「三国志 秘密の皇帝」第2話:皇后・伏寿による皇帝替え玉作戦を断行 ネタバレあらすじ(全33話)

09月08日22時00分ドラマ
© Chinese Entertainment Tianjin Ltd.

BSP4Kで15日(日)、BSPでは19日(木、深夜)放送予定の第2話では、伏寿の“皇帝替え玉作戦”が決行される。第2話のネタバレあらすじと見どころ、豆知識、第3話予告を紹介する。NHK番組サイトでは予告動画や相関図も公開している。



「三国志 秘密の皇帝」は、亡き皇帝、献帝・劉協と入れ替わった双子の弟・劉平が、愛と民のために闘うもう一つの三国志ロマン。【「三国志 秘密の皇帝」を2倍楽しむ】では、時代背景、人物・キャスト紹介などまとめているので、視聴の前にチェックしておくとド初回から楽しめるはず。
相関図はこちら⇒【第1回~ 人物相関図】


■キャスト

メインキャスト(6人)・役柄・実在人物紹介
押さえておくべき(17人)キャスト・役柄
劉平(りゅうへい)/皇帝 :マー・ティエンユー 马天宇 [声:浪川大輔]
司馬懿(しばい):エルビス・ハン 韩东君 [声:峰晃弘]
伏寿(ふくじゅ)/皇后:レジーナ・ワン 万茜 [声:久保ユリカ]
唐瑛(とうえい):ドン・ジエ 董洁 [声:折井あゆみ]
郭嘉(かくか):サニー・ワン 王阳明 [声:山本兼平]
任紅昌(じんこうしょう):ドン・シュエン 董璇 [声:田所あずさ]
曹操(そうそう):ツェー・クワンホウ 谢君豪 [声:早川毅]
曹丕(そうひ):タン・ジエンツー 檀健次 [声:小笠原仁]
ほか



※あらすじはネタバレになっています。気になる方は「見どころ」と「豆知識」を参考に、「あらすじ」は視聴後の確認用としてご覧ください。またDVD版(全54話)を参考にしているので、あらすじが前後することもあります。放送後に調整します。



三国志© Chinese Entertainment Tianjin Ltd.

■第2話見どころ

第2話では、伏寿(ふくじゅ)によ皇帝を入れ替える“替え玉作戦”が行われる。皇帝との別れに悲しい表情を浮かべる伏寿が切なすぎるが、宮殿が炎上する中、入れ替わったことを周囲に悟られないよう、細心の注意を払う劉平(りゅうへい)と伏寿2人の緊張感がたまらない。いち早く宮殿炎上に不信感を抱く“毒蛇”こと満寵(まんちょう/都の長官)が登場するなど、劉平たちには厄介な人物も続々登場してくるので注目だった前回ラスト。いよいよ本格的に皇帝替え玉作戦が始まる。



■豆知識:皇帝になるための重要アイテム・玉璽

前回、劉協の文字で「漢王朝を復興せよ」と命令が書かれた詔を劉平が受け取り、そして玉璽(ぎょくじ)も同時に受け取ったが、この玉璽こそ、皇帝であるための重要アイテム。玉璽とはハンコのことだが、「璽」は上位を指すものであり、採掘困難な玉(翡翠を指すことが多い)で作られた印が‘「玉璽」となる。

三国志で最も玉璽が注目されるのは、献帝(劉協)の時代に董卓(とうたく)が乱を起こしたことで、玉璽は失われたということ。その後の動向は諸説あるが、除璆(じょきゅう)が袁璆(袁術/後漢の武将)の持っている玉璽を見つけ、許にいる献帝に返上したと言われている。この玉璽こと、伝国璽には、呉の孫堅(そんけん)が董卓討伐の時、焼け野原となった洛陽の古井戸から拾ったという逸話も残っている。

ドラマの時代は建安4年(199年)のことなので、すでに董卓は死に、玉璽が無事に劉協の元に戻っている時代となるが、三国志好きなら、「あの逸話の玉璽」として胸アツのアイテムになるかもしれない。



■第2話ネタバレあらすじ

満寵は放火の犯人を突き止めるべきだと主張するが、伏寿は火事は自分の不始末だと説明。しかし、満寵は納得せず、その後、荀彧のもとへ行き焼死体が口を閉じていることから、死後に焼かれたと推測する。また、火事が衛兵の手薄な時に起こった点に不信感を抱く。

伏寿は劉平に劉協の即位以来、笑ったことがないため、大臣の前では笑ってはいけないこと、曹操のことを「曹司空」と呼ぶべきことを教える。同時に司馬懿は劉平の消息を追って許都に到着する。

一方、満寵は宦官の死体ではないことを荀彧に報告。宦官は局部を切り取られているが、死体はすべて切り取られていたため、宦官に偽装された可能性を疑う。その後、伏寿の父・伏完らが劉協に謁見に来るが、伏寿は劉平に、質問はしないようにと指示する。

大臣たちの前に皇帝として姿を現した劉平は、伏寿に見守れて大臣たちの謁見に挑む。そこには、側室の董妃(とうひ)やその父・董承(とうしょう)がやって来ていた。伏寿は、陛下は病のうえに煙を吸ったので言葉がままならないと皆に告げる。

最初は伏寿が教えたように劉協は質問に答えていくが、満寵が防火用の水を貯めていなかった宦官の斬首を求めたところ、劉平は「宦官たちに罪はあるが、殺すほどではない。火事は天からの戒めだから厳罰は必要ない」と寛容な態度を取り、伏寿を焦らせる。また、曹司空に召された楊俊(ようしゅん)が、許都への道中、盗賊に襲われ重傷を負ったから、盗賊の討伐を命じて欲しいと言われると、楊俊の具合を聞き、伏寿につねられてしまう。

なんとか謁見を乗り越えた劉平だが、今度は側室で皇帝の子を身籠っている董妃(とうひ)がやって来る。伏寿から「労わるように」とアドバイスをされるが、劉平はぎこちない態度を取り余計に怪しまれる。案の定、董妃は董承に 「陛下の様子がおかしい。なんだか人が変わったみたい。」と漏らす。

一方、満寵(まんちょう)も皇帝の様子について疑念があると荀彧に話す。宦官を許したことや楊俊を気づかったり。楊俊の息子は、顔を潰されていたし、火事から出て来た遺体も含め、身元がわからない屍が1日に2体も出たことは偶然ではない。火の中に残された人物が何者なのだろうと話す満寵に、荀彧は、「臣下である我々は確証を得るまで他言するわけにはいかぬ」と戒める。

その頃、司馬懿(しばい)は弘農王祠にやって来る。そこには劉協の兄である劉弁の位牌があり、別室に入ると、楊平に渡したはずの医書と、楊平が着ていたと思われる衣の端切れが火鉢に残っていた。その時、司馬懿の首元に唐瑛(とうえい)の刃が突きつけられる。宮中を焼き、焼死体と弟を入れ替えたのかと司馬懿は詰め寄り、真相を明らかにすると決意を新たにする。

伏寿は焼死体の埋葬を命じる一方で、劉平の女性経験のなさを見抜き、彼を慣れさせるために接触する。その頃、董承は劉協からの詔を賜り、家来の将軍たちを集め曹操討伐の計画を立てていた。そこへ、楊修が現れ、贈り物だと言って袋を投げる。開けてみると切り取られた指が5本。屋敷を取り囲んだ満寵の間者のものだった。楊修は董承たちに行動するなら慎重にするよう釘を刺す。

冷寿光から、満寵が焼死体が宦官ではないと疑っていると聞き、伏寿は焼死体の埋葬を急がせる。劉平は、兄と伏寿の漢王朝再興にかける決意を聞き、兄の人柄はどんなものか知りたくなる。伏寿は、14歳で婚礼をあげた初夜のことを語り出す。皇帝から賢く品がある妻はいらない、巻き返すための力になる忠臣が欲しいと言われ、伏寿は、皇帝の手を噛み、滴る血を酒に混ぜて、杯を酌み交わしたことを明かした。するとそこへ太監の張宇(ちょうう)がやって来て挨拶をした後、「陛下はどこに?」と聞くのだった。



[原題]

三国机密之潜龙在渊
三国機密/三国志 Secret of Three Kingdoms
[制作] 2017年 中国



【放送予定】

BSP4K(日)21時00分 9月8日(日)開始
BS(木)24時25分 9月12日(木)開始
((金)午前0時25分9月13日(金)開始)
[話数] 全33回(予定)
[音声] ステレオ2か国語
(主音声:日本語吹き替え/副音声:中国語)/[字幕放送] 有り

NHK「三国志 秘密の皇帝」番組サイト

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