日本初放送「高麗契丹戦争」第19話・第20話:絶体絶命のチェ・スジョンの前にキムドンジュン登場

07時00分 ドラマ
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韓国専門チャンネル「KNTV/KNTV801」で日本初放送中の「高麗契丹戦争」(原題)第19話では、顕宗(キム・ドンジュン)と元貞王后(イ・シア)の間の亀裂がどんどん広がり、第20話はカン・ガムチャン(チェ・スジョン)のピンチに顕宗が駆けつける。この回のあらすじと見どころを紹介する(ネタバレあり)。予告動画はKNTV番組HPで公開中だ。



「高麗契丹戦争」(原題)って?

本作は、数々の苦難を乗り越えて高麗に平和をもたらした8代王・顕宗と、彼の政治の師でもある姜邯賛(カン・ガムチャン)将軍を中心に、契丹の侵攻にさらされた激動の高麗時代を描く超大型本格時代劇。時代背景や実在人物、各話のあらすじと見どころ、豆知識などは【「高麗契丹戦争」を2倍楽しむ】でまとめている。



■キャスト

 ⇒【キャスト、登場人物、実在人物の紹介】
カン・ガムチャン(姜邯賛)役:チェ・スジョン
顕宗(ヒョンジョン)/大良院君/スン役:キム・ドンジュン(ZE:A)
ヤン・ギュ役:チ・スンヒョン
元貞王后(ウォンジョン)/第一王后役:イ・シア
元成王后(ウォンソン)/第三王后役:ハ・スンリ
契丹の老将ソベアプ(蕭排押)役:キム・ジュンべ
契丹皇帝ヤユルユンソ(耶律隆緒)役:キム・ヒョク
 ほか



■第19話あらすじ

顕宗は馬を走らせている最中に落馬して血を吐き、王の主治医は「肋骨が折れたせいかどうか分からない。しばらく様子を見なければならない」と診たてた。駆け付けた元貞王后(イ・シア)は顕宗の手を握って涙を流した。

顕宗の落馬はカン・ガムチャンにも届き、すぐに駆けつけるがキム・ウンプに「あなたのために起きたことだ」と門前払いされる。後ろ髪をひかれながらも故郷に戻ったガムチャン夫妻を、他の豪族たちは冷遇するが、豪族の長カン族長(アン・ソクファン)は、豪族弾劾を止めたと知るがガムチャンを歓迎する。

顕宗は一命をとりとめたがまだ意識は戻らない。すると元貞王后はこの機会にキム・ウンプ(チョ・スニョン)を排除しようと老臣ユ・ジン(チョ・ヒボン)と計画を立てる。まず、顕宗への忠心の篤い宰相(大臣)チェ・チュンスン(ハン・スンヒョン)とチェ・サウィ(パク・ユスン)をそれぞれ開京の南と北西方面に異動させる。残るのは意志の弱いチャン・ヨヌ(イ・ゴン)だけとなる。

いよいよ王后自らキム・ウンプの罪を厳しく問うことに。ところが珍しくチャン・ヨヌが強気でウンプを擁護する。しかし王后は豪族たちを証人として呼び、「キム・ウンプから豪族の息子を参戦させない代わりに金品を要求された」と証言する。さらにはウンプの屋敷から銀も発見され、ウォンソン(ハ・スンリ)まで呼び出して、罪を問う。たまりかねたウンプが、全ての濡れ衣を認めた時、意識の戻った顕宗が姿を見せる。

しかし、既にウンプは自白した後で、臣下たちは厳重な処罰を求める。その窮状を救ったのはカン・ガムチャンだった。ガムチャンは、王族は罪に問われないという決りを利用して、ウォンソンを顕宗の王后として迎える秘策を手紙で知らせたのだった。</p>

■感想、見どころなど

戦中では、王に寄り添った元貞王后だったが、やはり王室優先の考えは変わらない。顕宗の意識が戻る前にウンプを排除しようとその娘ウォンソンまで侮辱する。ここでは、いつもは逃げてばかりのチャン・ヨヌが一瞬頑張りを見せるのでお見逃しなく。

また、ガムチャンは自分のために顕宗が落馬したとひどく後悔している様子。豪族たちの仲間入りをしたようだが、きっと考えがあってのこと。次回に期待したい。



■第20話

顕宗は、カン・ガムチャンの助言に従い、キム・ウンブの娘ウォンソンを高麗の王后として正式に宣言した。また、彼は臣下たちに対して、王の義父となったキム・ウンブの全ての罪を赦免すると発表し、今後その罪を再び取り上げる者は王室を侮辱したものと見なすと厳命した。

この知らせに対し、元貞皇后は顕宗に豪族の反発が激しくなると懸念を示し、王室の伝統に従って王妃は王室の子孫から選ぶように求めた。顕宗はこれを拒否し、自分と王后の進む道が異なると説明。さらに、元貞皇后を憎んでしまいそうな自分を怖く感じると心境を吐露した。

その夜、顕宗はウォンソンと初夜を迎えるが、ウォンソンは顕宗が元貞皇后を深く愛していることに気づく。そして「私を受け入れてくれてありがとうございます。私の父を救ってくださったことにも感謝します。でも私を王后として冊封することで、元貞王后を傷つけないようにしてください。陛下も大変つらいことでしょう」と頼んだ。

ウォンソンは王后冊封を辞したことを元貞王后にも伝える。王后はウォンソンに針仕事を担当する女官を監督する役目を与え、そんなウォンソンを女官たちは軽視する。

一方、顕宗はキム・ウンブにカン・ガムチャンからの手紙を見せ、ガムチャンとの協力を求めた。ウンブはガムチャンと寺で面会し、地方改革について話し合う。ガムチャンは改革はゆっくり進めるべきだと考えており、顕宗は彼の提案を受け入れて地方官の派遣を一時中止する代わりに、75人の安撫使を各地に派遣して地方の安定を図る決定を下した。しかし、民の反発により、派遣された安撫使の多くが任地を離れ開京に戻ってしまい、改革の最初の段階から困難に直面する。
※安撫使(アンムサ):主に地方の安定や民の安寧を図るために任命された官職。地方豪族や民衆との関係を調整し、反乱や不安定な状況を防ぐことを目的とする。

一方、ガムチャンはカン族長(アン・ソクファン)から秘密の集会に招待される。そこで豪族の首長(ソン・オクスク)が安撫使の首を切ることを命令する。するガムチャンは「それは反乱です。盗賊は一つの家門の力で打ち倒すことができても、外敵は国なしでは防げないのです。国があってこそ家門も存在するのです。その道理さえ理解できないのですか」と激怒した。

激怒した首長は、家門の名誉を汚したガムチャンに刃を向けた。その瞬間、顕宗が官軍を率いて宗家の庭に着き、斬首の危機に置かれたガムチャンと向き合った。



■見どころ、豆知識

第20話では、元貞王后の手先となった老臣ユ・ジンを顕宗はあっさり許した。そればかりか、今後も自分のそばに置いて、自分を名君にしてくれと頼んだ。但し、今後は正しい方法でと付け加えた。しかし気になるのはそんなユ・ジンに王を恨む豪族パク・ジン(イ・ジェヨン)が接触していることが気になる。ともあれ、この許しと広い心が、顕宗の凄いところだ。もちろん、許しだけではない。一度許した裏切り者タク・サジョン(チョ・サンギ)が反省するどころか、図に乗るときっぱりと切り捨て、流刑に処する潔さも持っている。

第20話の視聴率は10.1%(ニールセン・コリア、全国基準)で3週連続2桁台を突破し、人気が高まった。特に、ヒョンジョンが安撫使を派遣することについて臣下たちの意見を聞く姿と、ウォンソンが女官たちが自分について陰口言っているところを聞くシーンは、瞬間最高視聴率が10.9%(全国基準)まで跳ね上がり、最高の1分となった。



■『高麗契丹戦争』(原題)

放送日時 8月16日(金) 日本初放送スタート
毎週(金)20:00~22:10 (2話連続)
再放送日:毎週(木)11:30~13:40(2話連続)
話数 全32話



KNTV「高麗契丹戦争」(原題)

■視聴方法
KNTVはスカパー!、スカパー!プレミアムサービス、ひかりTV、J:COMほか各ケーブルテレビで視聴可能。

KNTV視聴方法ページ

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