クァク・ドンヨン、「サランヘヨ」ファンからのサプライズに感涙 福山雅治の「HELLO」など熱唱【レポート&写真】
7月28日東京にて、「涙の女王」でホン・ヘインの弟スチョル役で愛された俳優クァク・ドンヨンのファンミーティングが開催され、ドラマのOST「Fallin’」や福山雅治の「HELLO」など計4曲を熱唱した。ファンクラブ公式サイトには本人からのメッセージ動画が公開中だ。
『Kwak Dong Yeon Japan Fanmeeting 2024 <HEARTS>』
【日時】2024年7月28日(日)開場16:00/開演17:00、MC:Yumi
【会場】かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホール(〒124-0012 東京都葛飾区立石六丁目33番1号)
主催・企画:BLITZWAY STUDIOS/株式会社KADOKAWA Kプラス
協力:クァク・ドンヨン ジャパンオフィシャルファンクラブ
(https://kwakdongyeon.jp/)
【取材レポート】
©Kwak Dong Yeon Japan Official Fanclub
©Kwak Dong Yeon Japan Official Fanclub
<オープニング>
大歓声の中、John Parkの「♪Thought of You」を歌い颯爽とステージに登場したクァク・ドンヨン。オープニングのファッションはベージュのカジュアルスーツに白Tと爽やか。「皆さん初めまして、クァク・ドンヨンです」と日本語でご挨拶。会場いっぱいのファンに感謝を伝えたあと、「リハーサルでは大丈夫でしたが、いざこうして舞台に上がって来て皆さんの前に立つと“来ますね”」と緊張していることを明かした。ファンからの「ドンヨンさんカッコイイ!」の声援を受けて「今、大丈夫です」と落ち着いたことを日本語でアピール。
着席トークでは、以前大阪で開催したファンミーティングを思い出しながら今日に備えたというドンヨン。今回のファンミーティングのタイトルは、韓国のファンクラブが「心臓クァクドン」という心拍数を表す韓国語と本人の名前をもじって命名されたもの、心臓を現す英語の<HEARTS>からつけたと説明。その後、日本食について「昨日はすき焼きを食べて、昨日昨日は最高のトンカツを食べました」と流ちょうな日本語で”トンカツ愛”を語った。
※大阪でのファンミーティングは2018年。また一昨日を昨日昨日と重ねるドンヨンの日本語が何ともキュートだ。
<ドンヨンってどんな人?>
16歳のデビューから現在28歳(韓国年齢で)までの12年の俳優人生を振り返るコーナー。
ドンヨンは14歳の時にアイドルの練習生だったが、偶然知ったオーディションに合格し、急遽俳優デビューを果たしたそうだ。デビュー作の「棚ぼたのあなた」から最新作までを一覧で紹介した後、代表作として「雲が描いた月明り」「サム、マイウェイ〜恋の一発逆転!〜」「サイコだけど大丈夫」「ヴィンチェンツォ」「ガウス電子」そして「涙の女王」の6作品を映像と共に振り返った。記憶に新しい「涙の女王」については客席からも一際大きな反応があったが、「涙の女王」で共演したキム・ジウォン主演の「サム、マイウェイ」と、キム・スヒョン主演の「サイコだけど大丈夫」にも大きな歓声が上がった。
世子(パク・ボゴム)の護衛武士役を担当した「雲が描いた月明りで」では、憧れの武士役を任されたことで常に剣(刃のない)を持ち歩いて剣術の所作を身につけたという。キム・ジウォンの元カレ役で出演した「サム、マイウェイ」では、思いっきりキム・ジウォンに殴られる場面が流れた。「涙の女王」でも姉役キム・ジウォンから殴られたドンヨン。これについてドンヨンは「キム・ジォンさんはアクション演技がお上手で、うまく殴ってくれたので、痛くなかった」とファンを安心させた。
また、「サイコだけど大丈夫」では、裸にコート姿で演説するという強烈なシーンが流れた。これについて「本番では周りに大勢いるが、監督の配慮で事前に一人で練習する場を設けてくれたので、安心して撮影に望めた」と、監督への感謝の言葉を添えて撮影を振り返った。この難しい役を演じるにあたり、ドンヨンは「この姿(裸にコート)はある病気から誘発された現象で、ドラマだからと言って誇張しないようにしました」とし、「この姿に慣れるまで大変でしたが、慣れていくうちに夏なので風通しが良かったです」とジョークで会場を沸かせた。この後「ヴィンチェンツォ」の涙と血にまみれた感動のシーンと「ガウス電子」での“おなら”でヒロインのピンチを救った爆笑&胸キュンシーンなどで盛り上がり、改めて俳優クァク・ドンヨンの演技巾の広さに驚かされた。
そしていよいよ「涙の女王」。置き手紙を残して姿を消した妻ダヘ(イ・ジュビン)を捜すシーンが流れた。泣きじゃくりながら苦手な自転車で捜しまわるという感情が爆発する場面だ。驚いたのは屋敷の中から駐車場、道路と続いた一連のシーンが、それぞれ別日に異なるシーン監督と撮影したということ。これを知り拍手で讃えるファン。MCは、「スケジュールの調整をチャンとしてください!」とドンヨンに代わってここにいないスタッフに苦言を呈した。
<ドンヨンのすべてを知りたい>
あらかじめファンから寄せられた質問に答えるコーナー。ホワイトボードにぎっしりと貼られた質問メモを丁寧に見渡すドンヨン。日本語の能力も相当のようで、ハングルで書かれた質問を日本語に翻訳して発表する一幕も。
©Kwak Dong Yeon Japan Official Fanclub
作品選びの決め手を聞かれた質問には、「完璧な人物より人間味のある人間らしいキャラが好きです」と、俳優としてのこだわりを聞かせてくれた。しかし一番盛り上がったのは男性ファン“ケンタ”さんからの「一番好きな筋肉の部位は?」という質問だった。同行した母と共に自身もドンヨンファンだというケンタさんはタンクトップ姿の筋肉男子。ドンヨンと意気投合し、2人の筋肉自慢など筋肉トークで大いに盛り上がった。
©Kwak Dong Yeon Japan Official Fanclub
<歌のプレゼント>
ドンヨンが「涙の女王」で一番好きだというOST「♪Fallin’」を、愛妻ダヘとの再会シーンをバックに語りかけるようにしっとりと歌った。
一旦退場したドンヨンを、ファンたちが色とりどりのハートの風船を振って「ドンヨン~」と大声で呼び込んだ。登場したドンヨンは革ジャン+黒ジーンズにエレキギターを抱えてロックスターのよう。福山雅治の「♪HELLO」を熱唱し、まるでライブ会場のような盛り上がり!ハートの風船での応援はサプライズだったが、歌に夢中のドンヨンがこれに気づいたのは歌い終わった後(笑)。それでも改めて会場を眺めて「きれい」と感動。ギターとは3年以上離れていたそうだが、「今日のファンミーティングで新しい姿をお見せしたい」と準備したそうだ。
©Kwak Dong Yeon Japan Official Fanclub
<ゲームコーナー>
このコーナーではファンと協力して2つのミッションに挑んだ。ひとつはイヤホンから流れる日本の楽曲をドンヨンが歌う「CHALLNGE!歌」。もう一つは、お題にあわせて絵を描く「CHALLNGE!絵」のミッション。それぞれ3名のファンが登壇してミッションに挑戦した。「歌」のミッションでは、ドンヨンはイヤホンから流れるAdo「私は最強」、石川さゆり「天城越え」、B’z「ultra soul」を見事に口ずさみ、ファンは3問とも正解。しかし問題は次の「絵」のミッション。ドンヨンには苦手なモノが3つあって「水泳、ダンス、絵」だと告白しながらも、自分の絵には独特の世界感があると、どこか強気(笑)。
©Kwak Dong Yeon Japan Official Fanclub
予告通りに、独特の世界観で3つの絵が完成。この絵は会場を大爆笑させたが、登壇者3名は「パンダ」「大谷翔平」「クァク・ドンヨン」を見事言い当てた。特に会場が湧いたのは2問目の「大谷翔平」。最高にリスペクトした絵がこれだ。ちなみにドンヨンが描いた絵は、本人の好意でファンにサイン入りでプレゼントされた。
(正答したファンのご厚意で撮影)
ファンの方のご厚意で撮影・掲載
<フォトタイム>
ファンのためにスマートフォンでの撮影タイム。ハートポーズやステージのセットのハートの風船を胸につけて愛嬌ポーズでファンサービスしてくれた。
©Kwak Dong Yeon Japan Official Fanclub
<ドンヨンに送るファンからのビデオレター>
ステージのスクリーンには突然ファンからのビデオレターが次々と流れてきた。多くのファンが韓国語でドンヨンへの愛を伝えていた。ビデオの最後は全員でスローガンを掲げて「ドンヨン、サランへ~」の大声援のサプライズ。ここまで堪えてきたドンヨンの涙腺が一気に崩壊、言葉が出ず「5秒待って」とそのまま感涙、号泣。「僕は好きなことをしているのに、こんなに応援してくれてありがとうございます。これからも頑張ります」とやっと言葉を発した。
そのまま全員で記念写真を撮影。
©Kwak Dong Yeon Japan Official Fanclub
<最後の挨拶とアンコール>
あっという間の2時間。ドンヨンは「楽しい時間になるようにと色々考えていましたが、ぼくのほうが元気を頂き、本当にありがたいし、申し訳ない気持ちでいっぱいです。皆さんから頂いたエネルギーや応援に感謝します」とし、「どうぞ気を付けてお帰り下さい」とファンへの感謝と気遣いの言葉で締めくくった。
ドンヨンは名残惜しそうにファンに挨拶して退場したが、スクリーンにはドンヨン手書きのファンへの感謝と再会を約束する手紙が映し出され、ドンヨン自身が日本語ナレーションで読み上げた。
©Kwak Dong Yeon Japan Official Fanclub
ファンへの感謝としてエレキギターを抱えてドンヨンが再登場!back numberの「♪水平線」の歌のプレゼントで、ハートを震わすファンミーティングは幕を閉じた。
※言葉の端々に感謝を伝え人柄の良さと、俳優としてまっすぐに向き合う姿を見せてくれたドンヨン。多くのファンミーティングでMCを務めたYumiも「(ファンの気持ちに)これほど号泣するのをはじめてみた」と言わしめたドンヨン。この日のファンミーティングはそんな彼の優しさが詰まった2時間だった。これからの俳優クァク・ドンヨンのますますの活躍に期待したい。
【クァク・ドンヨン プロフィール】
2012年「棚ぼたのあなた」にてデビュー後、さまざまな話題作に出演。最新作「涙の女王」では主人公ホン・ヘインの弟ホン・スチョル役を熱演し人気を集めた。
2012年デビュー/1997年3月19日生まれ/BLITZSWAY STUDIO所属。
2024年「涙の女王」
2022年『宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきました』、「ガウス電子」
2021年「ヴィンチェンツォ」
2020年「サイコだけど大丈夫」
2019年「魔女たちの楽園〜二度なき人生〜」
2018年「私のIDはカンナム美人」
2017年「サム、マイウェイ〜恋の一発逆転!〜」
2016年「雲が描いた月明り」
2014年「女子中学生A」
2012年「棚ぼたのあなた」
◇「Kwak Dong Yeon」Japan offial Fanclub
◇日本公式X
◇クァク・ドンヨン Instagram
【作品詳細】【「涙の女王」を2倍楽しむ】