「三国志 秘密の皇帝」第6話:孤独な劉平(マー・ティエンユー)が激怒 ネタバレあらすじ(全33話)

10月06日21時59分 ドラマ
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BSP4Kで10月13日(日)、BSPでは17日(木、深夜)放送予定の第6話で劉平(りゅうへい)が憤慨!側室の死、反乱の失敗、孤独な皇帝の下した決断とは・・・第6話のネタバレあらすじと見どころ、豆知識を紹介する。NHK番組サイトでは予告動画や相関図も公開している。
※BSの放送時間が11月7日(木)第9話から「毎週木曜231時45分」に変更となります。



「三国志 秘密の皇帝」は、亡き皇帝、献帝・劉協と入れ替わった双子の弟・劉平が、愛と民のために闘うもう一つの三国志ロマン。【「三国志 秘密の皇帝」を2倍楽しむ】では、時代背景、人物・キャスト紹介などまとめているので、視聴の前にチェックしておくと初回から楽しめるはず。
相関図はこちら⇒【第1回~ 人物相関図】


■キャスト

メインキャスト(6人)・役柄・実在人物紹介
押さえておくべき(17人)キャスト・役柄
劉平(りゅうへい)/皇帝 :マー・ティエンユー 马天宇 [声:浪川大輔]
司馬懿(しばい)/仲達:エルビス・ハン 韩东君 [声:峰晃弘]
伏寿(ふくじゅ)/皇后:レジーナ・ワン 万茜 [声:久保ユリカ]
唐瑛(とうえい):ドン・ジエ 董洁 [声:折井あゆみ]
郭嘉(かくか)/奉孝:サニー・ワン 王阳明 [声:山本兼平]
任紅昌(じんこうしょう):ドン・シュエン 董璇 [声:田所あずさ]
曹操(そうそう)/孟徳:ツェー・クワンホウ 谢君豪 [声:早川毅]
曹丕(そうひ)/子桓:タン・ジエンツー 檀健次 [声:小笠原仁]
 ほか



※あらすじはネタバレになっています。気になる方は「見どころ」と「豆知識」を参考に、「あらすじ」は視聴後の確認用としてご覧ください。またDVD版(全54話)を参考にしているので、あらすじが前後することもあります。放送後に調整します。



■第6話見どころ

董承(とうしょう)の反乱が失敗し、王子服(おうしふく)や董妃(とうひ)を失う劉平。死ぬことでしか大好きな唐瑛を胸に抱けなかった王子服の悲しい最期が胸を打つが、大事な人たちの命が奪われた劉平は激怒。普段は穏やかな劉平だが、演じるマー・ティエンユーが怒りの演技で魅了する。大臣の前で唾を吐き、伏寿にも当たりちらし、孤独であることを悟った劉平は、一度は許都を離れるが、皇帝としての人生に腹をくくる重要回。



■豆知識:曹家には優秀な息子がいっぱい

兄の敵を前に怒りをあらわにした曹操(そうそう)の次男・曹丕(そうひ)。曹操には13人の妻がおり、32人の子宝に恵まれ、その中でも25人の息子たちがいたと言われている。第6話で兄の敵である張繍に怒りをあらわにした曹丕だが、その兄というのが長男・曹昴(そうこう)だ。

197年の宛城(えんじょう)の戦いで、曹操が敵方の張清(ちょうせい)の未亡人・鄒氏(すうし)に惚れてしまい、その隙をついて張繍が夜襲をかけたが、その時、父・曹操を逃がすため、曹昴は馬を譲り、自ら張繍の相手となり命を落とした。ドラマの中で、曹丕が曹昴の最期を回顧して「馬車の中に自分もいた」というのは、張繍の襲撃のことを指しているのだろう。

長男の死、そして次男・曹鑠(そうしゃく)は病気で早世していることから、後継者となり、後の文帝となるのが曹丕。そんな曹丕のライバルと言われたのが五男の曹植(そうしょく)だ。七歩の間に詩を作ることから“七歩の才”と呼ばれる曹植は、文才があるだけでなく、礼法に捕らわれず、闊達さと奔放さを合わせ持つ天才肌だったと言われている。そんな曹植の才能に嫉妬した曹操は「七歩歩く間に詩を作らないと殺す」と命じたほど。兎にも角にも優秀な息子たちがたくさんいる曹家の動向はこれからも注目していきたい。



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■第6話ネタバレあらすじ

司馬懿が馬車を走らせ弘農王祠(こうのうおうし)に到着する。唐瑛に助けを求めるが、後を追って来た兵士たちに囲まれ絶体絶命に陥る。王子服は唐瑛が仲間だと悟られないように、司馬懿に対決を申し出て剣を交えるが、迫る兵士たちに唐瑛が応戦しようとしたので、王子服は唐瑛の剣に自ら突き刺さり「やっとそなたをこの手に抱ける」と言い残し命を落とす。そして董妃も出血がひどく間もなく息を引き取る。

司馬懿は唐瑛を問い詰め、すでに劉協(りゅうきょう)が死に、弟である劉平が皇帝になったことを理解した。その頃、曹操の屋敷には董妃の遺体が運び込まれ、劉平は失意にくれる。劉平は集まった大臣たちの前で、反乱の首謀者である董承を討った張繍に、曹操の長男を殺害したはずが、今一度曹操に下るとは節操がないとなじり、賈詡(かう)に「そなたは天下をかき乱しては、それを正している。何のためだ」と怒鳴りつけ、周囲を驚かせる。「それは、ただ陛下のため」と答える賈詡に向かって、劉平は唾を吐いた。

それでも怒りがおさまらない劉平は、敷地内で董妃の供養をすると主張。違法だと荀彧が反対しても聞く耳を持たない。劉平は董妃の遺体と対面し、兄の血を引いた子を守れなかったことを悔やみ、申し訳ないと謝罪する。劉平は報告書が早く届いたことで、反乱は仕組まれたもので、董承は犠牲になったのだと悟る。信頼できる仲間がいない劉平は、伏寿たちの操り人形になっていることに孤独を感じる。失意の劉平に、伏寿は、いかなる困難にも自分が陛下の側にいると言って口づけした。しかし楊修(ようしゅう)や伏寿たちが反乱の被害を受けていない事に気づいた劉平は、考える時間が欲しいと言って伏寿から離れる。

翌朝、劉平は伏寿が止めるのも聞かず、司馬懿の元に行かせてくれなければ皇帝を降りると言い出す。堅い意思を感じた伏寿は、朝議を取りやめ、劉平に護衛の変装をさせて司馬懿がいる弘農王祠へ向かった。寝たふりをする司馬懿に劉平は、黙って出て来たことを謝るが、司馬懿は突然起き上がり「司馬懿の弟が操り人形になるとは」と言って軽く頬を叩いた。

そして、満寵(まんちょう)に火事を怪しまれたため、董承をだまし突撃させ、火事のことを忘れさせる魂胆であったことを見破った。これで満寵は疑いを忘れ、楊修を内部に送り込める。劉平は、今回のことで3人の忠臣と数百人の義士の命を落としたのは、全て自分と伏寿たちのせいだと言い、“先帝の意思”を盾に人を駒のように扱う彼女たちを罵ると、司馬懿と共に河内へ帰ると言って出て行ってしまう。街に戻った伏寿は、張繡の取り調べを受けるが、そこへ「兄の敵」と言って曹丕が襲撃してくる。

一方、温県へと馬を走らせる劉平と司馬懿は、落ち着いたら江南へ行こうと話していた。そこへ董承の配下らしき人々が連行されていくところに出くわす。思わず伏寿を思い出した劉平は、自分がいないことで伏寿の命が危険にさらされると戻ることを決意する。司馬懿は「優しさは弱さではない。信念を持たぬことが弱さなのだ。」と説いた。その頃、許都では、曹丕が兄を手にかけた張本人・胡車児(こしゃじ)を襲い、殺したのは自分ではないと言って行きを引き取る。

劉平の後をついて来た司馬懿は、兵力がなければ諸侯の力を借りれば曹操に対抗できると教え、満寵に勝つまで会えないが、新たな姿で劉平の前に現れると約束し、2人は馬上で固く手を握り合った。曹丕は敵討の勇気をくれた伏寿に感謝するが、悲しそうな伏寿を慰めるため剣舞を披露しようとする。そこへ下(べん)夫人がやって来て、張繍を襲ったことを責めるが、そこに帰ってきた劉平が割って入る。戻って来た劉平に、伏寿は簪を抜き取り、この簪で自分を殺し、曹操に私が反逆者だと言うように迫る。劉平は、「私はあなたを傷つけない。」と言い、国も伏寿も自分のやり方で救うと約束する。



[原題]

三国机密之潜龙在渊
三国機密/三国志 Secret of Three Kingdoms
[制作] 2017年 中国



【放送予定】

BSP4K(日)21時00分 9月8日(日)開始
BS(木)24時25分 9月12日(木)開始
((金)午前0時25分9月13日(金)開始)
※BSの放送時間は、11月7日(木) 第9話から「毎週木曜23時45分」に変わる
[話数] 全33回(予定)
[音声] ステレオ2か国語
(主音声:日本語吹き替え/副音声:中国語)/[字幕放送] 有り

NHK「三国志 秘密の皇帝」番組サイト

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