伊藤沙莉は重要な原爆裁判の担当に 「虎に翼」第20週ネタバレと第21週予告

08月16日09時37分ドラマ
©NHK

12日から放送された第20週、東京に戻った寅子(伊藤沙莉)は原爆裁判の担当となった。NHK朝ドラ「虎に翼」の第21週「貞女は二夫に見えず?」(8月19日~8月23日)のあらすじとみどころを紹介。寅子と航一(岡田将生)の結婚はどうなる?予告動画は番組公式サイトに公開されている。



朝ドラ「虎に翼」第20週放送後の話題と第20週みどころ紹介
日本史上初めて法曹の世界に飛び込んだ三淵嘉子をモデルにした「虎に翼」の第20週が8月12日から放送された。新潟地裁での勤務を終えた寅子(伊藤沙莉)、星航一(岡田将生)が東京に戻ってきて、「再びの東京編」が始まった。


再びの東京篇には懐かしい面々が登場

東京地検に戻った寅子の前に現れるのは桂場(松山ケンイチ)、久藤(沢村一樹)、多岐川(滝藤賢一)、汐見(平埜生成)たちだ。桂場は東京地裁の所長になり、汐見はそこの裁判長、久藤は司法研修所の所長、そして多岐川は東京家庭裁判所の所長となっている。寅子は桂場が所長をつとめる東京地裁に配属される。そして、法科で一緒に学んだよね(土居志央梨)もついに司法試験に合格して弁護士になっていた。



塚地武雅が朝ドラと「新宿野戦病院」でフューチャーされる

東京地裁に配属になった寅子が担当する裁判で、寅子が最初に勤めた弁護士事務所の雲野(塚地武雅)とも再会を果たす。原爆の裁判という重い裁判を支える弁護士として登場した。塚地の久しぶりの登場は14日放送の第98話となったが、同日の夜、フジテレビで放送している「新宿野戦病院」でも塚地武雅がフューチャーされる回となったため、ネットでも塚地武雅が注目された。



優未役が毎田暖乃にバトンタッチ

3年がたったといことで優未役が竹澤咲子から毎田暖乃にバトンタッチされた。毎田暖乃は「スカーレット」そしてダメダメな父親にけりを入れたシーンも注目された「おちょやん」に続き、3本目の朝ドラ出演となる。



第21週のみどころ


「永遠を誓わない愛」を進めていた寅子と航一だったが、航一は寅子にプロポーズした。寅子は姓をどうするのかで悩む。これは現代でも同じような悩みになるが、女性弁護士第一党として「佐田寅子」として有名になっていた寅子だけに悩みは深い。

また、第20週のラストに登場した轟(戸塚純真)と遠藤(和田正人)の関係にも注目が集まる。現代よりもより同性愛に理解がなかった時代に轟たちの関係を寅子がどうとらえてゆくのか?

【第20週(2024/8/12-8/16)ネタバレあらすじ】


寅子(伊藤沙莉)と航一(岡田将生)はお互いに納得する認識を見つける。「永遠ではない愛」を育み始め、それを優未(毎田暖乃)も見守っていた。

昭和30年、東京に戻ることになった寅子は杉田(高橋克実)らに盛大に見送られる。同じ時期、航一も東京に戻ることになった。

寅子と優未が登戸の猪爪家に着くと何やら不穏な雰囲気だ。猪爪家では、結婚したら家を出るべきだという花江(森田望智)と結婚しても同居し続けたいと主張する直明(三山凌輝)が対立していた。花江は直明の相手が直明に気を遣って「同居でもいい」と答えているだけで、同居したいと思う嫁などいないと思っている。二人の間に挟まれて寅子も困っていた。

東京に戻った寅子は、桂場(松山ケンイチ)、久藤(沢村一樹)、多岐川(滝藤賢一)、汐見(平埜生成)らと再会。みな順調に出世していた。さらに、ずっと司法試験に不合格だったよね(土居志央梨)もついに試験に合格し、弁護士になっていた。梅(平岩紙)は働いていた団子屋を引き継ぐべく、修行に邁進していた。寅子が新潟にいる3年間でみないろいろと変わっていた。

寅子は山積みの仕事に取り掛かる一方で、航一との交際も順調に続いていた。優未を連れて航一の家を訪れることになった寅子は、航一の継母・百合(余貴美子)、長男・朋一(井上祐貴)、長女・のどか(尾碕真花)と対面する。寅子と優未は和やかに迎えられるが、百合、朋一、のどかの本心はなかなか見えない。寅子と優未がお祭りでの航一の姿が面白かったと話をすると、3人の顔がこわばる。それは朋一、のどかの前では見せていない姿だったからだ。

一方、東京地裁では、寅子のいる民事第二十四部で「原爆裁判」を担当することが決まる。訴状を読んだ寅子。原告代理人の欄には、雲野(塚地武雅)の名前が書かれていた。雲野はお金にはならない仕事を続けていた。そして、自分が退いた後もこの裁判を引き継ぐ事務所の岩井弁護士を助けて欲しいと、轟(戸塚純貴)とよねに頼んでいた。

結婚しても同居を続けたいと主張する直明と花江の対立は続いていた。どちらの気持ちもわかるだけに頭を悩ませた寅子は航一に相談する。その時、航一は自分たちも一緒に住んでみるか?とプロポーズするが、寅子には伝わらなかった。

誰よりも冷静な判断ができるはず、と航一に同席してもらいながら、花江と直明はそれぞれの思いを話し合っていく。猪爪家を離れるのが寂しいと言う直明に対し、花江は同居の難しさを語る。どちらの気持ちもわかる寅子。直明の婚約者・玲美(菊池和澄)はいつも自分の希望よりも玲美を優先してくれる直明の唯一の頼みが同居であると話し、「お試し」で同居してみてはどうかと提案する。それでも花江は納得しなかったが、航一が通常考えられる嫁姑の関係にはならないだろうと話す。玲美は気が強く、思ったことを話すので、嫁が気を遣う心配はないだろうと諭すと、皆もそれに賛成した。家庭裁判は終わった。

家族の話をしている最中、航一は寅子とのことを考えていた。そして、プロポーズする。しかし、寅子はその返事ができないでいた。



【第21週(2024/8/19-8/23)あらすじ】


■第101話(月)

轟(戸塚純貴)から遠藤(和田正人)を紹介された寅子(伊藤沙莉)は、航一(岡田将生)からプロポーズを受けたことを報告。しかし結婚の意味を見出せないと口にする。その後、轟と遠藤に対して配慮の足りない発言をしたのではと反省する寅子。猪爪家では直明(三山凌輝)の結婚式の準備が着々と進む。そんな中、寅子は結婚に付随する大きな問題に改めて気付く。



■第102話(火)

結婚したらどちらかの名字が必ず変わることに改めて気付いた寅子(伊藤沙莉)は、自分が星姓を名乗るべきか佐田姓を名乗るべきかで悩む。そしてそんな寅子の様子を娘・優未(毎田暖乃)は心配そうに見つめていた。寅子は轟(戸塚純貴)の事務所を訪ね、軽はずみな発言をしたことを謝罪する。その上で名字についての悩みを相談。答えがはっきりとは決まらないまま星家へ向かうが─。



■第103話(水)

星家にやってきた寅子(伊藤沙莉)と優未(毎田暖乃)。団らんの食事が進む中、航一(岡田将生)は家族にある提案をする。航一の継母・百合(余貴美子)は大反対する。航一の長男・朋一(井上祐貴)、長女・のどか(尾碕真花)はそれでも構わないと言うが―。そんな中、轟(戸塚純貴)の提案で、寅子は優未と航一と、轟の仲間たちの集まりに参加することになる。



■第104話(木)

航一(岡田将生)からそこまで悩むのなら結婚をやめようと告げられた寅子(伊藤沙莉)。それは婚姻届を出す結婚をやめようという意味で、「佐田寅子の夫のようなもの」になるという決意だった。紆余(うよ)曲折あったが、お互いそれぞれの名字を名乗った上で「夫婦のようなもの」になることを決め、百合(余貴美子)とも和解。そして直明(三山凌輝)と玲美(菊池和澄)の結婚式が盛大に行われる。



■第105話(金)

お互いそれぞれの名字を名乗った上で「夫婦のようなもの」になることを決めた寅子(伊藤沙莉)と航一(岡田将生)。猪爪家が手狭なこともあり、優未(毎田暖乃)の中学進学に合わせて、星家に移ることにしたのだが、花江(森田望智)は心配を隠さない。結婚式のお礼を言いに来た直明(三山凌輝)は、結婚式はしないという寅子に「心が躍るような」お返しをしたいと言い出す。



■スタッフ他

脚本: 吉田恵理香
主題歌:米津玄師「さよーならまたいつか!」
語り: 尾野真千子
出演:伊藤沙莉,岡田将生,森田望智,土居志央梨,平岩紙,戸塚純貴,三山凌輝,和田正人,毎田暖乃,青山凌大,今井悠貴,菊池和澄,平田満,余貴美子,塚地武雅,桜井ユキ,ハ・ヨンス,小林涼子,安藤輪子,他



 <総合>(月~土)午前8時~8時15分/午後0時45分~1時[再]
 <BSプレミアム>(月~土)午前7時30分~7時45分/午後11時00分~11時30分[再]
   (土)午前9時45分~11時[1週間分]

NHK朝ドラ「虎に翼」番組公式サイト
NHK朝ドラ「虎に翼」番組公式X(Twitter) @asadora_nhk
NHK朝ドラ「虎に翼」NHK-PRサイト

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