二宮和也演じる天城雪彦と渡海征司郎は双子の兄弟だった。「ブラックペアン2」第8話ネタバレと第9話予告

09月02日11時50分ドラマ
©TBS

「ブラックペアン2」(TBS、日、21時)第8話が9月1日に放送された。心疾患のある天城雪彦(二宮和也)の命は絶体絶命の危機に。佐伯(内野聖陽)と渡海(二宮和也/2役)で手術に向かう。第8話は9月8日に放送とされる。天城の命はどうなる?予告動画が番組公式サイトで公開されている。



日曜劇場「ブラックペアン2」第8話放送後の話題&第9話のみどころ!
「ブラックペアン2」は、2018年4月期に二宮主演で放送された日曜劇場「ブラックペアン」の続編にあたる。「医療と金」そして「医療革命」を巡るメディカルエンターテインメントが再び始まった。その第8話が9月1日に放送された。

天城行彦と渡海征司郎は双子の兄弟だった

姿形がよく似ている天城雪彦と渡海征司郎。渡海は同僚のミスを金で引き受ける手術室の悪魔といわれ、天城は患者の財産の半分を払う賭け・シャンス・サンプル(二者択一)で勝ち、その財産を天城に差し出すことでしか手術をしないという、人の心を持て遊ぶ悪魔といわれている。

二人は手術が抜群にうまいという共通点もあるが、二人の関係がわからないでドラマは進んでいた。第8話で判明したのは、二人が双子の兄・雪彦と弟・征司郎だということだ。



天城雪彦の辛すぎる過去

渡海征司郎は日本で育ち、父親は渡海一郎という医者だ。それに対して、天城雪彦はフランス国立大学病院の心臓外科の権威・天城司(大和田伸也)を父としている。

実は、天城の実の父親は渡海一郎だ。そして、心疾患のあった弟・征司郎のために、二人の父親に自分の心臓の動脈を提供させられたのだ。弟の命のためとはいえ、自分の動脈を取られ、さらにそのことがばれないために、養子に出されるという壮絶すぎる過去があったのが判明した。



世良(竹内涼真)の推理が的中

第8話でいい働きをしたのは、世良だと評判になった。天城のもとに届いた心エコーと造影CTと、天城のこれまでの行動から、心疾患を患っているのが天城であり、急を要する状態だということ世良が読み取ったのだ。

第9話のみどころ


第8話のラストで登場した渡海が兄の天城雪彦を助けるためにどんな手術を行うのか?また、視野が著しく狭くなっている佐伯を世良が助けながら手術するというリスクもまだまだある。天城の命はどうなるのか?



■第8話ネタバレあらすじ

病院長に再度出馬するという佐伯院長(内野聖陽)に対抗し、副院長の江尻(大黒摩季)は桜宮市医師会会長の真行寺(石坂浩二)を味方につけて東城大の病院長選に立候補する。真行寺と佐伯は5年前から仲たがいしていた。それには天城(二宮和也)の家族も関わる秘密があった。

そんな折、天城を訪ね厚生労働省の富沢(福澤朗)がやってくる。富沢は、患者に法外な治療費を要求する医師がトップとなる新病院「スリジエハートセンター」に許認可を出すのは問題があると言う。その言葉を聞いた天城は、あっさりとセンター長を辞任してしまう。

さらに天城は、渡海征司郎(二宮和也/2役)がかつて住んでいた仮眠室を訪れる。そこで、残された渡海の手術資料や私物の中からある1枚の写真を見つける。同じ頃、佐伯のもとに渡海から連絡が入った。自分の周りを嗅ぎ回っているといい、佐伯は「わかっている」という。そして、天城がいなくなり、後を追うように佐伯もいなくなってしまった。

そんな中、「緊急」と書かれた天城宛の郵便物が届き、世良(竹内涼真)とミンジェ(キム・ムジュン)が代わりに開封する。入っていたのは心エコーと造影CTだった。患者名は書かれていないが過去にバイパス術を受けた痕があり、緊急のオペを要する状態だった。世良は最近体調が悪い佐伯の資料だと思い、病院内で佐伯の健康診断の資料を探るが、個人情報ゆえにそれは見せてもらえない。そこに藤原看護師長(神野三鈴)がやってきて、世良に資料を見せる。しかし、佐伯に心疾患はなかった。

渡海の実家に向かった天城。近所の人から片付けをしてほしいと言われて中に入る。そして双子の写真やおもちゃ、母子手帳を見つけた。そこに佐伯がやってきた。佐伯に天城が自分の過去について迫る。自分は心疾患があるからここでは金もないために手術ができない。そのためにフランス国立大学病院の心臓外科の権威・天城司(大和田伸也)に養子に出されたのだと思っていたこと、しかし、ここにきて写真と母子手帳をみて、心疾患を持っていたのが弟の征司郎だとわかったのだ。なぜ、健康な自分が養子に出され、さらに心疾患を患うようになったのかと佐伯を問い詰めた。佐伯は天城や征司郎が3歳のころのことを話し始める。

天城が見つけたように、生まれつきの心疾患があったのは弟の征司郎だった。医師である渡海一郎はなんとかしたいと思い、そのころ学会で来日していた天城司とともに征司郎の手術を行った。しかし、術中、征司郎は危篤となる。そこで天城司と渡海一郎は健康な雪彦の動脈を使ってしまう。血管の移植は医学会では禁止されていることだった。そこで二人を一緒にいさせないために、雪彦を天城の養子に出した。日本で両親の元で育った征司郎は健康を取り戻したのに比べて、雪彦はフランスに渡ってから多発性冠動脈流を発症してしまった。

天城はその話をきいて怒りを隠さない。「返せよ」といい、家を出ようとする。そこに世良から電話が入る。世良は天城の心臓の具合が悪いことを診断していて、早く手術を受けるようにと薦める。そんな世良の助言を軽く受け流した天城だったが、庭で倒れてしまった。

運ばれた天城の手術が始まる。そのためにエルカノを使いたいと高階(小泉孝太郎)に頼む。佐伯が執刀し世良とともにオペを進めるが、途中で天城の心臓は悪化した。助かるにはダイレクト・アナストモーシスと佐伯式を同時に行うしかない絶体絶命の状況に陥った。

そんな中、オペ室に現れたのはなんと天城の双子の弟である渡海征司郎(二宮和也/2役)だった。佐伯にダイレクト・アナストモーシスができるか尋ねられると「やりませんよ俺は。あんなギャンブルみたいなこと」と、微笑しながら言い放った。



■第9話あらすじ

佐伯(内野聖陽)、渡海征志郎(二宮和也/2役)の二人が心疾患のある天城雪彦(二宮和也)の手術を行う。しかし、渡海は天城を救う唯一の方式であるダイレクト・アナストモーシズでの手術は断っていた。

そして、天城がオペの際にシャンス・サンプル(二者択一)を行う理由やダイレクト・アナストモーシスが生まれたきっかけ、そして切ない過去が明らかになる。

TBS 2024年7月スタート。毎週日曜日21時放送「ブラックペアン2」。出演:二宮和也、竹内涼真、葵わかな、趣里、キム・ムジュン、チェ・ジウ、神野三鈴、橋本さとし、段田安則、小泉孝太郎、内野聖陽、田中みな実、内村遥、今野浩喜、森田甘路、ヤマダユウスケ、松川尚瑠輝、水谷果穂、ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@blackpean_tbs」。TVerとTBSFREEで最新話無料配信、U-NEXTで最新話まで全話配信中。


TBS「ブラックペアン2」番組公式サイト

【2024年夏ドラマ紹介】【関連記事・各話のあらすじ】