手術室の二宮和也と遠隔操作の内野聖陽で堺正章を救った「ブラックペアン2」第7話ネタバレと第8話予告

08月26日09時47分ドラマ

「ブラックペアン2」（TBS、日、21時）第7話が25日放送された。実の父親の命をなんとも思わない社長（城田優）に罠をかけて、天城（二宮和也）は会長（堺正章）の手術を、手術室と遠隔操作の同時進行で成功させた。第8話は9月1日に放送とされる。天城の過去が判明？予告動画が番組公式サイトで公開されている。

日曜劇場「ブラックペアン2」第7話放送後の話題＆第8話のみどころ！
「ブラックペアン2」は、2018年4月期に二宮主演で放送された日曜劇場「ブラックペアン」の続編にあたる。「医療と金」そして「医療革命」を巡るメディカルエンターテインメントが再び始まった。その第7話が25日に放送された。

天城（二宮和也）と佐伯（内野聖陽）が一緒にオペ

ウエスギモータースの会長・上杉歳一（堺正章）の手術を成功させるためには、同時に2カ所の血管を縫合しなくてはいけない。そのためにあえて手術中に血管を傷つけ、手術室にいる天城と全日本医学会会長選の場に“エルカノ”と共にいる佐伯で同時に手術を行った。事前にエルカノには天城の“右手”を学習させておいて、ダイレクト・アナストモーシスを同時に行うということをやってのけた。

渡海先生がトレンドワードに！

9月1日に放送される第8話は、天城が自分の過去を探る。その予告動画で「ブラックペアン」の主役だった渡海先生（二宮和也／2役）が登場したのだが、その反響は大きく、トレンドワードにあがっていた。

見た目はよく似ている天城と渡海の二人はいったいどんな関係なのか？

天城クラシックタイムをピアニスト・まらしぃが演奏

外科医・天城雪彦の重要なシーンでクラシック音楽が流れる場面が“天城クラシックタイム”と称され視聴者の間で話題になっているが、8月4日放送の第5話では天城が木崎大吾（恵俊彰）の悪事を暴く痛快な場面の劇伴として、まらしぃの楽曲「ちょっとつよい天国と地獄」が使用された。

そして、第7話ではドラマのために新たにレコーディングした劇伴をオンエアした。主演の二宮和也が「ドラマシーンに合わせたピアノアレンジを弾いてほしい」と要望したことにより実現した。2014年10月リリースの嵐のアルバム「THE DIGITALIAN」の二宮和也のソロ「メリークリスマス」でも二宮和也からの要望でまらしぃがピアノを演奏している。今回、10年ぶりのコラボとなった。

第8話のみどころ

天城雪彦の父親役として大和田伸也が登場する。フランス国立大学病院の心臓外科の権威・天城司（大和田伸也）は、佐伯教授や渡海征司郎（二宮和也／2役）の父・渡海一郎とも何やら関係があるようだ。最終回に向けて重要な役どころとなる。

また、シーズン1に引き続き、厚生労働省の職員・富沢雅之として福澤朗がゲスト出演する。新病院「スリジエハートセンター」の院長を天城がやることに反対するのだが、天城はあっさりと病院長を辞任してしまう。

■第7話ネタバレあらすじ

ウエスギモータースの会長・上杉歳一（堺正章）の緊急手術を行おうとした佐伯（内野聖陽）だが、オペを中断し、薬物治療に切り替え、上杉会長は一命をとりとめた。ただ、看護師長の藤原（神野三鈴）はいつもと様子の違う佐伯のことを心配する。佐伯は目に問題をかかえていた。

その後、上杉会長の息子であり、ウエスギモータース社長の歳弘（城田優）が東城大にやってきて、高額な報酬と引き換えに、上杉会長の手術を失敗してほしいと天城（二宮和也）に頼む。歳弘は会長の引退を望んでいたのだ。会長が医療関係の部門にお金を使いすぎて、赤字になっているといい、本体の利益を守るためにも会長には経営から離れて欲しいと思っているのだ。そのために、手術を失敗してほしいと臆面もなく歳弘は話す。さらに、会長がもっているといわれている財産は噂の額ではなく、すでに数千万程度しかないといい、自分に味方してくれたらウエスギモータースの株の1％を報酬とするといった。

実は、維新大の菅井（段田安則）が歳弘に入れ知恵しており、ウエスギモータースの医療部門を使ってあることをもくろんでいた。歳弘は医療部門を売り払うことを考えていたのだ。

一方、佐伯は副院長の江尻（大黒摩季）と治験コーディネーターの美咲（田中みな実）の３人で会食をすることに。江尻は医療ＡＩ・エルカノを使った遠隔診療の研究を維新大の教授と進めていて、佐伯はそんな江尻にエールを送る。美咲もまた遠隔治療には強い関心を持っているのだが、それには理由があった。美咲は離島出身で、幼い頃、病気の弟の治療が島では行えず、ドクターヘリで運ばれたが命を落としてしまったという辛い過去があった。エルカノのような遠隔治療ができると思い、そのためにはなんでもする覚悟だった。

天城による上杉会長のオペは全日本医学会会長選の日に決まった。そして、オペは公開で行われる。さらに、選挙の場所に菅井はエルカノ・ダーウィンを持ち込んでいた。セキュリティの精度をあげたエルカノを皆に見せることで選挙に優位にたつためだった。それをしかけたのは美咲だった。

会長の手術が始まると、最初は順調に進む。しかし、天城がメスを握ると出血してしまう。2カ所同時にダイレクト・アナストモーシスをしないといけないが、そんなことができる人はいない。すると佐伯が一緒にやることを提案する。実はエルカノには天城の“右手”の動きはすでに学習させていた。遠隔操作で佐伯に左手の操作をしてもらうことで2カ所同時の手術を行えると天城は踏んでいた。大勢の人が見守る中では菅井も手術に協力するしかない。エルカノを使うことで会長の命は助かった。

見事な手術の結果、会長選は佐伯の勝利となった。佐伯が全日本医学会会長になれば、病院長になれるとこれまで佐伯に協力してきた江尻だったが、佐伯は病院長選にも出馬すると言い出した。江尻は怒りに震える。

上杉会長は息子がホテル事業で大幅な赤字を出しているため、医療部門を売り払い損失補填をする計画を知っていた。それを知りながらだまされたふりを続けていたのだ。

■第8話あらすじ

病院長に再度出馬するという佐伯院長（内野聖陽）に対抗し、副院長の江尻（大黒摩季）は桜宮市医師会会長の真行寺（石坂浩二）を味方につけて東城大の病院長選に立候補する。真行寺と佐伯は5年前から仲たがいしていた。それには天城（二宮和也）の家族も関わる秘密があった。

そんな折、天城を訪ね厚生労働省の富沢（福澤朗）がやってくる。富沢は、患者に法外な治療費を要求する医師がトップとなる新病院「スリジエハートセンター」に許認可を出すのは問題があると言う。その言葉を聞いた天城は、あっさりとセンター長を辞任してしまう。

さらに天城は、渡海征司郎（二宮和也／2役）がかつて住んでいた仮眠室を訪れる。そこで、残された渡海の手術資料や私物の中からある１枚の写真を見つける。同じ頃、佐伯のもとに渡海から連絡が入った。そして、天城と佐伯が居なくなった。

そんな中、「緊急」と書かれた天城宛の郵便物が届き、世良（竹内涼真）とミンジェ（キム・ムジュン）が代わりに開封する。入っていたのは心エコーと造影CT。患者名は書かれていないが過去にバイパス術を受けた痕があり、緊急のオペを要する状態だった。

TBS　2024年7月スタート。毎週日曜日21時放送「ブラックペアン2」。出演：二宮和也、竹内涼真、葵わかな、趣里、キム・ムジュン、チェ・ジウ、神野三鈴、橋本さとし、段田安則、小泉孝太郎、内野聖陽、田中みな実、内村遥、今野浩喜、森田甘路、ヤマダユウスケ、松川尚瑠輝、水谷果穂、ほか。番組公式X（Twitter）アカウントは「@blackpean_tbs」。TVerとTBSFREEで最新話無料配信、U-NEXTで最新話まで全話配信中。