ブギウギとのコラボも実現の「虎に翼」伊藤沙莉は裁判官として大忙しに。第13週ネタバレと第14週予告

06月28日09時00分ドラマ
©NHK

家庭裁判所の広報月刊はスムーズに終了した。そして知名度の上がった寅子(伊藤沙莉)は超忙しい日々に突入してゆく。NHK朝ドラ「虎に翼」の第14週「女房百日 馬二十日?」(7月1日~7月5日)のあらすじとみどころを紹介。予告動画は番組公式サイトに公開されている。

朝ドラ「虎に翼」第13週ネタバレと第14週みどころ紹介


日本史上初めて法曹の世界に飛び込んだ三淵嘉子をモデルにした「虎に翼」の第13週が6月24日から放送された。

寅子(伊藤沙莉)の元に梅子(平岩紙)一家が相続相談にやってくる


家庭裁判所の判事補として実際に判決を言い渡し始めた寅子(伊藤沙莉)の前にやってきたのは梅子(平岩紙)だった。夫(飯田基祐)が愛人に残した遺言書をめぐる争いだ。そして梅子たちにつくのは轟(戸塚純貴)とよね(土居志央梨)。法科時代を共に過ごした人たちが一つの遺言を巡ってそれぞれの立場に立つ。梅子は長男、次男は無理でも三男にだけは全うな人になって欲しいと願っていた。しかし、三男・光三郎(本田響矢)も夫の愛人であったすみれと付き合いだし、梅子は失望する。そして梅子は遺産も嫁の立場も母の立場も放棄するとした。この梅子の決断が息子達を再生させた。



愛のコンサートに「ブギウギ」とコラボ!


家庭裁判所の所長である多岐川(滝藤賢一)が「愛のコンサート」をやろうと言いだし、寅子たちはその出演者の交渉にも翻弄される。実は前作となる「ブギウギ」の福来スズ子(趣里)と寅子は同じ年の産まれで、同世代を生きている。二つのドラマがこんな形でコラボすることになるとは視聴者も予想できていなかった。ただ残念ながらコンサートに登場する形での出演とはならなかった。スズ子が出ないと諦めていた視聴者が驚いたのは27日に放送された64話だ。ライアン(沢村一樹)のつてということで、茨田りつ子(菊地凛子)が登場したのだ。これには視聴者も驚いた。

第14週みどころ紹介


7月2日から放送される第14週は、ドラマ後半のキーマンともなる岡田将生が登場する。2019年度上期に放送された「なつぞら」に続いての出演となる。父も法曹界の重鎮で自らも裁判官という役どころだが、本心を他人には見せない。寅子の前でどのようにかわってゆくのか?

さらに14週は寅子を法律の世界に誘ってくれた穂高(小林薫)が退任となる。これまでは先生、生徒の関係性があったが、最後にその関係を忘れて思いを語りあう。

【第13週(2024/6/24-6/28)ネタバレあらすじ】


寅子(伊藤沙莉)は「特例判事補」になり仕事が増えて大忙しだった。そして多岐川(滝藤賢一)は家庭裁判所の存在をまだまだ広く知ってもらうために「愛のコンサート」を開くと言い出した。そして、出演歌手の交渉を寅子に任せる。思わず弱音を吐きそうになると桂場(松山ケンイチ)から叱咤される。

ある日、家庭裁判所の当番を担当した寅子の元にやってきた女性・元山すみれ(武田梨奈)の相談は、寅子のよく知る人物の家庭に関わるものだった。それは女子部、法科時代を共に過ごした梅子(平岩紙)の夫が残した遺言書だった。梅子が離婚したものとばかり思っていた寅子だったが、梅子は家族として遺言書の検認の席にやってきた。梅子とともにやってきたのは三人の息子たち、そして義理の母・常(鷲尾真知子)だった。遺言書は財産のすべてをすみれに渡すというものだったが、梅子が3男に「遺留分」の話をさせる。常も裁判を起こすといいといった。寅子は梅子との再会を喜び、轟(戸塚純貴)とよね(土居志央梨)の事務所に案内する。

一方、猪爪家では花江(森田望智)が一人で家族全員を支える状況が続いていた。直明(三山凌輝)や息子たちも手伝おうとしてくれるが、花江はこれまではる(石田ゆり子)がやっていたことをすべてこなそうと一人頑張っていた。

大庭家の問題は解決せず、家裁に調停の申し立てが行われた。梅子は息子たちが均等に分けることを望むが、長男・徹太(見津賢)は他の兄弟に相続放棄を迫る。当初は徹太の相続に同意していた常だったが、長男夫婦の世話にはなりたくない、三男・光三郎(本田響矢)に世話になりたいという。長男の嫁を梅子がおこらないせいで、嫁が気に入らないというのだ。常は光三郎により多く相続して欲しいと言い出す。裁判官としてしか関われない寅子は梅子を案じていた。

寅子と多岐川は代議士・立花幸恵(伊勢志摩)と共にラジオ番組に出演。家庭裁判所の存在は広く知られるようになった。

寅子は偶然に光三郎とすみれが抱き合っているのを見てしまう。轟たちに話すと、よねは梅子が傷ついてもしかたないといって、大庭家に話をもってゆく。光三郎のことに梅子はショックを受けるが、光三郎はすみれのことが好きだといってゆずらない。常はまたしても梅子を怒るが、梅子は笑い出した後、財産をすべて放棄すること、嫁の立場も、母の立場も捨てて、家をでることを宣言する。そして、残った息子たちで常の世話をみるようにと言い放つ。梅子はその後、轟法律事務所に居候することになった。

「愛のコンサート」に出演する歌手は久遠頼安(沢村一樹)の知り合いである茨田りつ子(菊地凛子)に頼むことになった。歌手が決まり、一同は一安心する。

梅子と寅子は再開した「たちばな」で会うことになった。そこに花江も連れて行く。寅子は多岐川から仕事に戻るように言われて帰って行く。すると、花江は梅子にある秘密を告白する。それは、亡くなったはるの代わりにがんばっているが、なかなかうまくいかないことだった。梅子は「自分が幸せでないとだめ」と話す。その言葉から、これまで一人で頑張り過ぎていたと考えた花江は直明(三山凌輝)や子供たちに手抜きをさせてほしいと提案する。花江にいつも笑っていて欲しいと思っていた子ども達はもちろん異論はなく、翌日からお手伝いを積極的にするようになった。

愛のコンサートは茨田りつ子の歌唱もあって大成功だった。茨田は寅子のことを「彼女真っ直ぐな目で人助けを最高の仕事だなんていうの。本気でそう思っていなきゃ言えない言葉よ」と話す。茨田の発言の大きさがこれから寅子を、寅子を取り巻く環境を大きく変えてゆく。

【第14週(2024/7/1-7/5)あらすじ】


■第66話(月)


ひょんなことから有名人になった寅子(伊藤沙莉)はますます仕事に追われるように。家庭のことを花江(森田望智)に任せきりになっていることが気になるが、最高裁長官・星朋彦(平田満)の本の改稿作業の手伝いを依頼され、休日返上で引き受けてしまう。長官室を訪ねた寅子は星の息子で横浜地裁の判事である航一(岡田将生)と出会う。

■第67話(火)


休日返上で航一(岡田将生)と改稿作業をする寅子(伊藤沙莉)。航一はおだやかだが考えていることが全く読めない。戸惑いながらも改稿作業を楽しむ寅子。一方、家庭局では、家事部と少年部の親睦を深めようと寅子が昼食会を企画するが、まったくうまくいかない。

■第68話(水)


寅子(伊藤沙莉)は日本人の男性とフランス人の女性の離婚調停を担当。二人の間に生まれた栄二(中本ユリス)は窃盗事件を起こし、両親ともに親権を手放したがっていた。責任を押し付け合う姿に心を閉ざしていく栄二。寅子は栄二を救う方法を模索する。一方、最高裁では「尊属殺の規定」に関するある判決が言い渡される。15人の最高裁の裁判官の中には穂高(小林薫)がいた。

■第69話(木)


栄二(中本ユリス)の心を開くことができない中、寅子(伊藤沙莉)は穂高(小林薫)が最高裁判事を退任することを知らされる。桂場(松山ケンイチ)に手伝ってくれと言われ、うっかり引き受けてしまった寅子。気まずい気持ちのまま退任記念の祝賀会に出席する。桂場、久藤(沢村一樹)、多岐川(滝藤賢一)らが集まる中、寅子は穂高の言葉に真っ向から意見する。

■第70話(金)


祝賀会の翌日、穂高(小林薫)と寅子(伊藤沙莉)はお互いの立場から遠慮せずに想いをぶつけ合う。寅子は栄二(中本ユリス)に向き合い、彼の言葉を引き出そうとする。栄二は寅子の言葉をきっかけに、頼りたい人の存在を思い出す。

■スタッフ他


脚本: 吉田恵理香
主題歌:米津玄師「さよーならまたいつか!」
語り: 尾野真千子
出演:伊藤沙莉,岡田将生,仲野太賀,森田望智,土居志央梨,平岩紙,戸塚純貴,平埜生成,三山凌輝,名村辰,松川尚瑠輝,野添義弘,ドンペイ,平田満,沢村一樹,滝藤賢一,松山ケンイチ,他

 <総合>(月~土)午前8時~8時15分/午後0時45分~1時[再]
 <BSプレミアム>(月~土)午前7時30分~7時45分/午後11時00分~11時30分[再]
   (土)午前9時45分~11時[1週間分]

NHK朝ドラ「虎に翼」番組公式サイト
NHK朝ドラ「虎に翼」番組公式X(Twitter) @asadora_nhk
NHK朝ドラ「虎に翼」NHK-PRサイト

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