「となりのMr.パーフェクト」チョン・ヘインとチョン・ソミン、幼馴染の胸キュン展開連発…第1-2話あらすじ

08月20日00時42分ドラマ

チョン・ヘインとチョン・ソミン主演のtvN 土日ドラマ「となりのMr.パーフェクト（原題：お母さんの友達の息子）」が8月17日よりNetflixにて独占配信を開始した。

初放送では事情を抱えて結婚もキャリアも捨て帰国したソンニュ（チョン・ソミン）が幼馴染のスンヒョ（チョン・ヘイン）らと再会し、彼女の行動にショックを受けた家族と再び打ち解けていく様子が描かれた。あらすじと見どころを紹介しよう。
●【「Netflix」で独占配信の韓国ドラマ】

「となりのMr.パーフェクト」は、間違った人生を再起動しようとする女性と、彼女の生きる黒歴史である「母の友達の息子」が繰り広げる波乱万丈の町一周ロマンス。お互いの黒歴史である幼馴染のチェ・スンヒョとペ・ソンニュが人生の分岐点で再会し、繰り広げられるストーリーを描く。⇒【関連・各話のあらすじ】

■キャスト

チェ・スンヒョ役：チョン・へイン
ペ・ソンニュ役：チョン・ソミン
チョン・モウム役：キム・ジウン
カン・ダンホ役：ユン・ジオン
ナ・ミスク役：パク・ジヨン
ペ・グンシク役：チョ・ハンチョル
ほか

画像：tvN「엄마친구아들」HPより

■第1話「カムバック」あらすじ

登山を楽しむ4人の女性。彼女らは全員名前にスクがつく通称「スク姉妹」。中でもよくできた息子を持つヘスク（チャン・ヨンナム）と、アメリカで働く娘を持つミスク（パク・ジヨン）の子供の自慢は恒例だった。いつもの通り、マウントを取り合う二人だったが、今回は娘が結婚するというめでたいニュースでミスクに軍配が上がった。

母親が鼻高々に自慢をする頃、アメリカの大企業に勤め、結婚が決まっていたはずの娘ソンニュ（チョン・ソミン）は密かに韓国に帰国し、ジェスク（キム・グムスン）の娘で幼馴染のモウム（キム・ジウン）を空港に呼びつける。一方、建築設計で賞を受賞したスンヒョ（チョン・ヘイン）は授賞式よりも墓地公園の設計に没頭していた。よく通っていた銭湯が別の建物になっていることに気づいたソンニュは偶然スンヒョと鉢合わせする。建物はスンヒョらの新しい設計事務所だったのだ。腐れ縁の幼馴染らしくくだらない口論をしていた二人のもとに登山を終えたスク姉妹と父（チョ・ハンチョル）が通りがかり、とっさに隠れるソンニュ。

勝手に事務所に上がり込み勝手気ままに振る舞うソンニュだが、何かを隠していることに気づくスンヒョ。その頃、救急隊員として緊急出動したモウムは搬送を拒むホームレスに割れたガラスを向けられ、通りがかった記者ダンホ（ユン・ジオン）はいいところを見せようとして負傷。黒帯有段者のモウムの蹴りで事態は収拾したがダンホはモウムに一目惚れしてしまう。どうにかソンニュを家の前まで連れてきたスンヒョだが、婚約を破棄したというソンニュの告白を家族や周りの住民が聞いてしまい騒動は炎上。更に仕事まで辞め、自分が浮気したと主張するソンニュに母ミスクは大激怒。そのままスンヒョを連れて公園まで逃げ延びたソンニュを見て、彼女が浮気したのは嘘だと見抜く。

「怒らないから帰ってこい」という連絡をスンヒョにしたミスク。説得されて家に帰るソンニュだが、それは母が仕掛けた罠だとは気づかなかった。罠の共犯者となったスンヒョは、幼い頃に意地悪な同級生から果敢に自分を守ってくれた昔のソンニュを思い出して一人日微笑む…。

画像：tvN「엄마친구아들」HPより

■第2話「憎い」あらすじ

高校時代、サムギョプサル屋でバイトしていた二人。ソンニュはすぐに無駄遣いをしてしまう子だったが一方で、ミスクに金のブローチをプレゼントする親孝行も怠らなかった。そんな孝行娘が今や物置となった自分の部屋でわびしく目を覚ます。巷では流星群のニュースが報道される中、ミスクは前の晩に帰国の理由を尋ねるも口先ばかりで本当のことを言おうとしない娘に腹を立て、更に弟ドンジン（イ・スンヒョプ）とくだならい姉弟喧嘩を始めたソンニュに怒り狂い、地下室でドラムを叩いて気持ちを鎮める。モウムもまた、幼馴染の帰国の理由を教えてもらえないまま悶々とした表情を浮かべる。

そして迎えたスンヒョの事務所の開業。ミスクからお祝いのお餅を届けさせられたソンニュはスンヒョをリスペクトする後輩ナユン（シム・ソヨン）や共同代表のミョンウ（チョン・ソクホ）からスンヒョの幼少時代を聞かれ、出会いからのエピソードを語りだす。しかしそれは彼女の都合のいいように脚色されたフィクションだと主張し、ここでも痴話喧嘩を始め、普段は見せない幼稚な姿を驚かれるスンヒョ。

婚約破棄の噂はたちまち街に広がり、真相も教えてもらえないミスクは肩身が狭くなっていく一方。グンシクも自分たち親が原因で結婚が駄目になったのではと恐れて強く問い詰めることができずにいた。無職を満喫するソンニュが屋上でチヂミを焼き始めるとモウムが帰ってきて、スンヒョを呼び…こうして幼馴染が集う中、スンヒョの仕事で起こったトラブルを心配するソンニュ。引き受けて進行中だったプロジェクトが中断してしまい、代金を収拾できずに暗礁に乗り上げていたスンヒョはインタビューを受けることになるが、やってきた記者はダンホだった。共にインタビューよりも困っているおばあさんを助けて意気投合する二人。

行く宛もなくバスに乗り込んだソンニュの脳裏に、アメリカで周囲からやっかまれて、婚約者にも裏切られた辛い記憶がよぎる。帰りに自分の名前と同じソンニュ（ざくろ）の植木鉢を買って開業祝いでスンヒョに渡すが、いつもと違う様子を心配するスンヒョ。開業祝いのパーティーに呼ばれたミスクはソンニュからもらったブローチを見つけられないままパーティーに参加するが、高校からの同級生に娘の婚約破棄のことで陰口を叩かれ、ブローチを届けに来たソンニュを追い返そうとしたり、同級生の前で見栄を張ってソンニュがアメリカに戻って転職すると嘘をついてしまう。何も聞かずに慰めて欲しかった母にわかってもらえず口論になった末に家を飛び出したソンニュ。そんな場面を目撃したスンヒョは彼女が行きそうな場所をわかっていた。公園のジャングルジムを登ってきたスンヒョに子供の頃の話を始めるソンニュ。雨が降る中、明るく振る舞う彼女に無理して笑わなくていいと声をかけた瞬間、ソンニュはせきを切ったように泣き出した。そして雨が止むと夜空には流星が降り注ぎ、ソンニュの威勢も元通りに戻っていた。一方のミスクも、娘の言葉で反省しスンヒョにある頼み事をする。

ある朝、依然としてすねた態度で家に戻ってきたソンニュだが、物置と化していた自分の部屋が高校時代のそのままに再現されていることに大興奮し、母親がスンヒョに頼んで部屋を改装してくれたことを知ると機嫌を直して母親のもとに飛んでいった。その夜、スンヒョにお礼の電話をかけたソンニュだが、新たな事件が起きようとしていた。スンヒョもまた隣の家に戻ってきたというのだ。窓を開ければすぐ向かい同士の幼馴染の関係は果たして…。

画像：tvN「엄마친구아들」HPより

■見どころ

チョン・ヘインとチョン・ソミン主演で30代半ばの幼馴染の恋を描くということで話題になっていた作品がいよいよ放送を開始した。まず圧倒されたのは冒頭に登場したスク姉妹の登山シーンだ。「赤い袖先（原題：袖先赤いクットン）」のパク・ジヨン、「サイコだけど大丈夫」のチャン・ヨンナム、「ヒーローではないけれど」のキム・グムスン、「椿の花咲く頃」のハン・イェジュという、悪役や個性的な役柄を多く演じてきた演技界の「魔女」たちが、街のお母さんたちを演じるという目を疑うような光景が冒頭から繰り広げられるのだ。もちろん、彼女たちのパンチがききまくった個性は健在で、ある意味別の恐ろしさすら感じるスク姉妹のやり取りも物語の大きな見どころになることだろう。

第2話のセリフにも登場する通り、唯一無二の腐れ縁だった幼馴染の二人の関係がある日突然愛に変わるという、誰しもが旨をときめかせる王道な設定のドラマだが、姉御肌で強気な反面、アメリカで経験した悲しい出来事をひた隠しにするソンニュと、クールで誰もが憧れる男前なのにソンニュといるとなぜか幼稚さがにじみ出てしまうスンヒョという、それぞれギャップを持ったキャラクターが魅力的だ。無理に笑わなくていいと言葉をかけたり、部屋を高校時代のままに再現してあげたりと、普段は意地悪な物言いのスンヒョが時折見せる優しさはもちろん、家が隣通しで窓越しに顔を合わせる第2話終盤のシーンは胸キュン必至。

オムチナ画像：tvN「엄마친구아들」HPより第2話冒頭では二人の違和感のない制服姿や、チョン・ヘインや、ソンニュの弟ドンジン役でN.Flyingのボーカルも務めるイ・スンヒョプの鍛えられた上半身サービスシーンも登場するので、ファンには眼福な必見シーンだ。全国視聴率も第1話では4.9％、第2話では6.0％（ともにニールセンコリア調べ）を記録し、まずまずの滑り出しを見せた本作はこの夏とっておきの胸キュンラブコメ作品になりそうだ。

●17日「となりのMr.パーフェクト」4.9％の好発進
●18日、ミニシリーズ「となりのMr.パーフェクト」視聴率6％で1位

tvN新土日ドラマ「となりのMr.パーフェクト」はNetflxを通じて日本でも独占配信される。