「虎に翼」亡き夫・仲野太賀の優しすぎる手紙に、伊藤沙莉が号泣 第19週ネタバレと第20週予告

08月09日08時49分ドラマ
©NHK

5日から放送された第19週、星航一(岡田将生)への思いを告げた寅子(伊藤沙莉)を航一は抱きしめ、ぎこちなくキスをした。NHK朝ドラ「虎に翼」の第20週「稼ぎ男に繰り女?」(8月12日~8月16日)のあらすじとみどころを紹介。寅子が東京に戻ってくる。予告動画は番組公式サイトに公開されている。



朝ドラ「虎に翼」第19週放送後の話題と第20週みどころ紹介
日本史上初めて法曹の世界に飛び込んだ三淵嘉子をモデルにした「虎に翼」の第19週が8月5日から放送された。第17週から登場し、視聴者に緊張感を強いた美佐江(片岡凜)がまたまたもっと大きな恐怖を寅子にもたらした。さらに寅子(伊藤沙莉)と星航一(岡田将生)の不器用な恋にも注目が集まった。

優等生・美佐江(片岡凜)の冷たい視線


地元の実力者の娘で、法律家を目指す優等生の美佐江(片岡凜)だが、美佐江を崇拝する友人たちに「あなたは特別な人」といって、犯罪に走らせる。寅子(伊藤沙莉)はなんとか美佐江とわかり合おうとするが、娘の優未(竹澤咲子)を美佐江から守ろうとした行動で美佐江はさらに寅子を苦しめる。その時の美佐江の視線は恐ろしいほど冷たかった。

久しぶりに花江(森田望智)と再会


第19週は懐かしい人が登場した。寅子の親友であり、兄の妻である花江(森田望智)だ。優未からの手紙で、寅子に好きな人ができたことを察した花江が、寅子にいい選択をしてもらいたくてやってきたのだ。

優三(仲野太賀)の優しさに触れ、号泣する寅子


優未は優三が戦地から戦友に託したお守りの中に、寅子に宛てた手紙が隠されていることをしっていた。その手紙を寅子に見せる。寅子のことばかりを心配している内容に号泣してしまう。優三は自分が戦地から帰れなかったら、他の誰かを好きになると良いと書いてあり、いろいろ寅子と優未にとっていい人がどんな人かと書いてある。「でも、その人を前にして胸が高鳴って仕方ないなら、好きなら」今まで書いたアドバイスはすべて忘れてその人のもとに飛び込むようにと書かれていた。寅子だけでなく、視聴者も号泣の手紙となった。

第20週みどころ紹介


寅子は新潟での勤務を終えて東京に戻る。東京では懐かしい面々、花江(森田望智)、弟の直明(三山凌輝)ら家族や職場では桂場(松山ケンイチ)、久藤(沢村一樹)、多岐川(滝藤賢一)らが待っている。そして、寅子と航一の仲も順調に進展してゆく。

【第19週(2024/8/5-8/9)ネタバレあらすじ】


戦争によって航一(岡田将生)が背負った苦しみに寄り添いたいと思う寅子(伊藤沙莉)。寅子からよりどころをたくさん作ったほうがいいと勧められた稲(田中真弓)は喫茶ライトハウスで常連のお客さんと新しい関係を築き始める。航一は寅子の家に、麻雀を教えるといって尋ねてきた。田舎ではうさわはすぐに周り、航一が寅子の家に来たことが杉田太郎(高橋克実)と次郎(田口浩正)の耳に入り、二人もやってきて本格的に麻雀となった。寅子と航一の仲は総務の深田(遠山俊也)も怪しんでいた。

そのころ、新潟市内では寅子のよく知る人物が補導される事件が起きていた。それは森口(俵木藤汰)の娘・美佐江(片岡凜)が売春事件に関係しているというのだ。判事補の入倉始(岡部ひろき)が知り合いの刑事に聞いたところによると、美佐江以外の二人は罪を認めて少年鑑別所にいるということだったが、美佐江は認めない。罪を認めた二人は赤い腕飾りをしていた。

美佐江は平然と大学受験にむけて涼子(桜井ユキ)の店で勉強をしている。さらに、寅子をたずねて地裁にやってきた。なんとか美佐江とわかりあいたい寅子は罪に関与しているのか話して欲しいという。すると美佐江は自分は恵まれていることはわかっているといい、法律の勉強をしても「なぜ、人を殺してはいけないのか」がわからないという。そんな美佐江に一緒に勉強しようと寅子は誘うが、その時、娘の優未(竹澤咲子)が寅子のところにやってきた。とっさに優未を美佐江から守ろうとしてしまい、美佐江は冷たい視線を寅子に投げつける。森口は娘が犯罪者扱いされたと寅子を訴えたいとまでいうが、そこはなんとか佐田たちがおさえた。しかし、美佐江は新たなターゲットとして、一緒に受験勉強をしている学生に赤い腕飾りを送っていた。

美佐江への対応を間違えたと気落ちする寅子を航一が訪ねてくる。航一はただただ書類を読んでいるだけだったが、寅子の気持ちは落ち着き、そして航一に対する感情が募ってきた。

一方、職場では高瀬(望月歩)と小野(堺小春)が「友情結婚」をすると報告する。「友情結婚」という言葉が全くピンとこない深田とは逆に、二人の結婚を自分の過去の結婚と重ねた寅子は慎重に考えた方がいいと忠告する。世間体におされて「誰でもいいから結婚する」と思い、身近にいた優三(仲野太賀)と結婚した寅子。後に二人の間に愛情が育まれたが、そうなるまでのことなどを考えて、つい反対するような言葉を投げてしまった。

寅子は家に帰ると花江(森田望智)の突然の訪問に喜びを爆発させる。優未、稲も加わり、4人で楽しい時間を過ごす。特に花江のことを子どもの頃から世話していた稲は「ご立派に成られて」と何度も何度も花江にいい、酔って寝てしまった。

そのころ、ライトハウスでは昔からの寅子の性格をよく知る涼子が、おせっかいだとは分かりつつも、航一にアドバイスをする。寅子は全方面に気を配るものの、「恋愛事の機微のようなことに無頓着なのですから」といい、後悔しないようにと話した。

優未から優三(仲野太賀)の手紙の存在を教えられた寅子はその手紙を読む。自分のことばかりを気遣う内容に涙が止まらない寅子は、優三の分も優未を愛することが自分のやるべきことだったと改めて感じる。

雨の夜。列車が止まっていて帰りが遅くなった寅子は今の正直な気持ちを航一に告げる。優三を愛し続けること、航一との気持ちに一線をひきたいことを話した。そのことを聞いた航一は寅子に対する気持ちを話して、「会えて良かった。それだけでいい」と話す。

寅子を送っていこうとして航一は廊下で転んでしまう。起こそうとした寅子が手を差し伸べ、手を握ったまま、航一は話しをする。永遠を誓わない、今だけを見る愛でいいのではないか?寅子が優三をずっと思い、航一は亡き妻の照子を愛し続けるママで良いと話す。航一への思いが募ってきた寅子が涙ぐむと航一は寅子を抱きしめ、ぎこちなくキスをした。

【第20週(2024/8/12-8/16)あらすじ】


■第96話(月)


寅子(伊藤沙莉)と航一(岡田将生)はお互いに納得する認識を見つける。昭和30年、東京に戻ることになった寅子は杉田(高橋克実)らに盛大に見送られる。寅子と優未(毎田暖乃)が登戸の猪爪家に着くと何やら不穏な雰囲気。猪爪家では、結婚したら家を出るべきだという花江(森田望智)と結婚しても同居し続けたいと主張する直明(三山凌輝)が対立していた。

■第97話(火)


東京に戻った寅子(伊藤沙莉)は、桂場(松山ケンイチ)、久藤(沢村一樹)、多岐川(滝藤賢一)らと再会。さっそく山積みの仕事に取り掛かる一方で、航一(岡田将生)との交際も順調に続いていた。優未(毎田暖乃)を連れて航一の家を訪れることになった寅子は、航一の継母・百合(余貴美子)、長男・朋一(井上祐貴)、長女・のどか(尾碕真花)と対面する。

■第98話(水)


寅子(伊藤沙莉)と優未(毎田暖乃)は和やかに迎えられるが、百合(余貴美子)・朋一(井上祐貴)、のどか(尾碕真花)の本心はなかなか見えない。一方、東京地裁では、寅子のいる民事第二十四部で「原爆裁判」を担当することが決まる。訴状を読んだ寅子。原告代理人の欄には、雲野(塚地武雅)の名前が書かれていた。

■第99話(木)


結婚しても同居を続けたいと主張する直明(三山凌輝)と花江(森田望智)の対立は続いていた。どちらの気持ちもわかるだけに頭を悩ませた寅子(伊藤沙莉)は航一(岡田将生)に相談。猪爪家に来てもらうことに。誰よりも冷静な判断ができるはず、と航一に同席してもらいながら、花江と直明はそれぞれの思いを話し合っていく。

■第100話(金)


直明(三山凌輝)と花江(森田望智)はそれぞれの同居に対する思いを語る。猪爪家を離れるのが寂しいと言う直明に対し、花江は同居の難しさを語る。どちらの気持ちもわかる寅子(伊藤沙莉)。直明の婚約者・玲美(菊池和澄)はいつも自分の希望よりも玲美を優先してくれる直明の唯一の頼みが同居であると話し、「お試し」で同居してみてはどうかと提案する。

■スタッフ他


脚本: 吉田恵理香
主題歌:米津玄師「さよーならまたいつか!」
語り: 尾野真千子
出演:伊藤沙莉,岡田将生,森田望智,土居志央梨,平岩紙,戸塚純貴,平埜生成,井上拓哉,三山凌輝,毎田暖乃,青山凌大,今井悠貴,井上祐貴,尾碕真花,余貴美子,平田満,沢村一樹,滝藤賢一,松山ケンイチ,塚地武雅他

 <総合>(月~土)午前8時~8時15分/午後0時45分~1時[再]
 <BSプレミアム>(月~土)午前7時30分~7時45分/午後11時00分~11時30分[再]
   (土)午前9時45分~11時[1週間分]

NHK朝ドラ「虎に翼」番組公式サイト
NHK朝ドラ「虎に翼」番組公式X(Twitter) @asadora_nhk
NHK朝ドラ「虎に翼」NHK-PRサイト

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