしカプソクは怒ってミョンユンを責め立てながら、大妃にでも聞けば良いと吐き捨てる。ミョンユンはその言葉通り直接大妃の元へ向かったが、そこには大妃に鍼治療をしているサンノクの姿が。二人の関係を察知したミョンユンは怒りに震えながら「だから世子を殺そうとしたのですか?」と吐き捨ててその場を去り、大粒の涙を流した。そこにイ・ゴンが現れ、ミョンユンはその場で崩れ落ちて「殺してください」と嗚咽する。イ・ゴンはミョンユンを抱きしめて慰めるが、その時、トソン大君は偶然二人を目撃してしまい、衝撃のあまりその場を去ってしまう。

落ち着いたミョンユンはイ・ゴンに父と大妃の関係を知ったことを打ち明ける。イ・ゴンは、サンノクの罪が明るみに出る前にミョンユンを父から引き離さなければと考え、ムベク(ソ・ジェウ)とトソン大君に会って、ミョンユンを宮廷の外に送り出すために協力を仰ぐ。そして最後と成るかもしれない二人は共に時間を過ごし、別れの時間が訪れると、お互い見つめあってお互いの無事を祈りながらキスをする。

大妃は、イ・ゴンの世子復位を禁止すると共に、スソン大君へと降格。しかしイ・ゴンは国民の生活をなおざりにしてはならない、左議政ユン・イギョムを復職させろとサンノクにまで助けを求め、毅然とした姿を見せる。

宮外へと出たミョンユンだったが、母方の実家に行けというイ・ゴンの言うことは聞かず自身の家に向かう。そしてサンノクに会い、大妃との関係は絶対に許されないと一喝する。翌日、ムベクはミョンユンに逃げるよう説得するも、ミョンユンはそれでも父だと、父を捨て一人で逃げることを躊躇っていた。するとムベクはかつてサンノクがミョンユンの母を殺したことを打ち明け、ミョンユンは衝撃のあまり泣き続ける。その夜サンノクを訪ねたミョンユンが事実か問うと、サンノクは「そうだ、 私が殺した」と淡々と答えるのだった。



■見どころ
視聴率は全国2.9%、最高3.1%を記録。サンノクが大妃のために自身の妻まで殺したという衝撃の事実が明らかになり、「何て怖い人なんだ」「大妃とサンノクの過去、とても切ないと思ってたのに、実はこんなサイコパスだったの!?マクチャンだ」というコメントが寄せられた。

本話ではミョンユンも父と大妃の関係に気付き、更に父が母を殺したことまで知ってしまい、残酷な現実を目の当たりにして、どれだけ辛かっただろうか。「ホン・イェジがこんなに演技が上手とは!発音も性格、感情も最高、見入ってしまう」などと、ミョンユンの辛さを見事に演じたホン・イェジの演技も高評価。そしてそんな辛いミョンユンを慰めようとするイ・ゴンは、ミョンユンの手を取って「私は誰かの娘を胸に抱いたのではない。あなたは私が生まれて初めて胸に抱いた女性というだけ」と告白。「だからあなたも私を世子ではなく、あなたのことを好きな一人の男性と覚えておいてほしい」と告白シーンは、悲しいがイ・ゴンの優しさや男らしさが感じられた。

またミョンユンを守るために宮外へと逃がすよう最善を尽くすイ・ゴン。別れる直前、二人はミョンユンが描いた絵を見て会話をし、絵の中の恋人の姿を見てお互いの気持ちを確認。「いっそのこと私がペッグだったら良かったです」(ペッグ:ミョンユンの正体を知る前にイ・ゴンがつけた愛称)など切なく悲しい会話もあり、「世子とミョンユンが結ばれる方法はなんだろう、二人で駆け落ちしかないのか」など視聴者もこの展開に涙したようだ。ネット上では「朝鮮版ロミオとジュリエット」と話題になった。

世子が消えた14■第14話あらすじ
宮外では「年老いた狐のせいで国が騒がしい」といった大妃の誹謗の壁書が広がる。イ・ゴンは廃主の残党が暴れることを心配して、大妃とチェ・サンノクの関係を明らかにできない状況になってしまう。またサンノクは王が快方に向かわないためチェサを行い、罪を犯した人々は赦免し、天の怒りを鎮めなければと言うが、イ・ゴンは反対。罪人を赦免したら彼らから被害を受けていた民衆の怒りが増す、むしろ宮廷内の人を送り費用を切り詰め、その金を送って民衆の怒りを治めるべきだと主張。この機会に大妃の人々を勢力を弱めようとするのだった。

左議政はこの政策の真の狙いに気付き、内命婦(ネミョンブ)の権限が王妃(ユ・セレ)の名であることを利用し、大妃側の人々の殺生簿を作れと命令。チョ尚宮が対応していたが、そこにキム尚宮がそれを知り、破り捨ててしまう。チョ尚宮は王妃に報告。横になりながら勝手にすればいいという王妃だったが「キム尚宮がイ・ゴンを凌辱した」と聞くや否や王妃は飛び起き、怒りに震える。そして王妃はキム尚宮に罰を与え、ふくらはぎを100回叩かせる。その後それを知った大妃はすぐに王妃のもとへ怒鳴り込む。結局、女官の出宮をめぐって大妃と王妃の激しい闘いが繰り広げらる一触即発の事態となった。

サンノクは常参にて、キミ尚宮が死んだと嘘をつき宮外へ逃げる手助けをしたとして、彼女の解剖を担当した内医院のキム・ダルセンを連れてくる。彼はそこでイ・ゴンの指示だったと嘘の証言をする。イ・ゴンは過去大妃の密会相手を探していた際に、キム・ダルセンと会ったことがあったが、その理由を明かせないイ・ゴン。サンノクはそれを利用してイ・ゴンにまたもや濡れ衣を着せたのだ。口を閉ざしたままのイ・ゴンに臣下たちの疑念は募るばかり。しかしこの風向きが一気に変わる出来事が起きる。キミ尚宮を殺した人は王妃だという証言が出たのだった。カプソクが証拠として血がついた王妃の銀装刀を持ってきて、イ・ゴンが王妃をかばうために自身が殺したと嘘をついていたことが明らかに。 こうして王妃は幽閉されることになる。イ・ゴンは勝手な行動をとったカプソクを怒るが、カプソクはイ・ゴンがまた濡れ衣を着せられるのは耐えられないと反抗するのだった。

イ・ゴンはキム・ダルセンに会ってサンノクが仕組んだことだと明らかにしようとするが、彼は毒を飲み、血を吐いて倒れ死んでしまう。証人がいなくなってしまった状況で、サンノクが使用した薬剤を調べるためにカプソクを送り調査させるイ・ゴン。そこでオウォルを見てミョンユンがまだハニャンにいることを確認したカプソクは、イ・ゴンを助けたければ取引帳簿を探してくれと頼む。

トソン大君は母が幽閉されショックを受けていたところ、更に祖父まで怪我をしたと知らせを受ける。更にそれはカプソクに刺されたと聞き、衝撃を隠せない。これはユン・イギョムと漢城判尹らが、イ・ゴンとトソン大君の仲を裂こうと策略したものだった。ユン・イギョムと漢城判尹から「これでもスソン大君だけを信じて待ちますか?」「王妃を救える道はあなたが世子になる道だけ」と言われ揺れるトソン大君だった。

そんな中、ミョンユンは突然現れた覆面の男らを相手に戦うが、腕を負傷してしまう。イ・ゴンが現れ、ミョンユンの怪我を心配していたところにトソン大君が駆けつける。トソン大君はミョンユンのもう一方の腕を掴んでイ・ゴンに「私の女性は私が守ります」「私の女性を守るために、私が世子にならなければなりません」と叫ぶのだった。



■見どころ
3.7%と前週(11・12話)の最高記録3.8%に次ぐ好記録を更新、瞬間最高視聴率は4.1%を記録した。

ミョンユンが大妃へ「父は情人のために母を殺した」と怒りで声を震わせながら伝えた際、大妃は驚きの余り言葉を失う。これまでも何度もサンノクの前で辛いと泣いたり弱気な発言をするシーンが描かれてきたが、やはり全ての悪はサンノクであり、大妃も知らないことが多いのだろうか?もし大妃も利用された部分があるのであれば、酌量の余地もあるかもしれないが…ここは視聴者によっても大きく見方が変わってくるであろう。20部作でいよいよクライマックスに向かっていく現在、個人的にはこれ以上横暴な真似はせずに過ごしてくれと思ってしまう。

ユン・イギョムらがイ・ゴンとトソン大君の仲を裂こうと計画して、カプソクがユン・イギョムを襲ったと嘘をつくが、そこに内禁衛長までも嘘の証言を!しかしイ・ゴンは内禁衛長の嘘は気づいているも、怒ることなく「それぞれやるべきことをやろう」と言うのであった。内禁衛長は自分の次の主君は世子だと言及するなど、こうして信頼を集めていくイ・ゴン。一難去ってはまた一難と苦労は絶えないが、どんな時でも状況を瞬時に察知し、冷静に対応するイ・ゴンは本当に賢く、将来王になるべき人物だと感心してしまう。

また今週も緊迫したシーンが続くなか、カプソクとオウォルのシーンは「唯一笑ったシーン」だと言う視聴者多数。以前からこの2人が気になっていた人も多いのでは?唯一ほっと一息できる場面とも言えるこのシーンもお見逃しなく。

ラストシーンでは、ミョンユンを巡ったイ・ゴンとトソン大君の対立が勃発!?どちらが世子になるのか、ミョンユンと結ばれるのは果たしてどちらか!?しかし、イ・ゴンとトソン大君は笑顔で仲良い兄弟のままでいてほしい気持ちも強く、どうか、両者が笑える結果にたどり着いてほしいと願ってしまう。

kandoratop【作品詳細】【「世子が消えた」を2倍楽しむ】