BS12「上陽賦〜運命の王妃〜」(68話版)第6話-第7話:謝貴妃の自死~子澹の裏切り【ネタバレ】

16時00分ドラマ
(c) 2021 China International Television Corporation

中国ドラマ「上陽賦~運命の王妃~」(全68話版)、BS12ウェルビにて9月24日放送の第6話と第7話のあらすじと見どころを紹介しよう。予告動画は番組サイトで視聴できる。
※放送は月・火曜日16時から2話連続。



「上陽賦〜運命の王妃〜」は、⼈気⼩説『帝王業』を原作にした時代劇。架空の古代中国を舞台に、不本意な政略結婚で結ばれた二人が、やがて心を通わせ互いに支え合うようになり、民のために戦う超本格歴史スペクタクル。
【「上陽賦」を2倍楽しむ】では、各話のネタバレ(あり、なし)あらすじや見どころ、豆知識や架空の国・成(王朝)の時代設定や、人物紹介、音楽(OST)、ロケ地などはまとめているので、視聴の参考にされたい。


■キャスト

押さえておくべき5人
比べてみた!“宋懐恩”vs“胡光烈”
王儇(以下、王ケン)/阿嫵/豫章王妃役:チャン・ツィイー(章子怡)/声:魏涼子
蕭綦(以下、蕭キ)/豫章王役:ジョウ・イーウェイ(周一囲)/声:阪口周平
馬子澹(したん)役:トニー・ヤン(楊祐寧)/声:庄司然
賀蘭箴(がらんしん)役:ユアン・ホン(袁弘)/声:伊東一人
馬子隆(ばしりゅう)役:グオ・ジアミン(郭家铭)/声:島津耕介
馬子律(なしりつ)役:プ・バージャ(浦巴甲)/声:竹内想
王藺(おうりん)役:ユー・ホーウェイ(于和偉)/声:志村貴博
 ほか


■第6話「謝貴妃の自死」

皇后は臣下を前に、朝廷に支障をきたさないため皇太子・子隆が国を治め、王藺が摂政となること発表する。宛如は子隆に、謝貴妃を救ってくれと懇願するが、子隆にその力はなく、謝貴妃と子澹、謝淵らは天牢に送られる。

王藺は弟・王栩(おうく)に、謝淵や皇帝の側近である侍中・温宗慎と親しかった臣下を見張らせる。王栩は、皇帝を殺さなかった理由を尋ね、王藺は皇帝が死ねば、諸王が弔問を理由に兵を連れて皇都にやってくる。そうなれば皇都をまもる禁衛軍も歯が立たないと教える。太刀打ちできるのは20万の兵を抱える寧朔軍、蕭綦のみだ。

王藺は朝廷で、発見された毒は「烏頭」で、謝氏の屋敷から証拠が出たために一族を捕えたと報告し、処罰しなければならないと主張する。温宗慎が重臣である謝氏一族を投獄すると臣下が異議を唱えるだろうと反対する。皇后は天牢の謝貴妃を訪ね、無実を訴える謝貴妃に子澹を救いたければ罪を認める自白文を書けと迫る。謝貴妃は子澹を守るために自白文を渡し自死する。

桓公は第2皇子・子律に質問され、以前から謀反を計画していた王藺(おうりん)は、各地の皇族の力を恐れて動かずにいた。今回、皇帝が倒れたことを諸王が知れば兵を連れて皇都に来るので、それを防ぐには豫章(よしょう)王・蕭綦(しょうき)の20万の兵力を手に入れるために、阿嫵(あぶ)こと、王儇(おうけん)と婚姻させようとしていると分析する。これを聞いた子律は、蕭綦と宛如の婚姻を防いだのだから、王儇との婚姻も阻止できると自信ありげだが…。

子澹の身を案じる王儇に皇后は、助けられるのはそなただけだと、改めて蕭綦との婚姻を迫り、王儇は子澹を助けるために受け入れるしかない。馬瑾若(ばきんじゃく)は娘を利用して兵力を手に入れようとする王藺を責めるが王藺は、有力士族も力を失くしている今、権力を持つ将軍との婚姻のみが家門の栄光を維持する道なのだと説明。そして蕭綦のような身分の低い戦士が命がけで敵を退けてきたから国は守られたのだとも。これを聞いていた王夙(おうしゅく)も父に考え直すよう求めるが、逆に王夙の不甲斐なさを責められる。そこに王儇が来て蕭綦との婚姻を承諾すると告げる。

宋懐恩(そうかいおん)は蕭綦に、この婚姻が不自然だと疑問を投げかける。お前ならどうするという蕭綦に、婚姻はしても丞相に手は貸さないと言う部下の答えに満足したのか、蕭綦はその場を去る。

■見どころ:王藺が高価な贈り物とともに王儇との婚姻を持ち込んだ際に、蕭綦の生真面目で心根の優しさもしっかり描かれた。そんな蕭綦の側近、宋懐恩(そうかいおん)はなかなか融通が利く人物のようで、どこまで蕭綦の生真面目さに付き合えるのか、少々気になる。



■第7話「子澹の裏切り」

上陽賦(c) 2021 China International Television Corporation

王儇の元に謝宛如(しゃえんじょ)が訪ねてくる。宛如は、あれほど子澹(したん)を慕っていた王儇が急に考えを変えたことは、本意ではないだろうと問い詰めるが、王儇は「尊敬してきた英雄の妻になるのは夢だった」と本心を隠す。宛如は、王儇がまるで別人のようだと感じる。そして祝いの真珠の付いたかんざしを握らせるも、絶交して立ち去る。宛如を見送った後、なぜ本当のことを言わなかったのかと聞く侍女の蘇錦児(そきんじ)に「私の裏切りだと思って、忘れ去ってほしいから」と答える王儇。

王儇の決断で、宛如の父・謝淵(しゃえん)は死罪を免れるが、一族のほとんどは皇都から追い払われる。子澹は母の罪を償うために皇都郊外の皇帝陵で墓守を命じられる。天牢を出て謝貴妃の弔いをする子澹の所に瑾若が来て、娘が自らの婚姻と引き換えに子澹の命を守ったことを明かす。2人で逃げるために船を用意するので、翌日子の刻に東の漁場の端まで行くよう説得する。

天牢を出て謝貴妃の弔いをする馬子澹の所に瑾若が来て、娘が自らの婚姻と引き換えに子澹の命を守ったことを明かした。2人で逃げるために船を用意するので、翌日子の刻に東の漁場の端まで行くよう説得するが…。

第2皇子・子律(しりつ)に馬氏の危機を救ってくれと懇願された温宗慎は蕭キを訪ね、王ケンと結婚するなら自分を殺せと迫る。そしてこの婚姻が王氏の謀反計画の一部だと打ち明ける。皇位をめぐる血みどろ争いを知った蕭キは、抗争に巻き込まれないよう婚姻を辞めることを決意する。

瑾若は長年自分と王ケンに仕えてくれた徐(じょ)女官を使って警備の者たちを眠らせ、王ケンを脱出させる。王ケンは東漁場の横に到着するが子澹はなかなかやって来ず、雨の中時間だけが過ぎていく。

瑾若は祠堂にいる王藺の所に行き、先祖の位牌前で、皇帝に毒を持ったことを白状させ、懐剣を振り上げ夫を殺そうとするが、できずに自害しようとする。それも王藺に止められてしまう。その時、王ケンがいないとの連絡が入る。

皇位をめぐる血みどろ争いを知った蕭キは、抗争に巻き込まれないよう婚姻を辞め皇都を去ることに。王氏の勢力に発見されずに去るため、川沿いに進み雲津の渡しを経由する道筋を選ぶ計画を周到に進める。

王ケンが消えたと知った王藺は娘の後を追って発見する。「臆病者の子澹は来なかった。お前を憎んでいるからだ」という父の言葉を聞いた王ケンは、子澹からもらった翡翠のかんざしを投げ捨てて父に従う。夜が明け、やっと決心がついた子澹が約束の場所に着いた時、割れたかんざしだけが残っていた。

■見どころ:子澹を救うために蕭綦との婚姻を受け入れた王儇の悲しい決心が描かれるが、それを止めようとした馬瑾若(きんじゃく)の娘を思う親心に泣かされる。せっかく作ってくれたチャンスを、馬氏への復讐と王儇への愛で迷った子澹(したん)。彼の決断力の鈍さが王儇を手放してしまうことに。子澹が見つけた翡翠のかんざし、宛如が絶交の印のように渡した真珠のかんざし、そして婚姻初夜に戦地に駆け付けた蕭綦への怒りを宋懐恩にぶつけるシーンで懐恩に投げ渡した婚礼用のかんざし。今回はかんざしが効果的に使われている。



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 2024年9月16日スタート 月・火16時~ 2話連続(全68話版無料BS初放送)
予告編

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