「高麗契丹戦争」第17話・第18話:キム・ドンジュン、チェ・スジョンに憤り…落馬|日本初放送

07時00分 ドラマ
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韓国専門チャンネル「KNTV/KNTV801」で日本初放送中の「高麗契丹戦争」(原題)。今回紹介する第17話と第18話では、絶対的な信頼関係にあった顕宗(キム・ドンジュン)とカン・ガムチャン(チェ・スジョン)が対立することに…また、原作者から問題視された顕宗の落馬シーンがあるのも今回。この回のネタバレあらすじと見どころを紹介する。予告動画はKNTV番組HPで公開中だ。



「高麗契丹戦争」(原題)って?

本作は、数々の苦難を乗り越えて高麗に平和をもたらした8代王・顕宗と、彼の政治の師でもある姜邯賛(カン・ガムチャン)将軍を中心に、契丹の侵攻にさらされた激動の高麗時代を描く超大型本格時代劇。時代背景や実在人物、各話のあらすじと見どころ、豆知識などは【「高麗契丹戦争」を2倍楽しむ】でまとめている。



■キャスト

 ⇒【キャスト、登場人物、実在人物の紹介】
カン・ガムチャン(姜邯賛)役:チェ・スジョン
顕宗(ヒョンジョン)/大良院君/スン役:キム・ドンジュン(ZE:A)
ヤン・ギュ役:チ・スンヒョン
元貞王后(ウォンジョン)/第一王后役:イ・シア
元成王后(ウォンソン)/第三王后役:ハ・スンリ
契丹の老将ソベアプ(蕭排押)役:キム・ジュンべ
契丹皇帝ヤユルユンソ(耶律隆緒)役:キム・ヒョク
 ほか



■第17話あらすじ

開京に臨時の滞在場所を設置した顕宗(キム・ドンジュン)は、刑部侍郎(※)に任命したキム・ウンプ(チョ・スンヨン)が娘ウォンソン(ハ・スンリ)と再会する。元貞王后(イ・シア)は公州で世話になったことに感謝し、ウンプは安堵する。
※刑部侍郎:法律が刑罰を司る刑部の次官職

チ・チェムン(ハン・ジェヨン)は裏切り者タク・サジョン(チョ・サンギ)を斬ろうとするが、カン・ガムチャン(チェ・スジョン)に阻止される。顕宗に罰してほしいと願うが、顕宗は逆賊を断罪する代わりに、高麗を改革し地方豪族を制圧する計画を明かす。ガムチャンに協力を求めるが、ガムチャンは時期尚早と反対する。

顕宗は重臣たちに「高麗の力を一つにし、民衆を統治するために役人を派遣し、豪族の権力を奪う」と宣言するが、ガムチャンを含む臣下たちは従わない。顕宗はガムチャンに従わない理由を問い、ガムチャンは「改革には抵抗があり、今は戦争準備が優先」と進言するが、顕宗は聞き入れない。顕宗の改革がウンプの影響によると疑う重臣たち。そんな中、元貞王后はウォンソンが顕宗と夜を共にしたことを知る。

国境では契丹の偵察隊が頻出し、将軍チョン・ソン(キム・サノ)は侵攻を懸念する。その頃、契丹ではソベアプが顕宗の不従順を理由に、10万の小規模部隊の出兵を計画していた。顕宗はウンプの助言でチェ・サウィ(パク・ユスン)、チェ・チュンスン(ハン・スンヒョン)、チャン・ヨヌ(イ・ゴン)を説得し、改革を進める。しかしこの計画は忠州の豪族パク・ジン(イ・ジェヨン)の耳にも届き、彼は豪族の長であるカン族長(アン・ソクファン)と共に反乱の準備を始める。

ガムチャンは戦争が終結していない中、まず契丹内部の動きを把握すべきと考え、顕宗と対立。ウンプはガムチャンの説得を試みるが失敗する。

一方、元貞王后は顕宗とウォンソンのことを理解しつつも気にするようになる。その頃、顕宗は戦中に亡くなった将軍たちの冥福を遺族たちと祈る。すると遺族から城を捨てて逃げた将軍たちを断罪してほしいと懇願され、心を痛める。開京への帰路、偶然出会ったウォンソンに励まされる。そこに多くの官吏が辞職を申し出たという知らせが届く。

計画決行にはどうしてもガムチャンの協力が必要と考える顕宗は、再度頭を下げて協力を頼む。しかし、ガムチャンは最後まで首を縦に振らず、顕宗はついにガムチャンを罷免する。</p>



■感想、見どころなど

裏切りものを許すだけでなく、昇進までさせた顕宗。これには忠臣たちだけでなく、遺族たちの怒りも買った。遺族を弔う寺に裏切り者のタク・サジョンを同席させた顕宗。「犯した罪を骨身にしみよ」との考えかもしれないが、少々配慮が足りなかったようだ。そして、王になって以降、絶対的な信頼関係にあった顕宗とガムチャン。2人の契丹に対するとらえ方の違いが露呈した今回。顕宗はガムチャンの忠心まで疑い、罷免を言い渡すという衝撃のエンディングとなった。



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■第18話あらすじ

顕宗はガムチャンに二度と自分の前に現れないよう警告した。しかし元貞王后もまた豪族を敵に回すべきでないと進言する。その頃、ウォンソンは忠州で豪族たちの集会を探っていた。

一方、ガムチャンの家には王に不満を持つ臣下たちが集まるが、ガムチャンは豪族の力を削ぐことには賛成だ。ただ時期尚早なだけだと述べて彼らを帰らせる。しかし、臣下たちの辞職が続き、国政が滞る事態に発展する。

これほど反対が強いことに驚いたウンプは、自分に責任があると考え、戦争中に裏切った者たちを利用するよう顕宗に進言する。しかし、顕宗は汚いやり方に激怒する。ウンプは、何があっても勝つことが必要だと説得し、結局顕宗はウンプの案に従う。

裏切りを許した者たちを集めて、復職を命じた上で地方への派遣にも積極的に従うよう圧迫する。タク・サジョンは「許しておいて、今になってそれで操るつもりか」と、不満を募らせるが、これにより朝廷は動き出す。

ウォンソンが忠州での任務から戻らないと聞き、顕宗は兵を派遣する。ウォンソンは無事に戻るが、成果はなく、パク・ジンに捕らえられたと報告する。パク・ジンは親睦の集まりだと言い、ウォンソンが王の女だと知っていたと話す。パク・ジンは開京で内史侍郎ユ・ジン(チョ・ヒボン)に接触し、ウンプの罪を探り排除を図る。元貞王后もウンプを邪魔に感じ、ガムチャンを使って排除させるようユ・ジンに指示する。

一方、西京の判官たちがガムチャンを訪れ、将軍たちがタク・サジョンを許したことに不満を募らせていると報告する。さらに、カン・ミンチョム(イ・チョルミン)から、ウンプが公州で戸長の子息を徴発から除外した罪を犯したと報告される。ガムチャンはウンプに確認した後、顕宗に「刑部侍郎を罷免してください」と告げるが、顕宗は冷たく返す。ガムチャンは「名誉を守らなければ高麗軍は崩壊する」と訴えたが、顕宗は苦悩しながらも拒否する。

その後、ガムチャンはウンプの弾劾を上疏し、これを知った顕宗は激怒してガムチャンの元へ駆けつける。「今すぐ開京を去りなさい。二度と私の目の前に現れるな」と言い放った。怒りに耐えきれず、走っている馬から落ちた顕宗は血を流した。





■見どころ、豆知識

ガムチャンの上訴でウンプの罪が明らかになった。まさに四面楚歌の顕宗。この回、ラストでガムチャンへの怒りのあまりに落馬してしまった顕宗。衝撃的なラストだったが、これは原作にないエピソード。これについて、原作者のキル・スンスは、自身のブログに「第16話、ヤンギュの戦死以後の原作の内容」と題してこの回の「第18話に描写されたヒョンジョン(キム・ドンジュン)の落馬は原作にない。」と不満を述べて話題になった。さらに「韓国史上、最も名高い君主と評価されている人をバカにしている。(中略)」「太宗イ・バンウォン」でも、馬であんなに苦労したのに、また落馬だなんて」と、皮肉を言った経緯があった。ちなみに、「太宗イ・バンウォン」では落馬シーンを撮影する過程で、馬が死亡し、動物虐待の指摘を受けて制作陣が、罰金刑を言い渡されたという展開があった。



■『高麗契丹戦争』(原題)

放送日時 8月16日(金) 日本初放送スタート
毎週(金)20:00~22:10 (2話連続)
再放送日:毎週(木)11:30~13:40(2話連続)
話数 全32話



KNTV「高麗契丹戦争」(原題)

■視聴方法
KNTVはスカパー!、スカパー!プレミアムサービス、ひかりTV、J:COMほか各ケーブルテレビで視聴可能。

KNTV視聴方法ページ

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