BSフジ「大王の道」第21-25あらすじ:ムンの出産~憎しみの果てに
BSフジにて放送の「大王の道」は、韓国史劇の巨匠イ・ビョンフン監督の幻の名作韓国時代劇。10月14日からの第21話~第25話のあらすじとドラマ視聴に役立つ見どころや豆知識を一緒に紹介、番組サイトには予告動画が公開されている。YouTubeにて第1話が視聴できる。但し日本語字幕なし。
「大王の道」は、朝鮮王朝第22代王・正祖(イ・サン)の父、思悼世子(荘献世子)を軸に3世代にわたる権力者の栄光と悲劇を描いた作品。韓国でMBCが1998年に放送された。
■キャスト
思悼世子:イム・ホ
恵慶宮洪氏:ホン・リナ
淑媛:ユンソ
英祖:パク・グニョン
ほか
■第21話 ムンの出産
英祖の跡継ぎとなる男児の母になることを確実にするため、ムン淑媛はサングクに替え玉の赤子を宮中に運ばせるが、途中、イ・ジョンソンが送り込んだ守門将に疑われ検問で止められてしまう。さらに、ムン淑媛の子供を入れ替えるという噂は、大王大妃の耳にまで届き、順調に進んでいた計画が最後に崩壊。ムン淑媛はひどく動揺する。計画を漏洩したのはムン淑媛の悪事を側で見ていたハン尚宮だった。そんな中、ムン淑媛はついに出産するのだが…。
一方、英祖の断食と思悼世子の座り込みは依然続いていた。そんな中、英祖はキム・サンノを呼び出し、世子にお灸をすえてこれで終わりにするつもりだったが…。
この時までは、英祖は世子の廃位までは考えていなかったはず。それが今回からどんどん深みにはまっていく。キム・サンノは英祖にいったい何を吹き込んだのか?
ⓒMBC 1998 All Rights Reserved■第22話 暴走する英祖
思悼世子と英祖の関係が悪化するのを心配し、恵嬪ホン氏は陰で必死に思悼世子を支えるが、父子間の葛藤は深まるばかりだった。ムン淑媛は男児を生むことが出来ずひどく落ち込んでいたが、その野望はとどまることを知らず、世子の悪評を宮中に広めようとしたり、失言を装っては映嬪イ氏にバラしたり、和緩姫は、そんなムンを許せずついに手をあげる。しかし、こんなことでおとなしくするムン淑媛ではない。次なる悪事を企てようとしていた。
「イ・サン」では正祖と敵対する和緩(ファワン)姫だが、ここでは、正祖の父である兄想いの優しい妹。
ⓒMBC 1998 All Rights Reserved■第23話 夫婦の絆
和緩姫に侮辱されたという噂が宮中に広まり、ムン淑媛は立場を失ってしまう。一方、度重なる英祖の暴走に耐えきれなくなった思悼世子は、今度は本物のキム・サンノに向けて矢を放ち脅す。これに怯えたキム・サンノは、ますます世子の廃位を実現しようと躍起になる。世子は、英祖の自分への疑いを晴らすために、英祖の前で自決することを決意する。恵嬪ホン氏も、夫の意に従い命を絶つことを心に決めるが…。
ここまで来ると、英祖の真意が計り知れない。世子と老論の本格的な戦いに、父子の溝が深まるのは必至。
ⓒMBC 1998 All Rights Reserved■第24話 辛壬士禍の真実
ホン・イナンに兄ソングクまで侮辱されたムン淑媛は、恵嬪ホン氏のもとを訪れ、「謝罪しろ」と暴言を吐く。さすがの恵嬪ホン氏もこれにキレ、ムン淑媛を部屋から追い出す。思悼世子を心配した恵嬪ホン氏は事実を伏せていたが、これが暎嬪イ氏の耳に入ってしまう。一方、思悼世子は幼い頃に自分の世話をし、辛壬士禍の話を聞かせてくれたハン・スギュを思い出し、事件の真相を究明しようとしていた。そして、ムン淑媛の暴挙をあとでしった世子は、刀を握って飛び出す…。
辛壬士禍(しんじんしか)とは、景宗暗殺嫌疑による少論の老論粛清事件。第1話あらすじで詳しく説明。
ⓒMBC 1998 All Rights Reserved■第25話 憎しみの果てに
ムン淑媛の宮殿に刀を持って侵入した思悼世子は、ムン淑媛を殺そうとする。自ら犯した過ちの大きさに気付いたムン淑媛だったが、思悼世子に恐れをなすどころか、仕返しをしようと裏で策略をめぐらす。英祖は思悼世子を陰で操る人物を探るよう指示し、思悼世子に会うことすら拒むようになる。崩れそうな気持ちをなんとか持ちこたえてきた世子だったが、英祖の仕打ちにまたもや自暴自棄に。禁酒令を無視して就善堂で酒浸り?
就善堂(チソンダン)というのは、あのチャン・ヒビン(張禧嬪)の住まい。そしてチャン・ヒビンとは触れてはいけない、景宗の母だ。
◇BSフジ「大王の道」番組公式サイト
2024年9月16日スタート 月-金10:00-11:00
◇YouTube予告動画
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